《12年版北八ッ丸かじり》渋ノ湯温泉から周回【 天狗岳〜中山〜丸山 】
- GPS
- 05:49
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,088m
コースタイム
07:21【渋御殿湯】
08:39【黒百合ヒュッテ】
08:46【中山峠】08:52 バラクラバとジャケット装着
09:38【東天狗山頂】09:43 記念撮影
09:54【西天狗山頂】10:10 ティータイム
10:24【東天狗山頂】
10:52【中山峠】
11:10【中山山頂】11:30 ランチタイム
12:00【高見石小屋】
12:15【丸山山頂】12:20 記念撮影
13:09【渋御殿湯】
総行動時間 05時間48分
総歩行時間 04時間56分
コースタイム07時間50分
◆GPSデータ◆
ソフト カシミール使用
機種 GARMIN OREGON450
天候 | ガス(瞬間晴れ間) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
渋御殿湯駐車場 ・ナビ設定は渋御殿湯(TEL0266-67-2733 ) ・料金は1日1,000円 ・AM6:45到着時は結構空いていました(公衆トイレ横) ◆渋御殿湯情報 日帰り入浴800円(10:00〜15:00)14:30までには入場を済ませてくれとのこと ・ホームページ http://www3.ocn.ne.jp/~gotenyu/ ◆道路状況 渋ノ湯およそ500m手前までは雪の無い状態でした。 早朝より融雪剤散布車が出動し、路面は塩カルだらけ。 ただ、この時期は不意の降雪がよくあります。 滑り止めは長野では常識です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト 渋ノ湯ホテルを通り過ぎ、橋を渡る地点 ◆コース状況◆ 【登山口〜黒百合ヒュッテ】 積雪はありますが、トレースがしっかりあり問題ありませんでした。 雪が柔らかくアイゼン無しでも行けますが、最初から装着した方が遥かに楽です。 ピッケルの出番はありません。Wストックが有効です。 歩き出しからやや急登のジグザグ道ですが、暫くすると傾斜が緩み歩きやすくなります。 基本的にコメツガの樹林帯で、北八を堪能出来ます。 【黒百合ヒュッテ〜西天狗岳】 中山峠を過ぎ、森林限界を越えると風が強くなります。快適な登山の為、防寒対策が重要になります。 急斜面が現たらピッケルに変えた方が無難です。この日は凍結箇所が無く、楽で必要ないほどでしたが。 西天狗岳直下はヤセ尾根の通過がありますが、深いトレースのお陰で安全に歩けました。 いずれにしろ、東天狗岳山頂直下から西天狗までが注意の必要な箇所です。 【中山峠〜丸山】 トレースはバッチリありました。幅がやや狭く歩きづらいですが安心です。 中山までは登り勾配が続きます。天狗で足を使い切っているとキツイかも知れません。 中山からの下り、ややトレースが乱れ歩きにくい地点がありました。 再び登り基調になると高見石小屋が現れます。休憩にはもってこいです。 丸山へは、渋ノ湯の分岐を通り越し、麦草方面を目指します。 登りがありますが、短時間で到着します。 山頂標識は雪でかなり埋まった状態です。お見逃し無く。 【丸山〜渋ノ湯】 高見石小屋方面に一旦戻り、渋温泉への分岐を右に向かいます。 このルートもトレースはバッチリです。 下り勾配ですので楽が出来ます。樹林帯を抜けるとサイの河原。 再び樹林帯に入るとやがて朝歩いたルートに合流します。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
天気予報では、前半なら期待出来そうだったのに・・・
期待は裏切られ生憎の天候でしたが、初めてのルートは本当に面白いですね〜
今日は歩行訓練の3回目!天候に左右されなければ距離を伸ばす予定で家を出ました。
下道ばかりで順調に駐車場に到着。
以前なら、ノーアイゼンがバランス感覚を養うのにベスト!!などと粋がっていたのですが・・・
修行を積み、体力的にもタイム的にも圧倒的有利なアイゼン装着派に大変身(笑)ごく最近ですが
駐車料金を払い出発です(このコースが初めてなのは・・・これが理由、最近は100%桜平からなので)
トレースはバッチリで迷う心配はないですね♪ただ、雪が柔らかくてアイゼンの効きがイマイチ(泣)体力を少し多めに使いそう・・・
北八ヶ岳らしいコメツガの樹林帯を一人登っていきます。
途中に唐沢温泉への分岐がありますが、トレースはありません。高見石方面はバッチリあります。
この時点で本日のコースは決まりました!天狗の後は中山、余力があれば丸山も!まだ未踏ですからネ。
樹林帯は無風でしたが・・・黒百合ヒュッテに近づく頃には風の音が強くなりはじめます。
八での強風では痛い目に遭っています。ちょっと心配ですねー
テン場の人から情報収集をし、天狗に向かいます。途中で会った下山者からの情報でバラクバとアウターを1枚追加しました。その節はありがとうございました♪
辺りはガスですが、森林限界からの稲子岳方面は綺麗に見えました!
心配していた風ですが、さほどでもなく一安心。四つん這いで登った富士山、羊蹄山、硫黄岳と比べたら・・・そよ風ーーー
すれ違うのは下山者ばかり・・・泊組でしょうか?団体さんと遭遇を機にピッケルを投入します。
程なく東天狗に到着。何も見えねーー
でも、一瞬ガスが切れて絶景が!テンションMAXでしたね〜本日の
山頂は風もあるし、そそくさと西天狗へgoo!ヤセ尾根通過は面白いし美味そう♪(写真参照)
本当にソフトクリームのきめ細かさ(笑)腹減ったかな?そんな訳で西天狗でティータイム。
山頂標識があまりに低いので、寝そべってセルフ撮り!寝釈迦のポーズは山行で初めてです。
誰も来ないので東天狗経由で下山開始。
中山峠を右に折れ、中山を目指します。トレースはハッキリしていて頼もしいのですが、明らかに人通りは少なそうです。
ここから高見石小屋まで誰とも会わず、雪深い北八を独り占め♪贅沢な時間を過ごせました。
中山ではニュウをおかずに男飯!男のロマン?哀愁の方が現実的か?
高見石小屋では20名ほどの人々。スノーシューの講習会?の終了挨拶まっ最中。
いきなり都会の喧噪に飲み込まれたような気分でした。
なのでここはスルーし、丸山を目指します。
コンパクトな山頂と背の低い山頂標識を堪能し、本日のミッション全て達成です!
さあ、下りますか!
分岐から一路渋ノ湯を目指します。気持ち良い樹林帯の緩い下りは絶品!
サイの河原で開けた空間の醍醐味を味わい樹林帯へ。
変な道路標識が現れ、ナビで確認中にカッ飛び山ガール登場。この人本当に良いペースです。
暫く追走状態に・・・ストーカーではありませんーーー心の中で叫びながら・・・
結局道を譲って頂いたのですが、高見石をピストンで渋温泉に帰るところだそうです。
そのお陰時間短縮出来ました(笑)
3座も無事巡れたし、良い山旅になりましたよ〜
tailwindさん、こんばんは!
天気が思ったより良くならなかったようですが、雪景色の北八ッ、とてもいいですね
復帰三回目なのに、歩くペースもドンドン速くなっている様な気が。さすがです!
天狗岳には、中学校の遠足で行って以来、ご無沙汰しているのですが、
また行ってみたくなりました
今年は、去年と比べると雪が少なめなのだろうと思いますが、こちら方面と比べるとやっぱりボリュームが全然違いますね。
フワフワ、カリカリしていて、確かに美味しそうです
私は、最近また少し忙しくなってきてしまいましたが、時間を作って、何とか残雪期の信州の山に行きたいなぁと思っています。
tailwindさんは、次にどこに行かれるのでしょう。
楽しみにしています!
同じ日でも、信州と吾妻とではだいぶ天候が違いますネ。
ピーカンに越したことはありませんが、モノトーンの世界もなんとなく落ち着いていい感じがします。
最近の八ヶ岳方面は、銀座並みの混雑で、チョット足が向きませんが、以前のような静かな北八だったら、またのんびりと歩いてみたいものです。
cirrusさん、コメありがとうございます
私自身も天狗は5年ぶり位となります。殆ど南八ヶ岳メインですので。
また、冬季の訪問も初めてでしたので、実に新鮮でした
百名山時代の反省から、天気を選んでの山行を実行しているのですが・・・今回は駄目でしたね〜
記録写真を残すのも趣味なので、本当にがっかりでした。ガスの中を188枚も撮ったのにーー
どれもガスで真っ白!使えね〜
速度ですか?現在は持久力を鍛えている段階です。全コースを一定速度で歩き通せる(楽しく)負荷に押さえています。
cirrusさんがこのルートを歩けば、遥かに早く歩けると思いますよ
私にはまだ、20km越えは無理だと思いますので
今年は南アルプスがメインとなります(百高山狙い)
非常に長いルートですので、今からトレーニングを開始している次第です。
是非!信州の山を狙って下さい お仕事もガンバ
hottenさん、こんばんは。
ご訪問ありがとうございます
モノトーンの世界ですか お上手ですね
まあ、山行自体は面白かったので良かったです
中山峠から丸山、そして渋ノ湯間は静かな山旅でしたよ
出会ったのは、俊足の山ガール1名でしたから
実は、変なおじさんから、必死で逃げていたのかもしれませんが
それにしても西吾妻山 いい山旅でしたね〜
やはり本物志向の紳士には、天気も味方するのでしょうか。
hottenさんの山旅に です。
行かれてたんですね
先週、天気悪かったのでノーチェックで気がつきませんでした
遅いコメントで申し訳ありません。
日本百名山登られているんですか?
もう余裕で歩かれているご様子
雪山初心者の私にはパワフルとしか思えません
レコ大変参考になりました。
教えていただきたいことがあるのですが
バイトバルブ装着の保温ボトル
調べたのですが。。。。。わかりません。
tailwindさんオリジナル?
歩行時はザックの中に入れておくのでしょうか?
ノーアイゼンよりアイゼン付けた方が体力的、速度で有利なのですか?
10本歯よりノーアイゼンの方が私には登りが楽な気がするのですが
アイゼンに慣れてないからでしょうか?(まだ3回くらいしか使ってない)
桜平からのコースは今回のコースと比べて難易度は?
何か質問だらけで申し訳ありません。
nori3さん、こんばんは!
よくぞお越しくださいました
何か失礼があり、シカトかと思っていました
色々とご質問をありがとうございます。
解る範囲でお答えします。
>日本百名山登られているんですか?
ハイ!完登済みです。俗に言う全山日帰り(山中泊無し)での達成です。
公私共に、山行に理解のある環境下では無く、必要に迫られて日帰り形態を続けています
定年過ぎたらノンビリと・・・などと思っています。
>バイトバルブ装着の保温ボトル
mont.bellで購入した、CAMELBAKステンレスDウォ−ルボトル0.5Lです。
使用温度は70℃までOKです。今回はホットポカリをチョイスしました
バイトバルブに延長ホースは付いていません。ですので、通常のペットボトル同様、ザックのサイドポケットに入れています。
こうすれば歩きながらの給水が可能となります。自分の場合、休憩を殆ど取らないために歩きながらです。
西天狗山頂での事、バイトバルブ部が1回凍りました。
この時は逆さにし、バイト部を開くことで直ぐ溶けましたが
頻繁に使用した方が良いかも知れません。保温状態は帰宅時も暖かい状態でした。
>ノーアイゼンよりアイゼン付けた方が体力的、速度で有利なのですか?
自分もノーアイゼンか4爪の軽アイゼンでしたが、例の戸倉山でのデータをお知らせします。
駐車場〜山頂までコースタイムは1時間55分です。
全面積雪路の場合ですが、4爪で1時間14分!10爪では何と56分でした。
体力的にも楽に感じるのに、このタイム差です。
原因としては次のことが考えられます。ノーアイゼンや簡易アイゼンでは
・常に細かなスリップが起きており、無意識に体が対応している(余計な体力を消費している)また、推進力がスポイルされている。
・足の着地地点を、常に考慮しながらのためらい歩きになっている(精神的疲れ、積み重ねで遠回りの可能性大)
それに対し、10爪は余計なことなど考えず、夏道感覚で直線的に歩ける。
凍結路では更に差が広がると思います。実際に今回の山行でも足下への意識はありませんでした。
勿論!過信は禁物ですが
>桜平からのコースは今回のコースと比べて難易度は?
現在の状況での天狗狙いでしょうか?
冬季の天狗なら、渋ノ湯か唐沢鉱泉からが一般的です。
桜平へは積雪で入れないと思います。
雪を考慮しない場合でも、距離が伸びますので難易度は高くなります。夏季なら危険箇所も無いですが。
現在、唐沢鉱泉休業中ですので、残りは渋ノ湯となるわけです。
冬季なら、皆さんが歩かれているこのルートからが安全です。
お役に立ちますか?
もし何かありましたら、プライベートメセージへ遠慮無くどうぞ
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
お聞きしたかったことはすべて解りました。
日帰りで百名山達成とは
tailwindさんの記録に日帰り30勹曚┐でてくるのが不思議でした。
体力的にも、お仕事的にも、御努力されているのですね。
私も仕事で日帰りばかりなので、、、でも、この距離とスピードは到底無理ですが。
給水は歩きながら、夏はハイドレーションですが、
冬山に行くようになったらホース凍っちゃうし、ペットボトルも凍っちゃう。
ずっと悩んでました。。。
CAMELBAKステンレスDウォ−ルボトル理想的かも。
上向かないで飲めるし、残量も把握できそうですね。
ホットポカリ知りませんでしたので試してみます。
昨日、入笠山でツボ足でしたが、良く踏まれた固い所では、
ひざ下の前後の筋肉が異常に疲れ、スピード上がらず気になってました。やはり。。。
今シーズンは腐れ雪にしか行けそうもありませんが、、、
10爪の練習します。
天狗は来季一般コースでチャレンジしてみたいと思います。。。
男飯 の写真は、 ツボでした。
最近の山行では、知人や家族が一緒の時、贅沢にも?ラーメンとか
冬山はパンですが、
普段はもっぱら、おにぎりに魚肉ソーセージです。。。
サラミもいいですね。。。
Lekiはグリップが好きで愛用してます。
色々とご教示ありがとうございました。
また次回のレコを楽しみにしております。
nori3さん、こんばんは。
夏沢鉱泉に泊で山行なら、雪上車で送迎(リッチですね〜)
お互いに日帰り限定なら無理ですね
Leki愛用ですか 同じですねーー
通常に握ったり、上から握ったりと、コースで使い分けられるグリップがお気に入りです。
それと男飯!やはり同じですか カロリーとタンパク質の速やかな補給。
理にかなった食事かと 宇宙食にも通用しそうです
教示などととんでもない 素人考えですので、ご自分のスタイルに合った方法を模索して下さい。
入笠山に行かれたのですね
レコのアップを楽しみにしています。
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