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記録ID: 1438118
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ハイキング
東北

みちのく潮風トレイル −重茂半島・月山編−

2018年04月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:41
距離
22.3km
登り
1,076m
下り
1,003m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:00
休憩
0:42
合計
8:42
7:35
104
スタート地点 川帳場バス停
9:19
9:20
126
11:26
8
11:34
12:15
242
16:17
ゴール地点 重茂車庫バス停
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
自家用車で岩手県北バス重茂車庫まで行き、そこに車をデポさせてもらい宮古駅行き路線バスにて川帳場バス停まで移動。480円。川帳場からトレイルコースを歩きデポした車まで戻る。バスは本数が少なく土日休日はさらに少なくなるのでご利用は計画的に。参考までに… http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/uploads/291001_shinai.pdf
コース状況/
危険箇所等
トレイルコースにとくに危険個所はありませんが、2018年4月現在、あちこちで復興工事が行われており狭い道を大型車両が数多く通行します。車道歩き時、ご注意ください。
その他周辺情報 トレイルルート上に飲食物を購入できる場所はありません。自販機がいくつかあるくらい。登山後は山田の町に出ると日帰り入浴ができる「うみねこ温泉 湯らっくす」という温泉施設があります。カキ小屋などもあり、新鮮な海の幸を楽しめます。
スタート地点から津軽石川を渡り堤防の上を歩く。
スタート地点から津軽石川を渡り堤防の上を歩く。
そのまま行けるかと思ったら堤防は工事中…。一旦戻る。
そのまま行けるかと思ったら堤防は工事中…。一旦戻る。
海沿いの道は景色が良い。でも車に注意! 道幅のわりに結構交通量が多いです。
海沿いの道は景色が良い。でも車に注意! 道幅のわりに結構交通量が多いです。
ベタ凪の静かな海。湾の中とはいえ見たことが無いほど波の無い穏やかな海面。
ベタ凪の静かな海。湾の中とはいえ見たことが無いほど波の無い穏やかな海面。
お、なんだこのペンギンカラーの鳥は。ツートンが勝手にシンパシーを感じている模様。
お、なんだこのペンギンカラーの鳥は。ツートンが勝手にシンパシーを感じている模様。
白浜集落に着きました。ここでも堤防工事などが絶賛展開中。
白浜集落に着きました。ここでも堤防工事などが絶賛展開中。
ここからは月山への登山道を歩きます。お、みちのく潮風トレイルの標柱が建ってますね!
ここからは月山への登山道を歩きます。お、みちのく潮風トレイルの標柱が建ってますね!
登山道に入ったと思ったらいきなりのこの急登…。
登山道に入ったと思ったらいきなりのこの急登…。
立派なお社が建ってました。浜の経済力を伺わせます。
立派なお社が建ってました。浜の経済力を伺わせます。
登山道上でも潮風トレイルの道標を発見。未開通とはいえ正式開通も間近な模様。
登山道上でも潮風トレイルの道標を発見。未開通とはいえ正式開通も間近な模様。
しばらくは海沿いにアップダウンを繰り返します。
しばらくは海沿いにアップダウンを繰り返します。
対岸には宮古の町。
対岸には宮古の町。
しばらくアップダウンを繰り返していましたが、覚悟を決めたのか猛然と登り始めます。
しばらくアップダウンを繰り返していましたが、覚悟を決めたのか猛然と登り始めます。
細い尾根に登ると…
細い尾根に登ると…
木々の間から月山の山頂が見えます。遠く感じる…。
木々の間から月山の山頂が見えます。遠く感じる…。
急激に気温が上がってきたこともあり、急登が堪えます。
急激に気温が上がってきたこともあり、急登が堪えます。
やがて林道と合流します。昔、車で登ってきたことがあるのでなんとなく覚えている景色。
やがて林道と合流します。昔、車で登ってきたことがあるのでなんとなく覚えている景色。
明るく開放的な林道です。歩いていて気持ちがいいです。ただ、なにやら前方から重機の音が…。
明るく開放的な林道です。歩いていて気持ちがいいです。ただ、なにやら前方から重機の音が…。
伐採作業中でした。通行止めだったらどうしようとドキドキしたのですが林道横の遊歩道を通過して事なきを得ました。
伐採作業中でした。通行止めだったらどうしようとドキドキしたのですが林道横の遊歩道を通過して事なきを得ました。
月山山頂に到着です。こちらにもお社が。
お社の他には各テレビ局の電波塔が林立しており、風情には欠ける山頂ではあります。
月山山頂に到着です。こちらにもお社が。
お社の他には各テレビ局の電波塔が林立しており、風情には欠ける山頂ではあります。
こちらは陸中自然歩道の案内図。潮風トレイルは、ほぼこの自然歩道を再利用する形で設定されるようです。
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こちらは陸中自然歩道の案内図。潮風トレイルは、ほぼこの自然歩道を再利用する形で設定されるようです。
重茂半島の北の突端。
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重茂半島の北の突端。
我々がこれまで歩いてきた北三陸の海岸線。
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我々がこれまで歩いてきた北三陸の海岸線。
前回のゴール地点、浄土ヶ浜もよく見えます。
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前回のゴール地点、浄土ヶ浜もよく見えます。
宮古市街が一望できます。奥に白くかすんでいるのは早池峰山。考えてみれば潮風トレイルでこれほど高い場所から下界を見下ろすのは階上岳以来かも。
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宮古市街が一望できます。奥に白くかすんでいるのは早池峰山。考えてみれば潮風トレイルでこれほど高い場所から下界を見下ろすのは階上岳以来かも。
山頂でお昼休憩後、重茂に向けて月山を下ります。
登りも急でしたが、下りもなかなか…。
山頂でお昼休憩後、重茂に向けて月山を下ります。
登りも急でしたが、下りもなかなか…。
花が咲いてました。春ですね。
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花が咲いてました。春ですね。
急な下り斜面をかなり無理やりな九十九折れにて下降。
急な下り斜面をかなり無理やりな九十九折れにて下降。
林道というか、作業道まで下りるとようやく勾配が緩和します。
林道というか、作業道まで下りるとようやく勾配が緩和します。
作業道が錯綜しています。道標を読み誤らないように…。
海に向かっているはずですが、ここは右側を登ります。
作業道が錯綜しています。道標を読み誤らないように…。
海に向かっているはずですが、ここは右側を登ります。
潮風トレイルなのですが、海の気配がしません。
潮風トレイルなのですが、海の気配がしません。
途中、林道が洗掘でズタズタになっていました。いつぞやの大雨の影響でしょうか?
途中、林道が洗掘でズタズタになっていました。いつぞやの大雨の影響でしょうか?
海に向かって下る…と思いきや、またもや登りに転じます。
これが、潮風トレイル!(笑
海に向かって下る…と思いきや、またもや登りに転じます。
これが、潮風トレイル!(笑
ようやく海が見えてきました。
ようやく海が見えてきました。
昔整備された自然歩道をなぞっているので、時々このような休憩所が出てきます。このコンクリート製のイスとテーブル、昭和の香りがします。
昔整備された自然歩道をなぞっているので、時々このような休憩所が出てきます。このコンクリート製のイスとテーブル、昭和の香りがします。
木々の間から漁港が見えてきました。あれが目指す音部里漁港か?
木々の間から漁港が見えてきました。あれが目指す音部里漁港か?
海も間近になり、目的地は近いぞー!
海も間近になり、目的地は近いぞー!
…そう簡単な話ではないのです。
また急な登りが…。
…そう簡単な話ではないのです。
また急な登りが…。
登ったら下る。
下った先は漁港ではなく天然の入り江。
下った先は漁港ではなく天然の入り江。
まだまだ先やで。道標が無情な通告。
ちなみにここは画面奥に向かうのが正解。工事のために道標どおりに進むと内陸に一直線。
まだまだ先やで。道標が無情な通告。
ちなみにここは画面奥に向かうのが正解。工事のために道標どおりに進むと内陸に一直線。
新しく整備されたらしき道路。今、三陸沿岸にはこのような新しい道路がたくさんあります。
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新しく整備されたらしき道路。今、三陸沿岸にはこのような新しい道路がたくさんあります。
正面に見えるトンネルは岬をひとつショートカットして漁港と集落を繋ぎます。まだ完成していないようですが、なぜか立ち入り禁止措置はとられておらず自由に行き来できます。我々は怖くて入りませんでしたが。
正面に見えるトンネルは岬をひとつショートカットして漁港と集落を繋ぎます。まだ完成していないようですが、なぜか立ち入り禁止措置はとられておらず自由に行き来できます。我々は怖くて入りませんでしたが。
ようやく音部里漁港に着きました。
震災の被害から回復し、整った姿を見せています。
ようやく音部里漁港に着きました。
震災の被害から回復し、整った姿を見せています。
バス道路に出ました。
バス道路に出ました。
飲料水が尽きかけて死にそうだったのですが、自販機があった! 天の恵みじゃ!ありがたやー、ありがたやー。
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飲料水が尽きかけて死にそうだったのですが、自販機があった! 天の恵みじゃ!ありがたやー、ありがたやー。
舗装道路にはなりましたが、やっぱり激しいアップダウンが待ち受けています。
舗装道路にはなりましたが、やっぱり激しいアップダウンが待ち受けています。
重茂の集落に入っても平地は少なく登ったり下ったり。
重茂の集落に入っても平地は少なく登ったり下ったり。
途中、舗装路からはずれて海へ向かう分岐点を発見しました。しかし「未開通」のステッカーが貼られ、まだ共用されていない事が強調されています。
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途中、舗装路からはずれて海へ向かう分岐点を発見しました。しかし「未開通」のステッカーが貼られ、まだ共用されていない事が強調されています。
というわけで、スルーして車道を歩きましたが、まもなくトレイルは帰ってきて再度合流。単に遠回りさせられるだけのようです。なにか良いものが見れるとかならいいのですが。
というわけで、スルーして車道を歩きましたが、まもなくトレイルは帰ってきて再度合流。単に遠回りさせられるだけのようです。なにか良いものが見れるとかならいいのですが。
八時間かけて20キロ強を歩きとおし、ゴールの重茂車庫へ戻ってきました。お疲れ様です。
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八時間かけて20キロ強を歩きとおし、ゴールの重茂車庫へ戻ってきました。お疲れ様です。

感想

みちのく潮風トレイルを歩いてきました。今回は重茂半島編。このあたりのルートは2018年4月現在、正式開通はしていませんが随所にルート案内の標柱や看板が作られており開通間近と思われます。我々も、可能な限り開通するであろうルートを通って歩きました。
前半の川帳場から白浜集落までは車道歩きとなります。海沿いの風光明媚な区間ではありますが道が狭いわりに交通量が多く復興工事関係の大型車両も頻繁に通るため自らの身を守りながら歩きます。
白浜から先は一転して登山道となり月山への急な登りとなります。コースはよく踏まれており迷いそうな場所はありません。とにかく急斜面なのでじっくりゆっくり登りましょう。月山の山頂からは素晴らしい展望を望むことができます。
月山から先はみちのくトレイルではおなじみの浜と浜を岬を横切って歩いていくというアップダウンの繰り返しとなり疲労が蓄積します。音部里の漁港までそれは続きます。
音部里から先は再び車道歩きとなります。車道とはいえ、やはりアップダウンの連続となりますので最後まで気が抜けません。
今回歩いた区間は前半は景色がいいですが、後半単調になってきて疲労の蓄積とともにつらくなってきます。今回、真夏日まであと一歩という季節外れの暑さと重なったためなおのこと疲労が激しかったように思います。人里近くのトレイルルートとはいえ、いったん登山道に入ってしまうとエスケープルートにも乏しく、それなりの装備と体力が必要かと思います。ハイキングとバカにせず、しっかりとした装備で時間に余裕を持って歩く事をお勧めします。

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