やっと辿り着いた冬の稲村ケ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 973m
- 下り
- 973m
コースタイム
08:10 法力峠
10:35 稲村小屋 10:50
11:10 大日山手前
11:20 トラバースラッセル 12:35
13:30 稲村ケ岳山頂 14:10
14:50 稲村小屋
17:05 登山口
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
過去に2度クロモジ尾からチャレンジし敗退している。
とりあえず山頂に行きたいと思い、今回はトレースがあると予想するメジャーコースの法力峠で山友Iさんと。
スタート直後、林道を歩いていたら目の前でFRのスカイラインがスタック。
後続車2台も通れず7〜8人で手助けして動かしたけれど・・・申し訳ない様子も、お礼の一つもなしの奈良ナンバーのスカイライン。
スタッドレス履いていれば行けると考えて安易に突っ込んだのか・・・。
せっかく早く着いたのに無駄な30分ロス。
【母公堂〜稲村小屋】
土曜日に付いたと思われるガッチリトレースでサクサクと法力峠。
やっぱりトレースは有難い。
この先もまだツボ足で前進。
天気は晴れで青空が気持ちいい。
次第にトレースも細くなりツボ足ではきついので、わかん装着。
危険なトラバースを何箇所も通過して先行者に追いついた。
この先はトレースなし。
ラッセルのお礼を言って、ここから尾根に直登する。
尾根に出ると小屋まではあっという間。
【稲村小屋〜大日山手前】
少し休憩し、ここからは先頭で出発。
雲が多くなってきたが大日山を目の前にテンションアップ。
雪深いトラバースを避けて尾根で大日山手前に到着。
【大日山トラバース】
トラバース路をじっくり観察するが・・・
大量の雪を被った木々が垂れ下がり、斜面は急、どう見ても進めるルートはない。。。
これは厳しいのでここで敗退気分。
でも時間もまだあるのでIさんが空身でとりあえず突入。
いきなり股まで沈み、前進困難。
木々を掴みながら、雪を崩しながら掻き分けルートを開削。
Iさんと交代し、覆いかぶさっている木々の下をひたすら除雪し進む。
雪を崩しては踏み固めて安定した足元にする。
上からの雪崩も気にしながら行くが、雪は安定している。
難所を突破したらまたまた次の急斜面出現。
必ず木を掴みながら行けるルートで前進する。
後続者が2人来た頃、最後は四つん這いで直登し突破!!
1時間がかりでトラバース路を作って、もうやり遂げた気分で満足。
この先をラッセルする気力はなし・・・ここまでか。
【大日山〜稲村ケ岳】
ザックを取りに戻りまたトラバースを前進するが、切り開くのに1時間かかった所をたったの5分で通過だった。。。
そして戻った頃、総勢10名近い登山パーティーとなった。
大日山のトラバースで大役を果たしたので、もう後のラッセルはお任せ。
最後尾に付くが進まない、やっぱり雪は深い様子。
全然進まないので立ちながら昼飯休憩。
再出発し進むと、トレースは大日のキレットから山頂に直登。
ヤセ尾根を木の間をくぐりながら進むと山頂が見えた。
先頭ラッセルもまもなく到着しそう。
【稲村ケ岳山頂】
山頂に全員到着!
交代でラッセルしながら到着した稲村ケ岳山頂。
みんなお互いにお礼を交わしていい気分。
展望台の手すりの高さまで積もった雪。
いつもより眺めは良くなっている。
快晴から曇りになったが、厳冬期の大峰山の絶景は最高。
いつも苦労して敗退しているクロモジ尾も、林道の登山口も見える。
【山頂〜母公堂】
下りはアイゼンを装着し危険なトラバースに備える。
大日山のトラバース、再び通過してみてやっぱり危険と思う。
あの場面で一人では絶対に突入はしていなかった。
小屋を過ぎてまた長いトラバースの登山道。
変化なく淡々と歩くのみ、足に疲れが出てきた。
下りはとにかく長く感じるこのコース。
ようやく登山口に到着。
雪山にしては珍しいトラバース路が多い法力峠からのこのコース。
雪の時期に始めて歩いたが、危険で展望も少なく退屈に感じる。
多少アップダウンはあるけど、法力峠の先のコルから尾根道に行ったほうがいいのではと思った。
とはいえ、前日トレースのおかげで山頂に辿り着いたようなもの。
次はやっぱりまたクロモジ尾からチャレンジしたい!
いや〜、見てるこっちまで緊張しちゃいますね
稲村ヶ岳、憧れますがホントに難路ですね・・・
その分、山頂に立てたときの感激は素晴らしいものがあるのでしょう
ラッセルもお疲れ様でした。
こういったトコでできる即席パーティーもなんかイイですね
素晴らしいレコ、ありがとうございました
法力峠からのコース・・・
もっと簡単にサクッと山頂に行けるかと考えていましたが、甘かったでした
でも土曜日に付けてくれたトレースのおかげで小屋までは快調にいけましたからね〜。感謝感謝です
大日のトラバースは単独では迷うことなく即撤退でした。
突破したその先も後続者の方々がラッセルしてくれたから、山頂まで行けた様なものです。
さすがのutaちゃん、otoちゃんでも、稲村はちょっと危ないですね
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