岩手山 焼走りからBCスキーで
- GPS
- 09:24
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 1,465m
コースタイム
天候 | 晴れ予報で実際に晴れましたが、午前から風が強くなりました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
樹林帯の夏道より焼走りの上を歩くほうが快適です。でも岩が出始めています。 |
写真
感想
昨年1月に初めて挑戦し、強風で撤退。好天予報を見ていつものように深夜に自宅発、駐車場には数台の車が。第1噴出口までは予想通りで、そこから上部が厳しいところです。風強く、雪面もシールやスキーアイゼンが効かなくなってきたので、本望ではないがスキーを担ぐことに。登っても登っても上部岩稜との距離感が縮まりません。大雪面下部3分の1はスキーアイゼンの効かないサラサラ雪、中部は段差の深いシュカブラ、上部はザラメが氷化した雪壁と岩場のミックスといったところでしょうか。スキーが風に飛ばされないよう安心できるデポ地も見つからず。外輪山への出口は下降した方々のラインを使い、ようやく外輪〜頂上へと達しました。
目印の石を置いていたお地蔵さんを確認し、外輪から下降ポイントへ。雪壁を慎重に下降しスキーデポ地へ。さらにスキーを抱えて雪のある滑走ポイントへ下る際に強風に煽られ転倒。スキーを手放しはしませんでしたが、左手首を打撲し時計表面に擦過痕が。安定した地点がなく滑走準備もスキーを落とさないよう気を遣いました。ようやくスタートしましたが、転倒やトラブルのないよう確実に。シュカブラ段差帯が多かったこともあり、大斜面を滑ったという感慨はなし。灌木帯ではスキーがはずれ、なぜか左後ろの2本のピンが前に移動してステップイン=スキーロックができない。左スキーだけかかとの上がるウォークモードでなんとか戻りました。
頂上まで行き、大斜面をスキーで滑るという目標は達成しましたが、スキーを楽しむというより「アドベンチャー・スキー」というのが率直な印象でした。「厳しいルート」と聞いていましたが、体力面はもちろん、テクニカルな面でもその通りと思いました。今度登るとしたらコンディションにもよるけど、噴出口少し上までスキー、その上は、軽量荷物・ダブルアックス・アイゼンかなぁ〜と思いました。覚悟はしてたけど、なかなかの経験でした。
2019.02.27 動画を追加しました。ダラダラと長いので、適宜ご覧ください。
コメント
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スキーで行く冬の焼走りは心技体を鍛える修行の場でしかないですよね。
しかも風の強い日の岩手山はもう泣くしかないですね。
しかしながら、登頂おめでとうございます。もはや残雪期に突入の山ですが、残りシーズン頑張っていきましょう。
スキーでもう少し上まで行けると思ったのですが、なかなか進まず結構下から担ぐことになりきつい登りとなりました。おまけに上に行くほど斜面角度が立ってくるではありませんか。「oyamaさん、何度もよく登るなぁ〜」と思いましたよ。G3ionもいろんな現象が出て100%の満足と言えない感じですが、うまく付き合っていきます。
いろいろ参考にさせていただきました。ありがとうございます。八甲田でカッチンコしたいですね。
ちょうど中心部に義久さんと歩いて居ました!
そこから見上げる山頂にmametan さん居たのね〜
焼走り直登お疲れ様でした。
私もいつかは焼走り直登してみたいです。
読ませていただいてすぐに 7番=大斜面を登る人たち の写真中だと思ったのですが、山頂から屏風尾根を写した中にお二人がいたのですね。レコを拝見しましたが、岩稜帯をロープ確保をしながら進む山行に驚きと新鮮さを感じました。予定ではさらに山頂直登を果たすおつもりだったんですね。険悪で名高い洞ケ沢の写真まであり、むさぶるように読ませていただきました。
岩手の深山に鍛えられた岳人たるお二人に“アッパレ”です。私は“喝ッ!”でした。そちらの山域にも出没しますので、カッチンコした時にはお話聞かせてください。
こんばんは。 僕も一度は滑ってみたい岩手山ですが、
岩が露出していますね
滑走面は痛みませんでしたか?
これから更に露出が多くなるんでしょうか?教えてください。
せっかくなのでなるべく高い所から滑ろうと思い、滑れるぎりぎりの高さからスタートしました。1890mくらいだと思います。動画を見るとわかりますが、小石はスタート後もしばらくありました。滑走面には傷がつきましたが、思ったほどではありませんでした。シールもちゃんと付くと思います。雪が溶ければさらに出てくると思います。スタート地点から灌木帯までは、小石・固い雪・シュカブラ段差帯でとても滑りにくく、八甲田とは異なり、滑りを楽しむという感じではありませんでした。第1噴出口から下の灌木帯の滑りは大変です。kidachiさんの滑りレコも期待しています。
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