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Yamareco

記録ID: 1727406
全員に公開
山滑走
白山

2019-02-10 荒島岳 初めてのBCは無謀な挑戦だった…

2019年02月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:37
距離
9.6km
登り
1,343m
下り
1,341m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:44
休憩
0:45
合計
9:29
6:55
100
8:35
8:53
43
9:36
9:37
43
10:20
10:30
31
11:01
32
11:33
11:35
24
11:59
12:00
19
12:19
12
12:31
12:32
35
13:07
13:18
140
15:38
15:39
45
16:24
0
16:24
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
カドハラスキー場跡駐車場に駐車 6:30の時点で3台のみ
国道158に、駐車場についての案内看板などが無く一度通り過ぎてしまいました。
ナビがなかったらわからなかったかも。
コース状況/
危険箇所等
前日にまとまった降雪があり新雪に覆われていました。
ラッセルはさほど大変というほどではないように見えました。
樹林帯ではトレースが消えていて少し迷いました。木々が密集していてシール登行は難航しました。(初めてでしたし汗)トトロの木の辺りでアイゼンを履きました。
もちが壁以高はガスで視界が無くトレースを外れると危険だと思いました。
前泊は道の駅九頭竜で。雪の降る19:00前の様子。
2019年02月09日 19:52撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/9 19:52
前泊は道の駅九頭竜で。雪の降る19:00前の様子。
2/10 12:00 山頂にいた頃の天気図
西高東低の構図では日本海側は晴れようがないが実感としては穏やかだった。標高のせいだろうか。
2/10 12:00 山頂にいた頃の天気図
西高東低の構図では日本海側は晴れようがないが実感としては穏やかだった。標高のせいだろうか。
6:45カドハラスキー場跡駐車場には3台のみでした。トイレの横の電話ボックスが登山ポストになっていました。
2019年02月10日 06:47撮影 by  SHV32, SHARP
2/10 6:47
6:45カドハラスキー場跡駐車場には3台のみでした。トイレの横の電話ボックスが登山ポストになっていました。
本日一番乗り!トレースのない新雪の登山道をシール登行で快調に登ります。
2019年02月10日 06:51撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 6:51
本日一番乗り!トレースのない新雪の登山道をシール登行で快調に登ります。
元スキー場っぽい。
2019年02月10日 07:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 7:24
元スキー場っぽい。
天候は曇り。風はそれほど強くない。午後は回復傾向の予報。
2019年02月10日 07:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 7:24
天候は曇り。風はそれほど強くない。午後は回復傾向の予報。
条件がよければシール登行はツボ足よりかなり快適に登れるようだ。
2019年02月10日 07:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 7:39
条件がよければシール登行はツボ足よりかなり快適に登れるようだ。
元リフト終点。
2019年02月10日 07:52撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 7:52
元リフト終点。
おおお!展望が!もっと標高を稼ぎたいところ。
2019年02月10日 07:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/10 7:53
おおお!展望が!もっと標高を稼ぎたいところ。
自分のスキーのトレース。
2019年02月10日 07:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 7:53
自分のスキーのトレース。
快調に登っていく。
2019年02月10日 08:00撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 8:00
快調に登っていく。
ガイドブックによると下りはブナパウダーが楽しめるとか。大丈夫だろうか…不安(´・ω・`)
2019年02月10日 08:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 8:20
ガイドブックによると下りはブナパウダーが楽しめるとか。大丈夫だろうか…不安(´・ω・`)
上のシャクナゲ平でテント泊をしていたパーティとすれ違う。
2019年02月10日 08:23撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 8:23
上のシャクナゲ平でテント泊をしていたパーティとすれ違う。
ここからはトレースが道案内してくれそうだ。
2019年02月10日 08:23撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 8:23
ここからはトレースが道案内してくれそうだ。
トトロの木というらしいが倒れている。
こういう傾斜がきついポイントではシールが滑ってしまう。まだ慣れていないからか意外とキツイなぁ(・_・;)
2019年02月10日 08:28撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 8:28
トトロの木というらしいが倒れている。
こういう傾斜がきついポイントではシールが滑ってしまう。まだ慣れていないからか意外とキツイなぁ(・_・;)
先の地形が急坂になることもあり、アイゼンに換装しました。
ここで何人かの登山者さんに追い抜かれました。
2019年02月10日 09:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 9:20
先の地形が急坂になることもあり、アイゼンに換装しました。
ここで何人かの登山者さんに追い抜かれました。
天気は下り気味。初めてのスキー登山ということでナーバスになっているからか不安を煽られる。
2019年02月10日 09:34撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 9:34
天気は下り気味。初めてのスキー登山ということでナーバスになっているからか不安を煽られる。
看板
2019年02月10日 09:46撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 9:46
看板
樹氷が綺麗
2019年02月10日 09:46撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
2/10 9:46
樹氷が綺麗
シャクナゲ平はこのすぐ先。風が吹いていそうだったのですぐ手前で休憩した。結果シャクナゲ平の方が快適そうだったw
2019年02月10日 10:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 10:11
シャクナゲ平はこのすぐ先。風が吹いていそうだったのですぐ手前で休憩した。結果シャクナゲ平の方が快適そうだったw
背負っているスキーが枝にぶつかり樹氷がバラバラと頭に降ってくる(泣。こんなことが何度もあってとても苦労した。
2019年02月10日 10:28撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 10:28
背負っているスキーが枝にぶつかり樹氷がバラバラと頭に降ってくる(泣。こんなことが何度もあってとても苦労した。
もちが壁直前の注意看板。脅し過ぎ?
2019年02月10日 10:35撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 10:35
もちが壁直前の注意看板。脅し過ぎ?
これが「もちが壁」だろうか?トレースは右に巻くようについていた。
2019年02月10日 10:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 10:36
これが「もちが壁」だろうか?トレースは右に巻くようについていた。
こういう場所では背中のスキーが障害となりいちいち苦労させられた。
2019年02月10日 10:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 10:47
こういう場所では背中のスキーが障害となりいちいち苦労させられた。
シャクナゲも凍る
2019年02月10日 10:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 10:47
シャクナゲも凍る
寒そうだけど風は10m/sもないし気温はそれほど低くなさそう。
2019年02月10日 10:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 10:55
寒そうだけど風は10m/sもないし気温はそれほど低くなさそう。
視界不良だけどトレースのお陰で進める。しかしコースタイムよりも随分時間がかかっていた。
2019年02月10日 11:17撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 11:17
視界不良だけどトレースのお陰で進める。しかしコースタイムよりも随分時間がかかっていた。
太陽もこの様子。
2019年02月10日 11:17撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 11:17
太陽もこの様子。
人の姿があると少しホッとする。
2019年02月10日 11:29撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 11:29
人の姿があると少しホッとする。
お?着いたかな?
2019年02月10日 11:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 11:50
お?着いたかな?
ようやく山頂に着きました!
2019年02月10日 11:52撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
2/10 11:52
ようやく山頂に着きました!
まっしろでしたが達成感は十分でした。
2019年02月10日 11:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 11:53
まっしろでしたが達成感は十分でした。
下りですがこんな状態ではスキーを履くことなどできません。
2019年02月10日 12:03撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 12:03
下りですがこんな状態ではスキーを履くことなどできません。
一瞬の展望♪
2019年02月10日 12:19撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 12:19
一瞬の展望♪
もちが壁を下りたところで
2019年02月10日 12:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/10 12:32
もちが壁を下りたところで
スキーを履きました。アカン不安しかない…(・_・;)
けどBCスキーの経験を積まないと意味がない。
2019年02月10日 13:09撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 13:09
スキーを履きました。アカン不安しかない…(・_・;)
けどBCスキーの経験を積まないと意味がない。
滑走イメージは.轡礇ナゲ平ルート。シャクナゲ平から尾根の左斜面をトラバース気味に行く感じで。
滑走イメージは.轡礇ナゲ平ルート。シャクナゲ平から尾根の左斜面をトラバース気味に行く感じで。
しかし、木が密集しすぎて思うようにトラバースできませんでした。スマホで現在位置を確認するたびにドンドン沢の方に下ってしまい、正規ルートから離れる一方でした…
2019年02月10日 14:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 14:47
しかし、木が密集しすぎて思うようにトラバースできませんでした。スマホで現在位置を確認するたびにドンドン沢の方に下ってしまい、正規ルートから離れる一方でした…
スキーを脱ぎ徒歩で正規ルートに戻るべきと判断しました。スマホの電池残量も減ってきて気持ちは焦る一方でしたが、なんとか自分を落ち着かせ急な斜面をトラバースすること2時間…
2019年02月10日 15:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 15:32
スキーを脱ぎ徒歩で正規ルートに戻るべきと判断しました。スマホの電池残量も減ってきて気持ちは焦る一方でしたが、なんとか自分を落ち着かせ急な斜面をトラバースすること2時間…
ようやく正規ルートに戻ることが出来ました。「ああ、これで帰れる」と心底安心しました。
2019年02月10日 15:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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2/10 15:33
ようやく正規ルートに戻ることが出来ました。「ああ、これで帰れる」と心底安心しました。
いつの間にかガスは晴れていたんだなぁ…ようやく気付いた。
2019年02月10日 15:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/10 15:50
いつの間にかガスは晴れていたんだなぁ…ようやく気付いた。
疲労困憊で歩みはトボトボ…16時下山といえば冬山では遭難レベルだよまったく!
2019年02月10日 15:51撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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2/10 15:51
疲労困憊で歩みはトボトボ…16時下山といえば冬山では遭難レベルだよまったく!
朝は一番に出発したはずなのに帰りは最後…笑わずにはいられませんでした。
2019年02月10日 16:17撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
2/10 16:17
朝は一番に出発したはずなのに帰りは最後…笑わずにはいられませんでした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 アウター手袋 防寒着 ネックウォーマー 毛帽子 着替え ブーツ ザック スコップ ゾンデ 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット ガムテープ 保険証 スマホ(GPSと地図兼用) 腕時計(高度計) ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール モバイルバッテリー(スマホとカメラ用) ヘルメット ゴーグル

感想

去年の3月10日に同じコースから挑戦しようとしましたが、雪崩による国道寸断により登山口に到達できず未遂のままでした。

11か月後、BCスキー装備をそろえそのデビュー登山という形で再挑戦することになりました。

結論から言えば、荒島岳はBCコースとしては一定の経験と応用力が必要だったように思いました。
ガイドツアーすら未経験の生粋のド素人が一人でスキー履いて行っちゃいけない所でした。
シャクナゲ平前後の斜面は傾斜もそこそこある中で、木々が非常に多く樹間が狭いので自分には滑走するには厳し過ぎました。ツボ足で下る方が全然早いです。
尾根筋のコースを外れて尾根の左斜面に出た時も木々の多さに行く手を阻まれる形で下へ下へと降りざるを得ませんでした。尾根の左斜面は斜度がキツく、スキーを脱いで元の稜線に戻る2時間も常に強い緊張を強いられました。焦燥感、不安感、疲労感との戦いでした。

今後の自分の為に各分野の感想を以下に残します。
●シール登行 : ある程度雪のある状況では最強の登行用具。スノーシューすら軽く凌駕する。ただ、凍っていたり雪が少なかったり斜度がきつかったりするとダメ。条件がかなりシビアである。シールは意外と剥がれやすく、貼り付けるときにもっとしっかり加圧するべきだったか。
●ツアー用スキーブーツ : ウォークモードにしてアイゼンを着ければ普通の登山靴と全く変わらないかそれ以上。今回は靴ヅレもまったくなし。ツボ足歩行の登りも下りもキックステップも普通に出来る。
●スキーを背負っての登山 : 樹林帯では低い木の枝に板の上部がひっかかってしまう。急な下りでは板の下部が斜面にぶつかり不意にバランスを崩され非常に危険。
●スキー滑走 : 自分はパウダーの経験が圧倒的に不足しているようだ。ゲレンデでパウダーの経験を積まないとBCは厳しそうだ。

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技術レベル
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体力レベル
3/5
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利用交通機関: 車・バイク
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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