猛暑の比叡山を越えてそばを食す
- GPS
- 08:24
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,808m
- 下り
- 1,802m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:24
天候 | 晴れ,猛暑 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題なし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
2019年8月4日(日)に,酷暑の中,比叡山を越えて坂本の鶴㐂そばに行ってみた。あまりに暑くて,まじめに熱中症を心配しながら歩かないといけなかった。
2019年は7月の下旬まで梅雨があけず,湿気の多い日が続いていた。しかし,7月終わりに梅雨があけると,一気に気温があがって猛暑日が連続して訪れた。一週間前にも山に行こうと思ったけど,その時は暑さや体のだるさが取れなかったのでやめておいた。そこで,満を持して 8/4 に比叡山に行ってみた。しかし,なにか目的がほしいと思い,比叡山を越えて坂本の鶴㐂そばでお蕎麦を食べて帰ってくる,を目的にしてみた。
出発は暑さがましな早い時間と思っていたが,少し出遅れて7時過ぎに修学院駅に着いた。その時点では日差しはまだ言うほど痛くはなかったが,それでも気温はすでにまあまあ高くなっていた。修学院駅からアーケードを抜け,音羽川沿いに雲母坂入口の雲母橋を目指した。その辺りは可もなく不可もなく,という感じで雲母橋までたどり着いた。
そこから雲母坂を登ったが,その時点で汗が吹き出してきた。暑いので極力発熱を減らす意味でゆっくり登ったのだが,それでも汗が吹き出してきた。また,湿度が高いのか汗が止まらないのか,全然汗が乾く感じがなく,すぐにシャツはべしょべしょになってしまった。歩いていて,これはまじめな話,熱中症になりかねない,と思うぐらい暑かった。暑いとどんどん汗をかいて,血がどろどろになりそうだったので,できるだけ水分を摂るように心がけた。塩分などの電解質を摂るためにアクエリアスをたくさん飲んだ。でも,アクエリアスだけだと口の中が粘っこくなるし,と思って半分ぐらいは水を飲んでおいた。
雲母坂から比叡山に登るルートは概ね木陰を歩くので,日差しはさほど気にならなかった。しかし,風が通らないのでサウナの中にいるような感じで歩いていた。水飲対陣碑から上も状況はほぼ同じだった。結構木陰を歩くので日差しはいいけど,蒸し風呂状態,が続いた。当初,まずは延暦寺でお参りを,と思っていたが,とりあえず坂本まで行って鶴㐂そばでお蕎麦を食べることにした。スキー場跡地に出たところからはアスファルト道を上がってガーデンミュージアム比叡のそばに行ってもいいが,木陰が少なそうだったので,スキー場跡地を横断してつつじヶ丘の先の小さな石碑が並んでいるところから上に上がるルートを歩いた。小さな石碑のところからは大原や市原辺りがよく見え,いつも多くの登山者が休憩しているが,今回は誰もいなかった。やっぱり暑くて山に登る人は少ないみたい。歩いていても言うほど人に会わなかったし…。
ガーデンミュージアム比叡の駐車場前を通り,大比叡に着いたのは 9:18 だった。修学院駅から2時間ちょっと,雲母橋から1時間45分ほどだった。言うほど遅くないなぁ。極力止まらずに歩いたからかな?そこから坂本ケーブルの延暦寺駅を目指した。すると,大比叡の少し東にあった中継アンテナがなくなっていた…。中継局なくてもよくなったのかな?そこから延暦寺駅に向かって下り,延暦寺駅前から無動寺に下った。無動寺はお寺だが,すぐそばに辯才天があるので,参道には鳥居がある。不思議な空間かもしれない。無動寺からは無動寺谷を下り,坂本まで下りた。無動寺谷は風が通らないので,下っているのに汗だくになってしまった。いつもは下りは言うほど汗をかかないのに,やはり暑すぎたんだと思う。
坂本では目的地の鶴㐂そばを目指した。琵琶湖病院のそばから適当に歩いて行った。鶴㐂そばには10時半に着いたけど,少し並ばないといけなかった。でも,汗だくでシャツはべとべとだったので,外の影のところでシャツを脱いで,汗を拭いて,シャツを着替えておくのにいい時間だった。しかし,汗はなかなか引かず,お店に入っても,食べ終わっても汗は出続けていた。やっぱり体の芯まで熱くなっていたのかなぁ???鶴㐂そばでは,せっかくなので近江結味そば(おうみむすびそば)を食べた。結味そばは,3つの小ぶりの器にざる蕎麦が入っているが,1個は天ぷら,1個は湯葉,1個はおろしが載っている。一度にいろんな味が楽しめるおそばだった。今回は,帰りも比叡山を越えようと思っていたので,さらにざる蕎麦の小盛も頼んでしまった。食べすぎかな?
蕎麦屋を出たら,すぐに比叡山を目指した。帰りは比叡山の表参道を歩こうと考えた。表参道に行くには,日吉大社の鳥居まで行き,その左にある階段を登っていく。上り始めると,蕎麦屋で少し冷めた体がすぐに火照ってきた。その日二度目の登山になるので,足もだるさを感じたが,それよりも暑くてやばそう,という感じだった。そのためにいつもよりもゆっくりと登ることを心がけた。登り口から延暦寺会館までは1時間15分かかった。自分としては時間がかかったと思うが,意外と早く着いた気もする…。やっぱり途中あまり止まらなかったから,かな?
延暦寺では,修理中の根本中堂の中を見学してから,文殊楼のそばまで行ってみた。文殊楼も中に入れるみたいだったが,暑かったし,すごく疲れていたので今回はやめておいた。延暦寺では宗教サミットと称してイベントがあるみたいで,パイプ椅子が並べられていた。しかし,日向に置いてあったので,昼間になにかすると倒れる人が続出しそう,と思った。根本中堂前から坂を上り,阿弥陀堂前を通って山頂である大比叡を目指した。まあまあ登らないといけないが,ゆっくりなら足の筋肉は大丈夫だった。むしろ大変なのは暑さだった。それでもゆっくり登っていると気づくと山頂だった。
大比叡からは基本的に下りになり,いつもなら雲母橋まで止まらずに下れるのだが,その日は途中で休憩しないと下れなかった。やはり暑さで疲れたのかなぁ?なにせ体中の水分が汗でなくなっていそうだったので,いつもよりゆっくりめに下り,かつ,要所要所で休憩して足を休めながら下った。結局下りにかかったのは1時間10分ほどだった。途中10分近く休憩してるから,実質1時間で下ったことになる。…うーん,言うほど遅くないなぁ。なんでやろ?雲母橋から修学院の駅まではさらに20分ほどかかった。そこではできるだけ影を探しながら下った。午後になると日差しは痛いぐらいだったから。日陰になっているところは普通に歩いたが,日向は顔に日が当たらないようにしながら歩いた。元気なら出町柳まで歩くことも考えたが,あまりの暑さにやめておいた。そこで,修学院駅から叡電に乗ったが,来たのはきらら号だった。それが結構人が多かった。そこに汗だくで,汗臭いのに乗り込むのはなんか申し訳なかった。しかし,乗らないと帰られへんし…。仕方ないので,周りの人たちには我慢してもらうことにした。出町柳駅からは,自転車を駐輪場に置いておいたので,ちゃっちゃと帰ることができた。
そういえば,雲母坂を下り終わって修学院駅に向かっている時に,消防のヘリが雲母坂の辺りに来てホバリングしてた。もしかしたら登山者を救助してたのかなぁ??
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