三平山〜朝鍋鷲ヶ山
- GPS
- 02:45
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 616m
- 下り
- 595m
コースタイム
- 山行
- 2:15
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 2:43
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
穴ヶ乢にかけての下りとその登り返しはかなりの急勾配、ファミリー・ハイクでここを通過するのはスニーカーでは困難と思われる。 |
写真
感想
連休後半は中国山地の奥大山に。蒜山高原のインターをおりると、山頂から中腹のあたりまで山一帯に広大なかやとの草原が広がる山が目に入る。三平山の駐車場に車を停めると既に数台の車が停まっており、続々と人が降りてくる一方、駐車場に後から来られる登山客もいる。相当に人気の山なのだろう。ほとんどが家族連れである。今回は登山が初めてとなる中学生の長女の足慣らしということもあってこの山を選んだのもあったのだが、娘は体調が優れないと云って登山口で休んでいることに。
登り始めは鮮やかな新緑の中を行くが、まもなく視界を遮ることのないススキの原が広がる。後方には大山と蒜山、その間に奥大山の山々。山頂が近づくと、米子のあたりに日本海を望むようになる。人気の山なのだろうが、我れか登った時は頂上には誰もおらず、しばし絶景を独占させて頂く。
山頂からは南の朝鍋鷲ヶ山との間の穴ヶ乢と呼ばれる峠を目指し、尾根を南に下る。新緑が彩る小さなピークの手前では金ヶ谷山から縦走して来られたという、すれ違ったソロの男性か、穴ヶ乢にかけての下とその登り返しがきついですよ、と教えて下さる。
ピークを過ぎると新緑の樹林となり、かなりの急降である。下りがあまり得手ではないらしい次男は戸惑いつつも何とか下りてくる。
穴ヶ乢で家内と子供達と別れ、私は単独で朝鍋鷲ヶ山へと向かう。先程の男性が教えて下さったように、いかなり、かなりの急登か始まる。ひとしきり上ると、ブナの新緑が美しい歩きやすいなだらかな尾根が待っていた。
谷から吹き上がってくる風も爽やかで、急登でかいた汗を鎮めてくれる。尾根をいくうちに、やがて始まる。期待通りのイワカガミのオンパレードである。イワカガミや新緑のブナの写真を撮るのに夢中になり、なかなか先に進まない。
緩やかな尾根を辿るうちに、最後はサワグルミの林を抜けて、ようやく頂上に辿り着く。尾根は開けた草地となっており、眺望はないが、展望台が設けられている。この展望台の下には確かに咲いてきる、無数のキスミレが。希少な絶滅危惧種らしい。スミレの判別は不得手なのだが、山域からすると、この山域固有のダイセンキスミレと思われる。
普通のタチツボスミレも数多く咲いており、ところどころに小ぶりの白いスミレも。スミレの花々を愛でるのに時間を費やし、ようやく山頂展望台に登ってみる。こちらも360度の大展望。先程、越えてきた三平山が山頂の褐色のかやとの原を覗かせる。
下山は尾根から分岐して東に下がる、こちらの道においても、やはり多くのイワカガミが道を彩る。かつての岡山での国体の際に整備されたという登山道は延々と木の階段が設えてある。この階段がなければ、相当な急傾斜であり、かなり登り降りし難い道となったことだろう。階段を一気に下り、登山口に移動してくれていた家族達と合流し、今晩の目的地、奥大山のキャンプ場に向かう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する