Mont-branc（France)

2017年08月14日(月) ~ 2017年08月15日(火)

• GPS: 32:00
• 距離: 26.0km
• 登り: 3,844m
• 下り: 3,844m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 0:10
• 合計: 6:30

8:30 スタート地点
10:00 10:10 ニー・デーグル駅
12:30 グラン・クーロワール
14:50 旧グーテ小屋
15:00 グーテ小屋

2日目

• 山行: 13:10
• 休憩: 0:50
• 合計: 14:00

3:00 グーテ小屋
4:00 エギーユ・デュ・グーテ
5:00 コル・デュ・ドーム
5:40 ヴァロ小屋
6:00 ボス山稜
7:00 7:20 モンブラン
8:00 ボス山稜
8:30 ヴァロ小屋
9:00 コル・デュ・ドーム
10:00 エギーユ・デュ・グーテ
10:30 11:00 グーテ小屋
11:10 旧グーテ小屋
13:30 グラン・クーロワール
15:50 ニー・デーグル駅
17:00 ゴール地点

天候

一日目　晴れ時々曇り　二日目　快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

Les Houchesまではもう一人のクライアントの車で行き、そこでガイドと合流して行きました。

コース状況／危険箇所等

とにかく日本の山と比べると大きいので、体力と自分に負けないことが大切だと感じました。

写真

8/13 2:12

まずは予約をしていたCompagnie des Guides de Chamonixの前で、ガイドとほかのクライアントと合って翌日以降のコースの説明があります。ここは世界で一番歴史のあるガイド組合のため、ガイドさん達も本当のプロでした。お勧めします。

8/13 15:28

翌日、Mer de Glace氷河でのアイゼン・ピッケル訓練に向かいます。天気は快晴でした。

8/13 16:46

登山電車の終着駅、Montenvers駅で下りて、Mer de Glace氷河へ。

8/13 17:16

名峰、Les Druが美しかったです。同じ宿のキャンプ場にいた日本人の方は、Druに登られたということでした。

8/13 18:19

Mer de Glace氷河を進みます。奥にはGrandess Jorassesの有名な北壁が見えています。

8/13 18:35

もう一人のチームのガイドさんはかなり年配の方でしたが、非常に動きが早く、また写真のようにアイゼンの調整などもしてくれていました。

8/13 19:06

ここがまずは第一の練習場です。

8/13 19:41

トップロープで色々なアイゼンとピッケルの使い方を学んだあと、ランチタイム。

8/13 20:53

そのあとも厳しい練習は続きました。Mont-brancよりももっとテクニカルな山で使う技術だということでした。

8/13 21:19

そのあと、さらに奥の大きな谷で練習の成果を試されます。ここの結果である程度力量の合った人同士がグループ分けがされるようでした。

8/13 22:42

さらにその後、梯子はありますがほぼ垂直の壁とトラバースを経て駅に戻り、一日目は終了です。

8/14 15:21

二日目。予定ではCosmiques Ridgeにアルパインの練習に行くはずでしたが、Gouter小屋にキャンセルが出たということでMont-brancに向かうことになりました。写真はChamonixにある、フランス山岳会の建物です。

8/14 16:52

ガイドたちと一緒になり、まずはロープウェイと登山電車を乗り継いで、Nid d'Aigle駅で下ります。

8/14 17:38

ここからTete Rousse小屋までは、日本でいうと常念岳の上のような感じで特に危ないところはありません。途中にブクタン（アイベックス）がたくさんいます。

8/14 18:53

Tete Rousse小屋とPayot岩稜、そしてその上に見えるGouter小屋が宿泊地です。

8/14 19:36

落石で有名なGrand couloirはそれほど急がずに通過し、岩稜に取り付きます。

8/14 19:36

�教蕕�らいのグレードですが、日陰は凍結・積雪と岩のミックスです。

8/14 13:06

所々でガイドさんがロープを出してくれますが、三点確保をしっかり出来れば大丈夫です。また一緒のクライアントさんが写真をここからたくさん撮ってくれました。

8/14 13:34

どんどん登ります。

8/14 14:51

稜線とGouter小屋。

8/14 14:58

午後は天気が曇ってきていたので、翌日はどうかなと思っていました。（右上に登山者が小さく見えます。）

8/14 22:55

Gouter小屋は数年前に新しく建て替えられたため、とても新しく、日本のペンションのようです。

8/15 1:16

しかも料理はコース料理。小屋のスタッフさんも非常に感じが良く、とても良い雰囲気です。朝食は翌朝二時からで、好きなものを食べるビュッフェ形式でした。

8/15 3:25

翌朝、三時に出発します。

8/15 5:59

とにかく日本の山と比べると大きいので、途中から「いつかは着くよ」という感じで気長に一歩一歩登っていました。

8/15 6:34

徐々に日が明けてきました。

8/15 6:34

名峰、Aiguille Verteが下に見えました。正直なところこのあたりから全く余裕がなくなってきて、呼吸が重くなってきました。

8/15 6:48

パノラマ写真。

8/15 6:49

絶景ですが、足を一歩一歩出すことだけに集中していました。

8/15 7:12

その甲斐あって、山頂に着くことが出来ました。風も雲もなく、ガイドさんもこんな日は本当に珍しいと言っていました。

8/15 7:15

左がガイドさん、真ん中がもう一人のクライアント、右が私です。

8/15 14:19

ようやく自分でも写真を撮る余裕が出たので、自分のカメラで撮影しました。

8/15 14:19

西ヨーロッパの最高峰です。

8/15 14:19

イタリア方面。

8/15 14:25

Aiguille VerteとGrandes Jorasses、そしてスイス方面。

8/15 15:16

山頂には20分ほどいましたが、帰りは2500m下るので帰ります。途中で山頂方向です。

8/15 8:03

パノラマ写真です。

8/15 8:24

Vallot避難小屋付近です。

8/15 9:04

もう少し下ってきた辺りです。一緒のクライアントさんがたくさん写真を撮ってくれて、感謝です。

8/15 9:54

クレバスと、先に見える岩峰はロープウェイで行ける観光地のAiguille du Midiです。

8/15 17:55

Gouter小屋に戻ってきました。

8/15 19:57

Mont-brancの隣にあるAiguille de Bionnassayはとても美しい稜線と迫力のある氷河を合わせた、こちらも素晴らしい山です。

8/15 20:54

Tete Rousse小屋との分岐まで戻ってきました。

8/15 21:15

まだChamonixまでは結構な高度差があります。

8/15 21:36

ブクタンもたくさんいます。

8/15 22:47

ようやくNid d'Aigleの駅が見えてきました。

8/15 22:54

駅に到着です。朝3時に出発し、僕のペースが遅いので約午後4時に着きました。

8/16 2:32

Chamonixの街に帰ってきて見上げるMont-branc。Chamonixは山が好きな人にはぜひ訪れてほしいとても雰囲気の良い街です。

撮影機器：

COOLPIX AW100 NIKON

iPhone 7 Apple

装備

備考

冬の赤岳に登る装備があれば大丈夫だと思います。

感想

TakeruYama

まず最初に、私が登る前週にMont-brancにて行方不明になられた日本人の方がいらっしゃいました。発見されることを心から祈りながら登りましたが、その後もまだ見つかられていないようです。早くご家族の元に帰れれば良いと、お祈りしています。

私のほうは本当に天気に、また一緒に登ってくれたガイドさん、もう一人のお客さんもにも恵まれ、何とか無事に登ることが出来ました。

今後登られる方の参考になればとアップをしましたが、Mont-brancはフランスの山のレベルではPD gradeで下から二番目なのですが、それでも日本の山とは相当にレベルが違います。日本でかなりの冬季のバリエーションなどをこなされている人以外は、ガイドさんの手配は必須だと感じました。またフランス語は出来ないにしても、英語は出来なければ現地の人達との楽しい会話もできませんので、こちらも私は必須だと思います。