西天狗岳_My-missing-link_画像復元
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 895m
- 下り
- 886m
コースタイム
天候 | 曇り時々ガス 昼過ぎから雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場脇にトイレ有り(暖房付き水洗) 満車の場合は対岸の渋御殿湯下流に土の駐車場がある。 登山口に登山ポスト有り 用紙・鉛筆有り 辰野館までは対向2車線確保。凍結無し。 渋御殿湯手前約500mは1車線の狭い道。擦れ合い困難。部分凍結しているが夏タイヤ・2WDで行けた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全般にはっきりしたトレース有り。 渋御殿湯に近い部分は若干雪が腐ったところ有り。 全般的に快適な雪上ハイク可能。ラッセル皆無。 東天狗からコルへの下り山頂部分がクラストしていました。通常ルートでは他に危険箇所無し。 東天狗のトラバースルートは大岩脇の凍った壁を垂直に下降する難所有り。 体力温存と引き換えに無用な危険を冒すことになりました。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
○動機と感想
前回行った七面山があまりに気持ち良くてまた雪山へ行きたくなりました。
この時期に山へ行くことは滅多に無かったのですが、静けさや踏み締める雪の感触・暑く無い・虫が居ないといいことずくめでした。
前回から半月しか経っていないのでカミさんに頼み込んで自由時間を貰いました。
本当は土曜日に行きたかったけど恒例の週末雨です。日曜日には回復するという予報を信じ込んで天狗へ出掛けました。
八ヶ岳は高1のときに山岳部へ入部して初めて縦走した山です。
当時、美濃戸から行者小屋を経て中岳のコル⇒赤岳⇒横岳⇒硫黄岳⇒夏沢峠⇒天狗岳⇒麦草峠と歩きました。
巷は神谷寺の虎脱走で大騒動のときです。(←知っている方は同年代)
当時カラダの小さかった私はキスリングが歩いているようで共同装備の重さに喘いでいました。したがって先輩が行った阿弥陀と西天狗には行けませんでした。
あれから33年。ザイル登攀や雪質を見抜く技術が無い私にはこの時期の阿弥陀は無理です。でもお天気次第で西天狗なら行けるかもしれない。
前回同様のスキーストック・ワカンとアイゼンに加え今回はピッケルも持ちました。今時珍しい70cmサイズの長いもの。バイルのようには振りにくいのですが縦走には都合がいいです。
諏訪ICから登山口である渋御殿湯までノーチェーンで行けました。四輪駆動車ですが前軸は遊ばせたままです。渋御殿湯手前500m間の擦れ合いにさえ気を付ければ危険はありません。前日も雨だったようで新雪は舗装路上にありませんでした。
登山口からは雪の登山道ですがトレースと言うか溝が出来ていて夏の登山道のように歩けます。スパッツも要らないくらいです。脇の木々には水滴が垂れていて氷点下ではありません。
黒百合ヒュッテでアイゼンを装着しましたが、本当にアイゼンが必要なのは東天狗から西天狗へ向かうときの下りくらいです。東天狗山頂付近の西側の雪がクラストしていました。
中山峠から東天狗への登りではアイゼンがあれば足が滑らず楽が出来ます。
トレースを外さない限り足が潜ることも無くワカンは不要。結局ピッケルも使いませんでした。
帰りに東天狗の山頂を巻くトラバース道に入りましたが、これが曲者。途中で大岩脇の垂直に近い凍った3mほどの壁を下るハメに。余計な行動で今日一番のしょっぱい味見をしました。
渋御殿湯へ戻ったら雨が落ちてきました。下界は降っていなくても山の天気は別物。目先の天気予報より天気図の変化の方がアテになりそうです。
天候もあってか日曜日の割には人出もそこそこで気持ち良い山行が出来ました。
晴れればもっといいのでしょうが、東天狗の山頂などはすぐ満員御礼となりそうです。
○デジカメデータ破損
いつも持っていくデジカメのレンズカバーの建付けが悪くなり、山中でついに閉まらなくなりました。こうなると電源が切れずレンズも引っ込まないのでポーチにも収まりません。そこでタブーであるバッテリー抜きをやってしまいました。これが原因でメモリであるCFのデータが破損したようです。
カメラでは「CFカードが異常です」。PCでは「データがありません」と表示されフォーマットを促されます。しかしフォーマットは初期化を意味し、もしかしたら生きているデータにとどめを刺しそうです。
まずは今話題のベクターというサイトから3種類ほどフリーソフトをダウンロードして使ってみましたがダメでした。消去してしまったファイルの復活が謳われていたので、今回の例(消去操作はしていないので恐らくフォーマットがダメ)では救出出来ないようです。
他の手段としては「市販の有料ソフトを買う」か「専門業者に出す」のいずれかになると思います。市販有料ソフトの試供版(無料)というものがあり、削除されたデータが残っているかどうかを判別してくれますが復活まではしてくれません。
まずは試供版でデータが残存しているか試し、結果が良かったら購入するのが安上がりかと思います。最終手段は業者となりましょう。
今回私は「画像復活.com」というサイトを使ってみました。(宣伝ではありません)
http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/gazou-fukkatsu-2/
結果、失ったデータの9割以上を回収出来ました。(1,000枚以上のJPEGデータの中で)
しかし最後に撮った天狗のデータは半分程度しか戻りませんでした。
料金のシステムは
1.無料で指定の領域をスキャンして消えた画像データの中から10枚を復活。
2.+2,000円で残り全データを復活
となっています。
良いところ
○消去データだけでなくフォーマットがダメな場合も対応可能。
○2,000円と有料にしては割安。
○インターネットエクスプローラ上の画面で全ての操作を行います。ファイルのダウンロードやインストール操作は不要。
○メディアを業者に送る手間がありません。復活したデータを見られることもありません。
※以前に消した画像も上書きされていなければ出て来ます。赤面モノのデータを消した心当たりのある方は注意してください。
悪いところ
●PCが無いと出来ません。さらに復活したいメディアと同程度の空きドライブが必要です。
(メディア内の消去データを別に指定したドライブ内のフォルダに復活して書き込みます)
●無料の10枚のデータは選べません。無作為です。
●支払いはクレジットカード一括のオンライン決済のみです。
●画像ファイルのデータ(ファイル名・作成日時)は戻りません。順番はバラバラになります。撮影データ(撮影日時・絞り値・シャッター速度など)は復活しますので、それを頼りに順番を変えます。
データ復活の業者(一例)も載せておきます。
http://www.drivedata.jp/
画像データは全てバックアップを取っていましたが、当日のデータばかりはどうしようもないです。
銀塩カメラと違いデータは本当に一瞬で消えます。便利さの裏には危険も潜んでいます。山の装備と同じで過信は禁物だと思い知らされました。
ご無沙汰です、同志!
この週末、私も5ヶ月ぶりの山行で同じルートを狙っています。
晴れるかなぁ〜・・・
BIMOTAさん、こんにちは。お久しぶりです。
自宅軟禁解除おめでとうございます。
コンクリ詰めにならなくて良かったですね!
黒戸尾根を日帰りされる方には物足りないかもしれませんが、天狗はいいところです。今回改めて思いました。
一昨年に受験となった娘に請われて昨日千葉のネズミの国へ行ってきました。何とも言えないAWAY感に遭難しそうでした…
来年は下が受験ですので今年は羽を伸ばそうと思います。
今日ならお天気良いですね。楽しいレポートお待ちしています。
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