記録ID: 1862470
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船
桧沢岳北西陵(ピストン)
2019年05月24日(金) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 09:42
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 1,022m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 9:39
6:33
97分
南牧村活性化センター
8:10
8:27
71分
co911
9:38
9:55
98分
co1010
11:33
11:50
12分
西峰
14:22
14:52
80分
co911
16:12
南牧村活性化センター
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
椚橋より直ぐに尾根末端に取り付く。もちろん踏み跡等皆無だ。やがて植林帯の歩きやすい尾根を、時々の急登に息切らしながら登っていきco911に着く。ここでハーネス、ヘルメットを着用して、岩稜帯は最初の2回は右を巻いて、後は左から巻いたような気がするがよく覚えていない。知らないうちにモアイ岩もスルーしてco1010に着く。ここで一旦休憩して、いざ懸垂下降地点に向かう。懸垂地点には二本の木にそれぞれスリングが巻いてあったが、ロープは20mあるので上の太い木を使用する。いざロープを降ろそうとして見ると、真ん中から下ろすと最上部のエッジのある岩に掛かってしまう。この部分はネットで情報は得ていたので、経の太い使い古しの11mmのロープを持ってきたのだが、それでもあのエッジにロープがかかるのは精神上宜しくない。よく見ると真ん中より右の方に灌木か生えている。その右にロープを降ろせばエッジにかかる事もないし、灌木に依ってロープが真ん中に振られるのを防いでくれるだろう。右寄りに降りていくがロープは真ん中に移動する事無く無事着地して、帰りの為にロープは残置していく。次に現れる岩稜は、右のバンドは途切れるとあったので見に行く事も無く、左に岩稜の基部を進んで行くと足元がスッパリと切れ落ちたセクションに出くわした。ロープを出そうかと思ったが、それも面倒だ。幸い向こうに小木が一本生えているが、全体重を預けるには不安がある。素速い移動が不可欠だ。体制を入れ替え右手は頑丈な木を掴み、左手をそっと伸ばして小木を掴み左に移動して右手も小木を掴んだと同時に、ジャンプするような感じで向こうに飛び降りる。この部分が今回の山行で一番緊張した部分。この後2回目の懸垂地点に着く。上から見てフリーでは無理かなと思い懸垂で少し降りてムーブを探ってみると、行けそうな感じだ。ゴボウで登り返しロープを下に放り投げる。実際クライムダウンしてみると何の事はない。傾斜に惑わされた。勿体ない事をした。少しでも懸垂したのが悔やまれる。このところクライミングがご無沙汰なので感覚が鈍ってきている。しかしこの部分をフリーで降りる事が出来て良かった。もし降りられなかったら帰りの為にロープを残置する事になるが、何と下山の時には、大巻きをしてここは完全にスルーするのである。そうすると果たしてここにたどり着けたかどうか。帰ってから調べてみると、ここは8mの懸垂地点ではないようだ。という事は其処はスルーしたって訳だ。ウーン、モアイ岩も見かけなかったし、結構コース取りはでたらめだな。さて下山は西峰から先の岩稜は左に巻いて下ると、北面のトラバースの悪い部分を回避する事が出来たし、緊張する場面も皆無だった。つまり登りでは左(北面)に行くのではなくて、右手に行き詰まりのバンドより下の方からトラバースに入れば悪場も無く岩稜を抜けられるという事だ。しかしそうすれば稜線はパスする事になる感じだから、こだわる人は左手から行った方がいいだろう。岩稜のトラバースを終え稜線に戻ると直ぐにという感じで残置ロープを見出す。ここだけはスルーする事は無いだろう。。ロープにアッセンダーをセットして登る。クライミング自体は易しいのであるが、リードでとなると岩の脆さにビビって、メンタルの弱い自分には出来ないな。トップロープの楽しい登りもあっという間に終わりロープを回収して、ハイライト部分は終わり。又帰りには行きにスルーしたモアイ岩も発見する事が出来た。 |
その他周辺情報 | やまびこ荘(600円)露天風呂は貸し切りであった |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
ヘルメット
ロープ8×30
11×20
テープスリング120×1.240×1
ロープスリング6×50
6×100
安環カラビナ6個
アッセンダー
ATC
|
---|
感想
藪岩魂の上級編にある桧沢岳北西陵。長年勤めた会社のアルバイト先で今月は仕事が少ないので2週間休んで下さいとの事で、この機会に登る事にした。年齢的にもここを登る事は二度と無いだろう。しかしピストンにすれば二度楽しめるじゃないかと思い決行する事にした。問題の懸垂部分はロープ残置で対処する事にした。週末だと残置はためらわれるのであるが、平日なら問題無いだろう。予想された事であるが、やはり誰にも会わなかった。しかし人によってコース取りは違うだろうし、人が入っていても会う確率は低いかもしれない。事実自分でも、行きと帰りではコース取りは結構違っている。これで表妙義縦走、赤岩尾根と3つこなした事になる。藪岩魂のルート通りには行けなかったが、まあこういうコースは正解がある訳ではないし、巻きを多用して辿っても北西陵に足跡は残せたので満足。
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