記録ID: 1528865
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
【神田百No78】憧れのジャンダルム(西穂から奥穂へ)
2018年07月14日(土) ~
2018年07月16日(月)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 50:02
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 2,311m
- 下り
- 2,290m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:56
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 3:07
距離 3.8km
登り 857m
下り 8m
2日目
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 5:09
- 合計
- 13:32
距離 8.1km
登り 1,373m
下り 1,437m
17:22
3日目
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:04
距離 16.0km
登り 76m
下り 863m
11:33
ゴール地点
Garmin etrex30のログデータです。
天候 | 3日間とも申し分のない好天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●上高地(田代橋)〜西穂山荘 コースタイム3時間50分 バスは帝国ホテル前で下車して田代橋を渡ったところが登山口です。古くからのまさに古道という趣の歩きやすいルートです。途中に宝水という水場があります。 ほぼ樹林帯の道で、陽射しが遮られるので夏でも歩きやすいです。 ●西穂山荘〜西穂独標〜西穂高岳 コースタイム3時間 スタートから独標までは普通の登山ルート、独標(11峰)から西穂本峰までは岩稜ピークが次々現れ、岩稜歩きに自信のない登山者を寄せ付けないアップダウンコースになります。ピラミッドピーク(8峰)やチャンピオンピーク(4峰)などを越えて進めば西穂本峰(1峰)です。独標などから見上げるピラミッドピークや西穂本峰は三角錐の立派な山に見えますが、西穂本峰に立つとその奥に連なる更なる峰々の圧倒的な威圧感に西穂が穂高連峰の脇役な立場であることを痛感してしまいます。 ●西穂高岳〜間ノ岳〜天狗の頭〜ジャンダルム〜奥穂高岳 コースタイム6時間 縦走路としては国内屈指の難易度の破線ルートです。両手両足を常時駆使し、激しいアップダウンとスリル満点の高度感や落石や浮石への注意で肉体も精神もクタクタになります。しかもそれが6時間続き、登攀力とタフネスさの両方を試される超ハードコースです。個人的には危険で有名な逆層スラブや馬ノ背よりも間ノ岳周辺の方がシリル満点でした。今回は晴天続きで岩も乾いていてグリップが効きましたが、濡れていたら超危険で難易度は更に上がること間違い無しでしょう。 ●パノラマコース(涸沢〜屏風ノコル〜新村橋) 好天で歩いてみたかったのですが、まだコース閉鎖中でした。例年8月にならないと通行は出来ないとのことでした、残念。 |
その他周辺情報 | ●幕営情報 (西穂山荘テント場:1泊1名1000円) 好天間違いなしの3連休だったこともありますが、昼過ぎには満杯でした。我々は奥のヘリポート広場の一番奥、もう土の幕営スペースが無かったため半分崖にかかる草地に無理やりテントを立て、最終的に周囲のテントの好意で少しづつスペースを詰めてもらうことで何とか半分は土の上に幕営出来ました(でも半分の草地は逆に下が柔らかで良かったかも)、もちろん張り綱は張れませんでした。 ギュウギュウのテン場でしたが、周囲の人々とワイワイと楽しい時間を共有出来て、それはそれで良かったかも(^^) (涸沢テント場:1泊1名1000円) さすがに広大なテント場、夕方遅くの到着でも幕営スペースはありました。 例年以上に雪渓がたくさん残っていて、そこから吹いてくる冷気が寒いぐらいでした。スペース探しはそれほど苦労しませんでしたが、岩場のテント場のため、底が凸凹でフラットに整地出来ず、寝るスペース割りに苦心しました。 ●下山後の温泉 (お食事処しもまき 入浴500円) 梓湖畔の湯の向かい側にある食事処に併設の日帰り入浴、空いている穴場でよく利用するのですが、今回は3連休ということもあってか、お風呂は混んでいました。 入浴後に食事(さるそば大盛1050円)でお腹を満たして帰路につきました。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
飲料
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
テント
|
感想
とうとう念願のジャンへの縦走、山頂にいる天使にも会ってきました。
思わぬ絶好の連日の晴天、雷雨の心配も無用、岩も乾いていてグリップしやすいし、同じような縦走者がたくさんいたおかげで、不安になることもなく、そして所属山岳会の頼れるメンバー、monchanさん、kan-kanさんとともに大充実の3日間を堪能出来ました。特にmonchanさんは75歳とは思えないほどの健脚ぶり、クライミングテクニックは私なんかよりもはるかに優れているので、安心してトップを務めていただきました。本当にお疲れ様でした。
このルート、逆層スラブや馬の背が危険個所として有名ですが、実際に縦走してみて、一番危険だなと思ったのは、間ノ岳周辺の岩の上り下りだったように思いました。
西穂本峰から奥穂まで、ほぼ両手両足を駆使し、精神も集中させてスリップしたり浮石を踏んだりしないように細心の注意を払いながら、コースタイム6時間かけての縦走、かなりタフなだけにやりきった感がハンパないルートでした。
本当は涸沢からパノラマコースで帰りたかったんですが、7月末までhルート閉鎖とのことで、いつもの本谷橋から横尾谷ルートになってしまったのだけが残念でした。
そうそう、西穂のテン場の混雑ぶりがハンパなかったです。
小屋に昼過ぎに到着した時にはすでにテン場は、ヘリポートも含めて満杯、周囲の幕営者のご厚意で少しずつ詰めてもらって何とか斜面から落ちないようにヘリに設営できました。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1553人
kazさん、念願かなってよかったね
お天気もよくて、渋滞してるんじゃないかと思うくらいの中、
すっごいスピードで走り抜けちゃいましたね
kazさんの感覚と同様、私も間ノ岳あたりの方が
馬の背なんかよりもちょっといやな感じでした。
20年くらい前のことですが。。。
いい仲間に巡り合えたkazさんが羨ましいかぎりです。
hamahakoさん、無事に縦走出来て、ホッとしてます。奥丸山からの声援も届いてましたよ、なんてね(^◇^;)
とにかく緊張感の持続と長い行動時間のタフネスさを問われるスゴい場所でしたわ。
白山は一転、リラックスなワイワイ山行になりそうで楽しみですね、毎度のことながらよろしくです( ̄^ ̄)ゞ
三連休は快晴でしたね。西穂から奥穂へは素晴らしい縦走でした。また、一緒に歩きましょう。
梅雨明け直後の最高のお天気の中、無事踏破出来て良かったですね!
また次回行く機会あったらぜひ下りルートやってみてください。下界丸見えのウマノセ、ヒビリますよ〜(。>ω<。)
まぁ、でも確かにウマノセは浮き石要素はなくホールドスタンスはしっかりしてたから、高度感さえ耐えられれば難易度はそれ程でもないのかもしれませんね。やっぱ終始続く浮き石はホント気が休まらなくていやなもんです。たまに近くで「ラク〜!」とか叫ばれたりすると寿命が縮まりますよね。おーげさか。
何はともあれ、本当にお疲れさまでした(^O^)v
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する