甑岳(新緑と花を求めてうっかりハイク)
- GPS
- 04:58
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 934m
- 下り
- 931m
コースタイム
-11:18山頂広場-11:28三角点-11:38山頂広場
12:10山頂広場-12:37幕井コース分岐13:47登山口-14:25村山駅
天候 | 晴れ(山頂付近曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
車で来る場合駐車スペースは林道終点手前に数台。 注:当日林道終点手前に5台停まっていたほか、終点の転回スペースにも2台駐車していたが、後者はできれば避けた方がよいように思う |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所 特になし トイレ なし |
写真
感想
ブランク期間前から使っている古い登山靴の防水性に疑問が出てきたので、残雪の山ではなく新緑と花のハイキング。県境を跨ぎ駅から直接登れる山の一つ、山形の甑岳へ。
村山駅から車道を歩き幕井コースに進む。しばらく未舗装でぐちゃぐちゃの林道を行く。林道終点から橋をわたると登山道。さてとカメラを取り出すと・・・メモリカードを忘れている。内蔵メモリも家族旅行の写真で残量なし。新緑と春の花を見に来たのに・・・写真は携帯頼み決定!
橋を渡り登山道に入ると今年初お目見えのニリンソウの群れが恨めしい。すぐに杉の植林帯に入り、これがしばらく続く。途中、風も特にないのにひっきりなしにギーギーなる樹に驚く。風で傾いだ樹が他の樹に倒れ掛かってこすれているようだ。30分弱で馬立沼分岐。沼を見下ろす土手の一角にカタクリの一群あり。沼は以外に大きいが特にきれいでもない。
登山道に戻り、倒木を乗り越えて進むと傾斜が緩み、右手側が自然林となり光景が変わる。林床にはカタクリがそこここに。さらに進むと完全に杉林を抜け、カタクリの小径となる。また、栗の実が一杯落ちている。この林は栗林なのか。林床には濃淡のピンクのカタクリにキクザキイチゲの白、青、スミレの紫が混じる。傾斜がなくなり稜線を望む平地状を進むと、突然左手の樹林が切れた一角があり付近は鳥がうるさいぐらいに鳴き交わしている。相変わらずの花の小径だが、特にキクザキイチゲの青がまぶしい。と、白いカタクリを発見!とりあえず携帯で。再び傾斜が出てくると今度はエンゴサクが(さすがに小さすぎて携帯では無理)。
稜線に出ると左へ折れる。道脇はまだカタクリ、スミレが続くが、何箇所か白いイカリソウが咲いている。登るにつれ展望も広がる。西が開けると葉山が大きい。東には舟形の山々、その南に二口が遠望できる。雪が現れるようになると徳内坂の表示、特に急坂ではない。頭上に雲が被ってきたためやや遠望が効きにくくなるが、直下の渓を隔てた897m峰が新緑を裂くように磨かれたスラブを見せているのが印象的だ。
頂上広場には雪はなく十数人が休んでいるが、そのまま三角点を目指す。道を倒木や倒れこんだ枝でふさがれ歩きにくい。鞍部付近は雪渓が稜線まで達しているので、雪渓上を迂回する方が歩き易い。三角点付近も雪原となっている。頂上広場に戻り、おにぎりをほうばりながら、携帯の写真を確認するがやはり気に入らない。ふと思いつき、デジカメをいじくると撮影済み画像をリサイズできる!撮影済み写真は支障ない程度まで画素数を落とし、内蔵メモリの空きを20枚分程稼ぎ出せた。当初は新山コースを下るつもりであったが、カメラが使える目途が立った途端、栗林の花の小径をもう一度見たくなり、往路を戻ることにした。
上部稜線で遠望を、下部稜線でイカリソウ、栗林の小径でカタクリ、キクザキイチゲ、エンゴサクなどを撮って満足して下り、登山道入口付近のニリンソウの純白の群生を撮ろうした時、「あ、カタクリの白花撮り忘れた。」
下山して、次の電車までの間にそばでも食べようと狙いをつけてた店は見つけられず、帰りの電車では切符をなくして二度払いになるなど最後までついてなかったが、花々はきれいでした。
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