ダイトレ=金剛山〜葛城山〜平石峠
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,300m
- 下り
- 1,731m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
磐城駅〜近鉄電車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
所々小さな分岐があり、案内も無いので一瞬ためらいますが、すぐ合流します。 随所に木の階段があります。この道のりのアップダウンの7割くらいは??階段のような気がします。 平石峠から竹内街道〜途中国道166号を10分ほど?歩きます。交通量が多いので注意が必要です。 |
写真
感想
1000m前後をずっと縦走するのは始めての体験。だけど、これだけ階段を上り下りするのも初めての体験…
平日だと、5:50富田林駅発金剛登山口行きというバスがあることにまず驚いた。しかも毎日運行されている!その後も何本も出ている!登山人口は大抵ではないのだな。
電車の車窓から、うっすらと曙に染まりゆく山並みを眺めつつ、あの山々をずーっと歩くのだと思うと不思議な気持ちになる。
6:16のバスには私と年配の男性が一人。運転手さんは、『寒いですが暖房を入れましょうか』と気遣ってくださる。気持ちだけいただき、町並みを眺め、山を眺めバスに揺られること30分。ひんやり冷気が心地いい。今日は暑くなるようだから早めの出発でちょうどいい。ハイキング〜低山用のウォーキングシューズで何とか行けると思うのだけど。
コンクリートの林道が終わると階段。登っても、階段。曲がっても、階段…立派な丸太の階段が続く。その間に、この山登りを日課にしているような比較的年配の方と何人もすれ違う。皆さんの朝は早いようだ。そして、どんどん追い抜かれる…皆さんとても慣れていらっしゃるようだ…
この道は砂地のようだし、これだけ多く登られていると土砂の流出は多くなるだろう。階段というのもやむを得ないことだと思う。このあたりのバランスはなかなか難しい。
頂上へ上がると登拝回数の受付所というものが!しかも大きな回数の掲出板!
そう、この回数の把握方法をずっと不思議に思っていた。自分で記録?申告は?認定方法は?その仕組みがようやくわかった。実に、シンプル。
今回の痛恨のミスは御朱印帳を忘れたこと。金剛山頂でも葛木神社の御朱印がいただけるようになっていた。だが、あいにく神主さん不在とのこと。やっぱりこれはまた来い、というメッセージなのだと受け止め、未練タラタラあきらめる。
しばらく周囲を散策し、お参りし、鳥居をくぐったらさあ、ダイヤモンドトレイルだ。
木立の中を心地よく降りていく。階段も、下っていく。杉の木立の中で時折黄や赤の葉がハラハラ散っているのが美しい。気が付くと右手に町並みが。これは、奈良側?えっと大和三山?明日香?しばし眺め一休み。そしてまた階段をどんどん下り一気に高度を下げていく。
下るだけ下ると川を渡って林道へ。金剛の水、というのがあるはず… 左手にきちんと標識も立っていた。水を補給し緩やかに林道を下っていく。空は真っ青、本当に気持ちいい!始まった紅葉、緑の中、山の中。
柵とアスファルトの道路が目に入ってきた。これが水越峠か。ここに車を泊めて入る人が多いようだ。自然歩道の看板から入る。用水の傍らを上がっていく。と、急な傾斜になった。ここからがーーじっと黙々ひたすら延々、階段を上がる!途中、土の上を歩いたと思っても束の間、またもや階段。前後して上がった方と途中で思わず『さすがに暑いわねぇ』『どこまで続くんでしょうね』と苦笑。かれこれ1時間ほどだろうか、汗を滴らせながらまだか、まだか、と思った頃土の道になり、下りとなり、つつじの木の中をまた登り返してベンチのたくさんある広場に出る。お昼を食べている方が多いので私もここで休むことにした。金剛山をながめつつ、畳2〜3畳分?はあるようなベンチ??でお昼を食べた男性の中にはそこでそのまま昼寝をしている人も!気持ちよさそうー。遠くで小学生の声が聞こえる。遠足なのだな。
まぶしい陽射しの中、やわやわ出発。山頂広場は案の定、小学生の一団で一杯。高原の雰囲気はさっと感じてテント広場を左に、送電施設?を右に見ながら進んでいく。今日はどこまで行こうか。秋の日は短いとはいえ今日は晴天。少しは日も持つだろう。笛吹山だと降りてからが長いし、てくてくまっぷにあった岩橋山歩道は。でも平石峠まで行っても麓には日の明るいうちに着けそうだし…なるべくなら少しでも山歩き。ちょっと頑張ってみようか。こんなことを選べるのも北上ルートだから。jijiさんのアドバイスで南下から北上に変えて良かった!
杉の並木を進んでいくが暑い陽射しは遮られちょうど良い。静かな静かな山の道。上り下りはやはりほとんど階段。これは、登るための、道だ、と思った。生活の中でつけられた道でない、トレイルとしての歩くための道。山に登るには階段は最短距離で上れる便利な方法だが、人の身体は階段には向いていない。だが、これだけの山並みを縦走しない手は無い。となると個人所有の山などもあるようだし、必要最小限のスペースで、距離でとなってしまうのだろう。
そうこうして上り下りを繰り返すうち、平石峠へ。先の岩橋峠もだが、案内板には峠としての名称の記載が無い。誰かがマジックで書いた峠の名称が判別に役立った。
ここからは林道を下る。ここも奈良〜河内間の街道の一つだったよう。こんな街道越えも面白そうだ。視界が開けるとー、現実世界へ。細い路地のような道も歩きつつ、国道へ。街道を示す石の道標が立っていた。恐る恐る国道をしばらく歩く。と、立派な旧家が道沿いに。かつての趣を偲ばせる。このような交通量の多い道沿いに…住んでいる方はどうしているのだろう。カーブにより国道を離れ、昔ながらの民家の建ち並ぶ街道に入り、ホッとする。これがなかなかどうして!素敵な道なのだ。こざっぱりと掃除が行き届き、時間が戻ったような町並み。芭蕉ゆかりの家、というのがあり記念館のようになっていたのでお邪魔する。無人だが美しく掃き清められ、展示もつつましくも品があり、この街道の皆さんが誇りと愛着を持っている様子が伺える。この町並みは磐城駅近くまで続く。街道好きの私としては大きな収穫。ここまで歩いて来てよかった!振り返ると橙にうっすら染まる山並み!!
朝は曙の山を河内から眺め、夕は暮れ行く山を大和から眺める…感慨もひとしお。大きく切れ込んだ水越峠、さっき降りてきた平石峠。汗まみれで登ったこともうそのようだ。
天気にも恵まれ、何の心配も無く歩けたこと、時間、コース設定、最後の竹内街道。何もかもがうまくぴたりとあって本当にありがたく、この上ない良い一日だった。
そろそろ記録がUPされているかなと思って覗いたら、20km弱の長丁場を歩いてたんですね
この日は暑かったでしょ
実を言うとダイトレは階段と林道が多くて余り好きじゃないんです
大和葛城山への登り返しはキツイでしょ
それと竹内街道の一部が国道になっていて大型トラックが走りっぱなしで
幾ら好きとは言え、まあ遠い所から高々1000mの低山へ、ホントようこそ です。
次回来られる時は必ずお付き合いをさせてもらいますので…
二上山は登られたのかな
そっちの記録も楽しみにしています
実は階段にはちょっと参りました。
まあ、何気ない風景に見えてもそこには歴史のロマンという味付けが、というヤツですね 今度はそれぞれ単独でいかにもな登山道?で上り下りしてみたいです。
葛城古道は歩きましたが(これからup予定)二上山はやめて上ってないんです。晴れ間が見えるのに山上はガスがかかっててあまりいい雰囲気ではなかったので…私のことなのでまた次の機会があるでしょうから
おっと、奈良に来られてたのですね
ダイトレ・・・
凄いっす
葛城山から二上山まで真夏に縦走しましたが暑くて倒れそうでした
いや〜・・・地元にあれだけ山がありながら、関西の山・・・
無いものねだりなのでしょうね・・・
私が京都観光に滅多にいかなのと似てるのでしょうか??
でも街道跡とかは関西が多いのでしょうね。
最近、私もそんな山歩きも楽しいかなって思ってます
う〜ん、あのコースでは真夏はちょっと、いや、かなり大変かも おつかれさまでした
地元の山も大好きですが、奈良は何といっても歴史のふるさと。その風情だけでも十分です
今までは神社仏閣や史跡めぐり、昔ながらの町並み散策などが多かったんですが、「山」という新しい世界が加わってますます奈良にどっぷりな予感…
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