甘利山・千頭星山・苺平(韮崎駅〜夜叉神峠)
- GPS
- 15:01
- 距離
- 37.5km
- 登り
- 3,650m
- 下り
- 2,622m
コースタイム
- 山行
- 13:55
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 15:00
天候 | 晴れ・曇り・小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
千頭星山から苺平のバリエーションルートは、踏み跡が不明瞭な箇所多数。 |
写真
感想
(線がつながっているってことは、韮崎駅から鳳凰三山に行けるんだよな…?)と、山と高原地図を見て、我ながらアホな思いつきをしたのが、数日前。
初の終電スタートのナイトハイク、そして初の南アルプスは、いろんな悪条件が重なり、撤退となりました。
【ルート状況】
■韮崎駅〜甘利山駐車場
・よほどの物好きでないかぎり、歩いて甘利山にアプローチするのは、お勧めしかねます。
・韮崎駅からは、途中まで電灯がありますので、そこまではヘッデンは不要です。
・途中、コンビニや水場はありませんので、補給は事前に済ませてください。
・トイレは、標高1,200mまで登った椹池付近にあります(洋式・水洗・給水不可)が、そこまではありません。
・あまりの眠気のため、トイレでしばらく寝落ちしていました。
・甘利山駐車場には、バイオトイレ(水洗・洋式)と水場があります。
・意外と多くの車が止まっており、「もしかしたら人気のコースかも?」と思っていましたが…
■甘利山駐車場〜千頭星山
・甘利山駐車場から甘利山は、あっさりと登頂できます。特に危険箇所はありません。
・途中の東屋や登山道からは、富士山がよく見えます。どうやら、撮影スポットのようです。
・甘利山からは、奥甘利山〜千頭星山へと縦走します。
・千頭星山まで、踏み跡は明瞭で、迷う要素はありません。
・千頭星山は、樹林帯の中で、眺望はイマイチでした。
■千頭星山〜大ナジカ峠
・この区間が、バリエーションルートであり、本日の核心部です。
・千頭星山から降ってすぐ、急傾斜の斜面がありますが、ロープがありますので、特に問題なく通過できます。問題は、この後のルートファインディングです。
・ロープ場を過ぎると、韮崎市の道標(小さな看板)が出てきて、そのとおりに進むと、踏み跡が消えます。
・いろいろと迷った挙げ句、GPSを頼りに、思い切って小さな涸れ沢を少し降ると、向かって右側に明瞭な巻道の踏み跡があり、そこが正規ルートです。
・その後も、若干不明瞭な踏み跡をたどると、ようやく大ナジカ峠まで降りることができます。
■大ナジカ峠〜苺平
・大ナジカ峠からの登り返しは、不明瞭な踏み跡をたどりながら、標高差約600mの急登となります。
・登り始めは笹原の急登で、しかも踏み跡が複数あり、これまたGPSを頼りに正規ルートをたどります。
・樹林帯に入ってからは、岩と木の根の急登となり、ピンクリボンなどの目印を頼りに、正規ルートをたどります。
・この樹林帯のルートが曲者で、何度も巻道が分岐しており、そのたびにルートファインディングが要求されます。
・こうしたルートファインディングとスピードがでない急登・岩場・木の根のせいで、非常に時間がかかります。
・崩落地は、すぐ側を通る踏み跡もありますが、そちらを通らなくても、樹林帯の中を通って通過することもできます。
・崩落地を過ぎてから150mほどの登りが最も傾斜が厳しい区間です。
・この区間を抜けると、巻道となり、登りつめると苺平に到着です。
■苺平〜夜叉神峠
・苺平からは、せめて辻山くらいは踏んでおこうと思っていたのですが、すっかり気力が萎えてしまって、早く温泉に入りたい一心で、さっさと下山開始です。
・それまでのバリエーションルートとは異なり、一般登山道は非常に歩きやすいです。もっとも、単調な登山道が延々と続くため、結構飽きてきます。
・意外と浮石が多いため、初心者にはお勧めしかねます。
・一部ガレた急傾斜がありますが、その他は、概ね危険箇所はありません。
・サクサク降りて、登山口まで降りて、ちょうど出発するバスに飛び乗り、本日の登山は終了です。
【まとめ】
・この区間、なかなかの難路であることは事前の調査で把握していましたが、予想外に時間がかかり、結局鳳凰三山には登れませんでした。
・鳳凰三山は、おとなしくバスを使って広河原or青木鉱泉からアプローチしたいと思います。
・終電から始める登山は、いろいろと計画がありますが、まだまだトレーニングが足りないようで、しばらくは計画止まりとなりそうです。
・睡眠不足の状態では、頭がボーッとすることが多いため、大ナジカ峠から苺平の登り区間では、2回ほど仮眠しました。
・このルートに挑む場合は、事前に、ある程度の低山のバリエーションルートや、道志山塊あたりに登られることをお勧めします。
・樹林帯の中でルートファインディングができないと、それこそ遭難する可能性があります。エスケープルート、小屋、水場もありません。
・当然、GPS必須です。
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