シロヤシオ咲く『花の百名山』大滝根山

2018年05月26日(土) [日帰り]

• GPS: 04:11
• 距離: 5.1km
• 登り: 455m
• 下り: 444m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:50
• 休憩: 1:04
• 合計: 3:54

距離 5.1km 登り 455m 下り 455m

7:18 旧あぶくま高原ホテル
7:43 7:47 賽の河原の分岐
8:54 9:22 大滝根山
9:24 9:26 梵天岩
9:28 9:47 大滝根山
10:35 10:46 賽の河原の分岐
11:12 旧あぶくま高原ホテル

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口付近の温泉施設跡地前に5台ほどの駐車スペースがあります。下山時にはほぼ埋まっていました。
磐越道小野ICから30分。同じく舟引三春ICから40分程です。
私は磐越道へのアクセスが面倒なので常磐道浪江ICから下道をひたすら走りました。もしかしたら相馬ICから国道399号線を使ってもあまり変わらないかもしれません。

コース状況／危険箇所等

【登山口から賽の河原】
渡渉する必要がありますが、特に危険は感じませんでした。
【賽の河原から山頂まで】
御沢沿いに進みます。何度か渡渉がありますが、増水しない限り危険は少ないと思われます。沢筋を離れてからは急登になります。ロープもありますが登りに使った方が良いか思います。
【山頂から日山権現分岐】
危険な箇所はないのですが、指導標がイマイチわかりづらい感じです。踏み跡が少し紛らわしい。GPS端末がある方は利用した方が無難です。
【日山権現コース】
最初は歩きやすい感じですが次第に藪っぽくなります。沢筋に降る箇所は滑りやすいので注意してください。ロープがあるので補助に使うと良いでしょう。

分県登山ガイド(旧版）では危険度1となっていますが、最初に選ぶ山としたら不適切でしょう。新版の分県登山ガイドは別ルートでレートが19となっているようですが歩いてみないとなんとも…
なんにしても危険度1って書き方は初心者を呼んでしまうので注意です(書く方も読む方も)。

その他周辺情報

入浴に三春町の『斎藤の湯 元湯 下の湯』さんを利用しました。入浴料330円です。1時間の制限があるのでご注意を。いい湯でしたので、ぜひお試しを(´∀｀*)

写真

5/26 6:39

おはようございます！今日の目標、大滝根山。花の百名山で、三百名山でもあります。

5/26 7:15

登山口あたりはこんな感じ。林道の延長といった感じです。

5/26 7:22

エライざっくりな指導標

5/26 7:23

しばらくはこんな感じの道を進みます。

5/26 7:26

川っぷちになにやら咲いておりますネ

5/26 7:27

クリンソウでした(´∀｀*)

5/26 7:31

沢沿いを進みます

5/26 7:31

登山道っぽくなってきましたね

5/26 7:33

川のお陰で涼やかです

5/26 7:40

川沿いを歩くのは楽しい?マイナスイオン効果？

5/26 7:40

指導標によると、ここが賽の河原のようです

5/26 7:41

お地蔵さんが目印です。

5/26 7:48

きのこのこのこ げんきのこ〜?

5/26 7:51

何度か渡渉を繰り返し…

5/26 7:52

徐々に高度を上げて行きます

5/26 8:04

この辺りで沢から離れて、一気に急登に

5/26 8:05

エンレイソウ…の実

5/26 8:09

またお地蔵さん。これが御沢地蔵尊なのかな？

5/26 8:10

ロープもあります。岩の上が滑りやすいので助かります！

5/26 8:13

そしてシロヤシオ登場！

5/26 8:14

作家の田中澄江さんが、この花を見て『花の百名山』に選んだのですね

5/26 8:15

鎖も出てきました！段々と険しくなってきました！

5/26 8:21

シロヤシオはちょうど見頃のようです（＾ω＾）

5/26 8:23

サラサドウダンかな？こちらも見頃♪( ´▽｀)

5/26 8:40

シロヤシオはこれでもか！ってぐらいに咲いてます

5/26 8:44

ヤマツツジ現る！

5/26 8:46

まもなく山頂でーす

5/26 9:09

一等三角点は基地内との事！よって嶺霊神社を我が山頂とする！
(｀_´)ゞ

5/26 9:09

お邪魔しております〜m(_ _)m

5/26 9:10

あんら〜！綺麗だこと〜！

5/26 9:10

ツツジ紅白両雄並び立つ！

5/26 9:12

祠にご挨拶！今日も無事でありますように…

5/26 9:12

シロヤシオ満開！

5/26 9:12

ドンピシャなタイミングでした(´∀｀*)

5/26 9:13

ヤマツツジもスンバラシイ！

5/26 9:13

良い時にこれました(≧∀≦)

5/26 9:15

こちらは間も無く開花！

5/26 9:16

レーダー基地の脇をお邪魔様でーす

5/26 9:20

フェンス脇を進むと…

5/26 9:21

デッカイ岩が?(゜Д゜)

5/26 9:21

登ってみる

5/26 9:22

おー！良い眺め！秘密基地感が凄い(^_^;)

5/26 9:43

戻って違うルートで下山開始。
指導標は有難いんですが、なぜか迷いやすいんですよ(・_・;

5/26 9:45

フェンス沿いを南下

5/26 9:45

蜂さんお食事中〜

5/26 9:46

5/26 9:46

下山開始〜

5/26 9:48

ツクバネソウかな？

5/26 9:49

そして、急に南側の展望が開けた！

5/26 9:49

なるほど、レーダー基地に電源を供給するためか！

5/26 9:51

霞んでなければ那須連山も見えるはずなんだけど…

5/26 9:52

郡山方面。見えているのは額取山なのかな？

5/26 9:56

再び森の中へ

5/26 10:09

薮…

5/26 10:10

サラサドウダン。これ系のツツジはめんこいのう〜(￣∀￣)

5/26 10:12

日山権現はチェーンで封鎖中

5/26 10:13

森に呑まれかかっている指導標

5/26 10:14

この辺りは展望が開ける。右側に旧あぶくま高原ホテル。

5/26 10:14

振り返れば大滝根山！今度は違うルートで来てみたい。

5/26 10:29

ツクバネウツギっぽいけどちょっと赤い？

5/26 10:33

ここのロープ場注意です！滑りそうだなぁと思ってたらやっぱり滑った(・・;)

5/26 10:36

急坂をズンドコ降ります

5/26 10:36

薮藪しい…

5/26 10:39

なんだすぺ？

5/26 10:43

登りに使った道に合流ε-(´∀｀; )

5/26 10:48

トキワハゼかな？

5/26 10:51

クルマバソウにアリンコ吸蜜中〜
こいった小さな花にもちゃんとポリネーターがいるんですなぁ

5/26 10:52

マイヅルソウ

5/26 10:59

締めにクリンソウ。これは先ほどの個体ではなく、道の脇に咲いていたヤツ。なぜか登る時に見落としていた(・_・;

撮影機器：

PENTAX K-70 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 タオル ストック カメラ

感想

Meta-born

久しぶりに遠征しようと車中泊の準備をして出勤後、天気予報をみると関東方面は微妙な予報…。車中泊をパスし一旦帰宅して再度登る山の検討を開始。福島なら晴れの予報。安達太良か一切経か？それとも磐梯山か？前者2つは踏破済みなので違うルートを前提に考えたがピンとこない。磐梯山はバンダイクワガタの時期に登りたいし…。尾瀬は足が万全になってから行きたいし…。う〜ん、どこか旬な所はないかと皆様のレコを探してみたらありました！シロヤシオの花の百名山、大滝根山！今ならちょうどシロヤシオの時期ですし、阿武隈山地最高峰ってのも心をくすぐる。
という事で、大滝根山へやって来ました！旧温泉施設跡地に車を停め、山頂を目指して出発です。しばらくするとクリンソウがお出迎え。ですがこの辺りにはシロヤシオは見当たらず。山頂付近でなければ咲いていないようです。
川沿いのルートなので涼やかでとても清々しい。何度か渡渉を繰り返し徐々に高度を上げて行きます。
沢筋を外れてからは急登が始まります。ロープや鎖場もありますがそれほど難易度は高くないので、問題なくクリアできると思います。しかも、ちょうどその辺りからシロヤシオがお目見えするので、気分転換にもってこいです。シロヤシオに癒されながらひと頑張りすると程なく神社に到着です。ここではシロヤシオとヤマツツジがちょうど満開でとても見事です。山頂の一等三角点は残念ながら基地内となるようなので、峯霊神社が事実上の山頂なのでしょう。
基地のフェンス沿いを北に進むと梵天岩があり北側の展望が得られます。自衛隊の基地が見える山頂の展望はなかなか異質で、他の山では得られない独特の景観です。
さて下山には日山権現コースを利用しました。こちらがなかなか手強く、薮が濃く滑りやすいので注意が必要です。
また、指導標があるのですが、ちょっとわかりづらい。踏み跡もいくつかあるので道迷いに注意です。山で出逢った方も同様の感想でした。
ガイドブックには初心者向けの山の様な書き方がされていますが、初めての方がソロで入る様な山ではないと思うので、それだけは留意していただければ良いかと…。

ですがそれを踏まえてもシロヤシオをはじめとした花々は素晴らしく、流石は『花の百名山』といった風情でした。もう終わっていましたがシャクナゲやトウゴクミツバツツジの時期に訪れてみるのも良いかもしれませんね(´∀｀*)