北八ヶ岳・本沢温泉・根石岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,966m
- 下り
- 1,968m
コースタイム
07:30稲子湯08:00-10:00しらびそ小屋10:10-12:00中山峠13:00-14:20東天狗14:30-14:50西天狗15:00-16:05箕冠山16:10-16:30夏沢峠16:40-17:20本沢温泉
4/1
本沢温泉06:00-07:00夏沢峠07:10-08:10硫黄岳08:30-09:10夏沢峠09:20-10:00本沢温泉10:30-11:30しらびそ小屋11:40-13:10稲子湯
天候 | 03/31雨・雪 04/01曇時々雹 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
^雹凖-しらびそ小屋 雪は積もっているのでアイゼンはあったほうが良い。天気は雨。 △靴蕕咾従屋-本沢温泉 アイゼン必要。天気は雪。 K楝温泉-夏沢峠 昨日の雪で踏み跡はほとんど消えている。膝上くらいのラッセル必要。 げ涜峠-箕冠山 夏沢峠の山小屋はお休み。吹き抜ける風は冷たい。 ヌТЩ-根石岳 森林限界を超えた尾根道は強風の嵐。氷の粒が顔面を襲う。 |
写真
感想
3/31は生憎の雨。山頂につく頃には雪に変わっていた。しらびそ小屋で昼休憩。しらびそ小屋の犬が昼食中の我々を物欲しげにしているのでおにぎりを一口あげた。食べ終わるとワンワン吠えるのでしかなくあげていたら結局、丸々一個食べられてしまった。僕の昼食だったのになぁ。
雪道をゆっくりと登り本沢温泉に到着。早速、本邦第二の高所温泉を目指すが雪に埋もれる露天風呂。長靴ラッセルの甲斐なく室内風呂に場所を移し疲れを癒す。
夕食後に再度、ヘッドランプ持参で消灯後の20:30頃まで温泉を堪能。源泉が二種類あるらしく温水の色が異なる。42度はあろう高温のお風呂と39度前後の低温のものがある。どちらも鉱分を多く含みそうな感じで高温の方は長く浸かると体がピリピリしてくる。
4/1は夏沢峠回りで天狗岳を目指す。踏み跡も風と雪で埋もれて長いラッセルが続く。と言っても私はずっと2番手を歩かせていただき、楽させていただいた。途中、カップルの方にラッセルをお願いしたらかなり早く登られていった。雪道も慣れるとあんなに早く登れるのだと感心させられた。皆さん、すみません&ありがとうございました。
夏沢峠付近は風が強く、多くの方が進退を迷っていた。僕らは強風の中進むことを決断。樹林帯があるうちは雪にだけ気をつけていれば良かった。が根石岳付近の稜線上の風が物凄く(恐らく30m/s以上)氷のツブテが顔面を横から襲い、天狗岳への登頂意欲を削いで行く。きっと、夏なら何でもない稜線上の道なのだろうが根石岳に着いた時点で一向に止みそうもない風に登頂を断念する。撤退を余儀なくされる。これは正解だったと思う。リーダーは単独行だったら天狗岳まで行っていたと言う。死んでしまうゾw
しかし、帰る途中で耐風姿勢を取っている間にリーダーを見失い、風で方向感覚も失い、あわや遭難しかける。本道からは外れてしまうがなんとか森の中に逃げこみ、30分くらいで元のルートに戻ることができた。しかし、膝上までの雪道ラッセルで体力、精神力共に相当、消耗してしまう。暫し、チョコレートなどを食べて回復を待つ。普段は風景を遮る森はあまり好きではなかったがこの時ばかりは暴風の脅威から守ってくれる心強い存在に感じた。自然の猛威を肌で感じられて怖かったが同時に楽しくもあった(どういう心境?)。
夏沢峠付近も風が強いため、本沢温泉まで戻り、昼食。
ミドリ池との分岐では松原湖方面に本沢入口までの尾根道をゆっくりと下って行き下山。上の天気が嘘のような静かな天気だった。
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