大雪山お鉢巡りは暴風で撤退
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,088m
- 下り
- 1,086m
コースタイム
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 9:00
でもとにかく天気が良いという事と、雨が降らないという事だけは確実そうだったので、敵は風のみのつもりで行くことにしました。
過去に単独ではなかったけど、かなりの暴風と雨の中登山した記憶もあったので、あの時のような状況になれば撤退することも決意してから登り始めました。
結果、お鉢を断念して途中で撤退して帰ってきました。
北海道胆振東部地震の影響でこの時期にしてはとにかく外国人の姿が少ないのに驚きましたが、お陰で(?)この時期なのに混雑もせず、かなり快適に登ることが出来ました。
天候 | 晴れ(強風→暴風)時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場はロープウェイ乗り場周囲にもありますが、層雲峡温泉入り口にも屋根付きの大きな駐車場があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒岳7合目のポストは有人建物付きです。 道は特に迷うところもなく、川を数か所渡りますが危険ではありませんでした。 ガイドブックには増水時危険と書かれていたので、川が危険な場合もありそうです。 |
その他周辺情報 | 層雲峡温泉街にはたくさんの温泉と食事処があります。 さっぱりして満腹にはすぐになれます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
予備電池
GPS
常備薬
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 日焼け止めを忘れたのは痛かった。 |
感想
黒岳山頂までは無風と言ってもよいくらいのただひたすら太陽がギラギラ照り付ける山道でした。
上空で風の音は聞こえましたが草木が揺れることもほとんどなかったです。
これでC判定なの〜?
これくらいならC判定でも今後も登れそうだなぁとのんきに考えていました。
黒岳山頂に到着すると遮るものが無くなるせいか、突然風が吹き始めました。
でも天気もいいし、これくらいの風なら全然歩けるし立っていられるし・・・。
去年登った北鎮岳方向は黒い雲に覆われていて、お鉢一周するってことはあの部分もい歩くんだなぁ〜、でもあそこに行く頃には落ち着いているかなぁ〜。
そんな感じで私にとっては初の北海岳方面に歩き始めました。
北海岳方面は天気もいいし、割と早い段階で山頂も見えていて励みになりました。
それにしても・・・
真っ白だけどいつ雪降ったの?
あの8月16日だかに黒岳で初冠雪したというあの時から積もりっぱなしって事?
後で知ったことでしたが、この日(9月20日)旭岳で初冠雪があったそうで、それと同時に北海岳や白雲岳の方にも降雪があったようでした。
そうとは知らず、とりあえず紅葉と雪とのコラボレーションにちょっとテンションも上がり歩き続けました。
北海岳の山頂標識が肉眼で見え始めたころから風がどんどん強くなってきました。
天気と暮らす予報では時間を追うごとに風速は弱まっていく予報だったのに、体感的にはどんどん風が強くなってきました。
山頂を見る限り、風をしのげる場所も見当たらないので、登山道の途中でくぼみになっている場所で立ち食い昼食を取りました。
その後北海岳に到着しましたが、昼食食べておいてよかったと思うほどの強風です。
そして辺りも白と黒の混じった雲が凄い勢いで飛ばされていきます。
お鉢も白雲岳も見えるようになったり見えなくなったり、風が強いので目まぐるしく景色が変わっていきます。
さて・・・この時点でお鉢巡りは私には無理だろうと断念。
ただ・・・・・・北海岳のすぐ近くにある松田岳なら行けそうじゃない?
という事で、地図上で北海岳の隣にあった松田岳を目指して歩きましたが、暴風は収まるどころか、どんどん強烈になっていきます。
ずっと積雪2〜3センチの感じが続いています。
松田岳には20分くらいで到着!
この段階で風上に向かって呼吸をすることが困難な感じで、時々の突風に体が押されるような感覚です。
という事でさっさと写真だけ撮影して撤退開始!
北海岳に戻ったら、そこもさっきよりも暴風です!
そこで出会った方と少しお話して、早々に北海岳を去りました。
するとみるみる天気が回復していきました。
風も弱まり、振り返ると北海岳が太陽に照らされています。
これ・・・いつものパターンじゃん。
後ろ髪引かれながら何度も振り返り石室に戻ってきました。
お鉢一周できなかったので、じゃあせめて桂月岳でも登ろうと思い登りました。
ここには外国人観光客が結構いました。
そして山の中腹に謎の撮影隊6人くらいが特殊カメラを設置して何かを撮影していました。
余りに気になったので下山時、何を撮影しているのか聞いてみたところ、白老町で2020年にアイヌ記念博物館(?)とか何とかいうのを開催するらしく、アイヌのイメージビデオを作成しているそうです。
アイヌと言えばカムイミンタラ。
なるほど〜〜〜、大雪山の冠雪と紅葉はまさにアイヌのイメージです。
ただ白老だけど大雪山でいいのかな?
なんて余計なことを考えちゃいましたが、2020年の白老ね!
絶対に行きます!!と約束して下山しました。
下山後はいつもは神社に行くんだけど、この後の予定がかなりぎゅうぎゅうで詰まっていたので、黒岳の湯でカラスの行水をして早々に層雲峡を後にしました。
明日(9月21日)の天気と暮らす予報では大雪山もA判定なのできっと穏やかないい天気の中でいい景色が見られたんだろうなぁ〜。
コメント
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危険な暴風の中素敵な景色をありがとうございます。
何度も登った黒岳。本物も写真をいつ見ても素敵です。
北海岳は1度しか経験が無いので、こんなんだったかな?
という感じで20年前を思い出しています。桂月からの景色も絶景ですよね。ステキ。お鉢周囲のトレッキングはいつかまたしたいです。
今年は7月も8月も天気が悪い日ばかりで全然遠出の登山が出来ませんでした。
お鉢平一周は私の目標だったんだけど、来年に繰越になります。
北海岳は初めて登ったけどあそこまで行けたなら天気が良ければお鉢平歩ける気がしました。
来年チャレンジします❤
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