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Yamareco

記録ID: 167201
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積雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

やっと辿り着いた冬の稲村ケ岳

2012年02月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
---masa--- その他1人
GPS
--:--
距離
10.5km
登り
973m
下り
973m

コースタイム

07:15 母公堂登山口
08:10 法力峠 
10:35 稲村小屋 10:50
11:10 大日山手前 
11:20 トラバースラッセル 12:35
13:30 稲村ケ岳山頂 14:10
14:50 稲村小屋
17:05 登山口

天候 晴れ/曇り
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
法力峠へはしっかりトレースがある。
2012年02月05日 07:59撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 7:59
法力峠へはしっかりトレースがある。
法力峠、この先もまだツボ足で。
2012年02月05日 08:10撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 8:10
法力峠、この先もまだツボ足で。
太陽に輝く登山道。
2012年02月05日 08:32撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 8:32
太陽に輝く登山道。
2012年02月05日 08:55撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 8:55
危険なトラバース。
2012年02月05日 08:56撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 8:56
危険なトラバース。
2012年02月05日 09:54撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 9:54
雪も深くなりわかん装着。
2012年02月05日 09:58撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 9:58
雪も深くなりわかん装着。
大日山が見えた。
2012年02月05日 09:59撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 9:59
大日山が見えた。
鎖のある危険なトラバース。
2012年02月05日 10:03撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 10:03
鎖のある危険なトラバース。
さらに急な登り。
2012年02月05日 10:06撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 10:06
さらに急な登り。
先頭に追い着いた所から尾根に。
2012年02月05日 10:23撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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先頭に追い着いた所から尾根に。
尾根向けて急斜面をよじ登る。
2012年02月05日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 10:25
尾根向けて急斜面をよじ登る。
尾根から見える大日山。
2012年02月05日 10:32撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 10:32
尾根から見える大日山。
稲村小屋に到着。
2012年02月05日 10:37撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 10:37
稲村小屋に到着。
さらに大日山が近くに。
2012年02月05日 11:02撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 11:02
さらに大日山が近くに。
大日山の手前に到着。
雪庇の先にトラバース路があるはず・・・夏は。
2012年02月05日 11:12撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 11:12
大日山の手前に到着。
雪庇の先にトラバース路があるはず・・・夏は。
とりあえず空身で突入してみて様子をみるが、いきなり股まで沈む。
2012年02月05日 11:23撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 11:23
とりあえず空身で突入してみて様子をみるが、いきなり股まで沈む。
この先どう進めばいいのやら・・・。
やっぱり敗退か。
2012年02月05日 11:29撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 11:29
この先どう進めばいいのやら・・・。
やっぱり敗退か。
悩む・・・。
とりあえず木々を掴みながら雪を切り崩す。
2012年02月05日 11:38撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 11:38
悩む・・・。
とりあえず木々を掴みながら雪を切り崩す。
掴める木を探しながら、安定した足元を作り、時間を掛けてルートを切り開く。
2012年02月05日 11:46撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 11:46
掴める木を探しながら、安定した足元を作り、時間を掛けてルートを切り開く。
突破したと思ったら、最後の難関。
2012年02月05日 12:06撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 12:06
突破したと思ったら、最後の難関。
1時間かけて突破!
この先も当然トレースなし。。。
2012年02月05日 12:16撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 12:16
1時間かけて突破!
この先も当然トレースなし。。。
ザックを取りに戻ったら後続者が次々とトラバースを通過してお礼を言われ、大役を果たした気分。
2012年02月05日 12:36撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 12:36
ザックを取りに戻ったら後続者が次々とトラバースを通過してお礼を言われ、大役を果たした気分。
総勢10名ほどのパーティで山頂を目差す。
力を使い果たしたので、ラッセルを任せてあとは着いて行く。
2012年02月05日 12:39撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 12:39
総勢10名ほどのパーティで山頂を目差す。
力を使い果たしたので、ラッセルを任せてあとは着いて行く。
大日のキレット。
2012年02月05日 14:20撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 14:20
大日のキレット。
目の前に迫力の大日山。
2012年02月05日 13:10撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 13:10
目の前に迫力の大日山。
稲村山頂へは尾根を直登。
2012年02月05日 13:10撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 13:10
稲村山頂へは尾根を直登。
雪はさらに深い。
2012年02月05日 13:12撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 13:12
雪はさらに深い。
大日山。
2012年02月05日 13:15撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 13:15
大日山。
山頂が見えた。
先頭ラッセルはもう少し。
2012年02月05日 13:17撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 13:17
山頂が見えた。
先頭ラッセルはもう少し。
2012年02月05日 13:17撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 13:17
木と木の間を抜けてヤセ尾根をいく。
2012年02月05日 13:19撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 13:19
木と木の間を抜けてヤセ尾根をいく。
2012年02月05日 13:23撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 13:23
みんなでラッセルし山頂到着!
2012年02月05日 13:32撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 13:32
みんなでラッセルし山頂到着!
Iさんと記念写真。
2012年02月05日 13:35撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 13:35
Iさんと記念写真。
2012年02月05日 13:37撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 13:37
2012年02月05日 13:37撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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金剛山と葛城山
2012年02月05日 13:41撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 13:41
金剛山と葛城山
弥山方面
2012年02月05日 13:41撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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弥山方面
山上ケ岳方面
2012年02月05日 13:43撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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山上ケ岳方面
2012年02月05日 13:43撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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ちょっと移動して、大日山がよく見える場所から稲村山頂を振り返る。
2012年02月05日 14:03撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 14:03
ちょっと移動して、大日山がよく見える場所から稲村山頂を振り返る。
ここから見る大日山が最高。
クロモジ尾もクッキリ。
2012年02月05日 13:59撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 13:59
ここから見る大日山が最高。
クロモジ尾もクッキリ。
2012年02月05日 14:01撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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岩本谷と右にクロモジ尾、左にミオス尾
2012年02月05日 13:59撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 13:59
岩本谷と右にクロモジ尾、左にミオス尾
クロモジ尾の登山口の林道も見える。
2012年02月05日 14:00撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 14:00
クロモジ尾の登山口の林道も見える。
2012年02月05日 14:06撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 14:06
下りも大日山を眺めながら。
2012年02月05日 14:16撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 14:16
下りも大日山を眺めながら。
大日山のトラバースを下る。
2012年02月05日 14:22撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 14:22
大日山のトラバースを下る。
下りはやっぱり危険。
2012年02月05日 14:23撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 14:23
下りはやっぱり危険。
危ない危ない。
2012年02月05日 14:25撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 14:25
危ない危ない。
小屋まで戻った。
2012年02月05日 14:52撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 14:52
小屋まで戻った。
法力峠へも危険な下りトラバースがある。
2012年02月05日 15:14撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/5 15:14
法力峠へも危険な下りトラバースがある。
無事に下山完了。
2012年02月05日 17:07撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/5 17:07
無事に下山完了。

感想

過去に2度クロモジ尾からチャレンジし敗退している。
とりあえず山頂に行きたいと思い、今回はトレースがあると予想するメジャーコースの法力峠で山友Iさんと。

スタート直後、林道を歩いていたら目の前でFRのスカイラインがスタック。
後続車2台も通れず7〜8人で手助けして動かしたけれど・・・申し訳ない様子も、お礼の一つもなしの奈良ナンバーのスカイライン。
スタッドレス履いていれば行けると考えて安易に突っ込んだのか・・・。

せっかく早く着いたのに無駄な30分ロス。

【母公堂〜稲村小屋】

土曜日に付いたと思われるガッチリトレースでサクサクと法力峠。
やっぱりトレースは有難い。

この先もまだツボ足で前進。
天気は晴れで青空が気持ちいい。

次第にトレースも細くなりツボ足ではきついので、わかん装着。

危険なトラバースを何箇所も通過して先行者に追いついた。
この先はトレースなし。
ラッセルのお礼を言って、ここから尾根に直登する。

尾根に出ると小屋まではあっという間。

【稲村小屋〜大日山手前】

少し休憩し、ここからは先頭で出発。
雲が多くなってきたが大日山を目の前にテンションアップ。

雪深いトラバースを避けて尾根で大日山手前に到着。

【大日山トラバース】

トラバース路をじっくり観察するが・・・
大量の雪を被った木々が垂れ下がり、斜面は急、どう見ても進めるルートはない。。。
これは厳しいのでここで敗退気分。

でも時間もまだあるのでIさんが空身でとりあえず突入。
いきなり股まで沈み、前進困難。

木々を掴みながら、雪を崩しながら掻き分けルートを開削。

Iさんと交代し、覆いかぶさっている木々の下をひたすら除雪し進む。
雪を崩しては踏み固めて安定した足元にする。

上からの雪崩も気にしながら行くが、雪は安定している。

難所を突破したらまたまた次の急斜面出現。
必ず木を掴みながら行けるルートで前進する。

後続者が2人来た頃、最後は四つん這いで直登し突破!!
1時間がかりでトラバース路を作って、もうやり遂げた気分で満足。
この先をラッセルする気力はなし・・・ここまでか。

【大日山〜稲村ケ岳】

ザックを取りに戻りまたトラバースを前進するが、切り開くのに1時間かかった所をたったの5分で通過だった。。。

そして戻った頃、総勢10名近い登山パーティーとなった。
大日山のトラバースで大役を果たしたので、もう後のラッセルはお任せ。

最後尾に付くが進まない、やっぱり雪は深い様子。
全然進まないので立ちながら昼飯休憩。

再出発し進むと、トレースは大日のキレットから山頂に直登。
ヤセ尾根を木の間をくぐりながら進むと山頂が見えた。
先頭ラッセルもまもなく到着しそう。

【稲村ケ岳山頂】

山頂に全員到着!
交代でラッセルしながら到着した稲村ケ岳山頂。
みんなお互いにお礼を交わしていい気分。

展望台の手すりの高さまで積もった雪。
いつもより眺めは良くなっている。

快晴から曇りになったが、厳冬期の大峰山の絶景は最高。
いつも苦労して敗退しているクロモジ尾も、林道の登山口も見える。

【山頂〜母公堂】

下りはアイゼンを装着し危険なトラバースに備える。

大日山のトラバース、再び通過してみてやっぱり危険と思う。
あの場面で一人では絶対に突入はしていなかった。

小屋を過ぎてまた長いトラバースの登山道。
変化なく淡々と歩くのみ、足に疲れが出てきた。

下りはとにかく長く感じるこのコース。
ようやく登山口に到着。


雪山にしては珍しいトラバース路が多い法力峠からのこのコース。
雪の時期に始めて歩いたが、危険で展望も少なく退屈に感じる。
多少アップダウンはあるけど、法力峠の先のコルから尾根道に行ったほうがいいのではと思った。
とはいえ、前日トレースのおかげで山頂に辿り着いたようなもの。

次はやっぱりまたクロモジ尾からチャレンジしたい!


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コメント

登頂、おめでとうございます
いや〜、見てるこっちまで緊張しちゃいますね
稲村ヶ岳、憧れますがホントに難路ですね・・・
その分、山頂に立てたときの感激は素晴らしいものがあるのでしょう 

ラッセルもお疲れ様でした。
こういったトコでできる即席パーティーもなんかイイですね
素晴らしいレコ、ありがとうございました
2012/2/6 23:27
ありがとうございます。
法力峠からのコース・・・
もっと簡単にサクッと山頂に行けるかと考えていましたが、甘かったでした
でも土曜日に付けてくれたトレースのおかげで小屋までは快調にいけましたからね〜。感謝感謝です

大日のトラバースは単独では迷うことなく即撤退でした。

突破したその先も後続者の方々がラッセルしてくれたから、山頂まで行けた様なものです。

さすがのutaちゃん、otoちゃんでも、稲村はちょっと危ないですね
2012/2/7 22:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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