八ヶ岳 観音平から編笠山、権現岳を周回登山
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,427m
- 下り
- 1,425m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝の観音平は気温が10℃くらいでしたが帰着時は25℃まで上がりました。よって下山して着替えようとしたら虻の大群に襲われました。車を素早く駐車場の中央に移動してから着替えた方がいいと思います。 |
写真
感想
観音平は人気の登山口だけあって、平日の早朝であっても続々と登山者の車がやって来た。大きな音のする熊よけ鈴を下げている人、ラジオを鳴らしている人、大きな声でしゃべりまくっている女性など、鳥の声が聞こえないくらい賑やかだった。山では、もう少し静かにしてもらいたいと思うのは私だけでしょうか。
それに比べて、大きなザックを担いだ高校生グループは統制が取れていて、しっかり準備運動をしたり、声を掛け合ったりしていて気持ちが良かった。
編笠山の森は、日本森林百選に選ばれているだけあって気持ちがいい。斜め横から差し込む朝日が森の姿を一層引き立てている。特に押出川あたりは苔むした森が深山幽谷の様相を呈している。そんじょそこらの展望の利かない登山道とはひと味もふた味も違うので人気があるのだろう。
押出川を過ぎると登りがきつくなってくる。特に山頂が近くなってくるとハイマツの間のえぐられた登山道は、こんもりとした山の姿とは裏腹にかなりきつい。ぐっとペースが落ちてくる。追い越されはしても追い越すことのないのが私のペースだ。
前方に青空が広がり、傾斜が緩やかになってくるとまもなく山頂だ。スタート時に沢山いた登山者はすでに先へ進んでしまったのか、山頂には誰もいなかった。
梅雨の合間とは思えない素晴らしい展望が待っていた。雪のなくなった富士山を始め、南、中央、北アルプスの山々がずらりと並んでいる。奥秩父の金峰山の五丈岩も見えるし、遠くは乗鞍岳、御嶽山までが見えている。
やや風があるので岩陰に身を寄せ展望を楽しんでいるうちに続々と登山者がやって来た。私が唯一追い抜いた、特大ザックを背負った高校生グループも到着した。賑やかな山頂になったので先へ進むことにした。
懐かしい青年小屋前には、これまた賑やかな中高年パーティーがいた。女性中心のパーティーに男性が混ざっていると、必ずと言っていいくらい、ひとりはしゃいでいる女性がいるものだ。ご多分に漏れず、このグループにも騒がしい女性がいたので、ここはパスして先へ進むことにした。
権現への登りは鎖の付いた岩場が多い。慎重に登れば問題はない。それよりかこの登山道には高山植物が目白押しだ。定番のイワカガミはもちろん、背丈の低いミヤマシオガマやハクサンイチゲ、スミレのようなキバナノコマノツメ、ツガザクラなど、北アルプスに負けないくらいの高山植物を見ることが出来た。写真を撮るのも忙しい。
権現岳の山頂は大きな岩峰である。さびた剣が立てかけてある。三脚を立てる場所もないので人がいなくなった頃合いを見計ってドローンを飛ばして登頂記念写真を撮った。ちょっとほかでは見られない記念写真だ。
今日は眺めがいい。一日中、山が見えている。目の前に立ちはだかるようにそびえる赤岳が大きい。近々、清里側の尾根から赤岳に登ってみる計画があるが、あの山頂への登りは相当きついだろう。
山を見ていると次の山行計画が湧いて来る。山があるから山に登りたくなるのだ。
飽きることのない展望だが、いつまでもここにいるわけにはいかない。三ツ頭から木戸口公園経由で観音平に戻るには3時間半ほど必要だ。ぼちぼち腰をあげることにしよう。
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