白山 〜灼熱の霊峰へ〜

- GPS
- 12:20
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,983m
- 下り
- 1,977m
コースタイム
- 山行
- 10:23
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 12:16
| 天候 | 晴れ 気温:山頂で17℃ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場・登山口 … 市ノ瀬 無料 トイレあり ※個人的メモ 自宅からの移動距離は約500km。18時出発で4時到着なので10時間掛かった(適宜休憩、仮眠2時間含む)。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆市ノ瀬〜別当出合 冬季閉鎖中のため車道歩き。道路上に積雪や凍結は皆無。 ◆別当出合〜南竜道分岐(砂防新道) 別当出合の橋には板が設置されていた。 少し進むと雪があり、室堂まで積雪が途切れる箇所はほとんどない。 中飯場ー別当覗あたりはルートが少し分かりにくかった。 ◆南竜道分岐〜エコーライン〜白山室堂 登りはエコーラインっぽいルートで白山室堂へ。 上部に僅かだが藪漕ぎあり。 白山室堂は営業開始したばかり。雪の下に水場あり。 ◆白山室堂〜御前峰 途中まで雪があるが、上部は雪が解けて夏道が出ている。 ◆白山室堂〜南竜道分岐(黒ボコ岩経由) 気温が高い日の午後なので雪が緩んでいて、下りはグリセードが楽しめた。 登りはズルズルで辛そう。 |
| その他周辺情報 | ◆コンビニ 白山町南交差点のセブンイレブンとローソンが最寄と思われる。 ◆下山後の宿 白山近くの宿に空きがなかったため、加賀市の『ホテル・アローレ』へ。 レストランからは白山が見えた。 |
写真
感想
白山。
数年前から登りたいと思いながら、移動距離や混雑を理由に登ることのなかった日本三霊山の一つ。市ノ瀬まで入れるようになり、別当出合の吊り橋に板が掛けられたとの情報を得たため、残雪期の登山を決意。本来であれば名前に『ハクサン』の冠名がついた花々を楽しみたいところだが、混雑回避を最優先させた。
5時前に市ノ瀬を出発して、別当出合までフキノトウに囲まれたアスファルトの上を歩く。別当出合には自転車が数台停められている。確かにこの道を自転車で下れば楽だろう。板の掛けられた吊り橋を渡り砂防新道へ。石階段を登って中飯場につく頃には辺り一面が雪に覆われている。トンネルの上を通過して別当覗へ。南には、市ノ瀬から別山に至るチブリ尾根が美しい。更に登って標高を上げると、東に、別山から南竜山荘まで繋がる石徹白道が目の前に。北には、別当谷を挟んだ越前禅定道が横たわる。白山の魅力は無数の高山植物と、山頂に至る登山道が四方に存在することだろう。
甚之助避難小屋から急坂を登る。赤布の付いた目印があるにも関わらず、なんとなく南竜道からエコーラインへ。強い日差しを受けた雪面は緩んでいてアイゼンの効きが悪い。上り詰めた先の笹薮を突っ切ると広い雪原が広がっていた。目の前にそびえるのは白山の最高峰である御前峰。白山室堂の建物はまだ見えない。
雪面を御前峰に向かって進む。やがて赤い屋根が見えてきて、それが白山室堂の小屋だと分かった。いくつかの建物があるようだが、そのほとんどは雪の下に埋まった状態で屋根だけが出ている。小屋の北側に回り込むと入り口が開いていて、その前にはベンチが設置されていた。ベンチで少し休んで、御前峰への最終アタック開始。御前峰の途中までは雪があるが上部は夏道が出ている。途中でアイゼンを外して石畳の登山道を登る。
12時29分、白山に登頂。
雪を纏った大汝峰、砂礫に覆われた剣ヶ峰が対照的だ。空気が澄んでいれば北アルプスを西側から見ることができるはずだが、気温が高いためか、遠くの山々はほとんど見えなかった。
白山室堂でバッチを購入して下山。下山ルートは赤布に従って十二曲りコースで。いい感じの斜度なのでグリセードを楽しむ(スキーは出来ない)。途中でゲイターが破損したため外したのだが、その結果、靴の中に雪が入って不快だった。思い出されるのは昨夏の南アルプス縦走。聖岳から百瞭兇泙琶發うちに水浸しになって不快だったあの靴の中の感覚、そして靴を脱いだ後の異臭騒ぎは忘れることができない。
下山後の靴の匂いに怯えながら、登りの半分の時間で別当出合に到着。車道を歩いて市ノ瀬に無事下山。濡れた靴下は重かったが、白山に登頂できたことで気分は軽かった。
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tanya









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