北ア唯一の活火山・焼岳の迫力

やっさん
その他1人 - GPS
- 05:17
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,045m
- 下り
- 1,033m
コースタイム
24日・小屋5:55.田代橋7:30.バス停7:50に下山
| 天候 | 23日は晴れ、24日は曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
松本11:20発の高速バスで新宿14:30まで3400円 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
蝶ヶ岳から下り飲食直後で血液が胃へ回っているせいか急な登りはきつかった 後半の何本かの梯子と掛け橋、最後の大梯子(2000m)まで気がぬけない 小屋(2080m)から北峰(2444.3m)までも流紋岩のザレ場がありちょっと怖い バスターミナルは売店多数あり、発車までの30分で焼き鳥300円、カレーパン350円、350ml缶ビール300円×2でくつろぐ 【水場など】 ◎登山ポストは田代橋を渡った西穂高岳登山口 ◎水場は、途中2回の沢では顔を洗える程度。わき水はなし。小屋の水は500mlで550円。 ◎小屋の外にあるトイレは大2・小1 |
写真
感想
21日(土)に7人で中房から燕山荘、テント泊。
22日(日)は6人で常念小屋、ここから3人で蝶、テント泊。
23日(月)は7:00発で長塀尾根を徳沢園に下山して生ビールで乾杯
明神館でも生特大(900円)で歓談している3人の話を聞いてみましょう・・・
やす
・蝶を5時に出て焼岳に登るという手もあったんだよねぇ・・
トラ
・焼岳はいいですよぉ、せっかく上高地に来たのに・・あと1日あればねぇ
だる
・でもやっさんは暇なんでしょ、行けるんじゃないの
やす
・おおっ、その手があったか。これから登って・・おっ地図を見ると小屋もあるからダルさんも行くベ・・
みたいな軽いノリでヤス&ダルのおまけの焼岳となった。
お酒とカレーヌードルを供出し、とぼとぼと去るトラさんの後ろ姿
を河童食堂の前で見送った
それまでの流れは
20日(金)竹橋22:30発夜行バス7000円
21日(土)中房5:30着・小雨の中を中房6:30発・7人で燕山荘11:00着、設営後宴会
22日(日)燕5:10発6人で常念小屋10:45着・3人は一の沢へ・報告はホクさん
→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-209144.html
とら・やす・だるの3人は常念小屋11:15発・蝶ヶ岳16:15着・設営後にヒュッテ自炊場で宴会
23日(月)槍穂の朝焼けを満喫したあと蝶7:00発・徳沢園9:20/45.明神館10:30/11:10.河童橋11:50.
ここまではトラさん→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-209507.html
さて、河童食堂でカツ丼1350円食べた2人は無料の水を補給して12:30発、てくてく田代橋の西穂高登山口に12:50。
車道から13:05山道に入りほぼ平坦な道を行き13:30沢の流れで顔を洗う
傾斜はだんだん急になり標高を上げていき、連続の小さい梯子、笹を刈った巻き道、吊橋と三本つなぎの大梯子(2000m)まで暑いし険しい
あとは森林限界を越えて20分ほど草地をジグザグ登れば焼岳小屋(2080m)に15:15に着く
田代橋から標準170分を145分で着けたけど生ビールとカツ丼のせいで血液はなかなか筋肉には回らずかなりヘタレた
ダルさんは素泊まり4900円、私はテントと言ったら幕営禁止とのことで私も素泊まりにする
ビール350ml・550円を飲んで一休みしたあと15:40発で10分登れば展望台。奇怪な北峰の姿は鬼が島みたい。
展望台から20mほど小さく下った中尾峠から草地をジグザクに登り、流紋岩質のザレ場を行き、北峰を左に巻き南峰との分岐へ
巻き道から見上げる北峰は黒いつるんとした岩体で玄武岩というより黒曜石のような光沢がある
これが北峰山頂の特異な平坦面を作っている岩盤であるようだが、多分、筑波山の斑レイ岩、岩船山の溶結凝灰岩、至仏や谷川岳の蛇紋岩などと同様に、もっと広範囲にあった岩体が浸食され、この部分だけ山頂に帽子のように残ったような気がする。しかし、流紋岩質の上に乗っているのだから火山岩であることは確かであろうから、もう一度登ってじっくり観察するしかなさそうだ。
※調べたら、2080m以上の山体は15000年以降の噴出物であり地質図ではデイサイト・輝石角閃石安山岩らしく、山頂を作る溶岩は2000年前のもので、押し出された溶岩が再溶結などで変化した可能性もあるらしい。
南峰分岐から見上げる北峰は中腹から硫化水素を盛んに吹きあげて岩盤が黄色くくすんでいる
正直言ってひびりまして、2人で顔を見合わせてしばし逡巡しましたが、矢印を信じて噴気孔の右を巻いて少し登ればそれほどの苦もなく山頂に着きました
苦しい登りだったので自分的にはかなり感動し、ヤマレコ初公開の写真を撮ってもらったものです
小屋から標準70分をちょうど70分で登ったが、下りは標準40分を42分となかなかきつかった
あとは小屋の前のベンチでビール550円とトラさんからもらったお酒などで宴会して19:30寝る
24日の朝は幻想的な霧に包まれてしっとり落ち着いている
小屋の周辺はシラビソなどの樹林が成立しているが東面の大梯子(2000m)から小屋(2080m)まで草原なのは噴火からの時間が短く遷移の途中なのだろう
5:55に小屋を出て田代橋まで標準130分をさくさく下って95分で難なく下山となった
※焼岳小屋のトイレは大2・小1で清潔ですし外に手洗いもあります
急遽決めたおまけの焼岳でしたがこの10年で一番の感動ものでした
下から見ても険しいですけど活火山の凄さは行ってみなけりゃわからないというのが実感ですね(以上)
【補 山の楽しみ・景色】
21日と22日は曇り・霧・小雨だったが23日は蝶から槍・穂の朝焼けが見事→トラさん報告
【補◆山の楽しみ・星空】
23日の午前1:30〜2:30、蝶のテン場から満天の星。ベガとアルタイルの間の天の川が一本ではなく二本に分岐していることを初めて発見したし流れ星もたくさん見た
【補・山の楽しみ・自然観察】
○花はたくさん見た。随所のコマクサはじめ常念〜蝶の2580mピークもきれい
○岩石は燕岳付近の花崗岩、焼岳の流紋岩と山頂の黒い岩盤など興味深い
○森林限界を上下してハイマツ帯の上に出ているダケカンバの強さ、シラビソを主体としつつ、常念小屋北側のオオシラビソ、まばらなコメツガもあり、風に吹かれたカラマツなど亜寒帯の樹種がフル出演だった
○動物は合戦尾根のクガビル、燕岳の雷鳥、東天井のニホンザル、焼岳のカモシカなどなど・・
【補ぁ山の楽しみ・仲間との語らい】
普段は単独ですが山仲間との語らいは楽しいものであり、ラブさん、ホクさん、ミーさん、フジさん、上高地で別れたトラさん、最後までお付き合い頂いたダルさん、みなさん楽しい時間をありがとうです
【補ァ山の楽しみ・ビール
】
ずいぶん飲みました。燕山荘で生大750ml.1000円×2
、
蝶ヒュッテで500ml缶・700円と350ml・500円
、
徳沢園の中生500ml・750円
、
明神館の生特大900円
、
焼岳小屋350ml缶・550円×2
、
上高地バス停で缶350ml・300円×2
。
何といっても・・やはり生ビールは一味違います。








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