上ノ廊下（黒部ダム〜薬師沢小屋〜雲ノ平〜野口五郎〜七倉）

2019年08月17日(土) ~ 2019年08月21日(水)

• GPS: 104:00
• 距離: 49.7km
• 登り: 2,799m
• 下り: 2,967m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:25
• 休憩: 0:24
• 合計: 5:49

8:20 黒部ダム
8:49 0:00 ロッジくろよん
11:36 12:00 平ノ渡場・仮設
14:09 奥黒部ヒュッテ(東沢出合)

2日目

• 山行: 6:59
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:59

5:17 奥黒部ヒュッテ(東沢出合)
7:05 0:00 下の黒ビンガ
8:06 0:00 口元ノタル沢出会
11:52 0:00 中ノタル沢出合
12:16 0:00 上の黒ビンガ
12:16 金作谷

3日目

• 山行: 10:33
• 休憩: 0:00
• 合計: 10:33

5:13 金作谷
9:49 0:00 立石(岩苔小谷出合)
11:10 0:00 立石奇岩
13:39 0:00 黒部本流・Ｂ沢合流地点
15:46 薬師沢小屋

4日目

• 山行: 7:49
• 休憩: 1:35
• 合計: 9:24

5:14 薬師沢小屋
7:04 7:21 アラスカ庭園
8:00 8:13 雲ノ平山荘
9:33 0:00 祖父岳
10:16 0:00 岩苔乗越
11:05 12:10 水晶小屋
12:38 0:00 東沢乗越
13:46 0:00 真砂岳分岐
14:38 野口五郎小屋

5日目

• 山行: 4:52
• 休憩: 0:26
• 合計: 5:18

5:46 野口五郎小屋
7:50 8:16 烏帽子小屋
9:00 0:00 三角点
10:36 0:00 ブナ立尾根取付
11:04 高瀬ダム

天候

8/17　晴れ
8/18　晴れ一時雨
8/19　晴れのち雨
8/20　雨
8/21　雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

七倉に車を一台デポし、もう一台で扇沢へ。

写真

8/17 4:59

七倉に一台デポ。

8/17 7:06

扇沢。上の無料駐車場は満車。下の段は空きがありました。

8/17 8:01

電気バス元年。車体のつくりが変わって、フロントガラス目の前のいい席が無くなってしまった。

8/17 8:22

ダム歩きは久々。

8/17 8:34

ガルベ乗り場を過ぎると橋。

8/17 8:43

舗装道。

8/17 8:48

まずはロッジくろよん。

8/17 9:21

8/17 10:42

ダム沿い歩き。単調で飽きる…。

8/17 10:48

木階段のアップダウン。

8/17 10:49

萎え〜〜

8/17 11:02

ちょい崩落箇所あり。

8/17 11:10

8/17 11:57

平の渡場。

8/17 12:03

関電職員による運航で、「平ノ小屋の主人が運転するときよりずっと速い！」とizshun感激（笑）

8/17 12:09

下船。

8/17 12:20

対岸に移るとアスレチック度は更に増す。でも以前通ったときより落ち着いてた。

8/17 12:40

8/17 12:40

水綺麗♪

8/17 12:59

登って〜、

8/17 13:28

下りて〜、

8/17 13:33

また登る〜

8/17 13:39

撫子さん。

8/17 13:58

平らになってホッ。ここまで来れば奥黒部ヒュッテはもうすぐ。

8/17 14:04

東沢を渡って、

8/17 14:10

到着！

8/17 14:21

ビールビール！

8/17 16:37

ぷはーー。

8/17 17:02

少し昼寝して、晩飯。

8/17 17:02

この日は3張り。快適に過ごせました。

8/18 3:31

いよいよ入渓日。ハヤシメシ＋餅。

8/18 5:19

テン場から続く踏み跡を辿る。

8/18 5:20

まずは東沢沿いを少し歩く。

8/18 5:29

黒部川本流に出ました。早速渡渉！

8/18 5:34

どきどき。

8/18 5:36

導入はゆったりと広い。

8/18 5:42

なんか印あり。

8/18 5:43

お月様と北薬師？アルプスの懐にいるんだなあと実感。

8/18 6:02

8/18 6:14

8/18 6:17

8/18 6:24

8/18 6:30

8/18 6:37

8/18 6:44

なんて透明な水なんだろう。

8/18 6:45

冷たいのが玉に瑕。

8/18 6:51

8/18 6:58

核心部、下ノ黒ビンガが近付く。

8/18 7:03

いよいよ・・・

8/18 7:05

突入！泳ぎ覚悟だったが腰程度で歩けた。

8/18 7:05

8/18 7:06

写真に収まりきらないほどの深い谷。

8/18 7:08

8/18 7:10

8/18 7:15

8/18 7:16

8/18 7:22

穴。

8/18 7:23

8/18 7:27

日なたで休憩。第一の難所は突破できた模様。きっと水量は少ないんだろう。

8/18 7:50

8/18 7:51

枝沢がいちいちキレイ。赤木沢ちっく。

8/18 7:52

渡渉は続くよどこまでも。

8/18 7:55

ガシガシ。

8/18 7:56

さっきの滝を対岸から。

8/18 7:58

よさげなテン場。

8/18 8:00

綺麗な水のおかげで足元が見えるのがありがたい。

8/18 8:02

8/18 8:07

口元ノタル沢出合。この先はまた薄暗いゴルジュに突入だ。

8/18 8:06

向かいの枝沢は雪渓が残る。

8/18 8:15

右岸（口元ノタル沢側）に渡っとく。

8/18 8:21

8/18 8:28

8/18 8:29

いよいよ泳がねばならぬ時が来た…。

8/18 8:41

izshun、行きまーす！

8/18 8:43

無事岩に上がる。30mロープの残りあとちょっとでした。

8/18 8:45

yokoは引っ張られながら泳ぐ。顔に水がかかるとアップアップ。

8/18 8:49

激しく泡立つ水流の中を見極めて慎重に渡って行く。

8/18 8:50

非常におっかない。

8/18 9:01

このあとバランス崩し左後方へと流れに飲まれる！ロープ繋がってたおかげですぐ下の別の岩に這い上がり復帰できたが焦った〜。。。今回水量は少ない方だと思うけど、こういう一瞬のミスや油断で事故は起こるんだなーと思った。

8/18 9:09

お陰様でずぶ濡れで体重く＆傷心につき足の踏ん張りきかずヨボヨボ…。

8/18 9:10

8/18 9:19

びびっちゃって念の為またロープ。

8/18 9:42

日向で休憩。テルモスのお湯で心身を癒す。

8/18 9:57

気を取り直して出発するも早々にまた浸かる…

8/18 9:57

ひ〜。

8/18 10:00

へつったり巻いたりも。

8/18 10:08

日差しは偉大！

8/18 10:10

ここもよさげなテン場。

8/18 10:26

北薬師〜スゴあたりの稜線！？ザ・夏山ですねぇ。

8/18 10:33

落石おっかないので足早に通過。

8/18 10:35

8/18 10:38

8/18 10:45

広河原っぽくなってきました。

8/18 10:52

開けるとホッとする。

8/18 10:56

薬師岳稜線カッコイイ〜。

8/18 11:00

「北アルプスの沢」を感じます！

8/18 11:07

幕営できそうな丘。

8/18 11:14

休憩〜。

8/18 11:53

スゴ沢かな？

8/18 11:56

8/18 11:57

8/18 11:59

大岩壁が迫る。上の黒ビンガが近付いてきた。

8/18 12:04

8/18 12:07

8/18 12:10

8/18 12:13

ゴルジュ帯になっていく。

8/18 12:16

8/18 12:16

高い高ーい。

8/18 12:21

8/18 12:25

美しき峡谷。

8/18 12:29

きれいな滝。

8/18 12:29

8/18 12:33

8/18 12:35

8/18 12:35

黒部感たっぷり。

8/18 12:36

水綺麗〜♪

8/18 12:46

8/18 13:01

上の黒ビンガ、無事抜けたかな？

8/18 13:03

振り向くと綺麗な滝があった。

8/18 13:05

8/18 13:15

幕営候補地の金作谷が見えてきた。まだ雪が大量に残っている。今いるここも適地だが、もっと先にもあるかなあ？

8/18 13:15

ドローンに偵察に行かせたところ、金作谷出合の右岸にも適地があったが、雪渓から風が吹き下ろしてきて寒そうなのでやめた。ここに張りまーす。

8/18 14:54

持参ビールで乾杯。

8/18 14:55

「黒部の岩魚」とやらに興味津々のizshun、一応道具は揃えてみたがド素人に釣れるだろうか。。。この後予報に無い雨が降り始め一時撤収〜〜。

8/18 17:59

昼寝して待つ。止んでよかった。沢は増水せずに済んだ。

8/18 18:05

2回戦！

8/18 18:35

マシュマロ焼いて待つ。…結局釣れませんでした。

8/18 18:53

石焼きウィンナーも♪

8/18 19:03

色々のっけ丼。

8/18 20:36

星は出てるけど明日は崩れる予報。沢中でもう一泊を予定してたけど、状況次第で薬師沢小屋泊にするかもしれない。

8/19 3:29

3日目。朝ご飯はお茶漬け。

8/19 5:13

快適テン場でした。

8/19 5:16

朝イチで渡渉…。焚火で乾いた衣服も一瞬でビショビショに。

8/19 5:29

ドローンで見た金作谷正面の適地。奥に水が流れており本流まで汲みに降りなくていいのは楽かも。

8/19 5:30

でもやはり雪渓風が冷たかった。冷気でもや〜んとしてる。

8/19 5:34

金作谷と薬師岳（北薬師岳？）雪渓はかなりある。

8/19 5:38

かっちょいいー。今のところ天気は良さそう。

8/19 5:43

金作谷を過ぎるといきなりゴルジュ地帯に突入。

8/19 5:48

じゃぶじゃぶ。

8/19 5:48

まだ5時台。日が差し込む前の渡渉は寒い。。。

8/19 5:51

8/19 5:51

泳ぎが必要そうな淵が近付いてきた。

8/19 5:52

水はチョ〜綺麗！

8/19 5:52

きっとイワナいるんだろうな〜

8/19 5:57

左岸を進んでみる。胸まで浸かる！ちべたい〜〜！

8/19 6:02

この先ダメそうなので、対岸に渡ることにする。JUMP！

8/19 6:03

＆ SWIM！

8/19 6:04

ドナドナ〜〜。

8/19 6:20

まだ泳ぐ。

8/19 6:23

30mロープを持って来たが、この場所は30mいっぱいだった。水量の多い時は足りないかも知れない...

8/19 6:24

続いてドナドナyoko。

8/19 6:29

まだまだ泳ぐ。

8/19 6:30

斜め下流にたどり着く。少し歩いて、

8/19 6:32

yokoは直線的に上流から引っ張ってもらう。

8/19 6:49

朝っぱらから泳ぎまくりじゃ。早く日よ当たれ〜〜

8/19 7:11

8/19 7:20

8/19 7:27

幕営跡あり。

8/19 7:28

1692の谷かな？

8/19 7:33

8/19 7:38

8/19 7:39

8/19 7:39

8/19 7:49

8/19 7:50

綺麗な淵。

8/19 7:54

左岸沿いを諦めて少し戻って右岸に移る。

8/19 7:54

8/19 8:01

まあ結局、泳がねばならぬようだ。

8/19 8:08

空身で行ってみて、よさげな所で上がってyokoとザックを一緒に引っ張る作戦。

8/19 8:08

行ってら！

8/19 8:09

あそこを回り込んだところで無事上がれました。

8/19 8:16

完全に水に浸かってドンブラコしたizshunのザック。重そう。

8/19 8:17

さ・む・い！

8/19 8:20

8/19 8:22

太陽〜♪

8/19 8:25

無駄に登って、

8/19 8:46

無駄に懸垂。泳いだほうが断然早かった。

8/19 8:48

草間彌生ちっくな模様入り。下りた日なたで休憩。

8/19 9:20

8/19 9:24

曲がり角。

8/19 9:31

8/19 9:31

8/19 9:35

赤牛沢出合に到着。確かに岩が赤い。

8/19 9:35

岩に腰かけて滝を見上げるizshun。

8/19 9:40

8/19 9:45

まもなく立石。雲が多くなってきたな...

8/19 9:48

立石（岩苔小谷出合）。この辺りは広くて幕営適地とのこと。

8/19 9:49

出合を正面から。右奥が適地のようだ。

8/19 9:53

よさげなテン場がいくつもあった。

8/19 9:56

これまた綺麗な淵！通称大プール。

8/19 10:01

ここは泳がずに行けるらしい。

8/19 10:01

透明度すばらしい！

8/19 10:03

飛び込みたくなるような素晴らしい淵だけど、水は冷たいし曇ってきたし出来るだけ服を濡らしたくない気分。

8/19 10:16

へばりつきながら巻き。支点もあった。

8/19 10:23

微妙な草付きを巻いて再び沢に戻る。

8/19 10:24

くくく、熊さん！？

8/19 10:26

高い場所を歩いて行ける。

8/19 10:28

狭い谷が続くけど泳がずに進んでいける。

8/19 10:33

微妙なジャンプを要する渡渉。空身でジャンプしたyokoのザックを運ぶizshun。

8/19 10:42

左岸を高巻く。巻道は踏み跡が分かりやすく残っていた。

8/19 10:45

もうそろそろ谷が開けてきそうだ。

8/19 11:00

相変わらず渡渉を繰り返す。

8/19 11:02

おや！池ノ平にあるモリブデン鋼にそっくり！

8/19 11:05

薬師岳東南尾根に繋がる谷を横切る。

8/19 11:10

見えた！立石奇岩！！

8/19 11:15

にょっきっき。ここを抜けると核心は終わり、ヴィクトリーロードになるらしい。

8/19 11:46

雨が降る前に休憩。

8/19 11:55

天気も怪しいし、今日は幕営せずに薬師沢小屋を目指します。

8/19 12:12

渡渉、渡渉、渡渉…何十回渡渉したことか。ポツポツと降り出してきた。

8/19 12:32

一時は雨足が強まる。増水の恐怖感を微かに感じつつ先を急ぐ。

8/19 12:32

雨がしっかり写るほどの雨。

8/19 12:47

8/19 13:06

大東新道はもう少し先。まだ増水しないでね。

8/19 13:13

ここの渡渉は思った以上に水勢が強く、スクラムでギリギリ渡った。

8/19 13:20

右岸にいれば大東新道にエスケープできるけど、左岸にいると薬師岳まで登らなくてはいけないような位置関係なので、ここで増水は勘弁。

8/19 13:29

大岩の巻き。こんなのが上から降ってきた訳！？

8/19 13:30

この岩が出てくれば大東新道はもう近い。

8/19 13:39

大東新道が見えた！でも、すぐには渡れない位置関係。

8/19 13:41

岸壁をへつって行くと懸垂支点が現れた。

8/19 13:46

残置にロープを通し、落ち着いて懸垂下降。

8/19 13:47

気を緩めずに！

8/19 14:02

無事、増水前に最後の渡渉をして大東新道に乗りました。

8/19 14:20

でも小屋はまだ遠い〜〜。

8/19 14:37

あ、イワナいたーーー！

8/19 14:44

時間に余裕はありそうなので釣り糸を垂らしてみる。しばらくするとizshunのグローブがプカプカ水に浮いている。「グローブ浮いてるよ〜？」と言うと「え！？」と驚き振り返るizshun。岩の上に置いたはずのザックや道具がいつの間にか水に浮いている！！気付かぬうちに急激に増水していた。雨はしばらく前に止んでいたけど...油断していた。慌てて撤収！

8/19 15:03

もう渡渉は無く登山道歩きになるのでセーフであった。

8/19 15:20

さっきまでどこでも徒渉できそうな水量だったけど、あっと言う間にどこも渡れない状況に一変！

8/19 15:34

黒部川の恐ろしさを感じつつ、登山道を進む。ありがたや。

8/19 15:37

見えたー！思い描いていた晴天のゴールではなかったけど、上ノ廊下を無事突破できたぁ！

8/19 15:40

水がすっかり濁って緑色の流れに。

8/19 15:48

無事到着！やったー！今日は小屋に素泊まりして、明日は奥ノ廊下に行く予定。

8/19 18:24

でも天気予報を見てガーーン。。。
事前の予報では明日以降、降水確率0％の晴れマークだったのに、完全に雨予報に変わってた。

8/19 18:40

奥ノ廊下は諦め、雲ノ平経由で縦走路にて七倉へと下ることになるかな。夕飯はパスタでした。

8/20 3:55

餅入りカレーメシとわかめスープでおはようさん。

8/20 5:03

階段の昇り降りは手すり必須でしたw

8/20 5:03

濡れたものもだいたい乾かせたし、お世話になりました。

8/20 5:10

昨日よりは落ち着いているように見える。あーあ、奥ノ廊下まで繋げたかったが仕方ない。

8/20 5:19

急登のはじまり〜。

8/20 6:03

8/20 6:46

登り切った！

8/20 7:04

休憩〜。せっかく雲ノ平を歩いてるのに、こんな天気で勿体ない。。。

8/20 7:28

風はひんやり。半袖だと寒い。

8/20 7:44

奥日本庭園だそうで。

8/20 7:50

祖母岳分岐。

8/20 7:50

チングルマの果穂。

8/20 7:58

山荘で休ませてもらおう。

8/20 8:13

土間で雨具を着させてもらい、出発。

8/20 8:27

テン場分岐。

8/20 8:31

降るねえ。

8/20 9:04

祖父岳分岐でオコジョ！

カメラ目線？

8/20 9:08

木道の下に隠れ込んだっきり行方不明。では登りましょう。

8/20 9:33

お腹もすいてきてここの登りがきつかった…休める状況でもないので先へ。

8/20 10:16

そこのハイマツの陰で風をしのいで小休止。半袖に直接雨具は冷たくペタペタするので一枚着込む。

8/20 10:27

稜線に出ると…

8/20 10:50

風強し！横〜上に降る雨を久々に見た。そして水晶小屋に回り込む直前の西斜面が特に暴風！雨粒が顔に体に叩きつけ痛いっつーの。雹じゃないかと思うような攻撃力。

8/20 11:05

小屋に避難！「どうぞどうぞ、休んでって下さい」と温かく迎えてくれました。乾いた服に着替え、ホットココアを買って暖を取る。テルモスのお湯は作って来なかったが沢中よりも今日のほうが需要度高し！

8/20 12:13

小一時間ほど様子を見て、取り敢えず出発。

8/20 12:38

東沢乗越。

8/20 13:08

8/20 13:35

野口五郎岳見えた。

8/20 13:46

竹村新道分岐。

8/20 13:54

五郎池。

8/20 14:01

お、槍！さっきまで雲の中にいたが強風で雲が流されたか？

8/20 14:09

この辺りから風が豹変！！厳冬期でも経験したことのないような猛烈な風！！

8/20 14:11

身をかがめて傾けながら必死で歩く。ザックが重いおかげでよろめきながらも飛ばされずに済んでいるのか、はたまたデカザックだから風を受けやすくてよろめくのか。。。

8/20 14:33

もちろん山頂はスルーで小屋へ！「あと770m」からが長かった。。。

8/20 14:36

東斜面に入って小屋のすぐ近くに来てもまだまだ吹き荒れる風。

8/20 14:38

烏帽子小屋まで行けばテント泊料金で済むが、心折れて本日はここで終了。着替えてあったかいもの食べて布団にくるまるがなんだか寒い。

8/20 15:56

夕方になると青空が出てきた。相変わらず風は強いが。餓鬼岳、唐沢岳。

8/20 15:57

燕岳稜線。

8/20 15:57

大天井岳、牛首。

8/20 18:19

色々のっけ丼その2。おなかいっぱいになってようやく体もぽかぽか。

8/21 4:38

最終日。

8/21 5:43

自炊は我々だけとのことで、濡れ濡れシミシミのザックもこちらに置かせてもらうことができました。

8/21 5:57

今日はまあ普通の強風。

8/21 6:29

稜線／お花畑分岐。もちろん風を避けてお花畑へ。

8/21 6:41

お花はちらほら残っていた。ヨツバシオガマかな？

8/21 6:48

8/21 6:56

8/21 7:02

標識埋まる冬だったらこりゃまっすぐ行っちゃいそうだな。

8/21 7:12

コマクサも終盤ながら残ってました。

8/21 7:16

8/21 7:17

烏帽子岳チラリ。

8/21 7:45

テン場。

8/21 7:48

ウサギギク。

8/21 7:49

野口五郎小屋とお揃いの青い屋根♪

8/21 7:50

ワタシも青でお揃いヨ♪

8/21 7:57

今日はお湯を沸かしてきたので、温かい飲み物で休憩。noriさんのアジア土産のコーヒーが甘くて美味しかった♪

8/21 8:16

以前10までだと思い込んで「まだあんの！？」とガッカリした経験あり。

8/21 9:01

12分の4。

8/21 9:30

6のところで少し雨足強まり雨具を着直すが、結果的には不要であった。

8/21 10:36

サウナスーツ状態。暑くてフラフラ。沢の水で生き返る。

8/21 10:45

濁沢の橋は無事でした。

8/21 10:55

8/21 11:04

トンネル抜けてダムに着。タクシー七倉まで2100円也。

8/21 11:24

後半修行で濃い5日間だった！当初の計画通りにはいかなかったけど、上ノ廊下を歩けたことは価値ある経験となりました！

撮影機器：

NIKON 1 AW1 NIKON CORPORATION

PENTAX K-3 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

iPhone XR Apple

RICOH WG-5 GPS RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

yokowv

「カミノロウカ」。
その響きには学生の頃から憧れがあった。
でも沢はメインでやっていなかったし、熟練者しか立ち入ってはいけないところで憧れで終わる所なのだろうと思っていた。
が、まさかアラフォーにして上ノ廊下を歩く日が来ようとは！

変態izshunプロデュース、今回の変態山行プランは・・・

「上ノ廊下〜奥ノ廊下〜伊藤新道」！

扇沢から黒部ダム入りし、奥黒部ヒュッテから上ノ廊下へ入渓。
薬師沢小屋で終わらず奥ノ廊下へと繋げ、黒部川の源頭を経て鷲羽岳へと登る。
さらに三俣山荘から伊藤新道を下り高瀬ダムへ下山の4泊5日。

この夏、晴天が続くチャンスをずっと狙っていたのだがいい時に限って外せない予定が入っていたりしてもう8月も半ば過ぎ・・・うかうかしてると寒くなってしまう。
予定と予報とのにらめっこで、どうにかここなら！と台風10号明けのタイミングで挑戦することとなった。

登攀的な要素は少なく、渡渉と泳ぎが鍵となる黒部川遡行。
これまで経験してきた沢では敬遠するような深さや勢いの流れにも、当然のように突き進んで行かなくてはならない。
渡渉すべきポイントで、実際どのラインに足を置いていくのか。どのラインを泳いでいくのか。
izshunの野生の勘というか観察力を頼りに水流に挑んで行く。
時にはスクラム汲んだり手を繋いだりとお互いを支え合いながらでないと流れに負けそうになる。
滝の登攀で感じるような高度感への恐怖・墜落の恐怖とは違う、水そのものへの恐怖感をたっぷりと味わった。
実際ヒヤリハットな場面が一度あり、「このままぐるぐると渦巻いて溺れるのか！？ロープで繋がってはいるけど支えてるizshunも共倒れしないだろうか！？」と一瞬の間に頭をよぎった。
全体としては、好天のおかげで水量も多くなく、濡れても日差しですぐに温まる事ができ、核心部とされるいくつかのゴルジュ帯もスムーズに通過することができた。

数日前まではお盆休みだったので、その時は何パーティも入渓していたそうだが今回は我々のみ。普段は貸し切りを喜ぶところだが、場所が場所なだけに先行者が居て欲しくもあった。

天気予報が入山前とガラリと変わってしまい、奥ノ廊下と伊藤新道はお預けとなってしまったのが残念だが、転進した縦走路ではえげつない暴風に晒され修行となり、なんだかんだで濃い5日間。

夫婦二人で挑んだ上ノ廊下、手取り足取り歩みを進め絆も深まり、よき夏の思い出となりました。

コメント

maroeri

お疲れ様でした！
北アルプス無補給大縦走の頃からファンになり.Youtubeもお気に入りにさせて頂いてます。
レコ拝見して、夫婦になったんだーって思いました←以前から夫婦だったらスミマセン。

ほぼ同時期に、私も薬師岳辺りにおりまして、念願だった赤木沢を歩いていました。こちらも貸し切りでした。
天気予報が大きく変わってしまって残念でした。なんであそこまで予報が変わるのかと…

これからも、冒険的山行をご夫婦で楽しんでくださいね(^^)v

izshun

Re: お疲れ様でした！
maroeriさんコメントありがとうございます。
大縦走の記録やYoutubeも見て下さっているとの事、ありがとうございます(^^)
下手の横好きではありますが、少しでも山の魅力や楽しさが伝われば...と思って続けています。

はい、結婚したんです！
2年ほど前に...(^^;)
最近は一人で山に登ることは減りましたが、相方がストレスなく付いてきてくれる体力を持ち合わせている人で良かったです。（時には付いていけなくなる場面も...^^;）

薬師岳・赤木沢にいたんですね！
18日と19日前半は上ノ廊下からも綺麗に薬師岳の稜線が見えていましたが、その後はサッパリ(*_*;
薬師沢小屋からの稜線は極めて厳しい暴風雨でしたが、そんな状況でも結構歩いている人がいるのに驚きました。きっとみんな騙されて登ってきちゃった人だったんですね。
最近の天気予報は1日の間に、晴れ→雨→晴れ→曇り...などと変わったりする事もあり、「そんな予報だったら僕でも出来るぞ！」って思っちゃいます(笑)

これからは夏の大縦走はせず、真夏は涼しくて人の少ない沢を中心に登っていると思いますので、どこかで見掛けたら声かけてください。
これからもよろしくお願いします。

yokowv

Re: お疲れ様でした！
maroeriさん、コメントありがとうございます。
赤木沢に行かれてたんですね。私達も数年前に行きました。
その時は天気が良く美しい渓相を楽しみました。今回の奥ノ廊下でも同じように楽園のような景色を楽しめると期待していたのですが…
また機会があれば挑戦したいと思います。

amkoba

毎回ステキなレコをありがとうございます。
ご結婚されてからもう2年になりますか〜。
感想　最後の２行　胸にジ〜ンときましたよ ！

毎回、絶品の風景と麗しいお花等素晴らしいお写真、yokowvさんの絶妙なコメント、そしてなんと言ってもizshunさんの笑顔！
にこちらも微笑んでおります。

それにしてもyokowvさんが　アラフォーとは驚きました。
ピチピチ弾ける10代の学生さんのようです！

これからも十分お気をつけて、元気一杯のレコを載せてくださいね！
（昨日　拍手を一杯させていただきました！が、やはり一言お伝えしたく本日のコメント投稿となりました。）

yokowv

Re: 毎回ステキなレコをありがとうございます。
amkobaさん、コメントありがとうございます。
後半の天気が残念でしたが、上ノ廊下だけでも遡行完了できたことはとても有意義な事でした。
色黒のizshunは笑うと歯だけが浮かび上がり不気味ですｗ（特に冬はウェアも黒いので）
私は正真正銘アラフォーでございます。
弾けるのは若さではなく、たぷたぷのビールっ腹に耐え切れないズボンのボタンでしょうｗ
もっとシェイプアップすれば身のこなしも軽やかになり山行へのメリットは多大なのは分かっているのですが。。。
ケガには気を付けて今後も山を楽しんで行きたいと思ってます。
よろしかったらまたレコに遊びに来てください。

渓ちゃんの中のおじさん

お疲れ様でした。
コメント失礼いたします。
私は今年から沢を始め、上ノ廊下遡行を最終目標としているので多数の写真とコメント、とても参考になりました。
普通の記録なら特にコメントする事はないのですがこちらの記事には何故か感謝の意を伝えたい気持ちが湧いてきてコメントさせて頂いている次第であります。
貴重な記録、ありがとうございました。

izshun

Re: お疲れ様でした。
kfear様
コメントありがとうございました。
1週間ほど山に入っていた為、お返事が遅くなりすみませんでした。
上ノ廊下は私達も大きな目標としていましたので、今回達成することが出来てとても喜んでいます。
上ノ廊下は渡渉や泳ぎが連発し、水量によって難易度がかなり変化するとの事だったので、晴天が続き、気温の高い頃を見計らって入山しました。
目論見通り水量は落ち着いていて、泳ぎ区間は思っていたよりも簡単に通過することが出来ましたが、渡渉に関しては慎重にポイントを選んで進まないと流され兼ねない怖さは感じました。
先の状況を見定めて、的確な場所で渡渉する判断力が問われているように感じました。
スクラム渡渉は予想以上の効果があり、ソロだったら渡れなかっただろうと思う場所もたくさんありました。
本当は奥ノ廊下も繋げたかったので、4日目の悪天は残念ではありましたが、上ノ廊下の目標を達成できただけでも充分満足の行く沢登りでした。
kfear様もいつか達成できることを願っております！