加越・山竹田─吉谷から火燈山往復
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 550m
- 下り
- 540m
コースタイム
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:11
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根に出て(・678m北鞍部)から先は涸れ沢の登山道になり、滑りやすいうえ、(ヤブというほどではないにしても)潅木が邪魔をして歩きづらい。 |
その他周辺情報 | 丸岡温泉たけくらべで入浴。大人\500。 |
写真
感想
弟子(妻)、ポッポ(中1)、リンちゃん(小5)との月例ファミリーハイク、5月の山として、「空白県」の1つである福井県の山に出掛けた。本来は、浄法寺山を考えてたんだけど、『ヤマレコ』の皆さんの記事を確認したところ、まだ雪があるようなので、火燈山に変更。今や火燈山は、大内峠から小倉谷山ー富士ヶ写山の縦走のついでに頂上を踏まれる山になったようで、福井県側の山竹田ー吉谷からの最近の記録は、『ヤマレコ』には無い。今回も主流に従い、大内峠から登ることも考えたんだけど、結構急坂が多いようで、リンちゃんが登れるか不安があったため、山竹田ー吉谷からのコースを選択した。今回の山行にあたっては、山と渓谷社から1998年に出版されている『マイカー登山[北陸自動車道]』のガイド記事をベースとし、インターネット上に公開されている記事のうち、金沢ハイキングクラブさん(以下、KHC)の3年前の報告、ヤマケイオンラインに掲載されてる11ヶ月前の登山記録を参考に、挑戦した。ヤブがうるさい可能性も考えて、冬期以外持ち歩かない軍手が、今回の装備のなかにあった(苦笑)。
朝6時前に自宅を出発し、北陸道で金津I.C.まで移動。大内峠からのコースと違い、トイレが無いので、『セブンイレブン金津インター店』でトイレを済ませてから、県道110号ー県道10号で山竹田へ。帰りにお世話になる『丸岡温泉たけくらべ』の前を行くとすぐに「火燈山登山道 吉谷不動堂」の看板があり、こちらで左折。最初は舗装路だったけど、すぐにそれも途切れ、砂利道に。あまり深入りして大怪我しないように適当な場所でクルマを駐めるつもりだったけど、KHCさんの記事にあった写真と同じ場所に着いたので、ここにクルマを駐めた。ちょうど登山口まで900 mの看板がある。
7:57に出発し、林道を歩いてく。10分弱くらいの歩きで、数件の建物が残る吉谷集落跡に到着。駐車に適したスペースもあり、ここまでクルマを入れられたのにぃ〜!…と悔やんでも後の祭り。ここで桃色テープが多いほうの(右側の)道に入ってくとこっちは間違いで(苦笑)元の場所に戻ったため8分時間をロス。集落跡らしくスギの植林のため晴れでも薄暗いなか林道を歩いてく。時折倒木もあり(この倒木が処理されない限り、クルマでは登山口まで行くのは無理)、異様な雰囲気に飲まれたリンちゃんが不安のあまり、泣き出す(苦笑)。勿論、リンちゃんを気遣って登山を中止するようなことはしない(苦笑)。やがて林道が二手に分かれる。まずは案内どおり右へ。右に入って進むとすぐにまた分岐があり、こちらは左に入る。ようやく登山道の入口に到着した時には、8:31になってた。ここからは本格的な登山道。最初のうちは枝打ちされたスギの枝が散乱し、歩きづらい。スギ林から自然林に入る。尾根上に乗ってそのまま行くかと思いきや、斜面をトラバースするような感じになり、下方の谷に鍋倉ダムも見えてくる。靴幅しか道がないような箇所や、崩れた沢型地形を高巻きするような難所(ロープあり)もあったけど、基本的には道じたいはしっかりしてる。トラバース道が終わると、またスギの植林地に入る。登山道を見失いようにテープ類を確認しながら慎重に登っていくと、林道横断点に出た。ここで10分ほど休憩。
林道横断点から18分の歩きで、火燈山南方に伸びる稜線に到達。ちょうど地形図の・678 m標高点の北側の鞍部に当たる。ここからは丈競山や、これから登る火燈山が見渡せた。稜線上に乗ったからには楽になるかと期待してたけど、雨が降ったら水が流れそうな沢型の道で、ここ数日の晴天で路面が乾いてるにもかかわらずとても滑り易い。しかも、道を覆うように灌木が育ってるため、両手で払いながらの登り。最後にトラロープが3連発で登場。ここを過ぎると、南北に長い火燈山の頂上の南端に出た。火燈山の頂上で休憩中の登山者の姿も見える。ここからツツジやらシャクナゲなどを見ながら歩いて行くと、火燈山の頂上に9:58に到着。ホントは小倉谷山まで行きたかったんだけど、みんなが嫌がるので、今回はここまで(苦笑)。吉谷の登山口から頂上まで、1人も登山者の姿を見なかったけど、火燈山の頂上では20人以上の登山者を目撃(笑)。みなさん周回コースを歩かれてるようで、頂上に長居するかたはおらず、30分も休憩してたウチらは異質(苦笑)。頂上からは周回コースの小倉谷山、富士写ヶ岳のほか、谷の向こうの丈競山や福井平野の広がりやその先の海などの絶景が楽しめた。
帰路は、往路を引き返す。もともとリンちゃんが下りが苦手なうえ、沢状の滑りやすい道を慎重に下った結果、登り以上の時間をかけて(苦笑)・678 m標高点の北側の鞍部まで戻る。ここから登山口まで下り、さらに林道歩きになるけど、往きと陽の向きが異なるため、スギ植林地のなかでもそんなに暗くない(笑)。往きもこれくらい明るかったら、リンちゃんも泣かなかったのに...(苦笑)。正午を知らせる音楽が鳴り終わると、吉谷集落跡に到着。残ってる建物に興味があり、確認すると「白山神社」だった。ここから6分の歩きで、クルマを駐めてた火燈山登山口まで900 m標識に帰着。頂上からクルマに戻るまでの間も、1人も登山者の姿を見なかった。広場で昼御飯喰ってから、クルマで林道を降りる。ダート走ったため、クルマが汚れで酷いことに...(汗)。クルマはともかく、人間は『丸岡温泉たけくらべ』でキレイさっぱり。
情報が少なく、コース状況が心配だったけど、コースじたいはしっかりしており、山歩きが趣味のひとであれば迷うような場所はほぼ皆無。軍手の出番も無かった(笑)。「白山神社」がしっかり管理されてるように、元住民もしくは林業に携わってるひと、地元の山岳会のかたなどがそれなりにメンテしてくれているのでしょうか? 火燈山頂上以外、自分たち以外の登山者の姿を全く見なかったので、静かな山歩きが好きなかたやマイペースで歩きたいかたにオススメです。
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