前鬼川本谷(孔雀又谷)
- GPS
- 31:29
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,524m
- 下り
- 1,511m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 美吉野醸造 →吉野あたりの酒蔵 和佐又山ヒュッテ →前泊に使ったキャンプ場 きなりの湯 →前鬼近くのお風呂 焼肉くになか →吉野あたりの焼肉屋 |
写真
感想
会の先輩・後輩と関西へ沢登り遠征へ。
【経緯とか】
1月の日帰りアイスの前泊宴会のときにはるさんとGWに関西の沢遠征したいねということになり、この頃からぐだぐだゆっくり計画を始めた。まずはメンバー集めということで、その前に沢行った帰りにGW沢行きたいよねーと話を出していたkaguさんとyoshikitoを誘ってみる。するとokだったので、そのメンバーで計画していくことに。
直前でワルさんたちが合流することとなり、6人パーティの大所帯となった。
【交通手段とか】
関西まで車で行くとなると運転時間が長いので、夜行バスで奈良駅まで行き、そこからレンタカーを借りる作戦で。沢行くのに車無しはつらいし、関西の沢は公共交通機関のアクセスが悪いので現実的でない。車だと、奈良駅起点だとざっくり鈴鹿方面まで2時間、大峰・台高方面まで3時間強、南紀まで3時間半くらい。どれもそこまで近くないが、どれにも日帰りで行ける距離ではあるかなと。
【計画】
沢の基本セレクト方針はグレード2級下以下で癒し渓のところ、楽しそうなところ。
関西では4日間とってあったが、全日・全エリア晴れる可能性は限りなく低いと考え、泊まり沢1つ、日帰り沢を4つ、エリアをバラして計画することにした。そうすれば、どれかは行けるだろうということで。結果的には、前鬼川本谷、鈴鹿宇田川蛇谷、鈴鹿元越谷、台高東俣谷、南紀栂谷の5つに決めた。
【4日間の動きとか】
今回、結局のところ天気がとてもよく、4日間晴れ予報と出る。
その中でやっぱり泊まり沢行きたいよねっていうことで前鬼は確定、前後1日をどうするかってところで、1日目は朝、奈良駅に着いて、レンタカー借りてそれから移動なので、入渓時間が遅くなる、終わってから前鬼方面へと移動しないといけないため、泊まり沢の買い出しもしたいなど考えると余裕がなさそうだなということで移動日とすることに。最終日はショートコースもあって、奈良駅までの運転時間が短い鈴鹿・元越谷にすることに。
【当日の流れ】
2日朝、奈良駅に着き、手配していたレンタカーを借りる。その日はゆっくり観光・買い出ししつつの前泊予定だったので、酒蔵や道の駅、スーパーなどに寄りつつ、14:00くらいにはキャンプ場に到着。次の日の渡渉のロープワークをみんなで確認しつつ、のんびりする。泊まった和佐又山ヒュッテは大普賢岳の麓にあるキャンプ場で雰囲気がよい。薪も売ってて、焚き火するのにもいい感じ。ワルさんたちと合流し、焚き火前泊を楽しんだ。
前置きが長くなったが、3日から前鬼川遡行がスタート。1時間半ほどかけて、黒谷吊り橋駐車場へ。車はいろいろと泊まっていたが、沢登りの人はほとんどいなさそうだ。黒谷を少し下り、前鬼川に入る。川幅が広く、最初から水が綺麗。巨岩が多く、それらをボルダーしつつ超えていく。前半ハイライトは2段10m滝となり、上部はロープを出しての渡渉となる。自分がリードする。水に入る前に転んだ。かっこ悪かった(笑)その後、問題なく渡渉し、ロープFIXして、後続を渡らせる。なぜか後続のおじさんパーティにもロープを使用される(笑)渡渉のロープワークは難しくてよくわからないので、もっと勉強しなくては。その後も悪いところはお助けロープを出しつつで進んでいくが、基本的に登れるメンバーなので問題はなかった。途中でyoshikitoがプール状の釜に飛び込んだり、ワルさんとyoshikitoが泳ぎ対決したりとワイワイ楽しみながら進んだ。狙ってきたBPは孔雀俣谷の右俣左俣を分ける二俣のあたりで、14時くらいには無事到着した。右岸側に大人数でも泊まれそうな広い場所があり、焚き火ができる河原もすぐそばにある。おまけに薪がめちゃくちゃ豊富!素晴らしいBPである。
その後少し雨にも振られたが、すぐ止んだので、みんなで焚き火を楽しんだ。久しぶりの沢泊はやはり素晴らしいなと思った。その日は星も綺麗で、最高の夜だった。
4日朝、4:30起きで6:00過ぎには出発。難所はない予定だが、歩く距離が長い日だ。途中、トポにはない登れない滝が2つほど出てきて、それらを巻いたが、大きな時間ロスにはならず、いいペースで標高を上げていく。前鬼は水量が豊富で源頭部までずっと水が枯れない。源頭部の雰囲気も今までのどの沢とも違い、とてもいい。最後まで楽しみつつ、孔雀岳あたりにダイレクトに詰めあげる。そこからは大峰奥馳道の縦走となるが、そのルートがまた綺麗な縦走路である。縦走を楽しみつつ、15時には下山。計画書通り!素晴らしい。
【所感】
本当に素晴らしい癒し渓だった。水の透明度、ナメや滝の綺麗さ、どれも素晴らしいとしかいいようがない。ただ、関西起点の遡行本だと2級下となっていて、それにしては辛く感じた。
ただ、計画段階からメインで入らせてもらい、はるさん始めしっかりしたメンバーに助けて貰いつつ、こんな自分でもCLとしてパーティを率いて、完全遡行をすることができて、とても達成感があった。ただ、CLとして小技が増えても、結局のところ自分自身の突破力が足りない。もっと自分の行きたいところに行くにはもっと強くならなくてはならないと感じた。
メンバーのみなさま
こんな自分のグダグダ計画についてきてくださってありがとうございました!
とっても楽しかったです。
これからもたくさん沢に行きましょう!
GW後半は近畿沢登り遠征に行ってきました。
5/1夜行バスで東京を出発し、5/2はキャンプ場にて前夜祭、5/3から大峰の前鬼川へ入渓した。
前鬼ブルーと呼ばれる水色、長く美しいナメ、巨岩、深い山を水源とした豊富な水量、快適なテン場、星空、詰めの雰囲気、下山路の奥駆道と素敵な沢でした。
ロープの使用は、2段10m上部の渡渉と少し悪いところで点々と。もう少しサッと手伝えるようになる必要あるなと思った。
近畿は大学時代を過ごした土地で、町や山の雰囲気にノスタルジーを感じ、そう言った意味でも楽しむことができました。
ありがとうございました。
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