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Yamareco

記録ID: 143364
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

南八ヶ岳 赤岳の鎖場を堪能 登り真教寺尾根〜下り県界尾根

2011年10月16日(日) [日帰り]
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YAMA555 その他2人
GPS
09:00
距離
14.2km
登り
1,448m
下り
1,447m

コースタイム

コースタイム:9時間
美し森駐車場7:00→美し森山7:05→賽の河原8:11→牛首山9:05→扇山9:25→11:15真教寺尾根分岐11:25→11:35赤岳山頂11:45→12:05赤岳天望荘12:30→分岐12:45→大天狗13:30→小天狗14:15→スキー場ゲート15:00→15:20美し森ファーム15:30→15:40美し森山15:50→駐車場16:00
天候 朝6時登山開始予定でしたが、雨のため1時間遅く7時出発。
雨→曇り→晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美し森の駐車場を利用。トイレ、自販機、観光案内所あります。
少しでもショートカットしたい場合は、美し森ファームの駐車場からスタートでも良いかと思います。
コース状況/
危険箇所等
●美し森山
駐車場から登ること10分。富士山、南ア、八ヶ岳、金峰山と展望抜群で観光でも来る価値があります。展望台のソフトクリームはサッパリとして美味(250円也)。
丁度黄葉が見頃で素晴らしかったです。

●真教寺尾根
美し森山〜賽の河原までは比較的なだらかです。
賽の河原〜牛首山は若干急な登りになりますが、危険箇所はありません。
牛首山〜扇山〜その後暫くはなだらかな尾根歩きで、樹林帯ながら所々展望があり飽きません。
展望が開け始めると左側に天狗尾根を見ながらの急登になります。鎖場が延々と続きますが、ホールド・スタンスしっかりしているため鎖使わずに登ることが出来ました。
分岐まで来ると権現、南アの展望の他に阿弥陀岳が見えてきます。ここまで来ると後10分程度の登りで山頂です。

●赤岳山頂
山頂は360度の大展望です。山荘頂上山荘がすぐにあります。天望荘への下りは意外に急ですが、危険な箇所はありません。

●県界尾根
今回は天望荘まで降りて県界尾根の分岐までトラバースルートを使いました。降りてみて県界尾根の核心部が歩けないのに気づき残念でした。
ただ、分岐からも鎖場がしばらく続きます。真教寺尾根よりもスタンスが頼りなく慎重さが必要だと思いました。
樹林帯に入ると長いなだらかな陵線歩きが小天狗まで続きます。真教寺尾根み比べ赤岳の展望がありました。
小天狗からスキー場への登山道は若干急ながらも危なくはないです。
最後スキー場から林道、車道歩きが20分ほどあります。

●美し森ファーム
車道を下り美し森ファームへ寄りましたが、冷たいお水をいただけました。また、評判のチーズケーキを試食してもらい、美味しかったのでお土産に購入(1500円也)再冷凍可なので家まで5時間ありましたが大丈夫でした。

●温泉
たかねの湯にて汗を流しました。ちょっと高めの700円也。アルカリ性のなめらかな湯でした。
100円返却式ロッカー、シャンプー、ボディーシャンプー、ドライヤー、サウナ、自販機あります。食堂もありました。
露天風呂はありませんが、ガラス越しに南ア、富士山の大展望を堪能できます。
早朝6時までは雨で中止にしようか悩んでました。
早朝6時までは雨で中止にしようか悩んでました。
6時過ぎから急激に天気が回復。
食事をして7時に駐車場を出発。
6時過ぎから急激に天気が回復。
食事をして7時に駐車場を出発。
登り始めはなだらかな笹原を登ります。
登り始めはなだらかな笹原を登ります。
茅ヶ岳の奥に富士山が雲を被っていました。
茅ヶ岳の奥に富士山が雲を被っていました。
美し森山。奥は南アですがまだ雲がかかってました。
美し森山。奥は南アですがまだ雲がかかってました。
美し森山から真教寺尾根を使って赤岳を目指します。八ヶ岳はまだ雲の中です。
美し森山から真教寺尾根を使って赤岳を目指します。八ヶ岳はまだ雲の中です。
美し森ファームへの分岐。
美し森ファームへの分岐。
羽衣池に向かって階段歩き。
羽衣池に向かって階段歩き。
羽衣池は紅葉真っ盛り。
羽衣池は紅葉真っ盛り。
牛首山に向かいます。
牛首山に向かいます。
途中登山ポストありました。
途中登山ポストありました。
賽の河原まで3分。スキー場のロープウェイ上部。
賽の河原まで3分。スキー場のロープウェイ上部。
富士山が見えてきました。
富士山が見えてきました。
賽の河原に到着。八ヶ岳は未だに見えず。
賽の河原に到着。八ヶ岳は未だに見えず。
紅葉と富士山。
ポイントポイントで振り返ると富士山が見えます。
紅葉と富士山。
ポイントポイントで振り返ると富士山が見えます。
牛首山に到着。
権現岳が見えますが、展望は良くありません。
牛首山に到着。
権現岳が見えますが、展望は良くありません。
扇山の看板。展望無し。
扇山の看板。展望無し。
ようやく八ヶ岳の雲が取れてきました。
ようやく八ヶ岳の雲が取れてきました。
左の天狗尾根の核心部が見えます。
冬のバリエーションルートですね。
左の天狗尾根の核心部が見えます。
冬のバリエーションルートですね。
天狗尾根と権現岳。
天狗尾根と権現岳。
涸れた木々の向こうにキレイに見え始めた赤岳。
涸れた木々の向こうにキレイに見え始めた赤岳。
振り返ると真教寺尾根と県界尾根が並んでいます。
振り返ると真教寺尾根と県界尾根が並んでいます。
ずいぶん登ってきたところで鎖場が始まりました。
ずいぶん登ってきたところで鎖場が始まりました。
随所に鎖場があります。
随所に鎖場があります。
ただ、それほど急斜面ではなく、ホールド、スタンスしっかりしているので鎖がないところでも登れます。
ただ、それほど急斜面ではなく、ホールド、スタンスしっかりしているので鎖がないところでも登れます。
青空を上に向かってどんどん登ります。
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青空を上に向かってどんどん登ります。
真教寺尾根の分岐が見えてきました。
真教寺尾根の分岐が見えてきました。
分岐に到着。見晴らしよいです。
分岐に到着。見晴らしよいです。
権現と南ア。迫力あります。
権現と南ア。迫力あります。
阿弥陀岳もようやく見えてきました。
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阿弥陀岳もようやく見えてきました。
分岐から暫く登ると赤岳山頂が見えてきました。
分岐から暫く登ると赤岳山頂が見えてきました。
山頂の道標。
山頂から北八ヶ岳方面。
横岳、硫黄岳、天狗岳、縞枯、北横岳、蓼科山まで全部見えました。
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山頂から北八ヶ岳方面。
横岳、硫黄岳、天狗岳、縞枯、北横岳、蓼科山まで全部見えました。
時間があったので天望荘に寄ることにしました。
時間があったので天望荘に寄ることにしました。
危なくはないですが意外に急です。
危なくはないですが意外に急です。
天望荘までもう少し。
天望荘までもう少し。
天望荘に到着しました。
天望荘に到着しました。
2回目の天望荘です。
今回は中で昼食休憩を取りました。
風呂はやっていないようです。
2回目の天望荘です。
今回は中で昼食休憩を取りました。
風呂はやっていないようです。
天望荘から赤岳。
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天望荘から赤岳。
県界尾根へのトラバースルート。
県界尾根へのトラバースルート。
トラバース中はそれほど危険な箇所はなく、階段など備え付けられていました。
トラバース中はそれほど危険な箇所はなく、階段など備え付けられていました。
分岐まで行く途中です。
分岐まで行く途中です。
分岐までもう少しですが、スタンスに乏しい鎖場ありました。
分岐までもう少しですが、スタンスに乏しい鎖場ありました。
分岐に到着。
真教寺尾根よりも大変な鎖場が県界尾根には多かったです。
真教寺尾根よりも大変な鎖場が県界尾根には多かったです。
梯子、鎖縦、鎖横、鎖下と続く箇所。
梯子、鎖縦、鎖横、鎖下と続く箇所。
舗装された道。
大分下ってきて大天狗近くからは赤岳の展望が良かったです。
大分下ってきて大天狗近くからは赤岳の展望が良かったです。
大天狗に到着。
大天狗から小天狗に向かう途中。
随所に展望あります。
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大天狗から小天狗に向かう途中。
随所に展望あります。
紅葉も見事。
小天狗に到着。ここの分岐で右に折れます。
小天狗に到着。ここの分岐で右に折れます。
下ってきました。
下ってきました。
黄葉が見事です。
黄葉が見事です。
針葉樹の黄葉もキレイです。
針葉樹の黄葉もキレイです。
美し森ファームに立ち寄ります。
冷たいお水頂きました。
美し森ファームに立ち寄ります。
冷たいお水頂きました。
美し森ファームで評判のチーズケーキをお土産として購入。
美し森ファームで評判のチーズケーキをお土産として購入。
美し森山へ戻ります。
美し森山へ戻ります。
降りてきたら八ヶ岳の展望がくっきり。
降りてきたら八ヶ岳の展望がくっきり。
美し森山の展望台にある日本一美味しいソフト。
サッパリしていて美味。
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美し森山の展望台にある日本一美味しいソフト。
サッパリしていて美味。
茅ヶ岳と富士山もクッキリ。
美し森山はハイキングで来てもお勧めです。
茅ヶ岳と富士山もクッキリ。
美し森山はハイキングで来てもお勧めです。
黄葉の絨毯の奥に南アがクッキリ。
黄葉の絨毯の奥に南アがクッキリ。
たかねの湯にて汗を流しました。
富士山、南アの展望が抜群です。
たかねの湯にて汗を流しました。
富士山、南アの展望が抜群です。

感想

八ヶ岳は何度も訪れていますが赤岳は2回目。駐車場に到着した時には雨が降っており明日の天気を心配しながら仮眠に入りました。今回は鎖場が豊富の真教寺尾根と県界尾根を使います。

天気予報で6時から晴れ予定だったが、早朝雨の勢いは衰えず駐車場で待機していた。すると丁度6時に雨が止み急激に天候が回復していく。様子を見るため1時間出発を遅くし7時に歩き始めた。

8月に美し森山から天女山までハイキングしようとして大雨で断念した悔しい思いがあったが、今回は雨も止み駐車場から歩くこと10分で素晴らしい展望が広がった。丁度紅葉が見頃で眼下に広がる色彩豊かな森は見事。

真教寺尾根は、森林限界を超えるまではハイキングのような道で美濃戸からの登りに比べ人も少なく良いルートだ。最後の数百メートルは鎖場の急登になるが、それほど危険な箇所でもなく楽しみながら登れた。左隣の天狗尾根の岩峰が魅力的に見える。

山頂で念願の大展望を堪能でき、余裕があったので天望荘へ降りる。こちらから見る赤岳はどっしりしていて力強い。と、ここで誤算だったのがトラバースルートで県界尾根に取り付くため一番急下降の部分を体感できなくなってしまったこと。ただ分岐からも随所に鎖場があり、ある意味真教寺尾根より厭らしい箇所が多かったと思う。
鎖場が終わるとなだらかな陵線歩きだ。振り返ると随所で赤岳の勇姿が見え、県界尾根は気に入った。最後の車道歩きが少なければなお良いが、車道でも富士山や金峰山を見ながらの歩きなので良しとしよう。

最高の登山日和だったため、休憩タイムが多かったが思いのほか時間がかからなかった。登山に慣れてきて鎖場を楽しみたいなら一度歩いてみると面白いコースだと思う。

来年はキレット小屋テント泊で、県界尾根から登り、赤岳、権現岳を越え天女山に下るルートを歩いてみたいものだ。

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