白駒池〜中山まで Tさんの追悼登山
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 383m
- 下り
- 399m
コースタイム
途中、休憩多く、ゆっくりだったため、コースタイムは参考にならないので
カットさせていただきます。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
16:30白駒池駐車場〜石遊の湯〜21:00立川 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白駒池駐車場を出たところから、積雪有り、アイゼンがあったほうが、よいです。 |
写真
感想
今回は、先月、長い闘病の末に亡くなった、Tさんの大好きだった高見石からの
景色を見に、山歩きの会のメンバーとTさんの大学生の息子さんと娘さんと
いっしょに追悼登山の会でした。
お母さんのリュックや靴などで参加したTさんの娘さんの後姿にTさんが
重なり、何度もドッキリした。
”定年したら、高見石小屋のおばさんになりたい”と言っていたTさん。
その願いは、かなわなかったけれど、彼女がそういうのも、わかるなあと
思えるような素晴らしい360度の眺望が広がっていた。
そこに着くまで、こらえていた感情がおさえきれずに、涙があふれ、号泣して
しまった。他のメンバーはどうだったかは、わからないが、冷静になったときに
ああ〜やってしまった、大人として恥ずかしかった〜
みんな、静かに追悼していたのにね〜
高見石展望台からは、すぐ下に、さっきまでいた白駒池があり、地平線に
目をやれば、南、中央、北アルプス、八ヶ岳の雪をいただいた山々が、はっきりと見ることができた。
メンバーそれぞれが、景色の中に、Tさんを想い、しばし、彼女と対話し、
冥福を祈り、そして、いつか、また、そちらの世界で会おうと少しの間の
別れを告げていたに違いない。
高見石小屋の前で、息子さんとその友達は天狗岳を目指し、早めに出発された。
私たちはランチの後に、中山展望台を目指して、歩き始めた。
雪山もアイゼンをつけて歩くのも、はじめての体験だった。
最初は緊張したが、少し慣れると、木の根っこや石や岩が雪に覆われて
平面化され、サクサクとやわらかいところもあり、意外にも歩きやすかった。
そして、着いた中山の展望台からも素晴らしい景色をしばし堪能することが
できた。
東天狗岳と西天狗岳が目の前に大きく見えた。息子さんたちに聞こえるように
みんなでヤッホーと叫んでみた。
神様が味方してくれたのか、夕方まで、青空の下、遠くの山並みの景色を
楽しむことができた。
最後に娘さんが”皆さんのような良い仲間に囲まれて、楽しい山歩きが
たくさんできた母はいい人生だったと思います。”と、あいさつしてくれて、
なんて、いい娘さんを育てられたんだろうと、また、涙、涙・・・
の追悼登山となりました。
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