20040502-04丹後山→兎岳→中ノ岳→越後駒、避難小屋+テント泊
- GPS
- 56:00
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,555m
- 下り
- 2,633m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 7:11
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 3:51
- 合計
- 11:41
- 山行
- 1:56
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 2:24
ゲート748→811十字峡826→907栃ノ木橋→910取り付き911→922尾根上929→1052三合目大松1112→1149四合目1158→1226約1370m1255→1342七合目1357→1429約1720m1439→1459丹後山避難小屋(泊)
20040503(月)11h41m
丹後山避難小屋417→445利根川水源碑447→459大水上山504→539兎岳611→701約1720m鞍部714→754雪壁下809→829池ノ段833→849中ノ岳859→903中ノ岳避難小屋941→1045露岩1102→1152天狗平1156→1214急坂下1241→1319 1933mP1329→1358駒ノ小屋分岐・越後駒ヶ岳1438→1445駒ノ小屋1505→1541小倉山手前約1350m鞍部(幕営)
20040504(火)2h24m
約1355m鞍部622→629小倉山631→716栗の木ノ頭916mP→736約730m急坂下756→810 646mP→836登山口842→846駒ノ湯
過去天気図(気象庁) | 2004年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
新大阪2332→きたぐに→555直江津600→651六日町713→タクシー\4940→734しゃくなげ湖オートキャンプ場奥のゲート 20040504(火) 駒ノ湯1023→タクシー\4950→1048小出1115→1157越後湯沢1211→→1328東京1333→1609新大阪 |
写真
感想
2004年GW山行
十字峡→丹後山→兎岳→中ノ岳→越後駒ヶ岳→駒ノ湯
丹後山・中ノ岳・越後駒1
2004年のGWは上越国境稜線の丹後山から越後駒ヶ岳の稜線の縦走してきました。当初は兎岳をベースに荒沢岳のピストンもする計画でしたが、後半は天気が崩れるとのことで、荒沢岳往復はあえなくパス。今年最初の山行でバテバテできつかったですが、天気に恵まれて素晴らしい残雪の山の稜線歩きを満喫してきました。
【日 程】:2004年5月1日(土)夜発〜4日(火)
【山 域】:上越
【山 名】:丹後山、大水上山、兎岳、小兎岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳、小倉山
【コース】:
20040502(日)7h11m
ゲート748→811十字峡826→907栃ノ木橋→910取り付き911→922尾根上929→1052三合目大松1112→1149四合目1158→1226約1370m1255→1342七合目1357→1429約1720m1439→1459丹後山避難小屋(泊)
20040503(月)11h41m
丹後山避難小屋417→445利根川水源碑447→459大水上山504→539兎岳611→701約1720m鞍部714→754雪壁下809→829池ノ段833→849中ノ岳859→903中ノ岳避難小屋941→1045露岩1102→1152天狗平1156→1214急坂下1241→1319 1933mP1329→1358駒ノ小屋分岐・越後駒ヶ岳1438→1445駒ノ小屋1505→1541小倉山手前約1350m鞍部(幕営)
20040504(火)2h24m
約1355m鞍部622→629小倉山631→716栗の木ノ頭916mP→736約730m急坂下756→810 646mP→836登山口842→846駒ノ湯
【山 行】
2004年5月1日(土)、2日(日)
1日の仕事を終え、急行きたぐにに乗り込む。結構混雑であまり眠れず。直江津でほくほく線経由の列車に乗り換え、六日町到着。以前より大分早く着くことができるようになっている。
タクシーで十字峡方面に行くが、土砂崩れの影響で十字峡までは入れないとのこと。4年前と同様、しゃくなげ湖オートキャンプ場の奥のゲートで通行止め。そこから車道を歩くことになった(\4960)。
舗装道をのんびり進むと十字峡。特に通行止めにする必要は無いような気がしたが・・・。十字峡の小屋に登山届けを適当に置いておいた。
そこからしばらくで三国川を左岸に渡る。4年前よりも残雪は少なく、未舗装の林道の地面を歩くことのほうが多かった。前方に見える稜線にはガスがかかっている。大きなデブリを越えるとあっけなく栃ノ木橋。橋を渡り右岸を少し行くと道標のある丹後山西尾根取り付き。木の階段状の急坂の道を登り、鎖場を越えるとすぐに尾根上に出てそこで休憩。
夏道の急登が続くが、春の花に新緑、越後の山の景観が目を楽しませてくれる。何故か上越国境稜線にはガスがかかっていた。大松の三合目で休憩。三合目と四合目の間で男女二人パーティに追いつく。その頃から雪上を歩くことが多くなった。背後のネコブ山、桑ノ木山(下津川山から派生する尾根上の山)が結構立派!
この辺りまでは快調だったが、やはり重荷が堪えてきたのか両足がつるようになり、一気にペースダウン・・・近年稀に見るバテ方・・・以後はだましだまし休憩を多くとりながらノンビリ登ることとなった(^_^;)。約1370m付近でザックの上でしばし昼寝(^_^)。 先程の男女二人パーティが追いついてきてコーヒー&写真タイム。
1470mPのジャコノ峰を過ぎ、七合目で休憩、更に八合目を過ぎ約1720m付近で休憩。風が冷たく、雨具の上を着て、イヤーバンドをつけた。緩斜面を登ると県境稜線、巻機山方面に靴跡が続いている。
笹の中の登山道を辿ると無人の丹後山避難小屋に到着!周囲の残雪は3年前よりもまだ少ない感じだった。当初は兎岳辺りまで進んで幕営する予定だったが、バテバテでここで泊まることにした。先程の男女二人パーティは先まで進んでテントを張るとのこと。この日の丹後山避難小屋の宿泊者は十字峡から中ノ岳経由で来た男性単独行者と夕方丹後山西尾根を登ってきた夫婦連れとYAMAYAMAの4人だった。ちなみにこの日すれ違った下山パーティは5組だった。
5月3日(月)
天気予報通り快晴!!!十字峡に下る男性単独行者が出発して少し後にYAMAYAMAも出発!見渡す限りの山岳景観を楽しみながら歩いていくが、やはりペースは上がらず(-_-)。大水上山からは平ヶ岳方面にトレースがあった。
兎岳山頂には昨日の男女二人組が狭いスペースに幕営しており、写真を撮ってもらった。ここで早くも大休止(^_^;)。存分に景色を楽しみ、写真をパチパチ。荒沢岳方面はトレースは無さそうだった。荒沢岳への稜線は結構雪が着いているようだが起伏がかなりあり、サブザックで往復するとしても丸一日かかるであろう。
二人組に別れを告げ縦走再開、小兎岳以外にもちょっとしたピークを越え、約1720mの最低鞍部で休憩。3人パーティが中ノ岳から下ってくるのが見えた。
中ノ岳まで約360mの登り、程なく3人パーティとすれ違う。昨夜、中ノ岳避難小屋に泊まったのは2パーティ10人だったとのこと。ちょっとした雪壁状の下で休憩、夏道は西側を迂回しているようである。
ここを登ると後は傾斜が緩み、池ノ段到着。明日からの荒天を考え、ここから下山することも考えたが、今日一日は天気は持ちそうであり、越後駒方面に向かうことにした。
ちょっとした岩場を越え展望板のある中ノ岳山頂にようやく到着!素晴らしい景観!避難小屋まで行ってまたまた大休止(^_^)。1階の入り口は雪に埋もれ全く見えず、3年前よりも残雪が多い感じがした。出入りは梯子で2階からするようになっている。
中ノ岳からの下りは最初は雪の尾根の下り、しかし鞍部に近づくと夏道を辿るようになる。1866mPを過ぎ、檜廊下の樹林のやせ尾根は中途半端に雪が残り時間がかかる。檜廊下の最低鞍部近手前の露岩で休憩。風があるとまだいいが、無いと暑い!!!水の消費がやけに激しい・・・
二つほどちょっとしたピークを越え、中ノ岳・越後駒の最低鞍部のすぐ先に道標のある天狗平。ここから越後駒まで約275mの登り・・・急坂の始まる手前でまたまた大休止。ひたすら忍の字でユックリ登る。低気圧が接近してきてるのか徐々に雲が増えてきた。
急登を超えると傾斜が緩み、左側からグシガハナからの尾根が近づいてくる。道標のある1933mPで休憩。ここから谷を挟んで駒ノ小屋が意外と近くに見える。山スキーヤー2人が滑り降りていった!
道標の立つグシガハナ分岐を過ぎ、ようやく駒ノ小屋への分岐。眼下すぐに小屋が見える。空荷ですぐそこに見える山頂を往復、1985年秋以来19年振り振りの越後駒ヶ岳である!かなり雲が増えてきていたが展望はまだまだ大丈夫!写真をパチパチ撮り分岐に戻り、小屋に向かって下山開始。
小屋に着くと何と水が引いてあり、液体の水を補給することができた(^_^)。小屋の親父さんの話によると2、3日前中ノ岳・越後駒の稜線を親子連れの熊が通っていったとのこと!ここでもしばらく休憩して水分と養分を補給し、今宵のテント場に向かい下山開始。
雪尾根を一気に下る。百草ノ池は雪ノ下、どこかよくわからず。傾斜の緩んだ尾根を進み、小倉山手前の約1350m鞍部に到着。まだ16時前だし明日の悪天を考えてこの日中に下山しようかとも思ったが、結構足にきていたので、やはりここで幕営することとした。登ってきた越後駒が高い!逆側には荒沢岳がやはり立派に見える!!!
夕方になると却って日が差してきてのどかに時間が過ぎていった(^o^)
尚、小倉山頂上付近でも幕営可能だった。
5月4日(火)
夜中1時半頃からついに雨が降り出す。しかし、朝には断続的に降る様な感じで、ガスはかからず視界は良好、周囲の山もよく見えていた。
テントを撤収、小倉山から北に伸びる尾根を下り始める。1270m付近では雪面が割れ、一度地面に降りてから又雪上に戻った。ここでルートは右折し、急降下していく。途中から夏道が出てくる。道の左側の雪の斜面を下ることもできるが、忠実に夏道を下った。
鎖場を下り、傾斜が緩み、1050m付近になるとブナの芽吹きが見られるようになった。以後は新緑のなかどんどん下っていく。雨は止み、日差しもさしてくるようになり、暑い!
916mPの栗ノ木ノ頭を過ぎるとまた急降下、傾斜が緩む約730m付近で最後の大休止、雨具の上を脱ぐ。尾根の向こうに見えるのは未丈ヶ岳方面か???
646mPを越えると川音が大きくなる。左下に駒ノ湯の建物が見えてくると、しばらくで吊橋に降り立ち、そのすぐ先が登山口。下山届けを書いて、駒ノ湯に向かった。
\500で駒ノ湯休憩舎で入浴、ここの温泉はお湯がぬるく、沸かし湯の湯船とぬるいままの湯船があった。ここには衛星回線の携帯電話(\100)しかなく、駒ノ湯の人にタクシーを呼んでもらい小出駅に出て(\4950)、東京経由で帰阪した。
一日目、二日目は好天に恵まれ、かなりバテバテでしたが気分的には素晴らしい残雪の尾根歩きを楽しむことができました(^o^)。三日目の天気の崩れも思ったほどではなかったし良かったです!!!
兎岳−荒沢岳の往復は今回はパスしましたが、いつか又チャレンジしてみたいです。
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