記録ID: 1647925
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾
長沢背陵へ浦山大日堂から線無しルートで (大ドッケ〜大平山〜七跳山〜天目山〜一杯水避難小屋泊〜蕎麦粒山〜仁田山〜有間山周回)
2018年11月10日(土) ~
2018年11月11日(日)
- GPS
- 29:09
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,279m
- 下り
- 2,272m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 7:34
距離 12.9km
登り 1,556m
下り 559m
2日目
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 7:09
距離 15.8km
登り 730m
下り 1,719m
13:52
ゴール地点
今回は幕営初心者2名と一緒に行ったのでペースは標準くらい。少し休憩大目にとっています。
天候 | 両日とも晴れ後曇り。 気温は温かめでYAMAは行動時は半袖でした(小屋はフリース着用)。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●参考資料 山と高原地図 奥武蔵・秩父 少ないですがヤマレコユーザーさんのログも参考にさせていただきました。 ●浦山大日堂〜大ドッケ〜大平山〜七跳山 昭文社の地図には線が無いバリエーションルートです。 駐車場から車道を少しくだり左に沢を横切る橋を渡るとすぐに右側に登る踏み後があります。その踏み後通りに進んでいくと廃屋があるのでその辺から尾根に向かい直登しました。ここはバリルートらしく踏み後は無し、登り易そうなところを選びますが滑落注意。丁度鉄塔に詰めあがりました。他の人のレコを見るともう少し手前から尾根に取り付いている人が多いようなので、チェックしていれば良かったです。以降は危ないところはありません。 ちょうど標高800〜900mが紅葉の見ごろを迎えており、快適な尾根歩きが楽しめました。大ドッケに到着したころは坊主で枝越しですが展望があります。 大平山付近で林道のような場所があり林道沿いに進むと大平山は回り込んで先に行ってしまいました。軽身で大平山をピストン。展望もなくガスが出ていたので特徴もなかったのですが埼玉百座なんでピークを踏みました。 大平山からいったん広いスペースに出て再び登りが続きます。ひと登りすると七跳山です。 独標、大平山、七跳山は表示板あります(大ドッケはなかったと思う)。 登りは上を見据えて登れば良いので問題なさそうですが、降る場合は道迷い注意。ソロの人が降ってきて引き返してきた人がいました(七跳山で戻ってきたのにお会いして少し話す)。また、先週の登り降りに使った酉谷山への破線ルートよりは登り易いです(標高差的にも登山道的にも)。 参考:酉谷山 北側破線ルートより(登り矢岳、下り熊倉山) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1642291.html ●七跳山〜長沢背陵〜天目山(三ドッケ)〜避難小屋 七跳山から東側に降りるとすぐに長沢背陵に合流します。長沢背陵は尾根通しではなく南側の斜面にほぼ平行についた登山道で快適です。ただ、急な斜面を通るもあり滑ると大けがしそうな個所もあります。そういう個所は足運びに注意。あと倒木が邪魔なケースが有りますので乗り越す時には注意。 天目山への分岐には道標あり、軽身でピストンしました。山頂からは北東南側の展望があります。このルートを歩いた場合は、展望が効く個所は少ないので是非立ち寄っていただきたいですね。 分岐から20分位で避難小屋に到着です。 ◎一杯水避難小屋 今回はソロ2名、3人1パーティー、YAMA達6人の11人宿泊でした。12〜3人位までなら快適かな。土間も入れればギリ20人入れると思います。室内は清潔でした(出る時には掃除します)。外に10畳位の平なスペースもありビバークも出来るか。 トイレは外から回り込むとぼっとん式(鍵もあり)。ペーパーは持参。臭いはきついが清潔です。 水場は東側(蕎麦粒方面)に登山道3分。秋は水場涸れているケースが多いようですが、先週は雨が多かったのか雫がポタリという感じでした。とてもペットボトルを満タンに出来るような状態ではありません。沢10分降ると水出ているという情報もありましたが、結構嫌らしい沢で降りたくないですね。水持参は必須。 ●避難小屋〜長沢背陵〜蕎麦粒山〜オハヤシの頭 長沢背陵の登山道は七跳山方面ほど急な斜面へつけられた登山道はありませんが倒木はあるので乗り越える時注意。北側の展望が開ける個所が多いです。 途中北側には仙元尾根から浦山大日堂に降るルートあります。日帰りならこれ使うみたいですね。 蕎麦粒山は南から西にかけては樹林に遮られていますが、東側の展望は良く、長沢背陵から川苔山まで尾根が見渡せます。 蕎麦粒山から東側は防火帯になっていて尾根なのに広々としていて、長沢背陵の中でYAMAが最も好きなエリアです。何回か急なアップダウンがありますが、ほぼ緩やかな尾根歩きが楽しめます。 ●オハヤシの頭〜仁田山〜有間山〜鳥首峠〜浦山大日堂 有間峠までは歩きやすい下り斜面が続きます。降り始めてすぐの鉄塔からはこの山域で珍しいほど展望が広がります(奥多摩の山並みが一望できる)。 有間峠から有間山は細かいアップダウンが続きます。この辺までは落葉していて枝越しに展望を見ながらの樹林帯歩きです。最初に到着するのがタタラの頭でここが有間山山頂のようですが、次の橋小屋ノ頭に有間山という立派な道標が立っています。 有間山から鳥首峠までもアップダウンは激しいです。この間は西側がススキの原になっていて展望良好。登りで使った大ドッケ経由のバリ尾根と、前週に登った奥のフナイド尾根が遠望できます。 鳥首峠への最後の下りがかなりの急斜面なので要注意です(一部トラロープもあります)。鳥首峠辺りが紅葉見頃でした。 浦山大日堂までの下りは、針葉樹林帯が多いです。途中沢を渡る個所がありますが唯一道を間違えそうな場所でした。冠岩まで来たら後は林道歩きから車道歩きです。 |
その他周辺情報 | ●温泉 浦山ダム近くだと祭りの湯ですが、駅前で駐車場有料と入浴料が高いので30分走って武甲温泉で汗を流しました。2週連続の利用です。土日は800円也。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1642291.html |
写真
感想
前週に隣の破線ルートのフナイド尾根から酉谷へ登りましたが、今週も秩父側から長沢背陵に線無しルートから登ってみました。今回は幕営初心者2人を連れて一杯水避難小屋泊です。
この小屋は比較的広くて泊れる確率が高いのでテントは持たずツエルト持参で行きました。テントがない分軽いかと思いきや、水の心配があるのでたっぷり持参、そして朝夕のメインの食材を担いだらテント装備とほとんど変わらない重さになってしまいましたが、まー冬に向けての訓練だと思えばいい感じでした。
ログのコースタイム見ると意外にしっかり歩けたし、コンパスと地図見ながらだったので初心者の仲間も勉強になったかと。大ドッケからの登り自体は、線無しですが、隣のフナイド尾根や熊倉への尾根に比べると痩せているところもないし、急な所もないし、岩っぽいところもないので心配なく登れました。ただ下りになると広いところもあるのでしっかりと地図見れた方が良いですね。
酉谷避難小屋程人気はありませんが、一杯水避難小屋もなかなか良いところです。水がコンコンと出ていれば言う事ないんですがね〜。
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1日目の登り尾根は、なかなか手応えがあったけれど
2日目の尾根は、適度にアップダウン。
有馬山を越えると、両側が見通しの良い尾根にかわり、
とても美しい山々がご褒美。
大満足のコースでした。
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