奥日光・赤岩滝(幻の滝の余韻をいつまでも!)

2012年02月08日(水) [日帰り]

• GPS: 10:25
• 距離: 23.9km
• 登り: 558m
• 下り: 539m

コースタイム

7:35　滝上の橋
7:50　石楠花橋
8:20　小田代ヶ原
　　　　　(小休止)
9:30　西ノ湖入り口バス停
9:55　柳沢林道・西ノ湖への分岐点
10:10　山の神
10:15　柳沢川との出合い
11:25　柳沢川徒渉地点(林道から離れる)
12:15　赤岩滝着
　　　　　(大休止・昼食1時間20分)
13:35　赤岩滝発
14:05　柳沢川徒渉地点・林道に戻る
15:00　山の神
15:10　柳沢林道・西ノ湖への分岐点(西ノ湖へ向かう)
15:15　柳沢川吊り橋
15:25　西ノ湖
16:00　西ノ湖入り口バス停
17:00　小田代ヶ原(夕日に照らされる!)
17:40　石楠花橋(夕闇に包まれる!)
18:00　滝上の橋駐車場

天候

晴れ、時々冷たい風!

アクセス

利用交通機関：

自家用車

竜頭の滝・滝上の橋の脇にある県営無料駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

●　道路の状況
　　　日光市内からいろは坂、駐車場まで雪は除雪され、昨日までの雨で雪は解け、路面乾燥状態でした。

●　登山道の状況
　　　滝上から石楠花橋まで:雪・トレースばっちり!・アイゼンなし。
　　　石楠花橋から西ノ湖入り口バス停までの車道:除雪され道路中央部は乾燥状態

○　西ノ湖入り口バス停から、西ノ湖まで:トレースばっちり!アイゼンなし。

○　西ノ湖分岐点から柳沢川出合い付近まで:スキーのトレースあり。スノーシュー装着するが、所々膝下まで踏み抜く。

○　柳沢川出合いから赤岩滝:トレースなし。昨日までの雨で雪の表面は固く締まっているが、中はさらさら状態!踏み抜くこと数えきれず!難儀した。

○　帰路は、自分たちの踏み跡で快適下山!

●　帰りの温泉
　　　今回もやっぱり、やしおの湯、広くてきれいで気持ちがよい!
　　　冷えた体にはたまりませ〜ん(*^_^*)でした。

写真

2/8 7:37

お天気晴れ!サイコ〜な気分!
さあ赤岩滝に向け出発です!

竜頭の滝　滝上を湯川沿いに進みます。

2/8 7:45

遊歩道は雪に閉ざされていました。
でもトレースははっきりと!
アイゼンは必要ありませんでした。

2/8 7:52

石楠花橋に来ました。
ここから低公害車用の車道を行きます。
まずは小田代ヶ原へ!

2/8 7:53

ちょっとその前に、石楠花橋から上流の湯川の流れを見つめました。きれいですね(^_^)

2/8 8:23

そして小田代ヶ原です。
真っ白は雪原が広がっていました。
有名なカメラマンの木も笑顔で迎えてくれました。

2/8 8:23

左奥に真っ白な頂が見えました。
たぶん前白根山の稜線だと思います。
手前の山は湖上山・その左側が白根隠山かな?

2/8 8:30

小田代ヶ原の東屋とトイレです。!
トイレは閉鎖されていました。

2/8 8:38

チョコレートな甘い小休止です!

2/8 9:30

弓張峠を過ぎて西ノ湖入り口バス停まで来ました。ここから柳沢林道に分け入ります。

2/8 9:30

林道は深い雪に埋もれていました。

2/8 9:44

でも、たくさんの方が歩かれているようで!
きれいなトレースがありました。

2/8 9:56

しばらく進むと、西ノ湖への分岐点に出ました。
左が西ノ湖へ、右が柳沢林道で赤岩滝方面となります。

2/8 9:57

西ノ湖方面はくっきりとトレースがあり、赤岩滝方面には一本の山スキーのトレースのみとなりました。ここでスノーシュー装着です。

2/8 10:10

山スキーのトレースを頼りに進んでいると、右手に山の神が祭られていました。
山旅の安全を祈りました。

2/8 10:15

またしばらく進むと、柳沢川に出合いました。
この上流に目指す赤岩滝があるのです。
〜がんばるぞー(^O^)〜

2/8 10:16

その柳沢川に降り積もる雪と、清らかな流れがきれいなコントラストを奏でていました。

2/8 10:41

日差しに輝く柳沢川です。

2/8 10:46

木々の影がくっきりと映し出されています。
とってもきれでした。

2/8 11:15

山スキーのトレースは無くなり、ワカンのトレースとなり、直ぐに踏み跡は無くなりました。
さあ!ここからが大変、スノーシューでも踏み抜き、苦しいラッセルです!

2/8 11:26

林道は柳沢川に横切り対岸へ!
しかし、橋は崩壊していました<(_ _)>

2/8 11:23

その下流で徒渉しました。
水量は少なく、難なく渡ることができました。

2/8 11:25

そこには、赤岩滝への案内板がありました。
ここから林道を離れ川沿いに進みます。

2/8 11:28

小規模な雪崩が所々にありました。
昨日までの雨と、今日のお天気で緩んだのでしょう!気を引き締めました!

2/8 11:41

川は雪に覆われていましたが、僅かに見える流れに、冷たく透明な氷の芸術があったのです。

2/8 11:43

河川内の雪上を行きます。
誰も歩いていません。標高が高くなったか、ここでは雪が締まり踏み抜きは無くなりました。

2/8 11:49

誰もいないはずが、森の住人でしょうか?
踏み跡に導かれて進みました!

2/8 11:55

柳沢川の脇の樹林帯を進みます。
目印はたくさんありました。

2/8 12:00

柳沢川の支流に、右→赤岩滝　左←錫ヶ岳4h　の目印がありました!

2/8 12:03

沢は雪で覆われ、流れの上にも覆い被さっていました。徒渉することなく雪上を乗り越えていきました。

2/8 12:10

間もなく赤岩滝です。手前のナメ滝も雪に覆われていました。川の上を自由に闊歩しました!

2/8 12:14

そして、感動の赤岩滝です。
これが幻の滝!
でも赤い岩はどこに?
今日は「白雪の滝」かな!
白雪姫の妖に美しい!

2/8 12:19

でも、やってきました、ここまで。

この感動を皆さんにも!

うれし〜い!(^^)!

2/8 12:18

この滝の雄大さをご覧ください!

2/8 12:16

すばらしいでしょう!

2/8 12:15

滝の上部にズームアップです!

2/8 12:14

アイスブルーな流れは、感動ものでした!

2/8 12:15

日だまりの中に、激しさを感じました!

2/8 12:20

滝壺には、純真な氷柱がありました。
手にしたい、ロックで味わいたい!だが届かない!
残念・・!無念・・!

2/8 12:44

鳥ソバは、焼き鳥をベースに、醤油、塩、めんつゆ、ネギと白菜の野菜たっぷり、そしてお蕎麦、何でここまで旨いのか!
Sajunさん教えて、ちょうだい、私にも!

2/8 13:35

もう帰りたくない。食も滝もこの上なくすばらし!
俺は、もう動かないよ・・・・!とSajunさんに宣言した。
でも、まっちゃん・・・!いこう!時間ないよ!
そうですよね!、最後の撮影、さようなら(T_T)

2/8 13:44

下山は、快適・・・・・!
サクサク歩いて下ります。
登りの足取りはなんだったのか?

2/8 13:51

でも私は振り返る、赤岩滝の方向を!
幻の滝の余韻を体に感じつつ、ほろ酔い加減も加わって(*^_^*)

2/8 14:04

徒渉して、林道に戻りました。

2/8 14:06

その河原で見つけたシャンデリア!

2/8 14:16

岩にまとわりつく氷の帽子!

2/8 14:45

正午を過ぎ、にわかに雪雲が広がりはじめていました。小雪が風に舞っていました。

2/8 14:53

でも、日差しは途切れませんでした。
光る雪原に命の営みを感じました。

2/8 14:59

山の神まで戻ってきました。
もうしばらく、山旅の安全をお願いします!

2/8 15:09

西ノ湖への分岐点まで戻りました。
ここで、「ここまで来たのだからここを見ないわけには・・・・!」Sajunさんの激が飛ぶ。
う〜ん、行きましょう、西ノ湖へ・・・・!

2/8 15:16

柳沢川に架かる吊り橋です。

2/8 15:17

吊り橋からみた柳沢川の凍てつく流れです。
すばらしい光景です!

2/8 15:19

間もなく西ノ湖です!

2/8 15:26

そして、西ノ湖に到達。
一面の雪原となっていました。
どこでも歩けそうでした!

2/8 15:27

湖面も凍りつく西ノ湖です。
すばらしい眺めを後にしました。

2/8 16:02

柳沢林道を西ノ湖入り口バス停まで戻りました。

2/8 16:53

スノーシューを外して車道を歩き、弓張峠で西日に照らされる空を仰ぎ見ました。

2/8 17:04

そして、小田代ヶ原で夕照に出会いました。

2/8 17:04

貴婦人も心なしか寂しげで、湿原の夜のとばりを待ち受けていました。

2/8 17:43

石楠花橋では、冬の早い夕べを迎えました!
ヘッドランプを装着です。
これほど一日を楽しんだのは久々でした。

2/8 17:59

そして、駐車場に着きました。
空にはお星様が輝いていました。
幻の滝の余韻を最後の最後まで感じた一日となりました。
楽しかった一日に山の神に感謝しました。

感想

桜咲く虫＠sakura64

●　今回の山行、日光という山を知ったとき以来、気にとめていた赤岩滝!
　　これまで一度も踏み入れたことはありませんでした。夏山の赤岩滝はHPで見てましたが、厳冬の赤岩滝の記事はあまりありませんでした。
　　夏山でも徒渉などで結構大変だとありましたが、今回は雪に追われていて徒渉で難儀したは1カ所ののみで、あとは川の上に降り積もった雪で、難なく渡りきることがでたのです。

●　今回、赤岩滝まで行けたのも、たぶん、先日までの温かい雨のために、雪が半減し、歩きやすくなっていたかもしれません。それほど経験のない私でも行くことができたのです。
　　条件が良かったのかもしれませんね。
　　でも、それ以降天候は冬型になり、平野から山を見ても吹雪いてるような雪雲に覆われている姿を見ると、かなりの積雪と思われます。
　　こうなると、表層雪崩が心配されます。

●　今後入山者は要注意かと!　　
　　　私達が入山時もところどころで、軽微な雪崩が散見されていました。
　　　天候具合から表層雪崩はあると思います。入山時は気をつけてください。

●　今回の山行、初めてのエリアにして征服に成功しました。
　　当初、「滝まで行けるわけがない。途中敗退のお気軽雪山ハイキング」と考えていたのです。
　　しかし、進めば進むほど、「これはいかなきゃ!」という思いが強くなり、最後まで行ってしまいました。
　　そのうれしさと滝の素晴らしさに、私はそこを離れたくなくなったのですが、Sajunさんの言葉に我に戻り、その余韻をずっと感じつつ下山したのです。(本当はお酒の余韻が方が強かったりして・・・・、えへへ!)

　まあ、なには、ともあれ楽しかった。無事下山できことに、神様に感謝しました。

●　そうそう、今回一緒に行った我が師匠のホームページに「厳冬期の赤岩滝ゲット!」を掲載していますので、そちらも見てくださいね!よろしく(^_^)/~
http://www.ucatv.ne.jp/~sajun/akaiwa/akaiwataki2012.htm

●　デジブックのスライドショーも見てね!
http://www.digibook.net/p/q4DUxQ_JcaUqyuE3/'