常念岳 (一ノ沢から常念小屋泊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,476m
コースタイム
- 山行
- 3:02
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 3:48
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 5:21
天候 | 1日目 曇り 2日目 晴れ→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口〜常念乗越】 ・とてもよく整備された道で、踏跡、ペンキマーク、赤テープともに十分にあり迷う心配はなさそう ・沢沿いの道なので、いたるところで給水できます ・乗越に出るまでずっと樹林帯、したがって展望はありません ・花…トリカブト、ツリガネニンジン、シモツケソウ、サラシナショウマ、イブキトラノオ、アオノツガザクラ、クルマユリ、センジュカンビ、コウリンカ 他 【常念乗越〜常念岳】 ・イワイワですがよく整備された道でペンキマークが豊富にあります ・槍穂方面の展望が素晴らしい道 ・花…トウヤクリンドウ 他 |
その他周辺情報 | いつもの「ほりでーゆ四季の郷」 |
写真
感想
次男の2回目の山は北アルプスの常念岳、初めての小屋泊まりは常念小屋を選びました。私にとっては5度目の登頂で、まさかそれほど大きな驚きがあるとは思えない山でした。
前回の初登山で次男がかなり歩けること、小4にしてたぶん私より登りが強いことはわかっていたので、私の後ろに付いて歩くように言い聞かせてから歩き始めました。彼が前に行くと付いていけるとは思えなかったので。
胸突八丁までは安定したペースで進みましたが、そこから先頭を交代したらやっぱりペースが早くて付いていけず、時々待ってもらいながらの情け無い有様でした。次からはもう少し荷物を持って貰わなきゃいけないようです。
もうすぐ乗越に出るという頃、息子が樹林の中に野ウサギを見つけました。たいていは動物の方が先に人間に気づいて逃げてしまいますから、普段から動物が大好きな息子ならでは、なんか持ってるのかなぁなんてそのとき少し思いました。
早めに小屋に着いて生ビール3杯と缶ビール2本やっつけ、それでも時間を持て余したけど、天気がイマイチなので登頂は明日に。晩御飯の後もやることがないので息子と辺りを散策していました。雷鳥いないかなー、なんて思っていたら息子が30〜40m離れた稜線上に大人のクマさんを発見。二人で15mくらいの所まで駆け寄りましたが、クマさんはなにかを食べるのに夢中でこちらを気にするそぶりも見せないので、だんだん近づいて最後は5mくらいのところまで接近して観察しました。後からいろんな人に「良く襲われなかったね」などと言われましたが、不思議と全然怖さや殺気は感じず、むしろ可愛いとさえ思いました。
山登り9年目にして初めてのクマさんとの遭遇。やっぱり息子はなにか持ってるみたいです。
2日目、朝ごはんを食べたら早速山頂へ向かって出発します。天気は前日までの予報とは違って快晴。東には朝日を浴びて神秘的な雲海、西には穂高から槍へと連なる雄大な山々、息子に見せたかったスケールの大きな美しい景色が見事に広がっていました。
前日の驚きのクマさんとの出会い、それから自分の足で登ったからこそ感動できる、写真では絶対に伝わらない大自然の絶景。稀に見る素晴らしい山行で、息子の心にもきっと何かを残せたでしょう。もちろん僕にとっても忘れられない二日間になりました。
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