記録ID: 1869778
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無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船
大ナゲシ北陵
2019年05月27日(月) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 11:30
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,560m
- 下り
- 1,530m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヴィラせせらぎ裏の河原に、妻と車を置いて車道をてくてくてと歩く事1時間10分でくりみ橋に着く。橋から左岸の踏み跡を歩き、早めに尾根目掛けて行く。かなりの急斜面なので四足歩行を交えながら登る。尾根に出ると斜度も落ち着き、両足歩行で登れるようになる。Co1073を過ぎて懸垂下降地点に着く。ロープは30mで足りるようだが、あまりギリギリなのも嫌なので2回に分ける事にする。ロープ掛け変えてハングの出口に差し掛かると、結構エッジが見られる。懸垂を一旦中断して、ジッと見ると、エッジ上に泥が着いている箇所があり、ロープが、その上を通るようにライン取りをする。若干右寄りに降りる事になるが問題無い。コルに降りてから、小岩稜正面を登る。次にトポでは岸壁下、右へ一本目の開けたルンゼを登るとなっているが、この部分が頭から抜けていて反対の左へ行くと、結構悪くて緊張する登りを強いられる。その次の岩稜も右に巻くとなっているがこれも左から登ったようだ。何とか苦労して野栗諏訪山に着く。朽ちた祠のある頂上で少し休憩してから南東に向かったが、斜度がきつくなり懸垂2回でトラバースの踏み跡らしきに出たので、それを辿って沢源頭のガレを登ると標石七のコルに出ると、諏訪山から続く尾根の右手から踏み跡がきてたので、かなり下巻きになったようだ。そこから小ナゲシへは現れる岩稜を左右に巻き、小ナゲシへのきつい登りを時々立ち止まって息切らしながら登る。ピークに着いて、そのまま進むと岩場に出る。ここが展望岩といわれる所らしい(下山してから知った。この頃になると面倒くさくなってトポも全然みなくなっていた。そんな訳で、ここから見える大ナゲシの前にあるピークが小ナゲシだと思っていた。)さてと岩場の下りはフリーで行けそうな気するが、安全策で懸垂で行く事にする。コルまでは細かくきって3回の懸垂で降り立つ。ま、30mなら2回でも行けるんじゃないかな。(この部分も下山してから調べると、岩場から少し戻ってルンゼを降りるとある。自分は岩場からダイレクトに降りたので、どうもルンゼを降りた訳では無いらしい)コルに降りた時点で疲れもピークに達し、休憩する事に致す。腰を降ろしてペットボトルのお茶を飲んでいると、右上腕部にチクッとした痛みがあったので、もしやと思って見て見ると案の定マダニが食らいついている。このやろうめと引っ張るが、抜けない。もう一回引っ張ると外れた。口器が残っていないか見てみるが、肉眼でみた限りでは大丈夫そうだ。こういう場合刺したマダニは持って帰って2週間程保管してたがいいらしい。もし何かの症状がでた場合にダニの種類が解る事によって、診断がしやすくなるという事だが。これは下山してから解った事。よって私に食らいついたダニは次なる犠牲者を探し求めているだろう。まあ、殆どが人間以外の動物であるだろうが。ちょっと話が脱線してしまったが本題に戻るとするか。さてと目前に見える岩稜は正面から登れそうだが、疲れきって登りは勘弁して下さい、という気持ちになっていたので右から回りこんで行っていると、岸壁によって下へ下へと追いやられる事が判明する。さてどうするか!戻るか、それも面倒だ。稜線を見上げて見ると、手が届く範囲で木が生えている。ただ傾斜が強い。90度近くあるが長くはないので、登る事にする。木を掴みチェックしながら腕力頼りに身体を引き上げて行く。岩場のセクションにはいると、幸いに傾斜が緩んできて、やっとの思いで稜線に出る。出た所から少し歩くと鎖が設置された岩場に突き当たる。ここは易しいクライミングで鎖は使わないで頂上に着く。 |
写真
感想
桧沢岳北西稜から一日置いて日曜日に登るつもりだったが、年には勝てず二日休養して月曜日に登る事にする。時間に余裕があったので日曜日に登山口の偵察に行く。だんだんと道が細くなり赤岩橋直前に行き詰まる。我がハイエースはハイルーフで、屋根にはソーラーパネルまでついている。目前の林道に覆いかぶさった横枝には完全にぶつかる。普通車であれば下を潜って行けるが、自分の車では厳しい。今回は妻が車内に残る事になるので、引き返しながら適当な所を探すが、結局ヴィラせせらぎまで戻って来た。トイレもある事だしここで待ってもらう事にする。裏の河原には車ごと入りこんでキャンプしている人もいるので、河原に車を置いていく。この日の気温は前橋で35度の酷暑。この暑さに体力を奪われて大ナゲシにはヘロヘロになって着く。回りの景色をじっくりと楽しむ余裕もなく、へたり込んでしまった。頂上に着いた時にはすでに14時、のんびりとしてもいられないので、下山にかかる。今回の山行で藪岩魂の上級編二山を登る事が出来、かなり自信をつける事が出来た。残りの山も楽しみだ。
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