光岳・聖岳周回～南ア屈指の稜線を独り占め～

2019年08月08日(木) ~ 2019年08月11日(日)

• GPS: 26:38
• 距離: 45.4km
• 登り: 4,882m
• 下り: 4,735m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:52
• 休憩: 0:55
• 合計: 10:47

距離 15.1km 登り 2,547m 下り 758m

4:54 芝沢ゲート
6:03 6:25 易老渡
7:39 7:40 面平
10:39 10:50 易老岳
11:53 三吉平
13:24 13:25 県営光岳小屋
15:09 15:29 光岳
15:41 県営光岳小屋

2日目

• 山行: 7:23
• 休憩: 1:10
• 合計: 8:33

距離 13.0km 登り 978m 下り 1,203m

4:53 県営光岳小屋
6:39 6:45 易老岳
8:05 9:04 希望峰
9:53 茶臼岳
11:35 11:40 上河内岳
12:16 南岳
13:20 聖平小屋分岐
13:26 聖平小屋

3日目

• 山行: 4:08
• 休憩: 0:36
• 合計: 4:44

距離 5.8km 登り 809m 下り 802m

4:49 聖平小屋
4:53 聖平小屋分岐
5:20 5:21 薊畑分岐
6:04 小聖岳
7:04 7:38 聖岳
8:30 小聖岳
9:13 9:14 薊畑分岐
9:30 聖平小屋分岐
9:33 聖平小屋

4日目

• 山行: 5:12
• 休憩: 0:02
• 合計: 5:14

距離 11.5km 登り 548m 下り 1,971m

4:49 聖平小屋
5:07 聖平小屋分岐
5:21 薊畑分岐
6:15 6:16 苔平
6:37 大木の広場
7:57 西沢渡
8:49 8:50 便ヶ島
9:10 易老渡
10:03 芝沢ゲート

西沢度～便ヶ島はGPSのログが取れませんでした。

天候

山行中ほぼ快晴☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

西沢渡から便ヶ島までに土砂の押し出し個所が何箇所かある。土砂をトラバースする際は注意が必要。

写真

8/7 21:56

山行前夜の諏訪湖SA。この時点の天気予報を加味し、行き先を光岳・聖岳に決めました。

8/8 4:53

5時前の芝沢ゲート。真ん中の列しか埋まっていません。

8/8 5:07

芝沢ゲートから易老渡へ。林道崩落の為、迂回路を進む。

8/8 6:03

光岳の登山口に着、橋を渡る。

8/8 7:32

まだ1400m。初日の寝不足、かつ暑さの中での2000mアップはこたえる。

8/8 10:37

なんとか易老岳に到着。なんとも無残な山頂。

8/8 12:02

易老岳から静高平までの登り返しも辛かった💦

8/8 12:39

高山植物を見て疲れを癒します。

8/8 12:53

静高平に着。

8/8 12:53

水が出ているので、満タンに汲んでいきます。ここの水が出ている時は、光小屋で水を分けてもらえません。

8/8 13:35

水が満タンになって、ザックの重さが振り出しに戻る。
光小屋が見えました！草原の中にある綺麗な小屋。

8/8 13:55

テント1番乗りでした。この日の小屋前のテン場は、三張り三人のみでした。

8/8 14:12

小屋の中でカップラーメンとビールを頂き、テラスから聖岳を望む。とても感じの良い小屋のご主人と奥様でした。

8/8 14:36

小屋の前にニッコウキスゲが咲いています。

8/8 15:31

山頂まで散歩。

8/8 15:31

こっちの道標の方が南南ぽい。

8/8 15:44

展望台から、アルプス最南の果ての森を眺める。緑が深くて吸い込まれそうです。

8/8 15:36

光石が見えました。疲れているので、行くのはやめておきましょう。

8/8 18:50

うっすら富士山が見えます。

8/8 18:54

怪しい雲です。案の定、夜中は雷showでした。光岳周辺は大丈夫でした。

8/9 5:08

2日目。富士と朝焼けと雲海。

8/9 5:08

ズーム。

8/9 5:31

2日目は聖平小屋まで。易老岳に戻る途中で見えた中央アルプスと雲海。

8/9 6:33

位置を変えて、またまた中央アルプス。後ろは御嶽山ですね。

8/9 6:33

恵那山？

8/9 7:37

易老岳を過ぎた辺りの稜線から光岳を望む。

8/9 7:50

聖岳と兎岳が見えてきました。あまりに気持ちが良いのでこの辺りで1泊延長を考えました。ただし携帯が圏外なので、コンパスで計画書の修正が出来ません。

8/9 8:37

またまた、富士山。雲がかかってますね。

8/9 8:38

茶臼岳？と思ったら仁田岳でした。どうやら道を間違えたようです。集落が見えたのでもしやと思ったら、電波（au）がありました。急いで計画書の再提出と家族へ連絡しました。この山行を通じてまともに通信が出来たのはここだけです。

8/9 9:25

茶臼岳への稜線へ戻ると、聖岳と右は上河内岳。ここから聖岳のことを心の中で聖ちゃんと呼び始めました（笑）

8/9 9:28

茶臼岳と富士山。

8/9 9:29

ダムが見えます。

8/9 9:48

振り返ると、光岳と通ってきた道。

8/9 9:55

茶臼岳の山頂が見えました。

8/9 10:00

茶臼岳着。

8/9 10:18

南アルプス屈指の稜線を独り占め。ここのルートでは、人とすれ違うことは稀でした。

8/9 10:22

しかしこのコース、アップダウンが厳しい💦

8/9 10:33

富士山が雲を纏っています。

8/9 10:49

上河内、遠いなあ〜。普通に日帰り登山並の遠さに見えてしまう。

8/9 11:30

真ん中に赤い屋根が。本日の目的地の聖平小屋です。

8/9 11:30

上河内岳へ登る急坂。汗ダラダラです。

8/9 11:36

200名山、上河内岳。眺望もサイコー！

8/9 12:12

聖平小屋へ向かう途中のお花畑。

8/9 12:14

お花畑周辺は、道が狭いので注意です。

8/9 12:28

切れ落ちています。

8/9 12:32

荒川前岳付近の大崩壊を思い出させる痩せ尾根。

8/9 13:20

聖平小屋への分岐に到着。docomoは繋がるスポットがあるようです。

8/9 13:23

聖平小屋に着。テントを張って、カップラーメンとビールを頂きました。

8/9 15:04

凄く綺麗な小屋です。水場はあるし、なんとトイレは水洗です。2泊する価値有りです。

8/10 5:24

3日目。本日は聖ちゃんへのアタック。

8/10 5:33

昨日通って来た道。

8/10 5:33

長いので、1枚に収まりません。

8/10 5:50

聖ちゃんのお目見えです。気品があります。

8/10 5:58

上河内岳。

8/10 6:10

聖ちゃんも時には荒々しい姿を見せる。

8/10 6:13

どーん。

8/10 6:13

兎岳。これは聖ちゃんの飼い兎か？！

8/10 6:19

富士山と太陽。

8/10 6:19

必ずズームでも撮ります。

8/10 6:20

向こうには山が無いので、愛知の方ですかね。

8/10 6:22

本当に聖という漢字が似合います。

8/10 6:26

ここから本格的な登りになります。

8/10 6:32

緑の痩せ尾根。

8/10 7:24

ザレ場の急登を登って山頂に着。

8/10 7:24

新しい？方の道標。

8/10 7:25

赤石岳と左奥は仙丈ヶ岳。

8/10 7:25

北アルプス。

8/10 7:49

今度は北アルプスをズーム。

8/10 7:25

中央アルプス。

8/10 7:29

御嶽山の奥に白山が見えます。

8/10 7:44

秩父の山並みでしょうか？

8/10 7:48

そして、ここでも富士山。

8/10 7:48

はいっ！ 縞富士がなんとも幻想的。

8/10 7:50

光岳も。

8/10 7:34

聖ちゃんと記念写真。

8/10 7:48

奥聖は諦めましょう。聖ちゃんと赤石君に別れを告げて下山します。

8/10 8:14

狭くて切れ落ちている個所もあるので、ゆっくり下ります。

8/10 8:37

岩の隙間に咲いています。

8/10 8:59

行きとはまた違う表情と色合い。

8/10 9:14

西沢渡方面との分岐。当初は3日目にここにザックを置いてアタックして、下山する予定でした。

8/10 9:27

お花畑と上河内岳。

8/10 9:51

聖平小屋に戻ります。

8/10 9:34

まだ10時前なので、テント場は静寂に包まれています。せせらぎの音、鳥のさえずりと、時折山小屋の従業員の方の和気合いとした会話が聞こえます。小屋の中でカレーとビールを頂きました。

8/11 5:42

4日目。芝沢ゲートに向かって下山します。
しばらくは倒木との闘いです。

8/11 6:58

ロープを伝ってトラバースする個所が何箇所かあります。

8/11 8:00

渡渉？登山靴を脱いで渡るレベルです。

8/11 8:02

と思ったら橋がかけてありました。

8/11 7:59

増水時は荷物用のゴンドラが使えるとガイドブックに書いてありましたが、使い方が分かりませんでした。

8/11 8:07

西沢渡から便ヶ島までは、土砂の押し出している個所が何箇所もあります。

8/11 8:31

ここがこの山行で1番気を使いました。

8/11 8:46

聖光小屋。、今は休業中です。

8/11 9:08

易老渡に着きました。

8/11 10:04

そして芝沢ゲートに戻り、今回の長い山旅の終了です。

撮影機器：

NEX-3N SONY

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル(食器) 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ（シュラフカバー） 嗜好品 ビニール袋 眼鏡（予備） コンタクトレンズ 歯ブラシ 充電器 バンダナ ポケットティッシュ ラジオ

備考

山行時の水消費量
1日目:2.5リットル
2日目:2リットル
3日目、4日目:1リットル

感想

EiteeeeN

今年の夏山は当初五竜岳から鹿島槍ヶ岳を縦走する予定でした。しかし、直前までの天気予報では北信の天気が微妙だった為、第2候補として天気が安定していそうな南信・静岡のこの山域を調査していました。結局最終的に決めたのは、行きの諏訪湖サービスエリアでした。結果的には白馬の方も好天だったようですが、今回普段ではあまり行けない山域に行け、そして大展望の山旅が出来た事に大満足です。また、山中では、色々な方と山談義をさせて頂き本当に楽しかったです。やっぱり南アルプス、特に南の方は玄人の集まる場所なんですね。

コメント

kojicoon

南アルプスはゆったりしていていいですね！
こんにちは ８１１６さん！
今回は光岳と聖岳でしたか。4日間たっぷりと素晴らしい景色に堪能されたのではないでしょうか。富士山、北アルプス、中央アルプスとお天気も良く最高でしたね。この時期は賑やかすぎる北アルプスと違ってゆったりゆっくりできますね。もう何年も前ですが、私の場合は薙畑ダムから二日間で聖岳登山口から聖岳、上河内岳、光岳、茶臼岳で薙畑ダムに戻ってきたのですが、懐かしく拝見させていただきました。二日目は自分の山行史上最長の14時間半歩きましたので想い出深い山域です。
南アルプスは山容が大きく見えててもなかなか到着しない感じがしますが登り甲斐があってまた格別ですね。
まだまだ暑い日が続きますが、また山行を楽しみにしています。
お疲れ様でした！

EiteeeeN

Re: 南アルプスはゆったりしていていいですね！
kojicoonさん

こんにちは。世間が夏休みに入る前にフライグスタートを切れた事で、本当にゆったりと静かな山行を味わう事ができました。光と聖の山頂に向かうルート以外は、人に会う事も稀でした。易老渡以外の登山口から周回しようとすると、稜線までの登りが二回必要になり、それを2日間で完歩というのは、本当に大変だったと推測されます。易老渡からのアクセスは困難極まりないので、もう来なくて良いと思うと少しほっとします。次回来る事があるとしたら、東側からのアクセスになると思います。
お盆が過ぎると山の上はすっかり秋になりますね。また良い季節になると思いますので、また違った楽しみがありますね。
お疲れ様でした。