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Yamareco

記録ID: 1691507
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

激登!谷川岳西黒尾根/2019年元日の初踏破☆ノートレース、一人ラッセル&ルーファイ、一番手の厳しい現実。その怖さと辛さを知る

2019年01月01日(火) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:58
距離
10.3km
登り
1,307m
下り
1,306m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:53
休憩
2:55
合計
13:48
距離 10.3km 登り 1,307m 下り 1,310m
6:16
6:37
186
9:57
10:13
167
13:00
14:24
99
16:03
16:22
10
16:32
16:33
15
16:48
24
17:12
17:13
23
18:01
18:32
52
19:24
30
19:56
ゴール地点
 
・GPS(ガーミン・etrex 30J )のログデータをそのまま添付しています。
・各ポイントの通過時間や移動距離については、GPSのログデータ通りで、
 写真の撮影時刻と数分のズレはあるものの、当日私が実際に歩いた記録と
 ほぼ相違のないものであると思います。
(今回も全線ログ採りすることができました)

<今回のCTについて>
■距離:約10.3km、CT:13時間48分
・今回のCTは西黒尾根全体の約2/3程度がトレース無し。天神尾根は全線トレース有り。
 西黒尾根は標高1080m付近から肩の小屋まで一部の区間を除いてほぼノートレースで、
 尾根全体の9割以上をスノーシューラッセルで進行。ザンゲ岩付近のみアイゼンを装着。
(肩の小屋からの天神尾根の下降は全線アイゼンを装着して下降)

・西黒尾根の平均的な踏み抜き量は体重70kg、MSR25インチの
 スノーシューひと踏みで、膝から深いところで股下くらいの踏み抜き。
(急斜面など地形によりバラツキはあります。あくまでイメージです)

・今回の長時間に及ぶCT(GPSログ)は、積雪期西黒尾根のこの日の積雪状況と、
 私の雪山登山レベル(技術・体力・経験値)を合わせた結果が今回のCTということです。
・冬期ノートレース山行ということで、ルート取りもその日その場の雪の状態などで変化し、
 歩行ペースも雪の状態やトレースの有り無しなどで大きく変わります。


<西黒尾根の標準CTと今回のCTについて>
■ヤマプラによる西黒尾根の無雪期標準CT(谷川岳RWからトマノ耳まで)
・4時間10分 / 3.9km
■GPS計測による今回の積雪期西黒尾根のCT(谷川岳RWから肩の小屋まで)
・9時間55分 / 約4.3km

*無雪期の西黒尾根は、自身の実績CTで昨年10月の谷川主脈縦走時に
 約3時間で登っているので、それから比較すると今回のCTは3倍以上、
 標準CT比でも2倍以上かかったことになります。
 
天候  
天候:早朝のみ曇り&小雪、その後は快晴☀
   午後2時ごろより晴れ時々曇りとなる
 風:早朝のみマチガ沢方面より10m/sec程度の風
   その後は終日無風〜微風
 
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 
自宅出発(2:10)
高速:圏央道in〜鶴ヶ島JCT〜関越道/水上IC
(1月1日初詣客回避の為、いつものひとつ手前のICから入り渋滞を回避)
下道:水上IC〜R291〜谷川岳ベースプラザ着(5:30)
*途中、コンビニ休憩等20分程度含めて自宅から3時間20分で移動

■下道について
・水上ICから谷川岳ベースプラザまで、距離:約14km
 渋滞無しの直行で約30分で移動。 

■コンビニについて
・水上ICから谷川岳ベースプラザの間に数軒あります。


■谷川岳ベースプラザ(立体駐車場)&ロープウェイの情報はこちら
 ⇒http://www.tanigawadake-rw.com/ropeway/

■今回利用した駐車場について
谷川岳ベースプラザ(立体駐車場)を利用
●駐車場料金●
※12月1日〜4月30日の平日は駐車無料(1月2日3日は除く)
・今回は1月1日(休日扱い)なので小型 1,000円/日でした。
・24h開放出入り可(但し1Fのみ)
・トイレ、水道、自販機有り。24h利用可

その他の期間及び、休日の料金
・5月1日〜11月30日 大型 1,000円 小型 500円
・12月1日〜4月30日 大型 1,000円 小型 1,000円


(以下、今回は利用していませんが参考情報として)
●ロープウェイの営業時間●
【4月〜11月】
平 日:8:00〜17:00
土日祝:7:00〜17:00
【12月〜3月】
全 日:8:30〜16:30

・約3分間隔で常時ゴンドラが発車しています。
・所要時間は片道約15分(最速7分)

●ロープウェイ料金●
・大人2,060円(往復)
 
コース状況/
危険箇所等
 
【道路状況、駐車場、トイレ、山小屋など】 2019/01/01 時点

1)道路の積雪状況
・高速(関越道)は東京方面から水上ICまで道路上に雪は無し。
・水上ICからベースプラザまでの一般道(R291)は、
 1/1時点で水上ICから15分ほど進んだあたりから道路上に
 雪がつき始めて、その後は完全な圧雪路となっていました。
*冬期にこの地域へクルマで来る場合は、スタッドレスタイヤと
 タイヤチェーンなどの滑り止めが必須です。

2)駐車場について
・谷川岳ベースプラザ(立体駐車場)を利用しました。
 休日(元日)だった為か?満車になることもなく余裕があり、
 早朝から問題なく駐車できました。
*料金、その他の詳細情報は上記”アクセス”に記述の通りです。
*ベースプラザ以外の駐車場(白毛門登山口駐車場、その他)は
 当日見る限り全て雪で覆われ、進入すら出来ない状況でした。
*土合駅前駐車場については、電車を利用しない登山客は
 原則駐車禁止とのことです。

3)トイレについて
・本行程でのトイレは、ベースプラザ内及び
 ロープウェイ天神平駅舎内にあります。
・この時期、西黒尾根及び天神平スキー場より先のルート上に
 トイレはありません。
(各山小屋のトイレも使用不可となっています)

4)ルート上の山小屋について
・熊穴沢避難小屋は2/3ほど雪没中。入口は雪が掘られて扉が出ており
 中に入れるようになっていました。
・肩の小屋は中に入って休憩等ができます。
(但し無人で営業はしていないので、水や食料の補給は出来ません)


【ルート状況、積雪状況など】 2019/01/01 時点

■西黒尾根の状況
1)取り付き〜樹林帯まで
・”谷川岳登山指導センター”の少し先まで道路が除雪されており、
 そこまでは普通に道路上を辿りました。その先は除雪されていない
 道路上に雪のトレースがありそれを利用。道路をショートカット
 しながら西黒尾根登山口の少し先あたりから尾根上に向かって
 直登するトレースが出来ていました。これは位置的に夏道ではないと
 思います(ルートマップを拡大していただくと分かります) 
・尾根上に向かう直登斜面からスノーシューを使用しました。
 雪質が良くて踏み抜くのでツボ足での進行は無理な状況でした。
・尾根上に出てからは、尾根のほぼ中央付近を藪を避けながら
 ラッセルしつつ進行(標高1080m付近からトレースを見失う)
*実はこの日、スノーボーダーの先行者が2名おり、後に上部岩稜帯の
 最下部(取り付き)付近で出会いました。結果的には岩稜帯の最下部
 まで彼らの切ったトレースがあった模様。彼らは尾根上の中央では
 なく、山側に向かって右手(マチガ沢寄り)にルートを取っていた
 そうで、そちらにトレースがあったようです。彼ら曰く、この時期は
 マチガ沢方面から風が吹いて雪を叩きクラスト気味になるとのことで
 その分沈み込みが少なく多少は歩きやすいと教えていただきました。 
(それでもスノーシューもしくは最低でもワカンが必要な雪質です)

2)岩稜帯最下部〜サンゲ岩手前まで
・先ほどのスノーボーダーは岩稜帯を少し登った付近から
 西黒沢へドロップされるとのことでした。
 よって、この先は完全なノートレース状態となりました。
・蛇紋岩の岩稜帯に入ると最下部の最初の鎖1本のみ出ていました。
 以後の鎖は雪に埋もれて一切出ていませんでした。
・無雪期の地形からしてこの先の急峻な岩稜帯をスノーシューで登れる
 のか疑問でしたが、その殆んどの区間・斜面に雪が深くついており、
 最上部のザンゲ岩の下までは、全線スノーシューで登りました。
 むしろ、雪が深くてスノーシューでないとまず前に進めない状況。
 途中、急斜面のトラバース区間(小岩峰の巻き)なども含めて
 スノーシューであっても軽く膝まで、酷い場所ではひと踏みで
 股下まで踏み抜く状況でした。この雪質で急斜面を直登するような
 場所では、スノーシューでも複数回キックを入れて踏み固め、
 ようやく一歩前に進めるような状況でした。
(この場合、5歩程度進んでひと呼吸入れるような超スローペース)
・ザンゲ岩の下まで雪庇は常に西黒沢(山側に向かって左手)方向に
 発達しており、途中にある小岩峰の巻きルートも含めて、ルートは
 常にマチガ沢寄り(山側に向かって右手)をトレースして進みました
*岩稜帯最下部からサンゲ岩手前までの詳細状況は、
 写真21〜40にも載せてあります。

3)ザンゲ岩〜主稜線合流地点(肩の小屋)まで
・ザンゲ岩直下(写真42地点)までは全線スノーシューで進めましたが
 この大岩の岩壁(高さ5mほど)を登り、下地がハッキリ分かる
 安全な岩上を進もうとしたところ、どうしても登れず断念しました。
 たかだか5mほどを登れなかったのは、表面の雪が薄く剥がれしまい
 これまでのようにスノーシューでは全く対応できなくなったこと。
 そして剥がれた雪の下の薄氷が露出して、岩の突起など掴むものが
 何もなく、登るための手掛かりが一切なくなったためです。
・それでもアイゼンに換装しピッケルなどを駆使して何とか登ろうと
 試みましたが、表面の氷が薄くアイゼンの前爪とピックを突き刺すと
 いやらしい具合いに氷が砕けてしまい踏ん張りが効きませんでした。
・逆にその氷を大きめに砕いて蛇紋岩そのものを露出させ、岩の突起を
 掴もうとしましたが、この岩壁の急な角度と蛇紋岩の突起もそれほど
 大きく尖っている訳でもなく、さらに元々滑りやすいこの岩の性質
 もあり、実際には掴んでも滑ってしまい全く踏ん張りが効かず、
 有効な手掛かりにはなりませんでした。
・結局、登るのを諦めて岩の右側面から回り込んで裏側へ出ましたが、
 この右側面に回り込む際に、その手前の雪の下が抜けていたようで、
 ここが本当の山肌だったのかが分かりません。今回はたまたま雪の
 厚みで通過できただけで、本来であれば抜けてそのまま谷まで落ちて
 いたかもしれない危険箇所だったかもしれません。
*装備の換装も含めて散々試行錯誤した結果、この大岩の通過だけで
 約1時間24分もかかっています。
(GPSのログで”ザンゲ岩”と表記されている箇所です。写真42地点)

・ザンゲ岩の後も実質的に最後の岩登りと思われる箇所が1箇所あり、
 まずそこへ到達するまでの緩めの大斜面が踏み抜きで進めず、
 アイゼンから再びスノーシューに換装。そして最後の最後で先ほど
 登れなかったザンゲ岩の岩壁とほぼ同じような状態の雪の剥がれた
 高さ2mほどの氷の壁が現れ、ここでも30分以上試行錯誤しました。
 結局、ここではその氷をピッケルで砕き、その下に生えていた草地を
 掴んで何とか強引に登り切りました。ここも掴むものや、登るための
 手掛かりなどは基本的に何もありませんでしたが、高さが2mほど
 だったのでこの方法で何とか凌げたという感じでした。
*結果、ザンゲ岩の直下から肩の小屋まで、直線距離で約320m、
 高低差はたかだか100m強の区間に約3時間もかかってしまいました。


■天神尾根〜田尻沢コースの状況

・天神尾根ルートは、肩の小屋から天神平スキー場まで全線に渡り、
 明瞭なトレースとステップがあり、ほぼ問題ない印象でした。
 道標となる旗竿も所々にあります。
・雪質の方も氷剝き出しのクラスト箇所はなく、基本的に西黒尾根と
 同じフカフカ雪が主体でしたが、完璧なトレースができていたので
 そのトレース上をアイゼンで踏み抜かずに下ることができました。

・天神平スキー場からの下山は、既にゴンドラが運行終了していたので
 スキー場の正規コースである”田尻沢コース”を歩いて下山しました。
(まだ残っていたスキー場の従業員の方に確認して了解を頂きました) 
・コースの状況は、上部の数百メートルは圧雪車のキャタピラ跡で
 圧雪されていましたがその後は下まで非圧雪の手つかず斜面でした。
 しかし斜度が緩いので滑落の危険はほぼ感じなかったのと、
 シュプールがあったので、それを辿りながらスノーシューに換装して
 フカフカ雪の中を気持ちよく下ることができました。


最後に
*今回は天候に恵まれましたが、ここは豪雪で有名な谷川岳です。
 この時期(厳冬期)は当日の天候によりルート状況は一変します。
 上記に記載したルート状況などは、1月1日現在の状況ですので、
 あくまで参考程度に捉えていただくようにお願いいたします。
 実際に行かれる場合は、最新の気象情報と積雪状況の確認、
 そして現地では、その日その場の状況を確認した上で
 ご自身の技量と経験による適切な判断で臨むようにして下さい。
 
その他周辺情報  
おススメの日帰り温泉はここ↓ ”ホテル 湯の陣”
http://www.enjoy-minakami.jp/spa.php?itemid=145
*上記サイト内に湯の陣HPのURLがあります。
*水上周辺にあるその他の日帰り温泉情報も記載されています。

・入浴料/大人(中学生以上)1,058円と少々高めですが、
 日帰り用の浴場は大きめの内湯と露天の計2槽でゆったり浸かれます。
・ホテル故にアメニティーも充実。
*但し、日帰り入浴の場合、夜8時までに退館とのことです。
 
明けましておめでとうございます。今年も毎年恒例の正月登山にやってきました
まずは1月1日の谷川岳ベースプラザ駐車場より。見ての通り場内ガラガラ
今回は自身初となる冬期西黒尾根に挑戦し、新春の谷川山頂を目指します
2019年01月01日 05:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 5:34
明けましておめでとうございます。今年も毎年恒例の正月登山にやってきました
まずは1月1日の谷川岳ベースプラザ駐車場より。見ての通り場内ガラガラ
今回は自身初となる冬期西黒尾根に挑戦し、新春の谷川山頂を目指します
今回のお荷物。約8.3kg+スノーシュー(25インチ)1.8kgで約10.1kg
その他、通常の日帰り装備以外に12本爪アイゼン、ゴーグル、バラクラバ、
冬用グローブ、メット、スキーウエアなど、厳冬期仕様一式で臨みます
2019年01月01日 05:52撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 5:52
今回のお荷物。約8.3kg+スノーシュー(25インチ)1.8kgで約10.1kg
その他、通常の日帰り装備以外に12本爪アイゼン、ゴーグル、バラクラバ、
冬用グローブ、メット、スキーウエアなど、厳冬期仕様一式で臨みます
ベースプラザ駐車場より西黒尾根登山口へ向かいます
その途中にある”谷川岳登山指導センター”
(2019年2月18日まで閉鎖中とのことで、現在は利用出来ません)
2019年01月01日 06:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 6:07
ベースプラザ駐車場より西黒尾根登山口へ向かいます
その途中にある”谷川岳登山指導センター”
(2019年2月18日まで閉鎖中とのことで、現在は利用出来ません)
谷川岳登山指導センターのすぐ先で道路の圧雪は終わっていました
ここからは左のトレースを辿っていきます。正直、厳冬期の西黒尾根登山口や
尾根上までの取り付きの状況がよく分からず心配だったのでこれでひと安心
2019年01月01日 06:10撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 6:10
谷川岳登山指導センターのすぐ先で道路の圧雪は終わっていました
ここからは左のトレースを辿っていきます。正直、厳冬期の西黒尾根登山口や
尾根上までの取り付きの状況がよく分からず心配だったのでこれでひと安心
ありがたいトレースを辿り進んで行きます
しかし、これが夏になるとクルマが通る道とはとても思えない…
2019年01月01日 06:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 6:11
ありがたいトレースを辿り進んで行きます
しかし、これが夏になるとクルマが通る道とはとても思えない…
途中から山側へ直登するトレースになっていました。
結局、道路をショートカットして西黒尾根登山口の少し先から直接尾根上に乗るトレースになっていたようです
2019年01月01日 06:16撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 6:16
途中から山側へ直登するトレースになっていました。
結局、道路をショートカットして西黒尾根登山口の少し先から直接尾根上に乗るトレースになっていたようです
尾根上までの直登は斜度がきつく、雪も深くなってきたので早速スノーシューを装着
2019年01月01日 06:32撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 6:32
尾根上までの直登は斜度がきつく、雪も深くなってきたので早速スノーシューを装着
尾根上に出る直前で雪庇の下を通過する箇所がありました。今後も要注意です
2019年01月01日 06:54撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 6:54
尾根上に出る直前で雪庇の下を通過する箇所がありました。今後も要注意です
ようやく尾根に乗り進んで行くと樹間から初日の出が見えました
ちょっと遅かったけれど新年のご来光。今年も良い年になりますように…
2019年01月01日 07:25撮影 by  ILCE-5100, SONY
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1/1 7:25
ようやく尾根に乗り進んで行くと樹間から初日の出が見えました
ちょっと遅かったけれど新年のご来光。今年も良い年になりますように…
標高1080m付近より、これまであったトレースが消えてしまいました
ここからは尾根上の中央付近を藪を避けながらスノーシューラッセルで進むことに…
(実は画面右のマチガ沢寄りに後で出会うスノーボーダーのトレースがあったらしい)
2019年01月01日 07:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
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標高1080m付近より、これまであったトレースが消えてしまいました
ここからは尾根上の中央付近を藪を避けながらスノーシューラッセルで進むことに…
(実は画面右のマチガ沢寄りに後で出会うスノーボーダーのトレースがあったらしい)
今日は今シーズンの雪山開幕戦☆
朝からラッセルですが、スノーシューでもやや沈みながら進んで行きます
途中、天神平方面が見えました。朝降っていた小雪もやんで予報通り晴れてきた♪
2019年01月01日 07:51撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 7:51
今日は今シーズンの雪山開幕戦☆
朝からラッセルですが、スノーシューでもやや沈みながら進んで行きます
途中、天神平方面が見えました。朝降っていた小雪もやんで予報通り晴れてきた♪
天神平スキー場のゴンドラ山頂駅を拡大。あと40分、8時半になれば
あれで上がり、トレースバッチリの天神尾根からオキトマまで難なく行けるハズ…
こちらは元旦から誰もいない西黒尾根で一人ラッセル…
「あっちにしておけばよかったかなぁ…」と一瞬思う
2019年01月01日 07:51撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 7:51
天神平スキー場のゴンドラ山頂駅を拡大。あと40分、8時半になれば
あれで上がり、トレースバッチリの天神尾根からオキトマまで難なく行けるハズ…
こちらは元旦から誰もいない西黒尾根で一人ラッセル…
「あっちにしておけばよかったかなぁ…」と一瞬思う
2019年の元旦から一人ラッセルで萌えていますがナニか?
予報通りの抜けるような青空でテンションさらにアップです♪(*^^)v
2019年01月01日 08:19撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 8:19
2019年の元旦から一人ラッセルで萌えていますがナニか?
予報通りの抜けるような青空でテンションさらにアップです♪(*^^)v
ひと息ついて振り返る。この辺はまだ斜度が緩いので、沈んでもそれほどキツクない感じでした
2019年01月01日 08:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 8:34
ひと息ついて振り返る。この辺はまだ斜度が緩いので、沈んでもそれほどキツクない感じでした
この先もこんな感じ。藪を避け樹間を縫うように自分で好きなように進んで行きます
2019年01月01日 08:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 8:34
この先もこんな感じ。藪を避け樹間を縫うように自分で好きなように進んで行きます
1/1現在の西黒尾根樹林帯内の平均的な積雪量と雪質イメージ
その場の地形などにより多少の上下はありますが、
MSR25インチのスノーシューで膝から膝上くらいまで沈む状況でした
2019年01月01日 08:42撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 8:42
1/1現在の西黒尾根樹林帯内の平均的な積雪量と雪質イメージ
その場の地形などにより多少の上下はありますが、
MSR25インチのスノーシューで膝から膝上くらいまで沈む状況でした
樹間から青空全開のオキトマが顔を覗かせる
やっぱりいいね〜純白の谷川岳
2019年01月01日 08:48撮影 by  DSC-WX350, SONY
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樹間から青空全開のオキトマが顔を覗かせる
やっぱりいいね〜純白の谷川岳
こちらは右に白毛門、真ん中の奥が朝日岳、その左が笠ヶ岳
冬期の白毛門も登ってみたい山のひとつです
2019年01月01日 08:56撮影 by  DSC-WX350, SONY
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こちらは右に白毛門、真ん中の奥が朝日岳、その左が笠ヶ岳
冬期の白毛門も登ってみたい山のひとつです
左へ振ると馬蹄形の山並み。一昨年の馬蹄形日帰り縦走を思い出す
あれはホントにキツかった…でも今度は逆回りでもやってみたいと思ってしまう
2019年01月01日 08:56撮影 by  DSC-WX350, SONY
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左へ振ると馬蹄形の山並み。一昨年の馬蹄形日帰り縦走を思い出す
あれはホントにキツかった…でも今度は逆回りでもやってみたいと思ってしまう
馬蹄形のさらに先を超アップで
この真っ白な山は位置的に巻機山になるのかな
2019年01月01日 08:56撮影 by  DSC-WX350, SONY
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馬蹄形のさらに先を超アップで
この真っ白な山は位置的に巻機山になるのかな
樹林帯を抜けて蛇紋岩の岩稜帯に入ります。鎖が出ていたのは最初(最下段)の1本だけで、その後は全て雪の下に消えていました
2019年01月01日 09:13撮影 by  DSC-WX350, SONY
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樹林帯を抜けて蛇紋岩の岩稜帯に入ります。鎖が出ていたのは最初(最下段)の1本だけで、その後は全て雪の下に消えていました
この手前辺りからトレースが復活し「あれ?」と思っていたら
あの先に人影がらしきものが…実はあの方が先行していた二人組のスノーボーダー
山側に向かって右寄り(マチガ沢寄り)をトレースしていたようです
2019年01月01日 09:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
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この手前辺りからトレースが復活し「あれ?」と思っていたら
あの先に人影がらしきものが…実はあの方が先行していた二人組のスノーボーダー
山側に向かって右寄り(マチガ沢寄り)をトレースしていたようです
完全に樹林帯を抜けて純白の谷川岳がドーンと現る
左の尾根上を辿りあの頂まで、興奮と同時に不安でいっぱいの気持ちになる…
2019年01月01日 09:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 9:15
完全に樹林帯を抜けて純白の谷川岳がドーンと現る
左の尾根上を辿りあの頂まで、興奮と同時に不安でいっぱいの気持ちになる…
これから辿る尾根上を拡大。左(西黒沢)へ向かって雪庇が発達している
そしてこの先、トレースは全く無さそうだ…(これ見てさらに不安になる)
2019年01月01日 09:16撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 9:16
これから辿る尾根上を拡大。左(西黒沢)へ向かって雪庇が発達している
そしてこの先、トレースは全く無さそうだ…(これ見てさらに不安になる)
スノーボーダーの方と合流し暫し歓談。とても感じの良い方で情報交換させて頂きました。先に見えるあの方とこの付近から左の西黒沢へドロップするそうです。いろいろお話させて頂き、ありがとうございました
2019年01月01日 09:28撮影 by  DSC-WX350, SONY
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スノーボーダーの方と合流し暫し歓談。とても感じの良い方で情報交換させて頂きました。先に見えるあの方とこの付近から左の西黒沢へドロップするそうです。いろいろお話させて頂き、ありがとうございました
ちなみにこれが先ほどのお二人が滑走する西黒沢。いつものことですが、
写真ではそれほどの斜度ではない感じですが、実際はトンデモない急斜面です
2019年01月01日 09:44撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 9:44
ちなみにこれが先ほどのお二人が滑走する西黒沢。いつものことですが、
写真ではそれほどの斜度ではない感じですが、実際はトンデモない急斜面です
事前にこの先のルーファイをして、進むべき道を見定めておきます
まずは手前の小ピークのやや下、ブッシュの上端辺りを狙って進み
その先は常に右(マチガ沢)寄りをトレースしS字を描きながら上部稜線へ
そしてあの大岩(恐らくザンゲ岩)の下に取り付き岩壁を登ろうとしたが
あの5mほどがどうしても登れず、あそこで1時間半ほど試行錯誤する
結局、登るのを諦めて大岩の下から右に回り込み右上へ抜け
最後は矢印の突端部分でまた2mほどの岩壁登りをして凌ぎました
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事前にこの先のルーファイをして、進むべき道を見定めておきます
まずは手前の小ピークのやや下、ブッシュの上端辺りを狙って進み
その先は常に右(マチガ沢)寄りをトレースしS字を描きながら上部稜線へ
そしてあの大岩(恐らくザンゲ岩)の下に取り付き岩壁を登ろうとしたが
あの5mほどがどうしても登れず、あそこで1時間半ほど試行錯誤する
結局、登るのを諦めて大岩の下から右に回り込み右上へ抜け
最後は矢印の突端部分でまた2mほどの岩壁登りをして凌ぎました
トレースの末端まで来ました。ここでトレースは完全に終了
この先は事前の写真で記したルートに沿って一人ラッセルで進んでいきます
2019年01月01日 09:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 9:43
トレースの末端まで来ました。ここでトレースは完全に終了
この先は事前の写真で記したルートに沿って一人ラッセルで進んでいきます
この先の積雪量&雪質イメージ。深いところでこんな感じ
これで体重70kgの私が25インチのスノーシューで踏むと股下くらいまで踏み抜く
ここのように斜度が緩い場所はまだ良いが、これが急斜面だと崩れてまともに登れない
2019年01月01日 09:50撮影 by  DSC-WX350, SONY
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この先の積雪量&雪質イメージ。深いところでこんな感じ
これで体重70kgの私が25インチのスノーシューで踏むと股下くらいまで踏み抜く
ここのように斜度が緩い場所はまだ良いが、これが急斜面だと崩れてまともに登れない
まずは先ほど見た一番手前の小ピークの鞍部まできました
この先はあの雪庇に寄らないよう、雪庇のやや右下を辿り慎重に進む
事前のルーファイ写真ではあのピークまで平らに続いているように見えた
しかし、実際はこのように一旦下ってこれだけの登り返しがある
また、あの斜面の距離も斜度も見た目以上にあり、現実はかなりシンドイ
2019年01月01日 09:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
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まずは先ほど見た一番手前の小ピークの鞍部まできました
この先はあの雪庇に寄らないよう、雪庇のやや右下を辿り慎重に進む
事前のルーファイ写真ではあのピークまで平らに続いているように見えた
しかし、実際はこのように一旦下ってこれだけの登り返しがある
また、あの斜面の距離も斜度も見た目以上にあり、現実はかなりシンドイ
一番手前の小ピークに取り付き、登り返しを始める
斜度もキツイし雪が柔らかくて踏むたびにかなり沈む
ここは10mくらい進んでは、ひと呼吸を繰り返す超スローペースに
2019年01月01日 10:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
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一番手前の小ピークに取り付き、登り返しを始める
斜度もキツイし雪が柔らかくて踏むたびにかなり沈む
ここは10mくらい進んでは、ひと呼吸を繰り返す超スローペースに
休憩がてら今切ってきたトレースを振り返る
2019年01月01日 10:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 10:06
休憩がてら今切ってきたトレースを振り返る
手前からのルーファイ時は斜度も緩く距離も短く見えた最初の小ピーク
実際には取り付いてから40分以上登っても、まだこれだけの距離が残っている
2019年01月01日 10:41撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 10:41
手前からのルーファイ時は斜度も緩く距離も短く見えた最初の小ピーク
実際には取り付いてから40分以上登っても、まだこれだけの距離が残っている
最初は約10mくらい進んでひと呼吸だったのが、その後は5歩進んでひと呼吸入れるペースに落ちる
2019年01月01日 10:46撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 10:46
最初は約10mくらい進んでひと呼吸だったのが、その後は5歩進んでひと呼吸入れるペースに落ちる
あまりにキツイので、当初予定したよりもやや下気味でトラバースを開始
柔らかくて沈みまくる雪をラッセルしながらこの斜度で直登していた為、
体力的にも精神的にもさすがに耐えられなくなる
2019年01月01日 10:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 10:49
あまりにキツイので、当初予定したよりもやや下気味でトラバースを開始
柔らかくて沈みまくる雪をラッセルしながらこの斜度で直登していた為、
体力的にも精神的にもさすがに耐えられなくなる
トラバース後、ようやく最初の小ピークを巻き、その先の景色が見えた
結局、この小ピークを巻くのに1時間もかかってしまった
この先も実際に行ってみると、手前からのルーファイ時とは大違いで
斜度も距離もこの写真以上にかなりあることが分かる
2019年01月01日 11:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 11:01
トラバース後、ようやく最初の小ピークを巻き、その先の景色が見えた
結局、この小ピークを巻くのに1時間もかかってしまった
この先も実際に行ってみると、手前からのルーファイ時とは大違いで
斜度も距離もこの写真以上にかなりあることが分かる
今巻いた小ピーク直下のトラバース区間の斜度はこのくらい
とにかく雪が柔らかく、ツボ足だと実際には踏み抜きで前に進めないが
仮にこの区間がツボ足だったとしたら雪が谷側に崩れて滑落していたかも…
2019年01月01日 11:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 11:11
今巻いた小ピーク直下のトラバース区間の斜度はこのくらい
とにかく雪が柔らかく、ツボ足だと実際には踏み抜きで前に進めないが
仮にこの区間がツボ足だったとしたら雪が谷側に崩れて滑落していたかも…
この先も緩いように見えて実際はかなりキツイ斜度
そして沈みまくる柔らかい雪が続く
2019年01月01日 11:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 11:15
この先も緩いように見えて実際はかなりキツイ斜度
そして沈みまくる柔らかい雪が続く
この登りも相当キツかった。ここも5歩ぐらい進んではひと呼吸入れる超スローペースに…
2019年01月01日 12:10撮影 by  DSC-WX350, SONY
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この登りも相当キツかった。ここも5歩ぐらい進んではひと呼吸入れる超スローペースに…
休憩がてら振り返ってみる。ここまで急斜面に恐怖し、
柔らかくて進まない雪に苦労しながらも何とかここまできた
その足跡を見て少しは自分でもやれたんだなと実感した
2019年01月01日 12:22撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 12:22
休憩がてら振り返ってみる。ここまで急斜面に恐怖し、
柔らかくて進まない雪に苦労しながらも何とかここまできた
その足跡を見て少しは自分でもやれたんだなと実感した
オキもこれだけ近づいてきた
もう主稜線まで距離と高低差はいくらもないが、その前に最後の核心部が待っている
2019年01月01日 12:42撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 12:42
オキもこれだけ近づいてきた
もう主稜線まで距離と高低差はいくらもないが、その前に最後の核心部が待っている
そして右上の大岩(恐らくザンゲ岩)が事前のルーファイ時に見た核心部
あの✖印の所で高さ5mほどの壁が登れず、試行錯誤すること約1時間半
結局、あの岩の間を通って右上に抜けた。しかしあの岩の間に入る手前の
雪の下が抜けており、かなり危険でこれが正しいルートだったかは不明
やはり登れるのならあの岩の上を通った方が確実だったと思う
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そして右上の大岩(恐らくザンゲ岩)が事前のルーファイ時に見た核心部
あの✖印の所で高さ5mほどの壁が登れず、試行錯誤すること約1時間半
結局、あの岩の間を通って右上に抜けた。しかしあの岩の間に入る手前の
雪の下が抜けており、かなり危険でこれが正しいルートだったかは不明
やはり登れるのならあの岩の上を通った方が確実だったと思う
恐怖の核心部を何とか乗り切りようやく主稜線まで辿り着く
いつもの巨大道標と肩の小屋が現れて心底ホッとした
あの核心部から直線距離で約320m、高低差はたかだか100m強の区間に
約3時間もかかってしまった。この難局をどうにかして乗り切ろうと
必死になっていたら、辺りはすっかりガスガスになっていた・・・
2019年01月01日 16:00撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 16:00
恐怖の核心部を何とか乗り切りようやく主稜線まで辿り着く
いつもの巨大道標と肩の小屋が現れて心底ホッとした
あの核心部から直線距離で約320m、高低差はたかだか100m強の区間に
約3時間もかかってしまった。この難局をどうにかして乗り切ろうと
必死になっていたら、辺りはすっかりガスガスになっていた・・・
とりあえず肩の小屋で休憩。開放されていました(但しトイレは使用不可)
ここまでの一人ラッセルで体力的にはクタクタ状態
そしてあの核心部を必死で凌いだ後の安堵感で思考能力もゼロ。放心状態の私…
2019年01月01日 16:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 16:03
とりあえず肩の小屋で休憩。開放されていました(但しトイレは使用不可)
ここまでの一人ラッセルで体力的にはクタクタ状態
そしてあの核心部を必死で凌いだ後の安堵感で思考能力もゼロ。放心状態の私…
休憩後、下山開始です。食料もビバーク用品も持参しており、
肩の小屋でのビバークも考えましたが、休憩して気力体力ともに回復したのと
何度も歩いて馴染みのある天神尾根ルート、さらに本日もトレースバッチリで
日没前に樹林帯まで行けそうだったので、ヘッデンつけて下りることにしました
2019年01月01日 16:25撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 16:25
休憩後、下山開始です。食料もビバーク用品も持参しており、
肩の小屋でのビバークも考えましたが、休憩して気力体力ともに回復したのと
何度も歩いて馴染みのある天神尾根ルート、さらに本日もトレースバッチリで
日没前に樹林帯まで行けそうだったので、ヘッデンつけて下りることにしました
ご覧の通り安心安全二重丸の豪華なトレースが私を導いてくれる
今日のルーファイ&ノートレースの後だからこそ、この有難さがよりいっそう身に染みる
2019年01月01日 16:29撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 16:29
ご覧の通り安心安全二重丸の豪華なトレースが私を導いてくれる
今日のルーファイ&ノートレースの後だからこそ、この有難さがよりいっそう身に染みる
もうすぐ陽が暮れる。今日の激登を振り返りながらゆっくり焦らず下りて行きます
2019年01月01日 16:28撮影 by  DSC-WX350, SONY
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もうすぐ陽が暮れる。今日の激登を振り返りながらゆっくり焦らず下りて行きます
夕暮れのオジカ沢ノ頭と俎山稜
2019年01月01日 16:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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夕暮れのオジカ沢ノ頭と俎山稜
下山途中で振り返る。昨年の1月、板とブーツを担いでオキトマまで登り
右の大斜面を滑ってきた。今日もシュプールが1本見える
「あの時は最高の瞬間だったなぁ」と懐かしく思う
2019年01月01日 16:44撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 16:44
下山途中で振り返る。昨年の1月、板とブーツを担いでオキトマまで登り
右の大斜面を滑ってきた。今日もシュプールが1本見える
「あの時は最高の瞬間だったなぁ」と懐かしく思う
あれだけ深くて幅の広いトレースがこの区間だけは既に消えかかっている
要するに厳冬期はトレースなどいくら切ってもすぐに消えるということ
これだって明日の一番手はそれなりに大変だと思う
私がつけた西黒トレースも明日には消えていることでしょう
2019年01月01日 16:51撮影 by  DSC-WX350, SONY
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あれだけ深くて幅の広いトレースがこの区間だけは既に消えかかっている
要するに厳冬期はトレースなどいくら切ってもすぐに消えるということ
これだって明日の一番手はそれなりに大変だと思う
私がつけた西黒トレースも明日には消えていることでしょう
ありがたいトレースに導かれて難なく熊穴沢避難小屋に到着
まだ小屋の屋根が盛り上がっていました。もう少し経つとこれが真っ平になります
この反対側に入口があり、雪が掘られて中に入れるようになっていました
2019年01月01日 17:09撮影 by  DSC-WX350, SONY
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ありがたいトレースに導かれて難なく熊穴沢避難小屋に到着
まだ小屋の屋根が盛り上がっていました。もう少し経つとこれが真っ平になります
この反対側に入口があり、雪が掘られて中に入れるようになっていました
そして無事に天神平スキー場に到着。しかしゴンドラは運行終了です
この隣のレストハウスに従業員の方がおり、スキー場の正規コースである
「田尻沢コースを歩いて下りたい」と確認したところ、快く了解を頂きました
2019年01月01日 18:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
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そして無事に天神平スキー場に到着。しかしゴンドラは運行終了です
この隣のレストハウスに従業員の方がおり、スキー場の正規コースである
「田尻沢コースを歩いて下りたい」と確認したところ、快く了解を頂きました
そのレストハウスの玄関口にて、ホットコーヒーで休憩
西黒の最後はあまりの恐怖に我を忘れて死にもの狂いで登っていたので
肩の小屋までほぼ飲まず食わずでした。よって行動食もあり余っており、
ここでコーヒー飲みながらたっぷり補給しました(今さらですが…)
2019年01月01日 18:14撮影 by  DSC-WX350, SONY
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そのレストハウスの玄関口にて、ホットコーヒーで休憩
西黒の最後はあまりの恐怖に我を忘れて死にもの狂いで登っていたので
肩の小屋までほぼ飲まず食わずでした。よって行動食もあり余っており、
ここでコーヒー飲みながらたっぷり補給しました(今さらですが…)
休憩後、スキー場の田尻沢コースを歩いて下山します
ここは昨年、肩の小屋からのBC滑走時に最後に滑り下りたコース
今回は圧雪車のキャタピラ跡でそれなりに締まっており、
アイゼンで非常に歩きやすい状態でした
2019年01月01日 18:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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休憩後、スキー場の田尻沢コースを歩いて下山します
ここは昨年、肩の小屋からのBC滑走時に最後に滑り下りたコース
今回は圧雪車のキャタピラ跡でそれなりに締まっており、
アイゼンで非常に歩きやすい状態でした
このままキャタピラ圧雪路でラ〜クラクと思っていたら、数百メートルで終了
この先は未圧雪の深雪斜面で沈みまくり。仕方がないので、
ここでまたスノーシューに換装(これで今日は何回目の換装だろう…)
しかし、換装後はこのまっさらな手つかずの大斜面を
スノーシューでラクラク下山。フワフワでサイコーに気持ちよかった〜♪
2019年01月01日 19:00撮影 by  DSC-WX350, SONY
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1/1 19:00
このままキャタピラ圧雪路でラ〜クラクと思っていたら、数百メートルで終了
この先は未圧雪の深雪斜面で沈みまくり。仕方がないので、
ここでまたスノーシューに換装(これで今日は何回目の換装だろう…)
しかし、換装後はこのまっさらな手つかずの大斜面を
スノーシューでラクラク下山。フワフワでサイコーに気持ちよかった〜♪
途中、スノーシューへの換装も含めて約1時間10分ほどで下山完了
昨年のBC滑走終了時もそうでしたが、ここはスキー場の正規コースなのに
あのゴンドラ乗り場(ベースプラザ)まで滑走コースが繋がってないんだよね…
2019年01月01日 19:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
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途中、スノーシューへの換装も含めて約1時間10分ほどで下山完了
昨年のBC滑走終了時もそうでしたが、ここはスキー場の正規コースなのに
あのゴンドラ乗り場(ベースプラザ)まで滑走コースが繋がってないんだよね…
最後はいつものプリやんで〆。今年も元日から約14時間、
西黒の一人ラッセル&ルーファイ、そして最後は恐怖で必死だったけど、
こうして無事に戻れたことで貴重な経験が積めた思う
また今年一年、仕事に山登りにガンバロー(^^)/
2019年01月01日 19:59撮影 by  DSC-WX350, SONY
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最後はいつものプリやんで〆。今年も元日から約14時間、
西黒の一人ラッセル&ルーファイ、そして最後は恐怖で必死だったけど、
こうして無事に戻れたことで貴重な経験が積めた思う
また今年一年、仕事に山登りにガンバロー(^^)/
撮影機器:

感想

 
明けましておめでとうございます。
2019年の山行第一弾、そして少し出遅れましたが、
今シーズンの雪山開幕戦ということで
自身初となる積雪期の西黒尾根から谷川岳へ。
12月は仕事の関係で1日しか山に行けなかったウップン晴らしの意味も含めて
ようやく休みとなった元日に気合いを入れて臨んできました。

そんなことで始まった新年の初登りでしたが、積雪期・ノートレースの
西黒尾根は今の自分の持ち得る技術、体力、経験値ではほぼ限界レベルの世界。
これ以上の条件が加われば、今の私では踏破出来ないような状況でした。
そんな中で元日からフルパワー全開で何とか乗り切ってきました。

ラッセルやルーファイについては、これまでも部分的には何度も
経験していました。しかし、多くの場合は先行者がつけてくれた
トレースを辿り山頂まで達するという、お気楽な雪山登山が殆んどでした。
私がこれまでやってきた雪山登山など、所詮はその程度のレベル。
先行者が苦労してつけてくれた道をただただなぞるだけ。
いわゆる”トレース泥棒”の雪山登山がその殆んどでした。
これは本来あるべき雪山登山とはほど遠いものです。

しかし、今回のような尾根全体の半分以上をラッセルとルーファイで進み、
最後は西黒尾根の最上部、急峻な雪の蛇紋岩ゾーンを一番手で、
しかも自らの判断でルートを決めて登ることなど、
これまでの登山経験ではまずなかったこと。
そんなことは私の技術と度胸ではとても出来ないことだと思っていました。
仮にあのような危険箇所でルートや判断を誤れば、
そのまま谷底まで滑落してもおかしくないような場所。
斜度も尋常ではない上に、この時期の雪はまだそれほど安定しておらず、
実際現地でトレースを切っていてもその脆弱さを肌で感じました。

そんな中で標準CTの3倍近くかかりながらも何とか完登できたことは、
これまでの自分を少しは超えることが出来たのかなと思っています。
ルーファイ&ラッセルをして自分で切ったトレースを実際に振り返ってみると
ここまで試行錯誤しながらやってきたことの達成感を得られる。
これが本来あるべき雪山登山の姿であり、そして醍醐味なのだと感じました。

それと同時に今回の山行では、道なき雪山を独力で進む者の気持ちも
少しは感じとれたような気がします。
「元日の西黒尾根、2019年一番乗り!」などといえば聞こえは良いですが、
現実の一番手の怖さや辛さ、それらの苦労は想像以上に厳しいものでした。

今回は何とか踏破できたものの、その後は長時間のラッセルで疲労困憊となり
急峻な上部岩稜帯のルーファイでは、雪つき急斜面の恐怖の中で
雪の状態と地形を見極めながら、とにかく慎重にド緊張の連続で進みました。
そんな状態が長時間続いたためか、完登後の肩の小屋では
肉体疲労だけでなく思考能力もゼロに。ひとり放心状態になっていました。

今回の上部岩稜帯で味わった恐怖感は、2016年12月末の全面アイス斜面の
冬富士以来。もしかするとそれ以上の恐怖感だったのかもしれません。
正直、もう雪山でこのクラスの恐怖は味わいたくないと思いました。

それと、責任という意味では私が切ったトレースによって、
後続の方への影響がどうなのかも気になりました。
もし後から私のトレースを辿って来られる方に対して、
本当にこのルート取りで良かったのか?
自分はこのルート取りで何とか凌いだけれど、
他にもっと安全で合理的に登れるルートがあったのではないか?
実際にトレースを切った者としてそんなことも感じました。

激闘14時間、自分の未熟さ故に、最後はその恐怖から死にもの狂いで
登り切った冬期西黒尾根でしたが、
「もう登山でこのクラスの恐怖や苦労は味わいたくない」
と思う一方で心のどこかに、
「また苦難を乗り越えてその先へ進みたい。現状の自分を突破したい」
という気持ちがあるのも事実です。

しかし、それは安全に事故なく元気に下山できることが大前提。
その大前提を忘れることなく、現状を突破してさらに進化できるよう
これからも挑戦を続けていきたいと思います。
 

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コメント

あけおめことよろ〜
素晴らしいですね。元旦ラッセル山行!!
CT3→10ってどんななんだ??って思いましたけど
なるほど〜(*_*)
それでも日帰りしちゃうところが
むちゃくちゃです^_^;
ちょっと距離感がわかんないんですけど
写真を追ってみても
『まだそこかーい』と、進み方が、というよりラッセルが大変なのがよーくわかりました。
でも、lifterさまの振り返って見たときの自分のトレースに達成感!!!よく感じられました。
ほんとスゴイです!!(*´∀`*)ノ
そんな山行にはついて行けませんが、
また、ゆる〜い計画があればご一緒させていただきたいです。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます┏○ペコッ
2019/1/5 6:58
Re: あけおめことよろ〜
こちらでもあけおめ〜&ことよろです〜〜
早速のご訪問ありがとネ
CTの3倍 今回はマジでクタクタになりましたが、
でも、新年早々から達成感ありましたよ。
仰る通り、振り返って自分のトレースを見た時に
「ここまでやれたんだな」って思いました。
誰もいない大快晴の西黒尾根を歩き切れたことは本当に嬉しかったです
ちゃださんも年末年始にかけて精力的に歩かれてますね!
今年もお互いがんばりましょう
(今日もこれから仕事だよ〜〜〜
2019/1/5 7:43
あけおめでーす
富士山かと思ったら、こちらでしたか。
上越の雪のえげつなさ!!
ワタクシ、平標で身に染みております。
一時間雪を漕いで振り返ると50m位しか進んでないのね〜〜
そんなラッセルで西黒登っちゃうってすごいですね〜〜
燃焼しまくり???
あそこは落ちたら谷底まで止まらないですしね〜〜〜
こちらはお正月はスキー三昧でした。
長野もまだまだ雪少ないですよ〜〜〜
ではでは、今年もガツンと一山よろしくお願いします
2019/1/5 19:30
Re: あけおめでーす
お正月スキーお疲れ様です。
いいですね〜お天気の方はいかがだったでしょうか?
昨年の元日はまさかの氷ゼロで、今年こそ本当の氷の大斜面だったであろう
冬富士山行にしたかったのですが、天気予報は大快晴でも風が25m以上だったので諦めました。でも谷川山域は最高の登山日和で大正解でした。

この日の雪は1時間漕いで50mしか進めないような、掴みどころのないサラサラパウダーではなく、本来の上越らしい少し湿り気を帯びたやや重の雪でした。
そのお陰で夏は3時間程度のところを今回は10時間で肩の小屋に辿り着けた次第です。
そんなやや重雪でも25インチのスノーシューで股下くらいまでは簡単に沈むので、ひと踏みで前へ出ることはとてもできませんでした。
それよりもラッセルのこと以上に、あの最上部のザンゲ岩に取り付いた時に雪が剥がれてしまった5mほどの蛇紋岩の壁が、手掛かりがなくてどうしても登れず、そこで1時間半も試行錯誤したことの方がよほど辛かったですね。
今回のラッセルも含めて実際に一番手で行ってみればその場の実情、現場での恐怖と辛さが分かります。
2019/1/5 22:07
冒険家だよね〜〜!
lifさんこんばんは!
読んでいて、怖くなりましたよ〜〜。
>斜度も尋常ではない上に、この時期の雪はまだそれほど安定しておらず、
>実際現地でトレースを切っていてもその脆弱さを肌で感じました。
幼少のころ、自宅の雪の積もったカーポート屋根で遊んでいて、滑落した時のことを思い出しました!
おぉ〜〜、こわっ!(例えが違うだろ〜〜)
マジ無事に帰ってこられてよかったです。
山をやらない人は「なんでわざわざ危険な思いしてまで登るの?」と言います。
でもさ〜〜、危険だからやりたいんだよね〜〜。
安全に留意して、危険な場所をクリアする。
今度その「血」を見せてくださいませ
25の画像なんて、最高です!
2019/1/5 21:43
Re: 冒険家だよね〜〜!
cocoさん、こんばんは!
元日からまさかの?ノートレースで一番手となってしまい、
いろいろ苦難はありましたが、何とか無事に乗り切ってきましたよ〜
>斜度も尋常ではない上に、この時期の雪はまだそれほど安定しておらず、
>実際現地でトレースを切っていてもその脆弱さを肌で感じました。
これ↑もう少し実情をお話しすると、一人で上部の岩稜帯を登っているうちにラッセルはどんどんキツクなるわ、斜度はますます急になるわで心底怖くなってしまい、途中で戻ろうかと思ったんです。
でも、自分が登ってきた斜面を振り返ると既にトンデモない斜度で、さらに自分一人しか踏んでいないトレースということでそれほど踏み固まっておらず、「これを下りで踏んだら恐らく崩れて滑落する!」と思い、戻るに戻れなかったんです。
パウダースノーほどではありませんでしたが、ある程度柔らかい雪質で、
一人で踏んだ程度のステップではかなり脆弱な感じでした。
なので、とても下りで使う気になれず「これはもう登るしかない!」と思って
必死になって登り切りましたよ
そんなことで元日からトンデモない雪山開幕戦になってしまいましたがcoldsweats01
この次は皆が行く王道の雪山で、澄んだ冬の空気と景色をゆっくり楽しみたいと思ってますshinesnow
2019/1/5 23:18
おつかれさまでした。
 同日に遅刻してRWで天神尾根から登頂した者です。
深い新雪との格闘おつかれさまでした。すばらしいです。RWから見て氷河跡は厳しいなと思っておりました。もう少し締まったら行こうと思います。

 おっしゃる通り、氷河跡のあたりからザンゲ岩までが核心部です。
写真38も稜線上を歩いていきます。例年はナイフリッジとなります。

 現地におらず状況が未確認ですが、写真40を見ると、かなり北寄りマチガ沢寄りに歩いています。もう少し稜線上からアプローチするとザンゲ岩手前で迷うことが無くなります。高度感がありかなり怖いですが・・・。ここはあせらず膝でラッセルし地道にいきます。

 写真42は岩の左側、南側を通ると良いと思います。もう少しすると沼田山岳会さんが目印の赤い旗を立てます。その後はかなり楽になります。いずれにせよ雪崩に遭わず登頂できて良かったですね。
下山時の大きなトレースは25インチの私です。多少でもお役に立ててうれしいです。
2019/1/6 12:16
Re: おつかれさまでした。
growmonoさん、初めまして。
同じ日の天神レコも先ほどじっくり拝見させていただきました。
あの日は風も弱く本当に最高のお天気でしたね。
素晴らしい谷川山頂からの絶景写真の数々に見惚れてしまいましたよ。
それにしても大晦日、そして元旦はダブルヘッダー、それ以前もかなりの山行頻度で登られていてビックリしました。

冬期西黒尾根のアドバイスもありがとうございました。
写真40、やっぱりもう少し稜線上寄り(西黒沢寄り)で良かったんですね。
私的は小ピーク手前の鞍部のところが西黒沢側へ向かって凄い雪庇が張り出していたのでその印象が強く残ってしまい、その後も必要以上にマチガ寄りにトレースしていた次第です(実はもう少し上でもいいかなとも思ってました)

仰るとおり、ザンゲ岩のもっと手前から稜線上をアプローチすれば、確かにザンゲ岩の上めに到達して左側(南側)を通れそうですね。私はマチガ寄りから巻き気味に登ったせいで、あの5mほどの岩壁の下に取り付いてしまい、最後にどうしてもあの壁が登れませんでした。登れないので当然岩の左側にも出られず、冬期の常道?とは逆の右側を通って何とか凌ぎました。
でも、やはり右じゃなかったんですね。自分でもなんか下が抜け気味でこの下は本当に山肌なのか?実は深く切れているのでは?とヤバい感じがしました。

こうしてgrowmonoさんのようなこのルートに精通された方から、冬期の正しい情報を教えていただき大変嬉しく思います。ありがとうございました。

また、帰りの天神尾根ではgrowmonoさん始め、皆さんで苦労して切っていただいた素晴らしいトレースをありがたく使わせていただきました。
あの疲れ切った中で肉体的にも精神的にも助かりました。
本当にありがとうございました。
2019/1/7 1:03
いやー、凄いですね〜!
単独行で厳冬期の谷川岳・・・敬服しました。私も無雪期の谷川岳は3時間位で登頂していますが(夜行列車で土合着2時40頃、登頂は6時前)、積雪期に一人のラッセルで3倍くらいの時間で登れる体力と気力には敬服です。

私の時代はラッセルには昔ながらの"わかん"を使ったのでがに股歩きになり、抜き差しも多分スノーシューよりも"大がかりになります。スノーシューの経験はないのですがいくらかは楽でしょうか? 法師温泉から平標山まではラッセルの経験はありますが、4人交代でも10分間くらいしか保たなかったです。

私はスキー派なので正月休みはスキーで登れるところ・・・志賀高原とか福島県の吾妻山系・・・・へ行っていましたが、志賀高原当たりはなんと焼額山周辺もゲレンデができていて機動力で登れる様になり(ホテルまである)、また草津方面へ行く経由地の横手山にもロープウエイかリフトもあり、詰まらなくなりましたね。

宮城蔵王も機動力が使える様になったようです(私が登ったころ,峩々温泉から刈田岳まで歩きしか行けないので正月でも全く前後には人がいないという状況でした)。トレースなしでもスキーなら沈まないで歩けたので楽ちんでした。

今後も厳しいところへ挑戦されると思いますが、安全第一でやって下さい。
2019/1/11 13:40
Re: いやー、凄いですね〜!
tama-takeshiさん、初めまして。
ご覧いただきありがとうございます。

この日は快晴の元日(休日)ということもあって「まぁ、誰かいるだろうなぁ…」もしくは、正月連休期間なので「たぶんトレースもあるのでは?」くらいの気持ちで行ってみたのですが、実際は途中までスノーボーダーの二人以外は誰もおらずトレースもなしで、見事に元旦から一人ラッセルになってしまいました。
快晴無風の絶好のコンディションだったので何とか踏破できましたが、ホントに今年は元日から「ヤラれた〜〜〜」って感じでしたよ。

スノーシューについてですが、まず浮力という点でワカンとは比較にならないくらいあります。私も最初はワカンを買ったのですが、感覚的にツボ足より多少は沈まない程度で実態はかなりまともに踏み抜く状況でした。
ところがスノーシューに変えたら結構な浮力を実感できました。正直、今回の踏破もスノーシューの性能あってのものとも言えます。またスノーシューを使ったらもうワカンを使う気にはなれないくらいです。
それともう一つの利点が、スキーのシール登行を経験されていると分かりますが、スノーシューにもヒールリフターがついていて、これが急登直登の時にかなり楽になります。これがあるだけで登りが全然違います。
また、私のスノーシューは”登攀用”なので「スノーシュー=深雪」だけではなく、クラストした急斜面にも爪がかなり食い込んで登って行けます。スノーシューなので下りは殆んど使い物になりませんが、登りにおいてはヘタに12本爪アイゼンを使うよりも、スノーシューの方がかなりの場面で役に立ちます。本当に進化した良い道具だと思います。

私も20年くらいゲレンデスキーにハマっていたのですが、雪山登山をするようになってすっかり行かなくなってしまいました。今でも自分が登った登山道だけを折り返して滑り下りる”プチBCスキー”的なことはやっています。
志賀高原・焼額山は懐かしいですね。以前はよく行きましたが私の頃は既にホテル・ゴンドラ&リフトは設置されていました。これらがない頃?となるとこのエリアで滑走や登山を楽しむのも相当キツイですよね。
昔の方々はこのような状況でもそれなりに雪山を楽しまれていたのだと思うと、こちらこそ敬服いたしますよ。
このようなキツイ部分も含めて何だかんだで楽しいところが雪山の醍醐味なのだと感じます。これからも安全第一で自分なりの雪山を楽しんでいければと思います。
2019/1/12 9:25
Re[2]: いやー、凄いですね〜!
ご返信有り難うございます。
スノーシューについての解説、参考になりました(今後使うことはないでしょうが・・・)。山の用具の進歩は素晴らしいと思いますが、お金もそれ相応にかかりますね。私がスキーを始めた頃は、学生服のズボンの裾を絞って使っていたものです。
話は変わりますが、スキーの板もカービング・スキーとなり短くなりましたね。昔はスキーの長さは片手を上に伸ばして指を曲げたくらいの長さのものを使いました。エッジが曲がっているとアイスバーンの斜面でエッジが効くのかなと思いますが・・・・・斜面に直角に停止して立つことが可能なのか?

余計なことを書きましたが、まだまだ山を楽しむことが出来るでしょうから、油断なく活躍して下さい。
2019/1/12 11:42
Re[3]: いやー、凄いですね〜!
本当に山道具の進歩は素晴らしいです。
でも仰る通りで価格もそれ相応にかかります。私が数年前に買った時は3万数千円くらいだったはずが、先日みたら4万5千円でした。もうビックリですよ。
スキー板の長さも片手を伸ばして…身長+20〜30cmくらいでしたよね。
今のカービングは長くても身長と同じか、用途によってはそれ以下です。
身長+cmはもう有り得ない世界になっています。
エッジの曲線が強くてもアイスバーンでも十分効きますし、直角に立つことも普通にできますよ。
今晩からまた北ア3000m峰へ行ってきますが、明日は皆が来る超定番の王道ルートなので、ノートレース&ラッセルは無し(のハズ)です。
今回は1シーズン分くらいのモフモフ雪を食ったつもりなので、明日は最高の青空の下、悠々と歩いて北アの大絶景を楽しみたいと思ってます。
2019/1/12 22:26
Re[4]: いやー、凄いですね〜!
北アの大絶景を楽しみに・・・・ただただ羨ましいです。予報では好天のはず。
マイペースで歩けることを祈っています(込み合うと他人のペースを強いられるのは嫌ですよね)。
2019/1/12 22:51
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利用交通機関:
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