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Yamareco

記録ID: 1518072
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

前線の 合間を縫って ヒメサユリ―守門岳はニッコウキスゲが盛り

2018年07月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
e351spAz その他1人
GPS
06:25
距離
12.0km
登り
1,224m
下り
1,239m

コースタイム

日帰り
山行
5:05
休憩
1:20
合計
6:25
10:50
11:00
70
12:10
40
12:50
15
13:05
13:15
10
13:25
14:05
10
14:15
14:25
5
14:30
50
15:20
45
16:05
25
16:30
16:40
15
16:55
ゴール地点
天候 雨ときどき曇
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
往路:
高尾05:09(京王高尾線)
北野05:19/05:22(京王線)
分倍河原05:38/05:44(JR南武線)
府中本町05:47/05:59(JR武蔵野線)
北朝霞06:23
朝霞台06:32(東武東上線)
川越06:45

(レンタカー)
川越IC→小出IC(関越自動車道)
保久礼駐車場(二分駐車場)10:30/17:30
小出IC→川越IC(関越自動車道)
※川越市内打上げ

復路:
本川越22:55(西武新宿線)
東村山23:19/23:22(西武国分寺線)
国分寺23:35/23:41(JR中央線)
西八王子0:02
雨の中気合を入れて保久礼駐車場から出発
2018年07月07日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 10:31
雨の中気合を入れて保久礼駐車場から出発
保久礼駐車場から保久礼小屋までの登山道はあまり歩かれていないのかなという感じで草が茂っている
2018年07月07日 10:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 10:34
保久礼駐車場から保久礼小屋までの登山道はあまり歩かれていないのかなという感じで草が茂っている
保久礼登山口
2018年07月07日 10:53撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 10:53
保久礼登山口
ブナ林が見事
2018年07月07日 10:54撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ブナ林が見事
滑りやすそうな粘土質の道
2018年07月07日 11:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/7 11:22
滑りやすそうな粘土質の道
豪雪地帯だけあって森林限界が低い
2018年07月07日 11:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 11:56
豪雪地帯だけあって森林限界が低い
雨が降っている割りには展望が開けている
2018年07月07日 11:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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雨が降っている割りには展望が開けている
大岳山頂
2018年07月07日 12:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 12:11
大岳山頂
いきなり気持ちのいい稜線
2018年07月07日 12:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 12:13
いきなり気持ちのいい稜線
ちょっと終わりかけだけど目的のヒメサユリも続々と
2018年07月07日 12:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 12:13
ちょっと終わりかけだけど目的のヒメサユリも続々と
タニウツギの向こうに雲に浮く山
2018年07月07日 12:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/7 12:14
タニウツギの向こうに雲に浮く山
雨でぬれて滑りやすい
2018年07月07日 12:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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雨でぬれて滑りやすい
まだまだ見頃のものもあった
2018年07月07日 12:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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まだまだ見頃のものもあった
2018年07月07日 12:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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もっと林の中に咲いているのかと思っていたが日当たりのいい場所が好きなのだ
2018年07月07日 12:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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もっと林の中に咲いているのかと思っていたが日当たりのいい場所が好きなのだ
これは咲いたばかりかも
2018年07月07日 12:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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これは咲いたばかりかも
トキソウももあった
2018年07月07日 12:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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トキソウももあった
2018年07月07日 12:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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青雲岳へは一度鞍部に下る
2018年07月07日 12:21撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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青雲岳へは一度鞍部に下る
ニッコウキスゲが見頃だ
2018年07月07日 12:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ニッコウキスゲが見頃だ
これはこれで見ごたえのある眺めだ
2018年07月07日 12:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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これはこれで見ごたえのある眺めだ
これは花が大きい
2018年07月07日 12:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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これは花が大きい
色も濃い
2018年07月07日 12:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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色も濃い
コバイケイソウ
2018年07月07日 12:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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コバイケイソウ
終わりかけだけど透き通った感じもきれいだ
2018年07月07日 12:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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終わりかけだけど透き通った感じもきれいだ
2018年07月07日 12:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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雲が流れてくる
2018年07月07日 12:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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雲が流れてくる
オオバギボウシ
2018年07月07日 12:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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オオバギボウシ
ウラジロヨウラク
2018年07月07日 12:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ウラジロヨウラク
ニッコウキスゲの蕾がいっぱい
2018年07月07日 12:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 12:47
ニッコウキスゲの蕾がいっぱい
こんな斜面にニッコウキスゲが点々と
2018年07月07日 12:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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こんな斜面にニッコウキスゲが点々と
雪渓も残っている
2018年07月07日 12:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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雪渓も残っている
アカモノ
2018年07月07日 12:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 12:52
アカモノ
ウラジロヨウラクがまた
2018年07月07日 12:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ウラジロヨウラクがまた
カラマツソウだが、なんだか背が高い
2018年07月07日 12:53撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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カラマツソウだが、なんだか背が高い
二口登山口からの合流地点で団体さんと合流。でもここからだとヒメサユリがないけどいいのかな
2018年07月07日 12:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/7 12:57
二口登山口からの合流地点で団体さんと合流。でもここからだとヒメサユリがないけどいいのかな
ニッコウキスゲを見ながら歩く
2018年07月07日 13:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 13:05
ニッコウキスゲを見ながら歩く
2018年07月07日 13:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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開けて気持ちのいい青雲岳
2018年07月07日 13:09撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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開けて気持ちのいい青雲岳
2018年07月07日 13:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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雨でも気持ちのいい場所なのだから晴れていればなおさらだろう
2018年07月07日 13:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 13:10
雨でも気持ちのいい場所なのだから晴れていればなおさらだろう
こんな稜線に池塘があるなんて、豪雪地帯ならでは
2018年07月07日 13:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/7 13:11
こんな稜線に池塘があるなんて、豪雪地帯ならでは
越後駒ヶ岳がくっきりと
2018年07月07日 13:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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越後駒ヶ岳がくっきりと
ニッコウキスゲが盛り
2018年07月07日 13:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ニッコウキスゲが盛り
最高峰の袴岳に向かう
2018年07月07日 13:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 13:14
最高峰の袴岳に向かう
2018年07月07日 13:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 13:18
振り返ると青雲岳の上に先ほどの団体さんが
2018年07月07日 13:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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振り返ると青雲岳の上に先ほどの団体さんが
トキソウ
2018年07月07日 13:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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トキソウ
ニッコウキスゲロードだ
2018年07月07日 13:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ニッコウキスゲロードだ
守門岳最高の袴岳
2018年07月07日 13:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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守門岳最高の袴岳
同じくヒメサユリで有名な隣の浅草岳も見えている
2018年07月07日 13:29撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 13:29
同じくヒメサユリで有名な隣の浅草岳も見えている
2018年07月07日 13:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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シナノキだろうか
2018年07月07日 13:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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シナノキだろうか
山頂の雲が取れたときに燧ヶ岳と分かった
2018年07月07日 14:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 14:00
山頂の雲が取れたときに燧ヶ岳と分かった
青雲岳へと戻る
2018年07月07日 14:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 14:00
青雲岳へと戻る
2018年07月07日 14:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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天気が良かったらもっとゆっくりとしたい場所だ
2018年07月07日 14:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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天気が良かったらもっとゆっくりとしたい場所だ
2018年07月07日 14:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/7 14:17
2018年07月07日 14:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ハナショウブが池塘脇に咲いていたがなんか園芸種っぽい
2018年07月07日 14:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 14:18
ハナショウブが池塘脇に咲いていたがなんか園芸種っぽい
でもこんなところに園芸種を植えるわけがないのだから原種のノハナショウブなのだろうか
2018年07月07日 14:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 14:18
でもこんなところに園芸種を植えるわけがないのだから原種のノハナショウブなのだろうか
さっきより雲が上がってきた
2018年07月07日 14:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 14:18
さっきより雲が上がってきた
トキソウがたくさん
2018年07月07日 14:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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トキソウがたくさん
2018年07月07日 14:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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オカバミの滝が見える滝見台
2018年07月07日 15:21撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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オカバミの滝が見える滝見台
一本ブナ
2018年07月07日 15:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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一本ブナ
ブナ林を行く
2018年07月07日 15:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ブナ林を行く
ツルアリドオシ
2018年07月07日 15:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 15:50
ツルアリドオシ
ブナ林を歩くと日本海側に来たなぁと思う
2018年07月07日 15:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 15:58
ブナ林を歩くと日本海側に来たなぁと思う
ここはほとんど枯れていた
2018年07月07日 16:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 16:08
ここはほとんど枯れていた
トチノキの大木
2018年07月07日 16:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 16:08
トチノキの大木
二口登山口
2018年07月07日 16:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 16:30
二口登山口
きれいなトイレがある
2018年07月07日 16:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 16:30
きれいなトイレがある
保久礼登山口へ戻る
2018年07月07日 16:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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保久礼登山口へ戻る
保久礼登山口に戻ってきた
2018年07月07日 16:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 16:56
保久礼登山口に戻ってきた
小出に向かう途中、越後駒ヶ岳と八海山がきれいに見えた
2018年07月07日 17:54撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/7 17:54
小出に向かう途中、越後駒ヶ岳と八海山がきれいに見えた
撮影機器:

感想

週半ばに台風7号が日本海側を通過し温帯低気圧に変わったと思ったら、その後北上していた梅雨前線が南下してきて停滞、九州から中国四国、近畿、中部地方と広範囲に豪雨災害が発生してしまった。
昨年の九州北部豪雨の記憶も新しい中、毎年豪雨災害が発生するような気候に変わってきてしまったかと思うと暗澹たる思いだ。

ヒメサユリを見ようと、先週末に計画していた守門岳への山行だったが、体調を崩してしまい1週間延期。
先週末には関東甲信地方に梅雨明け発表があり、このまま太平洋高気圧の張り出しが維持されるかと思っていたのだが、梅雨前線の南下に伴い関東地方も「戻り梅雨」状態になり、守門岳のある中越地方も降ったり止んだりの天気が続いていた。
西日本では豪雨になっているし、梅雨前線の動きも不確定な中、計画は中止した方がいいのか悩んだのだが、天気予報と天気図を見てなんとか行けるかなと思い、途中激しい雨になったら即引き返そうということで決行することにした。

守門岳の登山口へは公共交通機関で行こうとするととても不便だ。
小出駅から貫木(つなぎ)バス停までバスがあることが分かったが二口登山口から6kmも手前だし土日は運行されていない。
長岡駅から栃尾車庫バス停へ行きバスを乗り換え栃堀バス停へ行くという手段もあるようなのだが、これまた保久礼登山口まで10勸幣紊△襪世韻任覆バスの時刻表もはっきりしない。
結局守門岳へは車を使うしかなさそうだ。
ただ東京都内から車で行くと渋滞に巻き込まれて時間が読めなくなるのが嫌なので関越自動車道沿いの街で車を借りることにした。
最初は高崎で借りようと思ったのだがレンタカー店の終了時刻が20時〜21時のところしかなく、一応その時間には返せそうなのだがやはり終了時刻があると精神的に落ち着かないので24時間営業の店舗を探すと、大宮と川越で発見。
そこで、より関越自動車道に近い川越で車を借りることにした。

友人と川越駅で待ち合わせて、レンタカー店から出発。
終始小雨のぱらつく関越自動車道を走り、心配していた花園IC〜藤岡JCT付近での渋滞もなくスムーズに進んだのだが、これは天気が悪いからかもしれない。
予報に拠ればだんだん止んでくるかと思っていたのだが、小出の市街地を走るころには本降りの雨になってきた。
ただ、雨が降っているわりには八海山も越後駒ヶ岳も山頂までよく見えていて今日の雲はかなり高度が高いようだ。
これなら山頂で雲に巻かれてしまうということはないかもしれないなあと思いつつ車を進める。
結局、保久礼登山口に到着しても雨は降りやまなかった。
一人だったら雨の中歩き始めるのは躊躇してしまうのだが、自分の体調のせいで1週間延期してもらった友人に悪いし、その友人はレインウェアを着て歩く気満々だし、確かにここまできて引き返すという手もないので気合を入れてレインウェアを着る。
車から出ると、駐車場にただ1台止まっていた車から人が出てきて話しかけられる。
なんでも渓流釣りに来たのだが、雨が激しくなってきたので増水を警戒して待機中とのこと。
こちらも豪雨になったら引き返してきますと話して出発した。

雨の中歩き始めたが、いつも思うのだが土砂降りでない限り山では一度レインウェアを着て歩き始めてしまうとあまり雨は気にならないものだ。
保久礼登山口から保久礼小屋までの間はあまり通られていないのか時折草をかき分けて進むようなところもある。
そして保久礼小屋からはいよいよ本格的な登り。
気持ちのいいブナ林の中なのだが、雨の中気温も高く、水蒸気は飽和しているためにものすごく蒸し暑い。
サウナスーツを着ているのかというほどの汗をかきつつ登る。
2箇所ほど展望台を過ぎるといよいよ高山帯らしい景観になり、この標高でこの景観になるなんてやはり雪が多いんだなあと思っているとすぐに大岳に着いた。

大岳から青雲岳(あおくもだけ)へ向かい始めるといよいよ目的のヒメサユリが姿を現す。
今までの蒸し暑さが嘘のように稜線を吹き渡る風が雨の中でも気持ちがいい。
花は終わっているものも多かったが、それでも雨を滴らせて生き生きと咲いているものが残っていた。
ニッコウキスゲもちょうど咲き始めていて、桃色と橙色に彩られた稜線はとても気持ちがいい。
大岳からは一度鞍部に大きく高度を下げるのだが、ここがヒメサユリとニッコウキスゲの群生地だったので、気分よく歩くことができた。
ニッコウキスゲというと湿原のイメージがあるのだが、これがこんなにも稜線に群生しているなんてやはり雪融け水が多いのと、水の通りにくい粘土質な土壌に由るものなのだろうか。

鞍部からひと登りで青雲岳に到着するとそこは山上の草原となっている。
池塘もあって山上にこういう湿原ができるなんて流石は豪雪地帯だ。
湿原ではトキソウの群落も見ることができた。
雨は止んでいないものの、上越国境の山々も見渡すこともでき、爽快な場所だった。
守門岳最高峰の袴岳へ行き二口登山口に戻るとなると、この青雲岳から袴岳を往復することになるのだが、かえって往復するのが楽しみになるくらいに気持ちのいい場所である。
袴岳に至ると予報どおり雨も止んできて、隣の浅草岳や越後駒ヶ岳がはっきりと見える。
そして雲が流れるとときおり燧ヶ岳の双耳峰が意外と近くに見えた。
不思議だったのは大岳周辺にはあんなに多かったヒメサユリが、青雲岳から袴岳にかけてはまったくなかったことだ。
二口登山道から登ってきた団体さんは袴岳から大岳方面に戻らなかったが、ヒメサユリは見られたのだろうか。

下りは大岳の分岐から二口登山口に下りていく。
登りと違って下りは勢いがつくので同じ粘土質の登山道でもより滑りやすい。
しかも履いてきたのがソールのすり減った登山靴だったのでよけいに滑り、この登山靴はいよいよだめなので買い替えようと決心がついた。
レインウェアは新しいものではなく、汚れるかもしれないと思い古いものを持ってきたのだが、それは正解だった。
二口登山口に着き、そこから車道を車を止めた保久礼登山口に戻っていると朝出会った渓流釣りの方と再会。
雨も弱まったのであの後渓流を遡上しながら渓流釣りを楽しめたとのことで、お互いに無事も確認でき、お互いの充実した休日を讃えあい嬉しい気持ちになった。

帰りは川越でレンタカーを返却後、打上げ。
川越までなら車の運転もそんなに苦にならず、川越で打上げもできるし、上越方面の公共交通機関が不便な山の場合この方法は今後もありだなと思った。
今回は前線の動きが怪しく全国的に豪雨が続く中迷いつつ決行した山行だったが、結果的には目的のヒメサユリにも出会え、思った以上に展望もよく大満足だった。
ここ2週間は山に行けなかったが、やはり山に行けた週末はその満足度が全然違う。

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