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記録ID: 1755047
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雪山ハイキング
東北

飯岡山

2009年02月22日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
2.3km
登り
215m
下り
203m
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2009年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

2009年2月22日、ご近所の里山「飯岡山」に行ってきました。

飯岡山の場所は、盛岡方面からですと県道13号を南下し高速道路のアンダーパス手前の信号で右折します。道なりに進んでいくと山に突き当たりますのでそこを左に90°カーブ。用水路をまたいで少し行くと道標が立っています。

駐車場がありませんので邪魔にならないように路駐するしかないのですが雪がなければ、あるいはジムニーのような車高の高い車であれば登山口脇の空いている場所に車を突っ込んでおいてもいいかもしれません。

手早く身支度を調え、いざ出発! 本日もデットウェイト5圓鬟競奪に詰め込んでいるので里山に登るのには、ずいぶんと大仰な荷物になっています…が、これも修行修行!
夏にはザック一杯の酒と食料を背負って山泊しますから(笑

11時30分、登山口を出発。登山口からしばらくは緩い傾斜が続きます。今日は積雪も余り多くなく、先行者のトレースもあるので楽が出来そうです。トレースがあるっていうだけで、こんなにも精神的な負担が少ないとは(笑

5分ほどで「飯岡山」と刻まれた石碑が見えてきます。うーん、なんで山頂でもなんでもないこの場所に、こんな立派な石碑を建てたんだろ?
意味不明なのとその巨大さが相まって、なんだか威圧感すら感じます(^^;

この石碑のところから、登山道は大きく進路を変えジグザグの登り坂が始まります。もしかしたら車両を通すことも念頭に置いて整備されたのかと思う程道幅も広くカーブの頂点には転落防止の柵なども設置されているので道迷いの不安は皆無です。それに、今日は先行者のトレースがありますからね〜、安心感が違います。

などと思っているとトレース消失!
え、ここで引き返したんかい!?(笑
ちょっとちょっとぉ! まだ登り始めたばっかりでっせ!
なんでこの場所で引き返したのか、よくわかりませんが、これでトレースは期待出来なくなりました。さぁて…、またラッセル頑張りますか〜。

とはいえ、この前の太田薬師に比べれば積雪ははるかに少なく深くてもせいぜい膝下くらいまで雪に埋もれる程度で済みます。まぁ、それでもトレースが有るか無いかでは進むスピードも使う体力もまったく違いますね。

鞍部を抜け、山の反対側に出ると雪が深くなりました。西側の斜面に出たからでしょうか? これはたまらん、というわけでついに新装備投入です♪
輪カンを装着してみました☆

さてさて、どんな感じかな? とワクワクしながら最初の一歩を踏み出してみました。…うーん、けっこう沈みますね(笑
やはりスノーシュー程の浮力は得られません。それでも最後まで沈みきってしまわない分、ツボ足よりはいくらか歩きやすい気がします。

新装備を装着し、意気揚々と歩き始めると突然足下から「ガツガツ」という感触が…。何事?と思って足元を見ると…ん? 全く沈んでいない?
後ろにいるツートンを見てもツボ足なのにまったく沈んでいません。どうやら、さっき悪戦苦闘した深雪は、このあたりの雪が風に飛ばされてできた吹きだまり。で、とばされたこちら側は、当然積雪が少なくなっていると、そういうことのようです。

しかも、なんだか舗装でもされているのか?というほどに地面が固いため突き刺したストックや、輪カンについている爪が当たって「ガツガツ」いっていたわけです。せっかく装着したのに! 意味無い! っていうか、爪がダメにならないだろうか???

痩せ尾根を通り、道は再び雷光形に上を目指します。はっきり言って単調です。雪は浅くなったり深くなったり。

軽く息が上がってきた頃、頂上にある展望台が見えてきました。あともう少し!

頂上直下の分岐点。
新奥の細道っていう表記がありますね。
「新奥の細道」ってなんじゃい?と思い、調べてみると…

http://www.pref.iwate.jp/~hp0316/park/sizen_hodou/hodouichiran.html#touhoku

ふ〜ん、環境庁が整備した散策道路なんですね〜。それでやけに立派な石碑が立っていたり立派な柵やガードレールが整備されているのですね。…奥の細道っていうくらいなんだから、もう少し「細道」でいいじゃない(^^;
無駄に金かけてるなぁ。

分岐点の標柱がある場所からは頂上の展望台が見えます。…なんだか、昔北海道で見た廃鉱山を思わせるような佇まい…。この薄暗い空が薄気味の悪さに拍車をかけているのでしょうか。

12時25分。山頂に到着です。1時間弱かかりましたか…。意外と時間がかかったような気がします。やはり侮り難し、冬の山道!

さて、せっかく頂上まで来たのだから展望台から景色を眺めて帰りましょうか…と思ったら…閉鎖されてやんの。

なにこれ? 凍結のため冬季閉鎖ってこと?
がっかりだなぁ…。

帰ってから調べてみるとこの展望台、数年前から閉鎖されているようです。新奥の細道のパンフが作られたのは平成8年前後のようなので、そのあたりに整備されたのに十年経たずして閉鎖になったのでしょうか?
それとも、展望台だけはもともとあったとか?
整備された道も藪が生い茂り、夏ではとても入る気にならないとか頂上付近では道が崩れている場所もあるとかで相当荒れている模様。お金かけて整備しても使われずに荒れ放題…。税金の無駄遣いですな〜。

展望台は閉鎖中。景色は灌木に遮られてほとんど見えず。…長居しても無意味ですな。撤収!
風も強くなり、雪も吹き付けてきました。こんな時はとっとと帰るのが賢明です。

頂上でティータイムにする気にもならず、さっさと下山しました。あ、三角点とかプレートの有無を確認しなかったなぁ…。位置的にあの展望台の下にありそうだったので確認しようとしてもできなかったかもしれませんが。

っていうか、どうもあの展望台、登らないまでも近付く気になれませんでした。なーんていうか…いや、霊感とかではないですよ?
ただ、なんとなーく「ぷら〜んと、吊っちゃった人が居そうな、居なさそうな…」とか思っちゃったもんで…。

帰りはサクサクと降りて30分少々で下山。下りだし同じ道を帰ったのでトレース付だしで楽に歩けました。…途中から輪カンが緩くなってきちゃって、むしろ外したほうが早いんじゃないかという状態(^^;

最後の最後、車まであと2mというところで、自分の輪カン踏んづけて盛大に転んでしまいました。両手万歳のコントの一幕のような大ゴケ…。あんな転け方したの、小学生の時以来じゃないでしょうか?(^^;
まさに油断大敵、最後の最後まで気を緩めてはいけませんね〜。これ、稜線でやったら滑落ですからね。

飯岡山ですが…うーん、はっきり言って二度行きたいとは…。なんていうかコース全体に「廃」な空気が漂っていて、最後にたどり着くのが、あの薄気味の悪い壊れかけの展望台。もしかして気持ちよく晴れた日に行ったら、また違った印象を受けるのかもしれませんが…。飯岡山好きだって人、居たらごめんなさいって感じですが私はあまり良い印象を受けませんでした。

ま、でもとりあえず、無事に下山できていい感じに体も動かせたので良しとしますかね〜。さささ、次はどこに登ろうかな?

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