大峯奥駈道
- GPS
- 32:41
- 距離
- 64.1km
- 登り
- 5,396m
- 下り
- 4,736m
コースタイム
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 8:37
- 山行
- 12:43
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 14:32
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 8:29
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
大峯奥駈道とは1300年の歴史を持つ日本最古の自然歩道であり、世界遺産の参道です。吉野から熊野大社本宮まで大嶺山脈を縦走する熊野古道の中でも最難関のコース。累計標高約8000m、距離約100km、標高1000m〜1900mの山々を越えて行きます。
初めて八経ヶ岳を登頂した時から憧れのコース。今回の四連休を全て使い、いよいよ挑戦してみることにしました!
登山歴7ヶ月、六甲全縦走やダイトレ、比良山脈全縦走等でこれまで鍛えてはきました。ですが正直歩ききれる自信はなく、20kgという大荷物も初めての経験です。3泊4日という限られた時間でどこまで歩けるのか...今年一番の大挑戦となりました。
下記が登山装備(装備20.4kg、体重51.5kg)。
三種の神器
(登山靴アルパインクルーザー2000
ザック60+5L
ストームクルーザー上下、ズボン予備
ゲイター)
テント(ステラリッジ2型)
エアマット、シェラフ#5、カバー
防寒具、軽撥水服上下
着替え、タオル
トレッキングポール
ヘッドライト、サブライト、電池
スマホ、GPS用サブ機
充電器30000mAh(合計)
常備薬
補修用テープ・接着剤
ポーチ(財布類)
ハイドレーションシステム2L
詰め替え用ボトル2L
サーモボトル0.5L
行動食6500kcal
食料6300kcal
クッカー(ジョイボトル)
チタン製コップ
箸、スプーン
ウェットテッシュ
紅茶、コーヒー粉末
防水生ゴミ用袋
ビニール袋
装備品についてですがギリギリまで削ってこの重量です。これが足りなくて困った等はなかったので必要なものは確実に抑えれてると思います(今回はカメラも持って行きませんでした)。
本来は4泊か5泊、分割か北奥駈道だけ縦走するのが一般的。山小屋が営業していれば食事や水も頼れるのですが、食料は全て積んでいき、水場を探しながら3泊4日という制約がついてかなり厳しい山行計画です。結果的には3泊目は台風(熱帯低気圧)が原因で避難小屋に退避し、南奥駈道は半分しか歩けませんでした。
○コースと感想
1日目の吉野〜山上ヶ岳は危険地帯なくとても歩きやすいです。途中にある避難小屋(ログハウス)もよく整備されていました。小笹ノ小屋は雨が凌げる程度の小屋なのでテントは必須ですね。できれば山上ヶ岳の山荘営業中の縦走が望ましいかも...水場はすぐ近くにあります。
2日目は山上ヶ岳〜釈迦ヶ岳、深仙小屋までの移動です。山上ヶ岳〜明星ヶ岳間はアップダウンは激しいものの、所々鎖場がある程度で危険地帯は少ないです。業者還〜弥山の登りはキツかった。
明星ヶ岳から釈迦ヶ岳までが険しく、特に伸びた笹で足場が分かりにくくなっています。段差や岩や倒木、崩れてる箇所に足を踏み入れ何度か転倒しました。非常に歩きにくく、設定したCTで進むのは困難でした。終盤の鎖場で日が落ち始めた時にはビバークを検討した程です💦
おかげで壮大な黄昏時に、見た事も無いような星空を堪能できたのですが反省しています。深仙小屋までは山頂から約1km、水場はそこから15分程度です。トイレはありませんが、綺麗な避難小屋でした。
3日目は深仙〜玉置までの計画でしたが登山靴がぼとぼとに浸水し、山小屋(行仙宿)に避難しました。この先は玉置まで水場、避難小屋が無くエスケープする最後のチャンス。時間はまだまだあったものの天候の悪化が予想され、浸水した登山靴で進むのが困難と判断し宿泊することにしました。
無人の小屋ですが20人以上は泊まれそうなくらい広いです。焚き火で靴を乾かしながら温まりました。避難してからどんどん雨風強くなり、個人的にはナイス判断だったと思います。本当によく整備された素敵な小屋でした。
南奥駈道は山というよりは森という感じです。木の間を潜り抜けたり、根っこを掴んで登ったりと大きなザックだとかなり動きにくい。横付けはやめておくのが無難だと思います。
4日目は玉置行くことも考えましたが、明日仕事なので帰れないリスクを追うくらいならと浦向に下山しました。食料はまだ2日分あったので次の日が休みであれば...と何度も思いましたw
浦向までは11km程度。ゆったり下山し、アイスを食べ15:00のバスで大和上市駅まで移動して帰宅しました。登山靴が浸水したのがやっぱり痛かった...モ○ベルの靴ダメなのかなぁ。浸水の原因は結局わからずじまいです。
○総評
今回完走は出来なかったのは悔しいですがとても充実した山行となりました。天候に恵まれた2日目の山上ヶ岳〜釈迦ヶ岳は美しい稜線と雲海、そして紅葉に魅了され感動の連続でした!!
色々ありましたが、かなりのレベルアップができたと感じています。来年のGWに余裕を持って4泊5日で再挑戦したいと思います!
ここまでの長文読んで頂きありがとうございました。
そして大峯奥駈道を整備してくださってる多くの方々と大普賢岳や弥山で見送ってくれた方々、Twitterで応援してくれた皆様へこの場をお借りして感謝申し上げます。
六甲全山縦走は真似してみようかなとは思うけど、このコースは少しずつ赤線を繋げれたらいいなとは思うぐらいで真似したいなと思わないです笑
でもやらないと見れない景色や経験などすごくレベルアップする山行だったんだなとレコ見て思いました
まぁとにかく無事に終えれてなによりです。お疲れ様でした
あとTwitterですけどログイン出来なくなってしまったので、また別垢(この猫のアイコン)作ってフォローしますのでよろしくですm(_ _)m
コメントありがとうございます!!
とてみ歩きがいのあるコースでした。数々の山々を越えて行き、移り変わる景色と空模様に心が動かされっぱなしでした。来年のGW辺りにまたリベンジしようと思います。
六甲全縦走応援しています!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する