滝沢林道から小富士 〜吉田口と須走口を結ぶ〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 1,235m
- 下り
- 1,240m
コースタイム
→小富士林道入口10:04→小富士林道終点10:57→小富士11:12-19→須走五合目11:34-39
→狩休12:14→馬返し12:35→旧一里塚13:14→須走浅間神社13:50
天候 | 麓 曇り時々晴れ 五合目 ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り 富士急バス道の駅須走→富士山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【富士山駅〜中の茶屋】 吉田口遊歩道を歩く。車道はトレラン多し。 【滝沢林道】 林道とはいえ舗装された広い車道。馬返し分岐付近から勾配が大きくなる。 スバルラインの料金ケチって、ここを登る車多い(駐車場は無いが)。 工事車両も入っており交通量多いが10分に一本程度でまあまあ快適に歩ける。 【小富士林道】 車両通行止め、未舗装道路。荒れている所が少々あるが歩行には問題なし。 【小富士林道終点〜小富士】 僅かな距離だが火山礫の登りにくい急斜面。疲れる。 【小富士〜須走五合目】 木の根の多い原生林の道、観光客も見かける。 【須走五合目〜須走浅間神社】 急勾配で有名な富士あざみラインを下る。 膝に良くない。馬返し付近からショーカットの登山道を降りた。 |
写真
感想
富士山駅からの富士登頂を計画していたが、まだ膝が下山に耐えられないと思い中止、
トレーニングとして須走の小富士まで歩いてみた。
以下 行程概略
今日登るのは富士ではなく小富士なんですが、それでも駅前の鳥居をくぐります。
鳥居の向こうには富士山が丸々見えるのですが、今日は雲が多く頂上付近がチラッと見えただけでした。
まだ人がまばらな浅間神社にお参りして、吉田口遊歩道を歩きます。
緑濃い木漏れ日の遊歩道はまっすぐ続きます。この風景は何回歩いてもいいものです。
しかし、鬱蒼としすぎて夜はちょっと勘弁ですね。
中の茶屋に近づいて横を見ると、いつの間にか並行して走る車道をランナーが大勢。
7月下旬に行われる恒例の富士登山競争のトレーニングで大賑わいです。
中の茶屋も広場は車で満杯でした。
そんな喧騒から逃れるように中の茶屋からは滝沢林道に入ります。
ここは車で走ったことは数えきれないほどありますが、徒歩は初めてです。
前からここを歩いて小富士、須走方面に行きたいと思っていました。
もちろん、今日も滝沢林道を歩く人は居ません。ここを歩く人はよほどの変わり者なのでしょう。
植林も多く暗い印象の滝沢林道でしたが、ずいぶん間伐されて明るくなった感じです。
途中、山中湖や外輪山も見えました。
そんな林道も馬返しへの分岐道を過ぎるとクネクネと勾配を増し高度を上げていきます。
途中1400m付近に視界の良い広場があり、ここでペルセ流星群や彗星の見物をしたものですが、
だいぶ木が育って視界が悪くなって来たようでした。
長い林道歩きで疲れ始めた頃、神社が道路横に見えてきました。もう小富士林道はすぐそこです。
雲は多いですが、時々差し込む陽射しが暑く富士山麓も夏の雰囲気です。
滝沢林道はまだ高度を上げて五合目へ向けて上がって行きますが、
小富士林道は緩くトラバースするような感じで須走五合目方面に向かいます。
小富士林道は未舗装で少し荒れたところもありますが、足や膝には優しい道です。
自然林に囲まれた道をまた延々と歩きます。
晴れていれば樹林の切れ間から富士本体が見えるのでしょうけど今日は残念です。
森の向こうに砂礫の樹木の無い山が見えてくると林道の終点も近く、クネクネと高度を上げます。
林道終点の支柱が現われ、その先にはいきなり砂礫の急斜面が続いていました。
いよいよ小富士への登りです。
ズルズル滑って登りにくい道はいかにも富士山に来たという雰囲気になります。
遮るもののない斜面ですが、ここから上はあいにくガスの中でした。
時々ガスが切れても富士山の本体は見えません。残念。
見上げれば丸いピークはすぐそこに見えるのですが、なかなか着かない。
林道を延々と歩いて来た足にはつらい登りです。
着いたところは富士山の斜面からは少し離れた小さなピーク、ここだけ樹木が無く砂礫の山です。
須走五合目から来たハイカーがチラホラ居ました。
ここからの展望は晴れていれば、迫力の富士本峰はもちろん八ヶ岳や、間近に山中湖と絶景なのです。
すぐに諦めて、原生林の中の小道を五合目駐車場に向かいます。
五合目は山開き前日の土曜日ということもあり、バスも待機して何となく活気があります。
しかし、見回したところ富士登山者というより観光客の方が多そうです。
茶店でしょっぱいお茶を頂き、富士あざみラインを下ります。
ここは急勾配で有名な道路なので膝が持つか心配です。
本当はここを登って滝沢林道を降りる方が安全だったのですが…
下り始めは小屋脇のブル道でショートカット、急ですが土が柔らかいので問題ありませんでした。
その後は、急なアスファルトで足が止まりません。またもや膝が爆発寸前です。
さすがに馬返し付近からは、たまらず登山道でショートカットしました。
途中でトレランや自転車とすれ違いましたが、ここを登るのは尋常ではないと思います。
あざみラインがストレートになる付近で車道に戻りますが、ここからも長いですね。
普段、車では時速100劼阿蕕そ个泙垢里妊▲奪箸いΥ屬任垢、
歩きとなると疲労がたまった足にはツライです。
道の駅須走を左に見て、やっとのことで須走浅間神社に到着。
浅間神社北口本宮から東口の須走神社までを結ぶことができました。
できれば麓から富士山頂上を踏んで浅間神社を結びたいところですが、いつのことになるやら。
麓は雲が多く眺めはよくありませんでしたが、
富士山麓の歩きたいコースをまたひとつトレースできて充実の一日でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
yamaheroさん、こんにちは。
やはり、小富士のところ繋がるのですね。
御殿場と須走を歩いた後、地図を見ていたら、滝沢
林道から分岐する道を行けば小富士のかなり近くまで
届いていたのでいけるのかなと思っていました。
今度行ってみようと思っていたのですが、先行者が
いらっしゃると、少し不安が和らぎます。
また、あざみラインの下部の直線ルートもありがたい
です。
5合目の茶屋の人に聞いたのですが、良く分らなかったんですよね。ここも今度行ってみたいです。
やはり車道の下りはきついですからね。
yamaheroさんのレコは私のとって情報の宝庫です。
ありがとうございました。
millionさん、こんにちは、
快晴の富士山非常にうらやましいです。
今回のルートはロングルート好きの人のための
名付けて「小富士ハイキングルート」という感じでしょうか。
小富士林道は小富士の頂上直下まで延びていました。
林道の入口で伐採の工事してましたが、人の通行には問題ありません。
まぁ、車両通行止めですから。そこが最高ですしね。
是非、晴れているとき行って下さい。
晴れたらこのルートも今日以上に楽しいルートだと思いますので。
私も茶店で、どこから来たか聞かれて、このルートのことを話しましたが、よくわからないようでした。
かなりマイナーなんですね。
まぁ、普通の人は、ここを歩くくらいなら頂上登りますからね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する