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記録ID: 1454735
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

Road to Kumano【大峰奥駈道(逆峯)】2泊3日

2018年05月03日(木) ~ 2018年05月05日(土)
情報量の目安: S
都道府県 奈良県 和歌山県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
91.1km
登り
7,324m
下り
7,472m

コースタイム

1日目
山行
11:30
休憩
0:10
合計
11:40
6:40
90
8:10
350
14:00
30
14:30
20
14:50
15:00
40
15:40
20
16:00
0:00
70
17:10
70
18:20
2日目
山行
13:40
休憩
0:20
合計
14:00
3:40
90
5:10
100
6:50
0
6:50
0
6:50
0
6:50
132
9:02
143
11:25
35
12:00
12:20
0
12:20
130
14:30
50
15:20
91
16:51
6
16:57
43
17:40
3日目
山行
15:25
休憩
0:45
合計
16:10
2:40
30
3:10
25
3:35
105
5:20
70
6:30
62
7:32
28
8:00
91
9:31
134
11:45
12:30
20
12:50
75
14:05
69
15:14
81
16:35
45
17:20
63
18:23
27
18:50
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
近鉄電車で吉野まで、帰りは日本一長い路線バスで熊野から五条まで。
始発の近鉄電車で吉野に向かいます、まだ小雨が降ってます。
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始発の近鉄電車で吉野に向かいます、まだ小雨が降ってます。
出発〜雨止んだ!
出発〜雨止んだ!
蔵王堂、上がってみたら朝の勤行中でしたので、静かにお参り。
1
蔵王堂、上がってみたら朝の勤行中でしたので、静かにお参り。
金峯神社に到着、トイレ休憩。ここの標高が730m、約500m上がってきました。ここでも安全祈願を。
金峯神社に到着、トイレ休憩。ここの標高が730m、約500m上がってきました。ここでも安全祈願を。
トイレもあります
トイレもあります
トイレの水は飲用不可
トイレの水は飲用不可
足摺宿、雨がパラパラしてきたのでカッパを着込みます。
足摺宿、雨がパラパラしてきたのでカッパを着込みます。
二蔵宿、まだ元気なんで巻き道ではなく大天井岳へ。
二蔵宿、まだ元気なんで巻き道ではなく大天井岳へ。
前に来たとき剥がれていた看板の「女」部分が直ってました
前に来たとき剥がれていた看板の「女」部分が直ってました
鍋かつぎ行者通過
鍋かつぎ行者通過
洞辻茶屋に到着、晩酌用にビールと今のむ用でジンジャーエール購入、あわせて800円だったかな、炭酸旨し!
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洞辻茶屋に到着、晩酌用にビールと今のむ用でジンジャーエール購入、あわせて800円だったかな、炭酸旨し!
西の覗き、時間も遅めなので誰もいません
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西の覗き、時間も遅めなので誰もいません
大峰山寺にお参りして、ここでも旅の安全を祈願します。
大峰山寺にお参りして、ここでも旅の安全を祈願します。
小笹ノ宿
ここで水補給
ボーッと歩いてたら大普賢岳の巻き道通ってました
ボーッと歩いてたら大普賢岳の巻き道通ってました
稚児泊、良いテン場ですね。でも名前の由来がなんか怖そうな・・
稚児泊、良いテン場ですね。でも名前の由来がなんか怖そうな・・
ここを降りれば行者還小屋、今日はそこまでで終了!
ここを降りれば行者還小屋、今日はそこまでで終了!
ここから2日目、弁天ノ森でちょうど日の出になりました。
ここから2日目、弁天ノ森でちょうど日の出になりました。
木階段をぜーぜー言いながら登り、到着しました。弥山小屋。ガスガスです。
木階段をぜーぜー言いながら登り、到着しました。弥山小屋。ガスガスです。
八経ヶ岳、風が強く寒い!
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八経ヶ岳、風が強く寒い!
霧氷がついてます
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霧氷がついてます
鳥の水、しっかり出てました。
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鳥の水、しっかり出てました。
なかなかの岩場や急登のぼって釈迦が岳へ、しんどかった〜
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なかなかの岩場や急登のぼって釈迦が岳へ、しんどかった〜
深仙小屋で小休止。
深仙小屋で小休止。
小屋をでてすぐの大͡古の辻
小屋をでてすぐの大͡古の辻
今日の目標、平治ノ宿まであと6時間、長いなぁ〜
今日の目標、平治ノ宿まであと6時間、長いなぁ〜
天狗の稽古場付近?地味なアップダウンが延々続きます。
天狗の稽古場付近?地味なアップダウンが延々続きます。
ここから涅槃岳へ180mほどの登り返し、ふぅ〜
ここから涅槃岳へ180mほどの登り返し、ふぅ〜
持経ノ宿を通過、平治ノ宿まであとCTで1時間弱だっ
持経ノ宿を通過、平治ノ宿まであとCTで1時間弱だっ
持経千年杉、林野庁の「森の巨人たち百選」ひとつらしいです。ほんと見事です。
持経千年杉、林野庁の「森の巨人たち百選」ひとつらしいです。ほんと見事です。
3日目、この日を最終日にする予定なので、2時半すぎに平治ノ宿を出発。
2
3日目、この日を最終日にする予定なので、2時半すぎに平治ノ宿を出発。
初めてのコースでのナイトハイクは疲れます。
初めてのコースでのナイトハイクは疲れます。
暗闇を淡々と進みます。
暗闇を淡々と進みます。
行仙岳、ここで夜明け
行仙岳、ここで夜明け
綺麗なご来光でした!
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綺麗なご来光でした!
行仙宿小屋
笠捨山、小屋から200mあがるだけなのにムッチャしんどいです。
笠捨山、小屋から200mあがるだけなのにムッチャしんどいです。
地蔵岳、ここへの登りとここからの下りは半端じゃないです!
地蔵岳、ここへの登りとここからの下りは半端じゃないです!
道路にでました、これを下ると十津川方面らしいです
道路にでました、これを下ると十津川方面らしいです
下の方にある高低図を見ると、玉置山から大森山を越えると後は下るだけ。と思ったら大間違いでした・・
下の方にある高低図を見ると、玉置山から大森山を越えると後は下るだけ。と思ったら大間違いでした・・
舗装路と登山道が交互にでてきます。
舗装路と登山道が交互にでてきます。
右の小高いところが玉置山、電波塔が目印。
右の小高いところが玉置山、電波塔が目印。
目印に到着
玉置山の山頂
そして、玉置神社。ここで大休止。気分的には終了まじかなんだけど、よく考えると熊野まではCT7時間(泣)
そして、玉置神社。ここで大休止。気分的には終了まじかなんだけど、よく考えると熊野まではCT7時間(泣)
玉置山から300mほど下って、300m登りかえして大森山に到着。もう疲労困憊です。
玉置山から300mほど下って、300m登りかえして大森山に到着。もう疲労困憊です。
お〜熊野川が・・でもここからがメッチャ長い
お〜熊野川が・・でもここからがメッチャ長い
五大尊岳(825m)
大黒天神岳(573m)登り返しを続けながら少しずつ標高を下げます。
大黒天神岳(573m)登り返しを続けながら少しずつ標高を下げます。
熊野川も近づいてきましたが、ペースはボロボロ。
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熊野川も近づいてきましたが、ペースはボロボロ。
吹越宿跡
七越峰前にある公園、トイレもあって幕営適地
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七越峰前にある公園、トイレもあって幕営適地
七越峰(262m)ここまで来れば、さすがにもう少し下って終わりかなと思ったら大間違い、まだ登り返しがありました・・
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七越峰(262m)ここまで来れば、さすがにもう少し下って終わりかなと思ったら大間違い、まだ登り返しがありました・・
暗くなる寸前になんとか到着!!ダム放流とかで渡渉はあきらめ橋で渡りました。
暗くなる寸前になんとか到着!!ダム放流とかで渡渉はあきらめ橋で渡りました。
翌日早朝、熊野本宮へ参拝。
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翌日早朝、熊野本宮へ参拝。
そして大斎原、Road to Kumano、ここが本当のゴールです。
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そして大斎原、Road to Kumano、ここが本当のゴールです。

装備

個人装備
ザック50L テン泊装備 装備重量13キロ(水1.5L込) 食料4日分

感想

今年のGWは4連休なので、なんとか3日で縦走してあわよくば熊野発の最終バスに間に合うようにおりる計画でしたが最終日は全然ペースが上がらず暗くなる前になんとか辿り着く結果でした。最初の計画ではコースタイム比70%を目標にしましたが二日目、三日目と段々厳しくなり早立ちすることで行動時間を確保する羽目になり長時間の行動を強いられました。特に最終日はいままでで最長の16時間を歩きました。装備は出来るだけ軽量化を目指しましたが水1.5L込で13キロほど。なかなかこれ以上は減りませんね。

●天候
1日目 AM曇り時々雨、PM曇り(少し寒めでほぼ終日レイン上下で行動)
2日目 AM晴れ時々ガス、PM晴れ 終日風強し(八経ヶ岳山頂付近霧氷あり)
3日目 終日晴天 微風

●水場状況(汲んだところだけです)
行者雫水→まさに雫のポタポタ状態で焦りましたが、上に転がっていた50cmぐらいの塩ビパイプを水の流れに突っ込んで流量を確保、事なきを得ました。 小笹宿→充分あります。 鳥の水→必要充分 平治ノ宿→小屋に置き水があったのですが、知らずに汲みに行っちゃいました。往復10分ぐらいの急登り下り。 玉置神社→社務所横にジャブジャブ出てます。水分の使用状況は1日〜2日目は1.5Lぐらいで最終日は3.5L消費。天候と疲労具合でで大きく変わりました。情報通り、南奥駈は水場が少ないので多めに(最大3L)携行しました。

●宿泊状況
テント持っていきましたが、運よく2泊とも小屋に泊まれました。1泊目は行者還小屋、新しくとても綺麗で大きな小屋です。先着者がたくさんいらしたのですが、グループの方にご配慮いただき空けていただきました。(ありがとうございました)翌日早立ちしたので同部屋のかたにはご迷惑だったと思います。(ごめんなさい)毛布や銀マットが使えてあたたく休めました。2泊目は平治の宿。ここも先着者がいらしたのですが快く受け入れていただき快適に過ごせました。電気(照明)がつくのには驚き、さらに携帯の充電もOK。薪ストーブ(使ってませんが)やマット、毛布、枕まで、自分は知らずに汲みに行きましたが置き水もあります。管理されている新宮山彦グループの方の登山者に対する心遣いひしひし感じました。本当にありがとうございました!あとここでも早出で2時頃からゴソゴソしまして同宿のかたにはご迷惑だったと思います。スイマセンでした。

●食料
朝:パン・スープ 夜:日清系のカレーメシなどとラーメン 行動食:自作グラノーラバー、自作ジェル、柿ピー、カロリーメイトなど1日あたり計600〜800キロカロリーほど目安。今回持参してよかったもの/浄水機(ソーヤーミニ)この縦走のために購入。保険のようなものですが安心感が違います。

●行程(当初計画はCT比70%)
日数   行先  距離 CT   実動時間  CT比
――――――――――――――――――――――――――――
1日目 →行者還小屋 28.5km 16:12 11:40 72.0%
2日目 →平治ノ宿 27.4km 17:04 14:00 82.0%
3日目 →熊野本宮 35.1km 18:25 16:10 87.8%
――――――――――――――――――――――――――――
合計 91km 51:40 41:50 81.0%

ご覧の通り最終日の行程が最も厳しくなっています。初日からCT比70%には足りていませんでした。当然疲れてくる2日目、3日目にはどんどん遅れるようになりました。自分の体力を過信した計画でした、反省です。

●装備
ごく普通のテン泊縦走装備。寒さ対策に中綿化繊ジャケットとダウンパンツ持参しましたが小屋泊で毛布まであったので無くても良かったかも。シューズはトレランシューズを使用しました。今回のために買ったブルックスのカルデラ、サイズ感もばっちりで、ほぼ初履きにも関わらず問題なしでした。

●縦走後感
普通の登山や縦走とは違います。特に南奥駈にはいるとアップダウンが延々続きますが、巻き道がほとんどありません。忠実に稜線をつたってひたすら登り下ります。計画のときは玉置神社からは玉森山だけ頑張れば後はエピローグで下りるだけとイメージしていましたが、実際にはここからが一番きつかったです。登っては急な坂を下るの繰り返しで徐々に標高を下げていきます。地味なアップダウンは熊野川に出るまで続きました。やっぱりこれは修行なんだな、と最後の最後で感じました。疲れて疲れて疲れても奥駈の道は歩くことを求めます。それを延々と受け入れながら黙々と歩をすすめるといつかは必ず目的地に着くことができる。とにかく進めばゴールできる。こんな、ものすごく単純であたりまえなことをリアルに感じることが修行のひとつなのかなと最後に感じました。なんか恰好のよいこと言ってますが、しばらくすると忘れちゃうんですよね。なにかで見ましたが、奥駈達成者の90%が二度とチャレンジしないそうです。あれから1週間立ちましたが今の私も同じ気持ちです。でもまた今回感じた思いが必要になったとき、また歩くかもしれません。





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利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
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