三頭山・御前山・大岳山=奥多摩三山縦走
- GPS
- 11:01
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,379m
- 下り
- 2,090m
コースタイム
7:00 登山口
7:50 イヨ山
8:30 ヌカザス山
8:44 ツネ泣峠
9:40 三頭山西峰(1524.5m)
9:48 三頭山中央峰(1531m)
9:50 三頭山東峰(1527.5m)
10:35 鞘口峠
11:15 風張峠
11:40 月夜見山(1147m)−11:50
12:00 月夜見第2駐車場
12:25 小河内峠
13:17 御前山(1405m)
13:47 クロノ尾山
14:00 鞘口山(1142m)
14:20 大ダワ【トイレあり】
15:45 大岳山(1266.5m)
17:30 御岳山駅(ケーブル)
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
電車 6:00JR青梅線奥多摩駅着 西東京バス 6:05奥多摩駅発(鴨沢西行き) 6:30小河内神社(500円) 【復路】 御岳登山鉄道(ケーブルカー) 御岳山駅→滝本駅(570円) 西東京バス ケーブル下→御岳駅(270円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
大岳山山頂付近は、岩をよじ登ったり、鎖場があって若干危険な箇所がありますが、慎重に進めば問題ありません。 路面は多少ゆるいところもありますが、歩行が困難な泥濘ではありません。 道標は分岐点ではないところにもあって不安になることはありません。 バスが出発する直前,運転手さんらしき方が「鷹ノ巣山から日原方面の登山道で落石があって危険なので通行禁止」とのアナウンスがありました。 詳細な場所は分かりませんが、稲村岩から日原に降りると岩場があるのであのあたりかと思います。 【小河内神社BS→三頭山】 麦山の浮橋は多少揺れますが、手すりがあるので落ちる心配はありません。 浮橋は、ポリエチレン・発砲スチロール製の浮子で、昔、ドラム缶で作られていたためドラム缶橋と呼ばれていたようです。 浮橋を渡り山道を少し登ると、奥多摩周遊道路に出ます。 道路を右に進み、5分ほど歩くと左に登山道の道標が現れます。 緩急織り交ぜた登り坂の杉林の中を進みます。 時々木々の間から奥多摩湖がちらちらと見えるときがありますが、ほとんど景色は見えません。 登り下りをくり返しながら進みますが、登りがだんだんきつくなってきます。 地味なイヨ山、ヌカザス山にそれぞれ到着するも眺望は利きません。 ツネ泣峠辺りからは急登になります。 鶴峠分岐から三頭山に向かう所で誤って右方向に歩いてしまい進路を逸しましたが、左方向に修正したところ、作業路に出て、さらに進んで登山道と合流しました。 御堂峠の手前は、左手にガケが現れて道が細くなりますが、しばらく進むと急に十字路に出ます。 右が三頭山西峰に向かう丸太階段、左手に曲がると中央峰、真ん中が避難小屋方面です。 この十字路から檜原都民の森エリアになり、急に人通りも多くなります。 【三頭山山頂→鞘口峠】 西峰にはベンチが、中央峰の手前にはベンチとテーブルがあります。 天気が良ければ西峰から景色が期待できるようですが、あいにくの天候で。 東峰から少し進むと展望台があり、大岳山などが望めるようです。 ここから鞘口峠までどんどん下ります。 途中、見晴らし小屋があり、奥多摩湖が望めるようです。 下りきると鞘口峠の十字路に出ます。 右に曲がると都民の森・森林館へ、左に曲がると奥多摩湖、目指す御前山はまっすぐ進みます。 このあたりは、老若男女、大小のワンコ連れも歩いています。 【鞘口峠→月夜見第2駐車場】 鞘口峠から登りになります。 人通りはなくなります。 まだ檜原都民の森エリアなので、ひぐらしの路などの道標もありますが、里山の路を進みます。 風張峠からは、右手に奥多摩周遊道路を見降ろしながら進みますが、10分ほどで道路に出てしまします。 路肩に出て300mほど歩くと再び登山道に入る道標があり、さらに進むと月夜見山に到着します。 この山も眺望はなく、ポツンとベンチが設置してあります。 第一駐車場方面と進むべき第二駐車場の分岐にもなっています。 再度、奥多摩周遊道路に出て、路肩を右手に進むと月夜見第2駐車場です。 【月夜見第2駐車場→御前山】 駐車場から幅の広い登山道をドンドン下って、下って・・・下って。。。 名もなき峰を3つほど登り下りしますが、まき道があります。 小河内峠から奥多摩湖への道はありますが、クマ出没につき4月から通行止めになっていました。 登りが急になって登り切ると御前山山頂です。 山頂にはお揃いのウエアを着たたくさんの若者が休憩中でにぎやかでした。 【御前山→大岳山】 クロノ尾山、鞘口山を経由して林道に出たところが大ダワです。 大ダワにはトイレがあります。 大ダワからは大岳山へは鋸山を巻く道があります。 穏やかな登り下りの樹林帯を進みますが、大岳山手前では岩をよじ登ったり、鎖が設置されていたり・・・急登になります。 がんばって、がんばって登っていくと何の予告もなく(当たり前ですが・・・)大岳山山頂に着きます。 この日は、もう、15:30過ぎですし、こんな天候ですから、山頂には誰もいませんでした。 大岳山山頂も天気が良ければ見晴らしがいいのですが・・・ご報告できず残念です。 【大岳山→ケーブル御岳山駅】 大岳山山頂からの下りも大変です。 高さのある岩を降りていきますが、バランスをとるためにポールで支えるか、手でしっかり岩をつかんで慎重に降りる必要があります。 何とか二足歩行できるようになると、左手に古い建物が見えてきます。 大岳神社です。 狛犬がなんともかわいらしく、危険な下りの緊張をほぐしてくれます。 鳥居をくぐると正面に休業中の大岳山荘がありますが、どう見ても廃屋のようです。 以前、大雨に遭遇し、雨宿りしました。 馬頭刈尾根へは右へ、目指す御岳山方面は左です。 途中、3か所ほど鎖が、2か所ほど階段がそれぞれ設置してありますが、慎重に進めば問題ありません。 そこを過ぎればゆるい登り下りの登山道で、長尾平、御岳神社の脇を通り、参道、宿街を抜ければケーブル御岳山駅に到着です。 |
写真
感想
【計画】
奥多摩といえば雲取山や鷹ノ巣山、川苔山といった奥多摩湖北部がメッカです。
ところが、地図を見ると奥多摩三山として三頭山、御前山、大岳山という奥多摩湖の南部の山々が名を連ねています。
がんばれば日帰りで行けそうだったので、地の利を生かして始発で行くことにしました。
【電車・バス】
始発の電車で奥多摩へ向かいました。
バスは10人ほどの乗客で出発です。
このまま鴨沢まで乗って雲取山に行く誘惑に負けず、意を決して降車ボタンを押し小河内神社で降りました。
上河内神社で下車したのは私のほか,小学生くらいの2人の男の子を連れたお父さんでした。
【予想外】
予想以上に車やバイクの音が聞こえてきます。
バスを降りて小河内峠に到着する前まで絶えず、時に爆音に近い排気音が聞こえます。
風張峠周辺ではカジカの声も負けじと聞こえてきます。
立ち止まってじっとしていると思わぬ近さから突然鳴き声が始まりますが、姿を見つけることはできませんでした。
【低血糖症】
大岳山山頂目前にしてどうにも体が動かなくなってきました。
力が入らず,貧血のような症状で,冷や汗が出てきます。
寝不足だったし、水ばかり飲んだせいだろうとあまり気にしませんでした。
ふらふらになりながら山頂に到着し、お湯を沸かしてインスタントのスープでも飲みたかったのですが,雨が降りそうだったので早々に下山しました。
実は、大岳山からルートとして白倉バス停方面に下りて武蔵五日市駅から帰ろうと思っていました。
ただ,以前通った時、バス停まで人通りがほとんどなかったので,途中でぶっ倒れでもしたら誰も助けてくれないと思い断念しました。
結果的にこの判断は正しかったことが後に証明されます。
大岳山から御岳山に向かう道は最初こそ岩場、鎖場です。
そこを過ぎれば、散歩道のようなルートなのですが、数十メートルのちょっとした坂の途中で2本のポールに体を預けて休憩することもしばしば。
動いていないのに汗がだらだらと吹き出し,目が回るようにふらふらとして,時折、意識が遠のいて行く感じです。
こんなことは初めてでした。
もしかしてこれって低血糖症?
しかし,ザックにはすぐに食べられるものはありません。
普段入っているアメやチョコレートの類は前回までの山行で食べつくしていて、補充していませんでした。
よろよろと進んでは休み,また進む・・・これの繰り返しです。
長尾平の手前50メートルの地点で,恥を忍んで「これはレスキューを依頼しよう。」と決断。
ザックから携帯を取り出し,操作していると後ろから「こんにちは〜」と女性の声。
さっきすれ違った外国人男性のお連れの方でした。
まさに救いの神でした。
通り過ぎる2人に飴とチョコレートを恵んでいただき,口に入れ,しばらく休んでいるとみるみる力がみなぎって来るではありませんか!
長尾平のベンチで再び休むとさっきまでの症状が嘘のように,どんどん歩けます。
意識が朦朧としていたため,助けていただいた方に,十分なお礼を申し上げることができませんでしたが,感謝感謝!!本当に,ほんと〜にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。
今回の教訓。
行動食は忘れない
どうぞ皆様もお気を付け下さい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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お疲れ様でした。ご無事で何より。
LArcさん、
こんばんは、はじめまして、yamaheroと申します。
私も是非、三山縦走をやりたいと思っている者です。
日が長い今がチャンスと思ったり、
低山はそろそろ暑くなってきたのでちょっと…
しかし、秋になると日が短いしなぁ等々、
とても悩ましいところです。
奥多摩湖から三頭山の登りがキツそうですね。
さらに、その後のアップダウンも
24日は、上から奥多摩三山をじっくり眺めるつもりだったのですが、
雲が多くてよく見えませんでした。
yamaheroさん、コメントありがとうございます。
ちょっときついかな、と思ったのですが、夏至に近いしと、思いきって行ってきました。
当日は気温もそれほど上がらず、暑さは感じませんでした。
おっしゃる通り、三頭山への登りは苦しみました。
歩きながら、逆のルートを選ぶべきだったと思いました。
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