塩見岳・・・もう冬山なのに寒さ対策不足でした
- GPS
- 28:59
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 2,378m
- 下り
- 2,368m
コースタイム
11:00 鳥倉林道ゲート駐車場
11:34 鳥倉(豊口)登山口
11:50 三伏峠小屋まで1/10地点
12:08 三伏峠小屋まで2/10地点
12:21 三伏峠小屋まで3/10地点
12:30 支尾根
12:36 三伏峠小屋まで4/10地点
12:49 三伏峠小屋まで5/10地点
13:02 三伏峠小屋まで6/10地点
13:15 三伏峠小屋まで7/10地点
13:32 三伏峠小屋まで8/10地点
13:37 塩川登山口ルートとの分岐(塩川ルート通行止め)
13:47 三伏峠小屋まで9/10地点
14:01 三伏峠小屋まで、200歩地点
14:04 三伏峠小屋(日本一高い峠) 2607m
冬期小屋宿泊
≪21日(月)≫
6:29 三伏峠小屋出発
6:33 塩見岳・本谷山〜荒川岳・小河内岳の分岐
6:41 三伏山 2615m
7:30 本谷山 2658m
8:36 塩見岳・塩見小屋〜塩見登山口新道の分岐
8:51 塩見小屋
9:54 塩見岳西峰 3047m
9:59 塩見岳東峰 3052m
10:50 塩見小屋 小休憩
12:25 本谷山
13:08 三伏山
13:17 三伏峠小屋 小休憩
13:57 鳥倉登山口まで7/10地点
14:02 水場
15:16 鳥倉(豊口)登山口
15:59 鳥倉林道ゲート駐車場
天候 | 20日(日):曇りときどき晴れ間あり 三伏小屋内気温0.3℃ 21日(月):快晴でしたが、尾根は冷強風で寒い 外気温0℃〜-1℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道松川IC〜国道152号〜大鹿村〜越路 帰宅は同じコースで戻りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪駐車場≫ 鳥倉林道の終点にゲートがあり、林道右側に20台程度駐車可能、左側にトイレ完 備(冬期閉鎖中)、ゲートの右側に登山届ポストあり。 ※鳥倉林道の落石には十分注意 鳥倉林道ゲートからの登山口までの林道歩きも落石注意 ≪鳥倉登山口≫ 鳥倉林道ゲートから林道を30分〜40分程度で、鳥倉(豊口山)登山口です。 ここにも登山届ポストがあります。 ここから、支尾根までカラマツ林の急登を登っていきます。 ≪水場≫ 三伏峠小屋まで7/10地点に、唯一の水場あります。 ≪三伏峠小屋≫ 登山口から道標(1/10)がしっかり明示してあり、登る目安になります。 三伏峠小屋は冬期閉鎖中 冬期避難小屋が利用可能 トイレは利用可能 水場はありませんので、途中の7/10地点の水場で確保が必要 ≪塩見小屋≫ 冬期閉鎖中 陽だまりでの休憩場所には最適 ≪塩見岳≫ 塩見小屋から、ハイマツ帯をちょっとだけかき分けて歩きます。 正面に天狗岩があり、結構な急登の岩登りです。 天狗岩を通過して、山頂までは危険地帯・・・落石に注意してください 赤ペンキの目印を目当てに塩見岳西峰山頂に到着 360度の眺望が得られます。 塩見岳東峰までのほんの数分程度 ≪下山≫ 山頂から塩見小屋までは、落石に気を付けながら慎重に降りてください。 三伏峠小屋までは樹林帯の中を、アップダウンを繰り返す。 三伏峠小屋からは樹林帯を一気に降りる。 ≪注意点≫ 今回の登山ルートでの危険箇所は山頂直下の急峻な岩での落石です。 登山ルートは道標およびピンクテープ・赤ペンキなどで、よく確認すれば道迷い はありません。 |
写真
感想
≪決行に至る気持≫
雪が降る前に南アルプスを登りたかったとの思いで19日(土)の大雨の日に、どこに行こうか迷いに迷って、塩見岳を計画しました。
バス利用の山は冬期終了のために私には行けないので、マイカー利用できる場所を練っていました。
20日の天候は長野県飯田方面は晴天予報であり、日帰りではとても無理なので一泊計画(冬期小屋が使用できると三伏峠小屋H/Pに)
20日はゆっくり出発のつもりで、朝目覚めて外を眺めると晴れてきそうなので、朝食を済ませて一宮ICから高速道へ入り、松川ICで鳥倉登山口へ向かう。
11時前に鳥倉林道ゲート駐車場に到着。
誰もいない駐車場に寂しさを感じながら支度をする。日曜日なのにだれもいないの?もう冬山になったのかな。
登山届を提出
いろいろと思いながら、行けるところまで行って無理ならば引き返すつもりで出発。林道から登山口まで30分〜40分かかります。
≪三伏峠小屋≫
鳥倉登山口から支尾根まではカラマツ樹林帯の中を登っていきます。すっかりとカラマツの枯葉が登山道を埋めており、ふわふわとして絨毯の上を歩いているようでした。三伏峠までは樹林帯の中で眺望も開けるところも多くはありません。
ただ、にこちゃんマークの道標がわかりやすくて、登っていて「あった」と楽しんで登ることができました。
途中に水場があります。
反省したことは2.5Lの飲料水しか持っていかず、ラーメン一回・アルファ白米一回・味噌汁一回で、行動用の飲料水が少なくなってしまいました。小屋には水場がないことを知っていましたが、いい加減な水加減でした。下山時はここでたっぷり飲んで、500ml補給いたしましたが、結局登山口まで残ってしまった。
三伏峠小屋に到着して一回りするが、人っ子一人いなくガス状態で10分もしないうちにとても寒くなり、小屋に突入。
小屋はとてもきれいな小屋で、宿泊者名簿と善意の箱があります。
しかし、室内気温は3℃前後であり、寒くて寒くてすぐにシュラフを用意。
こんなに寒いとは思わず、ありったけのフリース・ダウン・ウィンドブレーカー・モンベルの冬用下着を着込んで、シュラフに潜り込む。
暖かいものを腹に入れたらと思ってラーメンをいただき、コーヒーもいただくがシュラフから抜け出すことはできなかった。少し温まったら、眠気が差し20時ごろまで寝てしまい、だれか来てないかと周りを見るが誰もいない小屋・・・寒い。
そういえば、日本シリーズを聞かなくてはと、ニッポン放送がよく聞こえる。
2対0〜やっぱりソフトバンクかと思って寝てしまう。夜中の気温を見ると0.3度寒いはずです。水が凍らないようにザックの中にしまう。5時30分起床、ニュースでやっぱりソフトバンクで少々がっくし・・・。
さて、今日の天候はと窓際に行くが、結露どころではなく氷結していて手でこすったくらいでは取れない。外に出てみたら、一面が霜で真っ白でした。雪でも降っていたら下山しようとも思っていましたが、晴れそうなので支度、腹減ったと五目飯と味噌汁をいただき、山行モードに入る。
≪三伏峠小屋出発≫
6時30分に出発、そんなに寒さは感じないが、冷たさはある。三伏山〜本谷山を目指していくが、ハイマツに霧氷(樹氷の赤ちゃん)がびっしりと付いている。
登山道は昨日にはなかった霜柱が10cmぐらいになっている。急冷のせいでしょう。
またまた反省、15分もたたないうちにハイドロチューブが凍ってしまい、使い物にならない、残り少ない水がシャーベット状になりましたが、なんとかケースから直接補給しました。
アップダウンを繰り返しながら、塩川小屋に到着。休憩場所はとても暖かい。
ここから山頂まで1時間ぐらいと看板があったので、すぐにスタート。
≪塩見岳≫
塩見小屋からすぐに天狗岩が目の前に聳え、なんなく通過していくと、塩見岳の山頂直下は急峻な岩稜帯であり、「落石注意」の看板があり、登山道には崩れた小さい岩が無数にあります。
小さくても当たれば無傷では済まないし、でかいのだったら・・・とっとと通過したいと気を付けて山頂を目指した。
西峰と東峰があり、東峰が5m高い。5m低かったら行かないかも。
山頂は冷たい強風でゆっくりはできず、360度の眺望を一人だけで堪能して、塩川小屋へ戻る。
塩川小屋で昼食タイム。
≪下山≫
ハイドロチューブは暖かさで使用可能になり、帰りは普通に使用しようと思っていたら、やっぱり30分程度で使用できなくなった。全く反省していないことと帰りは気温が上がっているので凍らないと思っていたが。気温は1℃から0℃ぐらいなのでしょう。
樹林帯の中を只管下山、三伏峠小屋まで目指すが、やっぱりアップダウンの登り返しに鈍行になりました。
三伏小屋で小休憩、誰もいません。
宿泊名簿に記帳して、善意の箱に気持ちだけ入れました。箱をゆすってみたら、
ちゃらちゃらしなかったのでお札が入っているかとも思いましたが・・・。
≪三伏峠小屋から下山≫
途中の水場までなんとか飲料水は調整しながら到着して、凍りそうな水場でたっぷりと美味しい天然水をいただき、500mlも確保しました。
本日21日は鳥倉林道が8時から17時まで通行止めになることを思い出しました。う回路はあると表示してありましたが、遠回りになると嫌なのでゆっくりと下山して17時ごろ工事個所を通過すればとゆっくりモードで下山することにしました。
≪びっくり≫
水場から少し下ると、あっと私が吃驚してしましました。男の方とすれ違う。
まさか、いままで人と会わなかったので、まさかと・・・。
少しだけお話をさせていただき、その男の方は峠まで行って戻られるとのことで、
人と会ったことで安堵感でいっぱいになりました。
「有難うございました」と声が出てしまいました。
≪駐車場≫
鳥倉登山口に無事に下山。
そこからまだまだ30分程度の林道歩きがあります。
落石の多い林道で上を眺めながら、今にも落ちてきそうな大きな岩を眺めながら、快晴の青空を楽しみながら、通行止めの時間調整もしながら、ぷらぷらとゆっくりと駐車場に到着。
やっぱりと言うか、当たり前なのですが、すれ違った方のマイカーが止っていました。
≪鳥倉林道の工事≫
工事区間に16時45分ごろでしたが、通行可能になっていて助かりました。
アスファルトが撤去されていて、土道でがたがたでした。次回の通行止めの期間は書いてありませんでした。う回路はあると記載されています。
もうこの時期に行かれる方は少ないんでしょうね。
≪反省≫
360度の眺望には堪能しましたが、持参飲料水が少なかったことと寒さ(冷え)対策が十分でなかったことを次回の山行(参考)に活かしたい。
もう、冬山モードです。
パワフル
この時期は百名山でも人はいないので心細い思いされたとお察しします。
寒かったでしょうが、雪は無かったのが以外な気がしました。
冬の木漏れ日の低山をゆったり歩いてみるのも良いですよ
hi-roさん、こんばわぁ
どっか行こうと思いつつ、練った挙句に塩見に決定。
本当に寂しい山行であったことと、水不足・寒さ対策不足には反省させられますね。
今日は8回目の命日で、明日の祭日に娘たち家族(8名:うち孫4名)とお寺へ御参りに行ってきます。
残りの24・25・26・27日はどうしようかなぁ
27日夜からまた浜松へ一週間出張です
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