屋久島 荒川口から宮之浦岳,永田岳,花山歩道へ

2012年05月18日(金) ~ 2012年05月20日(日)

• GPS: 56:00
• 距離: 28.7km
• 登り: 1,851m
• 下り: 2,417m

コースタイム

18日：6:45荒川登山口−9:20トロッコ終点9:55出発−10:20ウィルソン株10:35出発−11:55縄文杉14:00出発−15:20新高塚小屋
19日：5:50小屋出発−9:05宮之浦岳山頂9:40出発−11:35永田岳13:20出発−14:10鹿の沢小屋
20日：8:00出発−12:40林道終点−14:20海

天候

18日：快晴、19日：晴れ、20日：雨

アクセス

利用交通機関：

バス

コース状況／危険箇所等

トイレは登山口と縄文杉までに二個所。あとは小屋になります。
水は基本どこの水も飲めるとのことです。トイレの側は避けた方がいいです。
新高塚小屋の水場は雨が少なかったせいか枯れ気味でした。
デッキの側の水場は煮沸した方がいいようなことが書いてありました
自己判断で生のまま飲んでも大丈夫でした。

登山届けは必ず行って下さいとのことです。
私は最初の宿に出して、下山後下山した旨、宿に電話しました。

登山道は縄文杉まではハイキングコース。
永田岳までは一般登山路です。その先はバリに近くなります。
初心者のみの入山は避けた方がいいです。
赤テープはありますのでしっかりおっていって下さい。
5分も歩いてなければ道間違いです。花山歩道では木が倒れて
登山道をふさいでいるところが何カ所もありました。

写真

出発です。

綺麗な青空

新緑が目に眩しいっす

もののけの森っぽい

雲がいい感じ

翁岳

倒れたみたい

ウィルソン株

お約束。撮るのに渋滞

龍神様

縄文杉

貸し切りです。

寝転んで撮った縄文杉

ヤクシマシャクナゲ

彩雲。

二日目：朝は晴れ

カニさん風

永田岳はかっこいいっす

宮之浦岳

いるかさん

歩いてきた道

永田岳から宮之浦岳

永田浜

ローソク岩

障子岳、実際はもっと綺麗

鹿の沢への下り

三日目：大雨で写真なし：海

感想

suezou

　　　　　　　　　−−−5／18−−−

屋久島は二度目ですが今回は山頂から永田浜へ降りて海に入るのが目標です。
最初は尾之間から登って海から海へと計画したのですが相棒が縄文杉は
はずせないとの強い希望があったので渋々、前回と同じ荒川口からの出発と
なりました。

鹿児島空港でバスに乗り換えて港まで昨年から高速船乗り場へのバスも出るようになり楽になりました。
本数は限られていますので時刻表で確かめて下さい。

安房から前回とはバスの時刻表が変わっていていました。
よく変わるらしく確認が必要です。
昨年から荒川口へは車が入れずシャトル便になりましたが
バスで行く人は乗り換えが必要な上、満席になるとまた30分後の次の便になるので不便になりました。
バスだけでも直行便にして欲しいですね。
チケットは前日買って下さいとは書いてありますが乗り場でも買えます。
￥850／片道

トイレと準備運動をしてトロッコ道を出発です。
天気は快晴。新緑が目に眩しすぎです。気持いい最高の気分です。

トロッコ道は順調に進みますが屋久杉が現れてくるとあちこちで渋滞します。
とにかくガイド付きの団体が多すぎです。何かある度に説明をして、各自写真を
取りますので大変です。はっきり言って、縄文杉までならガイドは不要です。
1人一万円近くも払うなら美味しいものとお土産に使った方がいいですね。

それほど苦も無く、縄文杉に到着。人が多すぎるので少し上にあるあずま屋で
コーヒーを沸かしてゆっくりとお茶します。
ほとんどが日帰りですのでバスの時間の関係上、1時半を過ぎると帰って行きます

ガイド付きの団体が二組ほど残っていましたが静かになりました。

若いガイドさんでしたが若い4人を連れていたのでせっかくですから
静かな屋久杉を見て貰いたくてこの時間まで粘っていたそうです。
下りは少し頑張りましょうと皆さんに言っていました。
客層によるいい状況判断だと思います。

さすがに二時前になると貸し切り状態になりました。
縄文杉の下で寝転んでいると言葉では言い表せないなにかを感じます。

縄文杉に感謝して新高塚小屋へ出発。
途中、ヤクシマシャクナゲも咲き始めていました。
着いたときはまだ余裕がありましたが夜にはほぼ満席になりました。
二階の一区画を取れたので快適に過ごせました。

途中、一個所トイレが増えていて、小屋のトイレも二つ増えていました。
増えた分は水洗になっていました。ただつまりやすいせいか着いたときは
二つともつまっていて酷い状況になっていました。

そばに棒と水があったのでつまりを取って綺麗にしておきましたが使った人が
すぐに綺麗にしておけばこんな状態にはならないのでその旨、張り紙をするなり
ペーパーは別にゴミ箱を作るなりしないとだめな状態です
夜はおおいびきの大合唱で閉口です。耳栓は必須ですね。

　　　　　　　　　−−−5／19−−−

今日は鹿の沢小屋までなので余裕があります。
少し遅めの出発です。

今日も天気は快晴。
森林限界を超えると永田岳がマジかっこいいです。
シャクナゲもかなり咲いていて素晴らしいです。
まだ早いと思っていたので嬉しい誤算でした。

宮之浦岳に着く頃は雲が増えてきましたがまだ晴れです。
出かけるときはまだ沢山小屋に残っていましたが私たちの後に
誰も登ってきません。縄文杉登山で小屋に泊まって宴会をしていた
ようです。おおいびきの犯人でしょうね。

永田岳へは鹿の沢小屋への分岐から岩を少し登れば着きます。
山を歩いていればそれほど危険はありません。
ほんと山頂からは永田浜が見えます。なんか昼前に出れば
着きそうな錯覚を覚える感じの近さです。

山頂は狭いので少し降りたところでゆっくりと昼食にしました。
永田岳から障子岳の景色はなかなか壮観です。登る価値有りです。
少し下るとローソク岩の展望地になります。

ここからの登山道はやはり歩かれていないので悪路となってきます。
テープはしっかりとあるので迷うことは無いです。
やはり時間に余裕を見た方がいいですね。
ちょっと疲れが出てきたところで小屋に着きました。
貸し切りだと思っていましたがだいぶ経って4人組がきて6人になりました。
1人初めて山に来たという人が混ざっていてかなり疲労していました。
林道終点にタクシーを待たせてあると行っていましたが淀川口からでも
この行程は山を歩いていない人には少し無理があります。

小屋はしっかりと作ってあって10人ぐらいまでは非常に快適です。
水場はそばにあって超美味です。トイレは1，2分ほど歩きますが足場は良くて
使いやすいです。それでも小屋の周りで用を足す人があって良識を疑います。
この距離ならトイレまで行って欲しいものです。

予報では翌日は曇りのち雨だとのことでしたが夜半から本降りになりました。

　　　　　　　　−−−5／20−−−

深夜から降り出した雨は止む気配は無く朝になっても本降りのままです。


永田岳で登ってきた若者に永田歩道の状況は聞いていましたが渡渉点も有り
道が悪く、時間もかかるようなので歩く時間が少し短く、林道が長い花山歩道を
降りることにしました。

悪天の場合は戻って淀川口に戻ることも考えていましたが風も強く、
稜線は危険と判断しました。
後で送って頂いたガイドさんに聞くと永田岳から宮之浦岳の稜線は
風の通り道で行かないで正解だと行っていました。

少し待てば弱まるかなぁと思いましたが変わらないので8時に出発しました。
テープはしっかりとあってしっかりと確認していけば登山道を外す心配は
ありません。ただ、全くの自然林ですので雨が降ると非常に歩きにくいです。

しかし、屋久島の森の本当の素晴らしさはこちらを歩かなければ体感は
出来ないかもしれません。植生がだんだん変わっていく様は素晴らしいの
一言です。

屋久杉らしい巨木もたくさんありますし、杉では無い巨木も当たり前のように
林立しています。天気のいい日にまたゆっくりと歩きたいです。

大雨で写真も全く撮れなかったせいもありましたが足場が悪かったわりには
ほぼコースタイムで降りてきました。赤岳日帰りが出来る方ならまったく
問題は無いです。

かなり気を使って歩いてので林道に着く頃にはぐったりでした。
座り込んでコーヒーでも沸かそうかと思っていたら相棒の叫びが・・・
足首付近に10数匹のヒルが張り付いて居るではありませんか。
スパッツに食いつくとなかなか取れない上、落としてもまた飛びついてきます。
踏んでもなかなかつぶれません。振り払って一目散に退散です。
今までの疲れが一気に吹っ飛びました。超まじきもいです。

林道を歩いていると相棒が止まって足を何かにかまれた言ってスパッツを
取ってみると靴下の上に奴が居て足から少し血が出ていました。
靴下の上からだったので助かりましたが危ないところでした。
再度、全部確認してから出発しましたがあちこちかゆくなって
ほんと生きた心地がしなかったです。

お陰で予定より早く林道を下って海に到着。
とりあえず山頂から海へを初体験しました。
降りてくると雨はすっかりあがっていました。

さて、これからが大変でした。
永田浜へ宿を取っていましたので迎えにきて貰おうとしましたが
ソフトバンクの携帯では通じません。
バスで行くと屋久島をほぼ一周しなければいけません。

ヒッチハイクをしようにも車もきません。
運良く車が来たのでドコモの携帯を借りようとしましたがここでは
全部通じないそうです。
いろいろと話している内にそれなら車で送って
あげるよと嬉しいお言葉を頂き、乗せて頂くことになりました。＼(^o^)／
地元のガイドさんで車道を歩いているときに気がついてくれたみたいで
戻ってきてくれた感じです。
大感謝ですね。

コメント

Y-chan

どんな人たち、、何でしょうね
suezouさん


せっかくの記録、危うく見逃しそうでした。
時間ができてフレンドの記録を見ていたら、、

屋久島、、ちょっとオーバーユースのようですね。

トイレがあっても、そこらへんで、、。
やはり常識、良識を疑います。

それにしてもヒルは、ぞっとしますね。

Y-chan

suezou

屋久島はお薦めですよ。
Y-chanさん、こんばんは。suezouです。
いつも、お声がけありがとうございます。

屋久島は行きましたか？
まだでしたら絶対にお薦めです。
一言では言えませんので予定が出来たらお話しします。

平日でもかなりの人出ですのでどうせ訪れるのなら
無理してでも週末は行かない方がいいです。
人を見に行くようですし、人が多いとかならず
変わり者が居ますので屋久島の魅力が半減です。

トイレは以前に比べると増えましたがまだ観光気分
で来る人も多く、避難小屋の意味が分かっていないですね。

ヒルは一応は警戒はしていたのですがそれ以外に
気を使っていて忘れていました。
思っていたよりも小さいのでほんとたちが悪いです。
早く気づいて良かったです。
山を歩いていてこんなぞっとしたのはそうはありませんよ。

来週からはまた花の八ヶ岳シリーズが始まります。
北岳も今年も行かれるといいですね。
では、また。

Naf

屋久島
suezouさん、こんにちは。

suezouさんは、最近何処に行ってるのかと覗いたらUPされてました。（Y-chanさん同様に、見逃しそうに）

屋久島は、凄く混んでると言うので躊躇してますが、
補って余り有るぐらい良いですね。ブームの後で、良いかなと思ってましたが、行きたくなりました。

ツクモグサ咲きましたね。

suezou

お声がけありがとうございます。
Nafさん、こんばんは。suezouです。
レポに目を通して頂いてありがとうございます。
歩いてはおりますが近場が多いのでレポはサボり
気味です・・・

ごさっしのとおり、屋久島は人気のスポットで
連休や週末は凄い人出です。
が、絶対に一度は訪れて欲しい場所です。
週末を外せれば縄文杉は多いですが縦走路は
それほど酷いことはないです。

時期的には梅雨入り前の５月か梅雨明け後の７月が
いい時期ですがGW明けがお薦めです。

ツクモグサも咲き始めましたね。
来週天気が良ければ見に行きたいとは思っていますが
週間予報はいまいちですね。
今年は見られるといいです。
では、また。