ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1728903
全員に公開
アルパインクライミング
大山・蒜山

伯耆大山(弥山尾根西稜から剣ヶ峰)初めての冬期バリエーション!

2019年02月18日(月) [日帰り]
 - 拍手
dokoiko その他1人
GPS
--:--
距離
8.2km
登り
1,000m
下り
993m

コースタイム

日帰り
山行
11:06
休憩
1:36
合計
12:42
4:37
16
5:15
5:50
318
元谷小屋
11:08
11:27
88
12:55
13:25
12
13:37
53
14:30
73
15:43
7
15:50
16:02
9
16:19
25
天候 薄曇→晴
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
南光河原駐車場(車中前泊)1,000円/日
コース状況/
危険箇所等
【弥山尾根西稜】
取り付きまでは深いラッセル。西稜は雪が少なくブッシュが邪魔で避けながら進まないといけませんでした。
【弥山〜剣ヶ峰】
10mほどですが、特にやせたところがあったので、ロープで確保しながら通過しました。平均台みたいに幅が狭いところや簡単に足場が崩れるトラバースもありました。
【剣ヶ峰〜宝珠尾根】
剣ヶ峰通過後も狭く切れた道が続きます。急なところは斜面側を向いて降りました。
真っ暗の中スタート。この時期にしてはかなり暖かいです。
2019年02月18日 04:02撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
1
2/18 4:02
真っ暗の中スタート。この時期にしてはかなり暖かいです。
だんだんと北壁が見えてきました。
2019年02月18日 06:15撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2/18 6:15
だんだんと北壁が見えてきました。
正面に西稜、右に弥山沢と岩峰の別山。持ってきたスノーシューが活躍しました。
2019年02月18日 06:21撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
1
2/18 6:21
正面に西稜、右に弥山沢と岩峰の別山。持ってきたスノーシューが活躍しました。
ブッシュ帯を通過。
2019年02月18日 06:25撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
1
2/18 6:25
ブッシュ帯を通過。
夜が明けて明るくなりました。取り付きまでもうちょい。
2019年02月18日 07:12撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2/18 7:12
夜が明けて明るくなりました。取り付きまでもうちょい。
取り付き直下の急斜面&深いラッセル。先行の方、ありがとうございます!
2019年02月18日 07:26撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
1
2/18 7:26
取り付き直下の急斜面&深いラッセル。先行の方、ありがとうございます!
ロープでビレイしながら登ります。ご覧のとおりブッシュだらけ。
2019年02月18日 07:49撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 7:49
ロープでビレイしながら登ります。ご覧のとおりブッシュだらけ。
登って来られる先輩。初めてトップも経験しました。
2019年02月18日 08:50撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 8:50
登って来られる先輩。初めてトップも経験しました。
夏山登山道の6合目避難小屋に、
2019年02月18日 09:04撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
1
2/18 9:04
夏山登山道の6合目避難小屋に、
登山道を歩く人々。
2019年02月18日 09:04撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
1
2/18 9:04
登山道を歩く人々。
別山と同じ高さまで来ました。
先輩:「今度はあそこに登ろな」
私:「…」
2019年02月18日 10:13撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 10:13
別山と同じ高さまで来ました。
先輩:「今度はあそこに登ろな」
私:「…」
上部は比較的緩やかで登りやすいので、コンテで登ります。
2019年02月18日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 10:49
上部は比較的緩やかで登りやすいので、コンテで登ります。
弥山と頂上稜線が見えました。
2019年02月18日 10:57撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 10:57
弥山と頂上稜線が見えました。
剣ヶ峰を目指します!
2019年02月18日 11:27撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
1
2/18 11:27
剣ヶ峰を目指します!
ギザギザ。あんなとこ行けるの?
2019年02月18日 11:39撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 11:39
ギザギザ。あんなとこ行けるの?
かっこいい眺め!
2019年02月18日 11:42撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
3
2/18 11:42
かっこいい眺め!
弥山方面を振り返る。
2019年02月18日 12:13撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
3
2/18 12:13
弥山方面を振り返る。
核心部的なところ。ロープで確保しながら、最初に先輩、続いて山頂で出会った先輩のお知り合いの方、最後に私の順で通過しましたが、手前のトラバースで足場が急に崩れて焦りました…。
2019年02月18日 12:19撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
4
2/18 12:19
核心部的なところ。ロープで確保しながら、最初に先輩、続いて山頂で出会った先輩のお知り合いの方、最後に私の順で通過しましたが、手前のトラバースで足場が急に崩れて焦りました…。
弥山方面を振り返る。
2019年02月18日 12:47撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 12:47
弥山方面を振り返る。
危険地帯は越えたかな。
2019年02月18日 12:47撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
3
2/18 12:47
危険地帯は越えたかな。
魅力的なフォルム
2019年02月18日 12:51撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
4
2/18 12:51
魅力的なフォルム
剣ヶ峰へのウイニングロード
2019年02月18日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 12:53
剣ヶ峰へのウイニングロード
ここが剣ヶ峰!めっちゃ左右切れてる!
2019年02月18日 12:54撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
3
2/18 12:54
ここが剣ヶ峰!めっちゃ左右切れてる!
とりあえず撮っていただきました〜♪
2019年02月18日 12:56撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
5
2/18 12:56
とりあえず撮っていただきました〜♪
剣ヶ峰を振り返る。
2019年02月18日 13:00撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
4
2/18 13:00
剣ヶ峰を振り返る。
自然の造形美
2019年02月18日 13:01撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
6
2/18 13:01
自然の造形美
弓ヶ浜の曲線がきれいでした。隠岐の島も見えていました。
2019年02月18日 13:24撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
3
2/18 13:24
弓ヶ浜の曲線がきれいでした。隠岐の島も見えていました。
下山開始。慎重に!
2019年02月18日 13:26撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
1
2/18 13:26
下山開始。慎重に!
まずは左の尖った天狗ヶ峰を目指します。
2019年02月18日 13:30撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
3
2/18 13:30
まずは左の尖った天狗ヶ峰を目指します。
剣ヶ峰を振り返る。
2019年02月18日 13:36撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 13:36
剣ヶ峰を振り返る。
天狗ヶ峰の頂上部はカニさん歩きで通過。もちろん、足滑らしたらさよなら〜です。
2019年02月18日 13:37撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 13:37
天狗ヶ峰の頂上部はカニさん歩きで通過。もちろん、足滑らしたらさよなら〜です。
地味に怖い平均台的なところ。アイゼンを引っ掛けないように慎重に。
2019年02月18日 13:40撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
3
2/18 13:40
地味に怖い平均台的なところ。アイゼンを引っ掛けないように慎重に。
急なところは斜面側を向いて下降。
2019年02月18日 13:44撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 13:44
急なところは斜面側を向いて下降。
宝珠尾根から下山します。
2019年02月18日 14:01撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2/18 14:01
宝珠尾根から下山します。
大屏風岩。いかつい!
2019年02月18日 14:34撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
3
2/18 14:34
大屏風岩。いかつい!
尾根から外れて急斜面を降りると、大変な下りラッセルが待っていました。
2019年02月18日 14:45撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
3
2/18 14:45
尾根から外れて急斜面を降りると、大変な下りラッセルが待っていました。
元谷まで帰って来ました。あそこを縦走してきたのかと感慨。
2019年02月18日 15:37撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
2/18 15:37
元谷まで帰って来ました。あそこを縦走してきたのかと感慨。
無事下山しました。
2019年02月18日 16:44撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
1
2/18 16:44
無事下山しました。

感想

山岳会の方と弥山尾根の西稜を登りました。
冬季バリエーションの入門コースだそうですが、私にとっては初のバリエーション!未知の世界への突入にワクワク感もありましたが、不安の方が勝っていました。
この日は気温も高めで、風もなく穏やかな天候。山行には好条件でしたが、元谷上部から西稜の取り付き直下辺りでは結構な深さのラッセルが必要でした。先行してトレースを付けてくださった方に感謝です。
また、積雪量が少なく、いつもなら雪に埋もれている木々が出てきていてブッシュだらけ。そのブッシュを避けながら登攀しないといけないので、結構時間がかかりました。
単独の方もおられましたが、今回はロープで確保しながらの登攀。岩場でのクライミングにおけるビレイはある程度慣れましたが、明確なビレイ点がない雪山ではもちろん初めて。途中、初めてトップを経験しましたが、ロープの長さの感じが掴めなくてどこまで登ったらいいのかわからず、結果中途半端な所でビレイすることになってしまいました。スタンディングアックスによるビレイもなかなか難しかったです。これは慣れが必要ですね。
また、アイゼンの前爪を蹴り込み続けることで、ふくらはぎの下部が両足とも爆発しそうになりました。
今回は弥山尾根西稜の登攀が主目的でしたが、弥山到着後、「時間もあるし縦走しよか」という先輩。この日、縦走路を途中まで行った人もいたようですが、危険で引き返したとのこと。目の前にはいかついフォルムの剣ヶ峰に続く美しい稜線が見えていますが、明らかにナイフリッジのようなところもあり、ほんまに行くの?という感じ。でも、ついて行くしかありません。
例年よりも雪が少ないせいか、左右が切れ落ちた平均台のように狭いところや、稜線があまりにも狭すぎてトラバースしないといけないところもあり、核心部?らしいところでは、ロープで確保しながら通過。トラバース通過中に足場がざっと崩れて一瞬ひやっとしましたが、ここ一番の集中でパニックにならずなんとかクリアできました。
まさか行けると思っていなかった剣ヶ峰は、その名の通り剣のように尖っていて穏やかではありません。ただ、そこから見る景色は素晴らしく、振り返ればビビりながら登ってきた縦走路、麓には弓ヶ浜、さらに遠くに隠岐の島まで。山頂直下で景色を見ながらしばし休憩しました。
下山も大変でした。というか下山の方が怖かったです。天狗ヶ峰の山頂部ではトラバースをカニのように横歩きで、また急な斜面では斜面側を向き、ピックを刺して3点支持で下山しました。
途中、宝珠尾根から道を外れて元谷方面の急斜面を降りたのですが、ものすごい量の雪の下りのラッセルで雪まみれになってかなり疲れました。気温が上がって湿った雪がアイゼンの裏に団子のようにひっつき、とても歩きにくかったです。
初めての冬季バリエーションに初めての剣ヶ峰。緊張感とタフな登攀により、精神的にも体力的にもとても疲れましたが、文句なしの天候のもと、あこがれの山行ができ、充実感を味わうことができました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3327人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 大山・蒜山 [日帰り]
大山・夏山登山道
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 大山・蒜山 [日帰り]
大山夏山登山道
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
積雪期ピークハント/縦走 大山・蒜山 [日帰り]
ユートピアコース
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
1/5
ハイキング 大山・蒜山 [日帰り]
ユートピアコースから三鈷峰
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
積雪期ピークハント/縦走 大山・蒜山 [日帰り]
大山 BC
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら