金剛堂山(富山百山 34座目)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 575m
- 下り
- 575m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
うちの母が昨年の尾瀬
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1912715397&owner_id=980326
以来、山歩き(まあハイキングかな)に覚醒してしまった。
最近では友達とそれなりのところへ出かけたり、父を引きずり出して二上山(途中まで)・三千坊山・立山山麓(白樺平)・平湯のトレッキングコースなどを回っている。
1週間前、ふと「東俣のどんつき(東俣口)まで車で行けば母の体力でも金剛堂山(少なくとも奥金剛までは)へ行けるのではないか」と思いつき、母に水を向けたら、行くとのことだったので綿密に検討。
2011年に兄と周回コースを回った時に東俣登山口(東俣峠)から、車が通行可能な砂利道が東俣口まで通じていることは確認している。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1783969590&owner_id=980326
地図で確認すると東俣登山口の標高は1250m、東俣口の標高は1500m、金剛堂山(奥金剛)の標高は1613m、最高点の中金剛の標高は1650m、前金剛(百瀬口ルートを登る場合はこちらを到達点にする人が多い)の標高は1637m。東俣口まで車で行けば距離の長さやアップダウンの標高差を加味しても最低でも奥金剛まではなんとかなりそうだ。東俣口まで車で行く作戦で本日実行。
朝6時に家を出発。金剛堂山へ向かう時にいつも感じるのは「利賀は遠いなあ」ということ。まあ仕方ないのだが。
7時半頃に一番よく使われている百瀬登山口を通過。ここから未舗装の林道となる。
車を傷めないようにスピードを落としてゆっくりと移動。この長い林道を3年前に兄と歩きとおしたんだな。
8時前に東俣登山口(東俣峠)に到着。東俣口までさらに車を走らせようとしたが路面の状態が悪そうなのでここから歩くことにした(結果的にはこれは失敗だった。山菜取りの人たちや登山者の車がその先東俣口まで数台入り込んでいたので普通車でも十分最後まで通行可能だった)。
母のペースに合わせてゆっくり歩く。雨が少しパラついて雨具を1回だけ着用したが、その後雨が上がり以後は全く雨具を出さなかった。東俣口までは実質車道なので特に問題はないが、山菜取りの人達の車や登山者の車が置いてあるのを見るごとに「やっぱり車で来ればよかった」とダメージが大きい(母は特に気にしていなかったようだが)。
東俣口で下山してきた男性登山者に遭遇。その方はそこに置いてあった車で帰路に就いた(やっぱりここまで車で来ればよかった!)。
東俣口から本格的な山道に入る。あまり使われていない登山道なので荒れ気味で、真ん中がえぐれて溝のようになっている箇所などでは母が苦労していた。アップダウンがそれなりにあってなかなか高度を上げることができない。
植物好きの母が何かを見つけるごとに写真を撮るのでペースも上がらない(まあ想定内だけど)。
面白味のない樹林帯に耐える時間が続いた後、ようやく見通しの良い尾根歩きとなる。
母にとっては樹林帯から疎林帯を経て風衝草原へ自分の足で抜けるという経験が初めてだったようで視界が開けたときに結構感動していたようだ。
見晴らしは絶好とまでは言えないまでも梅雨入りした時期としては御の字ぐらい。白山、御嶽、乗鞍岳は上が雲で覆われていたが視認できる程度だった。割と近い三ヶ辻山と人形山、白木峰ははっきりしていた。
11時ぐらいに奥金剛へ到着。そこにおられたサングラスの女性登山者(おそらく百瀬ルートからの登山者)が入れ替わりに下山開始されたが山頂標の周りに大量のスス竹皮が散乱。こういうのってマナー違反じゃなかろうかね(山菜取りのルールってよくわからないのだがもしかして「ここはもう取っちゃいました」ということを示すためにわざわざ目立つ場所ににこういうことをするのだろうか)。
こんな場所で休憩するのもナニなので特に打ち合わせてもいないのだが先を目指すことにした。
この先も登山道がえぐれているので母が難儀していた。
ここから先は疲れ具合と時間を見ながらの行程。アップダウンがそれなりにあるので実はそれなりに脚を使う。
中金剛手前の1620ピークで母が「今日はここまで」宣言(母でもあと30分ぐらいで中金剛まで往復できる感じなのだがピークにこだわらない母らしい判断、実はこれが好判断だったことが後で判明)。
今回自分は最高点まで行かなくてよいというつもりだったので自分もここで引き返そうかと思ったが、母が勧めてくれたので空身で最高点まで往復。この山は毎年のように(あるいは年に複数回)来る山なので富山百山のカウントについては今回はなしでも良かったのだが最高点まで届いたので今回34座目としてカウントとなった。
1620ピークまで戻って休憩した後、下山開始。
奥金剛では東俣から登ってきた男女二人組に遭遇。あの感じだと前金剛まで行くのかな。
自分は東俣へ降りるのは今回初めてだったが樹林帯に入るまでは非常に眺めが良い。そういう意味でも東俣口出発の金剛堂山は初心者向けかと思う。
母は路面状態の良い下りは速い。実質林道歩きの東俣口からはものすごく速かった。終わってみればそれなりに良い時間帯に下山完了。
そして記念写真を撮影中に雷が鳴る。車で帰途に就いたら雨が落ちてきて間もなく本降りになった。
こういうタイミングで雨だと「してやったり!」という気持ちになるから不思議だ(母が頑張って中金剛まで目指していたら下山中に雨に降られた計算になる)。
どしゃ降りに近い状態で未舗装林道を車で行くのは心細かったが舗装道路になる百瀬登山口へ出たらほっとした。
山道を降りて平地に入ったら全然雨が降っていなかった。母にとっては「山の天候と平地の天候は全く違う場合がある」という良い実地研修になったことだろう。
それにしても行動時間6時間の山行をこなすとは母も強くなったなあ。
あと「タラレバ」で仕方ないのだが東俣口まで車で行っていたら、母は中金剛は確実にそして多分前金剛まで行けていたと思われる。自分としてはそれが心残りだが、母は余り気にしていないようだ。ま、山は逃げないのでまた機会はあるだろう。
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