姫神山

2009年12月27日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 4.2km
• 登り: 627m
• 下り: 627m

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

感想

ちゃってぃ

2009年12月27日、今日は姫神山を一本杉コースから登ってきました。
前日から風が強く、姫神山に向かう途中も車のハンドルを取られるくらいの横風…。
天気は良さそうなものの、強風に苦しめられるのでは…。
そんないやな予感がよぎります。

ところが、登山口の駐車場に着いてみるとアラ不思議。先ほどまでの風がすっかり止んでおり、あたりは不思議なほど静寂に包まれています。これは良い兆しなのでは!?

10時20分、一本杉登山口を出発します。
どの程度の気温かわからないので、とりあえずヒートテックのインナーとミドルウェア。それにフリースを着込んで出発します。

一本杉登山口の名前の由来になった「一本杉」を横目に見ながらコース最大級の急坂「ざんげ坂」を登っていきます。
まだ体が温まっていないところで、いきなりこの坂はキッツイんですよねぇ…。
ふだん、なんとなく一本杉コースを敬遠してしまうのは、この坂のせいかもしれません(笑

あわてるな、焦るなと自分に言い聞かせながら一歩一歩登り何とか立ち止まることなく五合目に到着しました。
いや〜、もうゴーグルは曇るわ、背中は汗でだだ濡れだわ…。
やっぱりキツイです、この坂。

あまりの暑さにフリースを脱いでしまいました。
冬山で薄手のシャツ2枚でちょうどいいとは…。
汗をかかない事がいかに難しいことか！

ざんげ坂を登り切ってしまうと、あとはきつすぎず緩すぎずのちょうど良い坂道が続きます。
6合目付近からは雪もふかふかの新雪に変わり、雪の山を歩いている！という雰囲気が出てきます。
踏み抜くほど積もってないですし、滑るわけでもないですし快適快適♪

9合目付近まで来ると、木々がまばらになり空が見えてきます。
雪の付き方も変化してきて、冬山っぽくなってきました。
ウキウキしますね♪

バックの青空と、木々についた雪の白！
これぞ雪山の景色の醍醐味ですよね〜！
ツートンも喜んでいるようで、よかったよかった。

頂上直下、雪が積もった岩の上を歩くのが少々怖かったですが
ゆっくりと一歩一歩クリアして山頂に着きました！！
岩手山をバックに記念写真〜！

時刻は12時ジャスト。1時間40分で登ってくることができました。
おお、わりといいタイムじゃないですか！
5、6年前、初めて一人でこのコースを登ったとき、いったい何時間かかったことか…(^^;
しかも、途中何度休憩をとったことか。十歩ごとに休憩…とか(笑
それを思うと、私も成長したもんです☆

さすがに山頂は風があるかなと思っていたのですが、見事に快晴無風！
日の光に照らされるとポカポカと暖かく感じるくらいで、とても12月の山の上とは思えません。

そうそう、昨晩風が強かったということで「エビのしっぽ」が成長してないかな〜と思って来たのですが残念ながらあんまり大きくなってませんでした。
また雪の量が足りないんですかね〜。

ポカポカと暖かく、景色もよく見え、あまりに居心地が良いので、ついつい長居してしまいました。
冬山の頂上で、こんなにのんびりしてる人達も珍しいのではないでしょうか？(^^;
実際、他の登山者はみんなストイックに登ってきてはすぐに下山していくんですよねぇ…(笑

下山時、ツートンがアイゼンを体験装着することになりました。
足に爪が生えたペンギンの図(笑

私もアイゼンをお借りしていたのですが、ふと思い立ってあえて未装着で下山してみることにしました。装着したツートンと私の間で、どれくらい歩きに差が出るか比べてみたいと思ったのです。

ツートンを先頭にして下山を開始しましたが、ツートンは下山開始と同時にものすごいスピードで駆け下っていきます。「すごい！　全然すべんないよ〜♪」と満面の笑みを浮かべながら…。

こちらは、さすがに「滑らない」とは言えない状態で、一歩一歩足下を確かめながら下りていきます。これくらいの雪の状態で、アイゼンの有無でそんなに状況が違うモノなんでしょうかね〜？
それとも、根本的にツートンの下りの技術が私より上なんですかね…？

どこかで転ぶんじゃないかと心配半分期待半分で見ていましたが、結局、上から下まで終始危なげなく下りきり、40分で下山してしまいました。
40分て…これは結構なタイムじゃないですかね？

遅れがちな私を待って立ち止まったりしながらこのタイムですから、一人だったらもしかして30分くらいで下山できたんじゃ…。ツートン恐るべし…。
さすがペンギン。こういうシーンでは強さを発揮しますね(笑