医王山(富山百山 21座目)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 734m
- 下り
- 730m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
「小春日和」という天気予報なので山へ行くことにする。
多分標高1000m以下ならぎりぎり大丈夫だろう(雪的に)と思い、医王山に狙いを定める。
この山域は山歩きを始めて半年程度の時に行っているが最高峰の奥医王山ピークは踏んでいない。
富山百山では当然のごとく奥医王山をピークとして指定しているので今回はそちらへ行くことにする。
車で夕霧峠まで乗り入れれば往復1時間10分ぐらいでこなせるのだがさすがにそれでは物足りないので核心部が4つほどあるガッツリとしたコース設定をした。
核心部その1 沢に降りるまでの急降(梯子坂)
核心部その2 へつり道(通称 カニの横ばい)
核心部その3 鳶岩までの鎖場
核心部その4 ナカオ新道(初心者不向と看板にある)
金山登山口に到着すると、ちょうど別パーティーが出発するところだった。自分も遅れて出発。いきなり二つの道があるが今回は時間もあるので左のルートを選択して三千坊へ寄り道した(ちなみにここは車でも来れる場所)。
梯子坂はよく滑って危なかった。濡れた落ち葉のせいなのか自分の靴がグリップ力を失っているせいなのかわからなかったが。
カニの横ばいは汗びっしょりになって通過した。2年半前にも往復で通過しているのだが初心者の時期によく行ったものだと思う。ここはそれなりの距離のへつりが複数個所あるので本当に神経をすり減らした。変な汗をかいたのは岩が濡れていたせいもあるだろう。
自分は剱岳の「カニの横ばい」は通過したことはないがこちらの方が難易度は上なのかな、と思う。
次に鳶岩までの鎖場。今回は頑張って「鎖につかまらない」を実行して登ったが完登とは言えない。数か所ほど行き詰まって隣の藪に逃げてしまったので。
この鎖場も相当の距離があるのでしんどかった(岩も濡れていたし)。
鳶岩にもよじ登ったがさすがに上では立つことができない。岩にへばりついて下の大沼などを眺めた。
鳶岩の下で休憩していると自分とは逆方向の登山者(男性ソロ)が来られた。鎖場に一旦は挑戦されたようだがさすがに降りはきつかったようで逆戻りして行かれた。
ナカオ新道は前回はパスしたがもう初心者ではないので行くことにする。
せっかく稼いだ標高を70mほど降って沢を渡り、隣の尾根へ登り返すルートだが特に面白みもないし道標もほとんど整備されていなくて(最下部の沢に1つあっただけ)確かに「初心者不向き」だな。
隣の尾根に上りあげてかなり歩く。
夕霧峠と白兀山を結ぶルートに合流する。
白兀山は前回行っているので特に行く必要もなかったが寄ってみることにする。
到着したら登山者だらけだったので展望台に上って少し景色を眺めた後すぐに逆戻りする。
夕霧峠までの間に謎の踏み跡があったので辿ってみたら920ピークに出た。蛇尾山という山頂標が木にかかっていた。
夕霧峠で小休止の後、奥医王山を目指す。車でのアクセスが良いのでこの辺は結構人がいる。
30分ほどで山頂に到着。
ここにも展望台があって上がってみたが霞んでいて展望は良くなかった。
適当に休憩して下山。夕霧峠からは百万石道路(車道)を使って登山口へ戻った。
鎖を使わずに岩場を登ったため脚に結構な負担がかかったようで終盤にちょっと筋肉痛があった。
あと、「小春日和」は誠にありがたかったが視界が霞んでいたのが残念。白山や大笠山が見えなかった。
自分が思うにこの山は剱岳(別山尾根)の予行演習に良いのではないかと思う。カニの横ばいは同名個所やトラバース鎖場の予行演習になるし、鳶岩直下の鎖場はカニの縦ばいの予行演習になろう。
別山尾根は来年か再来年挑戦してみよう。
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