荒倉山 〜円らな山〜 C16
- GPS
- 04:24
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 902m
- 下り
- 970m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
穴山橋発14:06、韮崎駅着14:22、発14:38(高尾行)、甲府駅乗り換え。 車でのアクセスは、牛頭島公園駐車場利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
急坂無く、危険箇所も無く、道は整備されていますが、復路、林道から登山道に入る場所、通り過ぎないよう注意が必要です。(ちょっと怖いかかしが目印) 普通に歩けば往復10匐、およそ4時間のコースです。 かかしの里コースhttp://www.nirasaki-kankou.jp/?page_id=5559 |
写真
感想
眺望の良い山、そんなイメージが強く、間違いなく快晴であろう日を選んで出かけることにしていた。移動性高気圧にすっぽり覆われた晩秋の一日、何のためらいもなく、西に向かった。午前8時37分、韮崎駅で下りて、空を見上げる。うろこ雲が広がっていた。
下教来石行バスの乗客は独りだった。ほぼ15分で穴山橋のバス停に到着、運転手に礼を言い降りた。国道20号線ゆえ車の往来は多く、バスが去ったあとの、一抹の寂しさを覚えることはない。
かかしの里コース、所々にかかしの道標が立っている。集落を抜け、龍珠院を過ぎると、登山道が始まった。穏やかにゆっくりと時間は流れ、晩秋の柔らかな陽射しに映し出された影を追う。街の音が遠ざかり、風にそよぐ木々の下、熊鈴だけが響いていた。
平河峠で林道に出合い、再び登山道へ。緩やかに高度を増してゆく。樹間から覗く青空はどこまでも高く、富士の姿を久々に望む期待に自然と歩が早まる。
林道の終点からは、かかしくんが山頂までの1キロメートルを案内し始めた。途中、「つぶらの松」からは八ヶ岳が見渡せるようだったが、残念ながら雲に覆われその姿を見ることは叶わなかった。およそ25分で山頂に到達する。
木々に囲まれ眺望は無いが、かかしくんの存在が和ませてくれる。富士山の方角のみ切り払われていたが、残念ながら雲に覆われ富士山の姿は見えなかった。少し傷心、コーヒーを淹れる。何だかパンもコーヒーも美味かった。
往路を引き返す。平川峠まであっさりと戻れるはずだったが、例によって考え事に没頭、林道から登山道への入り口を通り過ぎてしまう。いつもなら意地になって林道歩きを続けるところだが、不思議とためらうことなく引き返すことができた。往復15分程度の寄り道となった。
平川峠からは、第3の眺望を得るためにそのまま荒倉山林道を進む。舗装路ではなく、明るく気持ちの良い道だった。年末に備え、長い林道歩きに慣れる必要もあるのだ。
残念ながら三度眺望は得られなかった。注意して進んだはずなのに、それらしきビューポイントに出会えなかった。深く傷心、どうも甲斐駒を近くから見ることは叶わないようだ。ならば、残りの道程を、時間など気にせず、のんびりと進もう。俄かに紅葉の眩しさを感じた。
眼前に七里岩。何の気負いも無く、何も考えずに眺めた。小春日和、やがて訪れる慌ただしき日々を前に、少しだけ優しくなれた一日だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんばんは、kmichin2さま。
きっと行き過ぎて帰ってこられたとお話ししていた方ですよね?
意外に団体さんがいて、こんなに人気の山なんだと?
驚いておりましたが、私が山頂にいる頃は、
皆さん降りてしまって、だれ一人登ってこなかったです。
眺望も期待したほどでなく、
多分、この先、ここだけに訪れることはないかな?
ただ、富士山がはっきり見えるときは別格なのでしょうね。
ねばって、この程度でした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1669116.html
aonuma1000様
こんばんは。
ちょっと怖いかかしの前でお会いしました。
私も、山頂の眺望が得られないのが残念でした。
とあるレコには、「眺望秀逸」とあったので。
でも、地元の方には大切な山のようです。
緩やかで静かでのんびり歩くのに適した山なので、
いつかまた訪れるかもしれません。
その時には富士山が見られれば、と思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する