鶏頭山スノーシューイング_2012/1/15
- GPS
- 07:11
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 955m
- 下り
- 940m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
原則マイカー利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
いつのものかラッセル跡が残っていた。 1000mから上は吹き溜まりでルートを見失いやすい。 厳冬期でも、時間を掛ければニセ鶏頭までは行けると思うが、その先は天候と雪の状態を見ながらの行動になると思われる。 今回は天気と風と雪の量に助けられた。 |
写真
感想
先週の三ツ石山スキーツアーの帰りに、来週はどこに行こうか!?という話になりました。
自分が、久しぶりに鶏頭山に行きたいなあ!と話したら、その場で全員賛成で決まりました。
ということで、今週は鶏頭山です。
鶏頭山には、積雪期に登っています。
すぐ近くに早池峰山や薬師岳があるので、無積雪期はそちらに足が向くんですよね。
といって、鶏頭山に魅力がないのかといえば、それは違います。
なので、小田越に通じる県道が閉鎖される積雪期に、鶏頭山に登ることになるわけです。
7時、都南で待ち合わせ、車1台で岳部落を目指します。
今日のメンバーは5人、やまめさんも一緒です。
滝沢はうっすらと雪が積もりましたが、遠野街道には雪が降った形跡は無く、乾いたアスファルト道を順調に進みます。
大迫バイパスを道の駅はやちね方面に左折すると、こっちは道路にうっすらと雪が積もっていました。
上空は青空、途中で鶏頭山の姿が現われると、車内は歓声に包まれました。
「天気良いよな!」「このまま持てば良いな!」
道の駅はやちねでトイレタイムを取り、8時ちょい前、岳部落の駐車場に到着です。
駐車場には、登山客らしき人がひとり準備をし、出発するところでした。
自分たちも準備をします。
装備としては、スノーシューorワカンにアイゼンです。
ピッケルはどうする!?となりましたが、今日はストックのみで出かけることになりました。
8時10分、先行者を追いかけるように出発です。
しかし、雪が少ないですね〜。
12月中下上旬といった感じです。
8時18分、登山者名簿に記入して、登山道に突入です。
当然、先行者の踏み跡を追いかけるわけですが、いつのものなのか登山道にはトレースが残っていました。
なので、しばらくは汗もかかずに快適な登りのはずでした。
しかし、気温はそこそこ低いものの(-10度ぐらい)、風がほとんど無く、先頭のペースが速かったこともあり、あっという間に汗が噴出してきました。
先頭に声を掛け、ウエア調整をして、今度は自分がトップでスピードコントロールをしながら登り始めました。
しかし、ホント風がないです。
8時46分、畳石です。
写真を撮って、すぐに出発です。
登山道はここから斜度がきつくなってきます。
ここからしばらく、トレースは続きました。
風は時折吹いてきましたが、それほど強くありません。
9時25〜30分頃、先行者に追いつきました。
トレースは続いているのですが、ところどころ吹き溜まりになっていて、さすがに快適とはいえない状況になってきました。
先行者の方は吹き溜まりに苦労してして、スノーシューを装着していました。
自分たちもスノーシューを付けようか、と声を掛けたところ、この先に岩場があるからその後で良いんじゃないか!との返事が・・・。
その先の岩場って、通称「メタボ返し」のことだな!?と思いながら、ここは先行者をツボ足のまま追い越します。
9時40分、ここまで休憩無しで登ってきたため、1000m付近の岩陰で水分補給です。
そこに先ほどの先行者の方がスノーシューで登ってきました。
ここで再び道を譲り、その後をツボ足で追いかけます。
この後すぐに、通称「メタボ返し」に到着です。
二枚の岩の間を通りに抜けるのですが、幅が狭く、ちょっと急坂なんです。
ここはスノーシューのままでは下りられません。
ということで、ここで先行者の方の前に出ます。
10時15分、かなりの深雪になってきました。
吹き溜まりのところは、腰よりも深い感じです。
小屋はもう少しだしこのままツボ足で行くつもりだったのですが、さすがにギブアップです。
それぞれスノーシューorワカンを装着して、小屋を目指します。
さっきの苦労はなんだったのでしょう!
快適に登れるじゃないですか!!笑
そうこうして登ると、小屋のすぐ手前でニセ鶏頭が姿を現します。
10時30分、鶏頭山避難小屋に到着です。
小腹が空いた!と、小屋の脇で小休止です。
ここまで一緒に登ってきた先行者の方は、ひとりで先に登っていきました。
今朝は早起きして朝食も早かったし、やっぱりお腹が空きました。
10時40分、小屋を出発です。
小屋の上はさらに積雪量が多かったです。
先行者のトレースを追いかけると、程なく追いつきました。
この雪なら当たり前か・・・。
ラッセルはみんなで交代して登りましょうと声を掛け、6人でまずはニセ鶏頭を目指します。
全員、スノーシューやワカンを履いているとはいえ、この雪には参りました。
全然締まらず、踏めばただ崩れるだけで、全くグリップしないんです。
しかし、針葉樹林帯に入ると積雪量が減り、幾分歩きやすくなりました。
樹林帯を抜けると、ニセ鶏頭が飛び込んできました。
スノーシューを脱ぎたくなりましたが、このまま七折の滝に下る分岐まで登りました。
11時30分、分岐に到着です。
盛岡方面の展望が良い感じです。
全員ツボ足に替えて出発します。
凍っている感じではなかったので、アイゼンは付けませんでした。
11時43分、鉄ハシゴをひとつ、ふたつと登っていくと、ニセ鶏頭に到着です。
朝に比べれば雲はかなり増えましたが、なかなかの展望です。
風は吹いていますが、さほどではありません。
ここから先は風を遮る木々がない稜線歩きなので、強風のときは登頂を諦めることも考えていましたが、これは行くしかないと頂上に向け出発します。
鉄ハシゴをひとつ下り、大きな岩の巻いて稜線上にでます。
しばらくツボ足で進みましたが、深い雪でペースが上がらないことから、途中からスノーシューを装着しました。
やっぱり、スノーシューは楽ですね。
ペースを取り戻しましたが、雪で夏道がわからないため雪の状況を見て進むと、いきなり雪が抜けて足が木の枝に引っかかったりと、思うようには進みません。
最後の頂上の登りで、夏道は右左どっち!?となり、左が夏道とそちらに進みますが深い雪に遮られます。
ここは戻って右から回り込むように登ります。
初めは快適でしたが、雪が着いていない岩場を目前に、雪が抜け始めました。
ここは夏道に出たほうが楽と、左に進路を取り、夏道に出たところから上を目指しました。
12時38分、鶏頭山登頂です。
早池峰山は少し雲に隠れていましたが、薬師岳がきれいに見ることができました。
ぐるっと辺りを見渡すと、毛無森もきれいに見えています。
さすがにそのまま山頂で休憩できるほど風が吹いていなかったわけではないので、少し頂上から下ったところで小休止です。
13時、小休止後、小屋に向けて下山開始です。
下りは楽ですねえ〜。
登りのトレースをそのまま使ってニセ鶏頭のすぐ下まで戻り、スノーシューを外してニセ鶏頭を越え、ツボ足のままトレース通りに下って行き15:20ます。
針葉樹林帯を抜けたところで、本日スノーシューデビューのメンバーがいたことから、トレースをこのまま戻ってもつまらないので、トレースの無いところをスノーシューで下りませんかと声を掛けました。
よしそうしよう!ということになり、ワカンメーンバーと先行者の方はそのままトレースを下りましたが、スノーシューメンバー3人で小屋までスノーシューイングです♪
ちょっと雪がフカフカ過ぎて、快適とまでは行きませんでしたが、新雪の下りを楽しみました!
13時47分、小屋に到着です。
先行者の方は休憩することなく、そのまま下山して行きました。
自分たちは小屋に入って、大休止です。
テルモス談義をしながらカップラーメンを頬張ります。
喉が渇いたとコーヒーも飲みます。
すっかりマッタリしてしまいました♪
14時30分、いよいよ下山開始です。
時折日が差し込んでくる空模様でしたが、登りでこの風だったら頂上まで行ったかなあ!?と、考えてしまうような強い風が吹いてきました。
ここからはトレース通り、ツボ足で下山します。
初めはスノーシューのトレースでそれなりに歩きやすかったのですが、途中からツボ足のトレースに変わると少し苦戦します。
しかし、それも通称「メタボ返し」までです。
その下は、吹かれたところはあったものの、下のトレースがしっかりしていたので、ツボ足で順調に下りて行きます。
鶏頭山は登りではさほど長いと感じないのですが、いつも下りは長く感じます。
畳石まで下りましたが、結構そこからも長いです。
15時12分、登山口まで下りてきました。
登山者名簿に下山時間を記入して、駐車場まで歩きます。
15時20分、駐車場に到着です。
トータル7時間10分の標高差1000mの山行は、満足感で一杯でした。
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