湯殿山 南西尾根「一年越しでのリベンジ成功」

2019年03月03日(日) [日帰り]

• GPS: 05:03
• 距離: 9.6km
• 登り: 781m
• 下り: 783m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:44
• 休憩: 0:19
• 合計: 5:03

距離 9.6km 登り 784m 下り 785m

8:10 月山第一トンネル(山形側)脇、駐車場
9:35 9:38 大岫峠
10:57 11:13 湯殿山
12:18 大岫峠
13:13 月山第一トンネル(山形側)脇、駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道112号 月山第一トンネル山形側のトンネル脇の駐車場に駐車

コース状況／危険箇所等

アイゼン使用
1150P付近まで緩やかな登りが続く
雪質は締まっており歩行は特に問題ない
大岫峠を過ぎると尾根が狭まる
南西尾根の核心部は急登が始まってすぐ垂直の雪壁が現れる。
尾根通しは不可能で脇をトラバースすることした。
雪壁の際は亀裂が入っており穴が開いていた。
少し低い位置から真横にトラバースして行く
ピッケルはダガーポジション、アイゼンを蹴りこみながら移動した。
ここで足を踏み外せば下は100mは滑落するのでかなり慎重にすすんだ。
核心部を過ぎると尾根は安定するが、隠れたクレバスが存在するので注意しながら進む、途中“ビシッ”を音を立てて亀裂が入った時は生きた心地がしなかった。
登りはまだ良かったが、下りはアイゼンに雪が付きまくり一歩一歩アイゼンの雪を落としながら下ることことになった。

写真

3/3 8:14

月山第一トンネル(山形側)脇の駐車場
一年前のリベンジで湯殿山南西尾根に再チャレンジ！

3/3 8:14

トンネル建物の裏手へ回り込む
車道は自動車専用なので歩行は禁止です。

3/3 8:18

スキートレースがいっぱいだ

3/3 8:45

立派なブナの木

3/3 8:47

ブナ樹林の緩やかな登りが続く

3/3 8:50

鉄塔の下は木々がないのでスキーコースの様だ

3/3 8:57

振り返れば朝日連峰の山々

3/3 8:57

中央に見えるのは赤見堂岳
また登ってみたいな

3/3 8:57

左に目を移すと石見堂岳

3/3 9:12

アイゼンを履くとがに股歩きになっているな

3/3 9:22

目指す湯殿山
今日は天気も最高だ

3/3 9:22

1150P付近
傾斜がほとんどない広大な雪原が広がる

3/3 9:28

赤見堂岳
今シーズン行くチャンスあるかなぁ

3/3 9:30

湯殿山南西尾根

3/3 9:30

北側は荒々しい山容

3/3 9:31

湯殿山の左には仙人岳

3/3 9:54

近づく南西尾根
ここまでは楽しい雪山ハイキング
ここからが本番

3/3 9:54

南西尾根の核心部の岩場

3/3 9:58

尾根に取り付く
雪が締まっていて雪質は問題ないようだ

3/3 10:01

南西尾根の核心部
傾斜が強く、ピッケルをダガーポジションにして登る

3/3 10:05

ほぼ垂直雪壁
アニマルトレースが付いているが良くここを降りたものだ
ここは登れそうにないので脇をトラバースすることにしよう

3/3 10:12

尾根に復帰
雪壁のトラバースが怖すぎて写真を撮る余裕はなかった…

3/3 10:13

湯殿山から仙人岳へ続く尾根
仙人岳は登れる山なのだろうか、それとも入山禁止とかなっているのだろうか

3/3 10:18

高度感抜群、眺め最高

3/3 10:27

お、先週訪れた鳥海山が見える
今日もこの天気なら登っている人居るだろうな

3/3 10:28

山頂までもうひと踏ん張り

3/3 10:28

湯殿山へのスタンダードコースの南東尾根

3/3 10:49

お、登っている人が見える

3/3 10:56

湯殿山(1500m)
初登頂！
山頂はスキーヤーが大勢集まっていた

3/3 11:03

湯殿山から眺める月山
この角度から眺めるのは新鮮だ

3/3 11:03

左奥には鳥海山

3/3 11:04

えぇ、この斜面を滑って行くの！？

3/3 11:04

キレイなシュプールを描きながら滑り降りて行った
こんな斜面を降りていくとは、徒歩の自分は降りる感覚が違うんだろう

3/3 11:04

石跳川源流へあっと言う間に滑り降りて行った

3/3 11:05

湯殿山、南東尾根

3/3 11:07

朝日連峰の峰々

3/3 11:09

月山北斜面
今年も筍取りに行こうかな

3/3 11:09

鳥海山
空に浮かんでいるように見える

3/3 11:13

朝日連峰の大パノラマを見ながら下山しますか

3/3 11:14

仙人岳
ひぇ…なんだあのナイフリッジは怖すぎ

3/3 11:14

でもあそこを歩かないと仙人岳には登れそうにないかも
でも怖い！

3/3 11:28

登りは撮り忘れていたけど
” ビシッ ”っと音が聞こえたと思ったら雪面に亀裂が入った
切れ目にピッケルを刺したら穴が開いていた
這うように通過したが、生きた心地がしなかった…

3/3 11:51

南西尾根の核心部
ここを右側へ真横にトラバースした
ここで滑落したらヤバい100mは落ちるだろう

3/3 11:52

雪壁の際は穴があり近づけない

3/3 11:56

少し離れた所から
こうしてみるとなんてことないように見えてしまう
が、高度感かなりあります

3/3 11:56

核心部を無事に通過すればあとはお気楽ハイク

3/3 12:21

湯殿山南西尾根、中々にテクニカルで楽しい尾根でした

3/3 13:12

気温が上がり最後の方は膝まで沈む厳しい歩きになった
一年前のリベンジ無事成功！

撮影機器：

Canon PowerShot S120 Canon

装備

個人装備

アイゼン ワカン(未使用) ピッケル サングラス(ゴーグル)

感想

manimani

　一年前に敗退した、湯殿山南西尾根のリベンジに挑戦
南西尾根に取り付くまでは緩やかな登りでBCには良さそうなゲレンデが一面広がってる、この広い雪原を見るだけでも来たかいがあったというものだ。
　核心部はスリル満点でかなり緊張した。他にもビシッっと音が聞こえたかと思うと雪面に亀裂が入ったりと生きた心地がしなかったがなんとか湯殿山の山頂を踏むことができた。
積雪期限定の湯殿山、スタンダードな南東尾根も良いですが(登ったことはない)、少しスリリングな南西尾根も如何ですかね。

コメント

chicken_man

テクニカル
写真で見てもなかなか怖そうな斜面みたいですね。
写真でも感じるくらいだから実際見たらかなりのものなんでしょう。
つま先のみの足あともなにか想像させれらます。
無事の登頂、お疲れさまでした。
しかし気持ちよさそうな天気と斜面でしたね。

manimani

Re: テクニカル
雪が結構硬く、ピッケルはうまく刺さるのですが
足元が崩れないかヒヤヒヤしましたよ
下りはアイゼンに雪が付いて下りの方が怖い思いをしました(苦笑)
南西尾根にもスキーのトレースがあり、核心部もスキーで降りたような跡が残っていましたので上手い人なら滑れるのでしょうね。 尾根を使わず斜面を滑るには良さそうな場所でしたよ！

モンキィ

ツリーラン
踏破おめでとうございます

この南西尾根、昨年は早々に雪が融けてキケンだったので、今年の状況が分かりありがとうございます！とはいっても未踏なので、maniさんのレコを見て自分は無理だと 南南西あたりからスキーで登って下りるのは無難のような感じですね。

manimani

Re: ツリーラン
ありがとうございます！何とか踏破できました
今年は去年よりは雪が安定していましたが、核心部は去年の方が危険度は低かったような感じでしたね。核心部さえ突破できればあとはそんなでもないんですけどね、無理しないのは最優先ですね
湯殿山はツリーラン楽しそうですね〜いつか自分も滑ってみたいです！