往古川真砂鬼丸谷(真砂谷)
- GPS
- 16:30
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 2,035m
- 下り
- 2,019m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:23
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:07
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 紀勢道海山ICからR42を尾鷲側に数分走った左手にあるファミマ。 |
写真
装備
個人装備 |
下降器
ビレイ具
ハーネス
ガチャ類
コッフェル
ハンマー
寝袋
マット
ヘルメット
スパッツ
ハーケン数枚
ロープスリング
|
---|---|
共同装備 |
hayappe2分
四合飯盒
米四合
ストーブ
ガス缶
焚付け
ライター
ノコギリ
2人用シェルター
捨て縄5mm3m
chuki分
8.1mm40mロープ
ジャンピング
キリ
リングボルトx2
komahisa57分
|
備考 | 1パーティで飯盒を二つ持ってきていたw |
感想
※2019/11/13 am9:39追記
hayappe2さんの記録
http://osakawaraji.jpn.org/?p=6186
http://osakawaraji.jpn.org/?p=6188
※2019/11/11 16:54 遡行図URL追記
https://powttonchaan.wordpress.com/2019/11/11/20191109-10%e5%be%80%e5%8f%a4%e5%b7%9d%e7%9c%9f%e7%a0%82%e9%ac%bc%e4%b8%b8%e8%b0%b7%e7%9c%9f%e7%a0%82%e8%b0%b7%e6%ba%af%e8%a1%8c%e5%9b%b3/
--- Day 1 ---
・入渓地点
以前、小木森谷遡行時、ヘアピンカーブのところから川に降りたが、降りづらかった記憶が残ってるので、少し手前から降りた。苦労せずに降りれた。
・往古川真砂鬼丸谷出合から最初の12m滝まで
出合の手前の堰堤を越えると、しばらく川原が続いたが、間もなく12mほどの滝が出てくる。4人の中でCLのみが「右岸巻き」を主張、他三人は左岸巻き派だったが、CLに従い右岸巻き。若干いやらしい巻きやった。最後は7mほど1ピッチの懸垂をして落ち口に。落ち口から見た感じも左岸巻きのほうが楽そうやったw
・最初の12m滝の落ち口から次の12m滝から続くゴルジュ帯
暫しの川原歩きの後、12m滝。これは、右岸から巻いて、谷が左に曲がった、その次の滝の落ち口に降りた。その後も滝が続き、右岸を簡単に登った。
・次の12m滝から続くゴルジュ帯から八町滝前衛滝の下まで
ひたすら巨岩ののっこしが続いた。hayappe2さんが やたらと難易度が高いボルダリングルートを選び、ついていくのがしんどかったんで、時々、一人で別のルートを登ったりしていた。
・八町滝前衛滝
高さは15m弱の滝。斜度は緩い。右岸の樹林帯に逃げる手もあったが、ロープを出して直登。俺がリードを行かせてもろた。バガブーを数m間隔で計2枚打って、シャワークライミング。下からは見えてなかった、水流が右に曲がるところまで行く。水飛沫で寒い。ここからあと一段、1.7mほど上がれば、あとは簡単に落ち口に出られそう。なんだが、数手が悪く、しかも水流を結構まともに浴びながら登る必要がある。カムをセットし、次に、たわしで奥行き2cm幅5cmほどのスタンスをゴシゴシし、そこに右足先を乗せる。で、身体を右に倒す感じで、左手の手のひらをつけるところに置き、グワっと右足に乗り込んで、左足を奥行15cm幅20cmくらいのスタンスに置く。さらに身体が右に倒れてバランスが悪いこと この上ないが、このまま左足を信じて、ささっと右足をさらに右斜め上の乾いたところへ置く。この谷は乾いてる岩は、落ち葉が乗ってない限りはフリクション抜群なので、あとはススっと登って安定した場所でビレイ解除。小さめのチョックストーンにシュリンゲをグルリと回してビレイポイントにし、後続2人はフィックスでアセンダー、最後の人はセカンドビレイ。皆、水流を食らいながらのっこすところでザックが岩に引っかかって苦労した、と言っていた。
・八町滝
八町滝は右岸巻きを選択。右岸ルンゼで標高差約20mあげてから樹林帯にとりつく。標高差約50mはフリーで。その後、toguen1さんリードで30m1ピッチ。ここは下から見た感じよりも、登るとかなり悪いところやって、toguen1さんの凄さを思い知らされた。その後はフリーで登り、最後、10m1ピッチの懸垂をして、八町滝の一つ上の滝の上流側に出る。皆で八町滝落ち口の撮影会をしてから遡行再開。
・テン場さがし
所属山岳会の前の集会で、W田さんから「八町滝の上流側に桃源郷のようなテン場がある」とtoguen1さんは教えてもらってたらしく、それっぽいところを探すが、、、サブ谷のテン場よりは随分と寝やすそうな場所もあったが、んーーまんだむ、ってことでさらに上流に行く。まぁまぁ寝やすそうな場所が見つかるがtoguen1さんは納得していない様子。でも、これ以上、上流に探しに行く気にはなれなかったので、「あー、もー、ここ絶対、桃源郷やわーー」とオガってると、toguen1さんから「疲れすぎて錯乱してますね!」と笑顔で冷静なツッコミが入った。
・宴会?
風が結構きつくて、ライターで着火剤やガムテに火をつけようとしてもスグ消える。数分苦労した後、ライターで枯れた松葉に直接火をつけてみたら、すぐに火がついて、その上に流木などのせたら あっという間に安定した焚き火になった。
CLは「米の研ぎ方が分からん」というので、俺が研いだ。他、皆が持ち寄ったオカズで わりかし豪勢な晩飯になった。
30度の泡盛を おそらく400ccくらい持ってきていたのだが、お湯割りで飲んでると あっという間になくなってしまい、あっという間に眠くなってしまい、ほんまに寝てしまう前に寝る準備だけでもしとこーということでkomahisaさんの立ててくれた自立型つぇると?に寝袋を入れたりしようとしてると、komahisaさんから寝ますか寝ますか寝ますか?と訊かれ、「あ、はい寝ます」と、歯磨きも忘れて寝てしもた。
--- Day 2 ---
・就寝
よぉ寝れた。寒かったのか、途中、目が醒めたが、そっから6時に起きるまではスグやったので、ほんまによぉ寝れたと思う。おしっこがしたくなって目が醒めたのかもしれない。
・出発前
つぇるとから出ると、toguen1さんが朝の焚き火を既に起こしてくれていて、ぬくぬくで朝食を摂った。モルゲンロートってゆうんやろか、朝焼けに照らされた赤く染まった山が綺麗やった。
・20m滝?と その後のゴルジュ
テン場からスグで20m?滝。ここはkomahisaさんの主張で右岸巻き。そこから続くゴルジュの3つの滝もまとめて巻いた。最後は10m1ピッチ懸垂して降りた。うまく巻けたと思う。
・20m滝
次に谷がガクンと右に曲がるところの釜をもった20m滝。ここは、釜を右岸側からへつり、右岸ルンゼの水が少し流れているところを1P目、俺リード。出だしで短めのアングルハーケンを打ち、たわしでスタンスを磨きながら登り、最後に乗り越すところで軟鉄ハーケン、で、笹の生えてるところの木で支点をとり、そっからはトラバースになるのでロープの流れも考えてピッチを切る。多分15mくらいしか登っていない。軟鉄ハーケンはビビって打ち込み過ぎたせいかtogeunさん回収不可で残置。hayappe2さんによると憲兵から怒られるのではとのこと。w
そっから2P目 komahisaさんリードでトラバース後、直上。2P目は見た目より悪くはないが、イバラ核心やった。
・奥八町滝
そっからスグに奥八町滝。俺以外の3人は、「右岸巻きが本とかにも載ってるし、谷も滝の上で左に曲がってるから右岸からやろ。左岸巻きは、もう谷に戻れず そのまま主稜線まで詰め上がることになると書いてあった。」とゆってはる。あまのじゃくの俺は「ほんまにそうかなぁ。」と、下から眺めてると、左岸側で落ち口に向けてトラバースできそうなバンドがあるようにも見える。いや、願望が そう見せとったんかもしれない。で、「バンドがありそうかどうか見てくるわ」とワガママを言って左岸側のルンゼを登りだす。で、ルンゼを標高差50mほど登って見てみると、まぁロープを出せば行けるんちゃうかなってことで、「おーい、登れそう」というが、komahisaさんから「何いってるか分からんから そっちいきます」と返事が返る。で、来てもらって、ルンゼから 標高差20mくらいフリーで登った後、ビレイしてもらうことにする。この時、ザックからロープを出す際に水筒を落としてしまい、komahisaさんに拾いにいってもらったが蓋が割れていて中身は空。ゴミを残置し憲兵に怒られるよりはマシかw
浮石の多いところを左斜め上に登っていく。バンドにも見える、太い幹の針葉樹の生えてるところに行こうかと思ったが、ロープの流れが悪くなりそうやったんで、やめて、やや直上気味にロープいっぱいまで登って そこの太い木を支点にしてピッチを切る。そこで皆集まった後、「稜線に逃げるか、落ち口に振り子懸垂するか」の確認をし、またまたワガママをきいてもらって、落ち口めざして斜めに懸垂する。運よく、40mロープの限界、つまり20m振り子懸垂というか斜めに懸垂して、ちょうど1ピッチで奥八町滝の落ち口にピタりと降りられた。
眺めもいいので、ここで昼飯休憩とした。
・奥八町滝の上流側以降
奥八町滝の落ち口からスグで二又。本流は左又っぽいが、下山時間短縮のため(早く帰りたいので)右又を選ぶ。そこから上流は癒し渓でグネグネと曲がった川原が続く。紅葉している木々も見えた。立派な石垣があった。石垣を見送り、さらに支流の右又に入り、磁石を見て北に北にと斜度の緩そうな歩きやすそうな尾根を登って、えっちらおっちらで、わりとすぐに、花抜峠に続くと思われるテープのついた稜線上の道に出た。今回、詰めは楽やった。
花抜峠まではわりとマメにテープがついていた。一部、テープの少ないところもあったが、稜線を外さなければ道から外れることはない。花抜峠の道標があるところから、斜めに少し戻る感じで、若干藪気味になっている踏み跡をたどっていき、やがて、明瞭な道となり、ひたすらトラバースしていく感じで、一箇所、尾根を降りて、またトラバース。もう一箇所、二重の赤テープの目印の分かれ道があり、右側は尾根を下りる感じやったが、それは小木森滝への滝見道では?ということで、そこはトラバース側を選び、しばらくのトラバースで支流を渉り、そっからすぐ林道に出た。
林道からは小木森滝、奥坊主、口坊主がよく見えた。最後、またもやワガママで俺だけ林道を一部ショートカットして降りさせてもらい、林道よりは11分間短縮できることが分かった。メインザイルを持たずにショートカットしてしもたが、メインザイルあったほうがよかったかも。
・その他
風邪をひいてたらしいtoguen1さんは車に着くなり倒れこむ感じで すごい体調わるそうやった。やのに、40mロープを持ってもらったり、悪いことしたなと。
まぁでも、総じて いい谷中一泊の沢登りを楽しめた。天気と一緒に行ってくれはった人らの おかげやな。一人では このルートは よぉいかんかったと思う。
林道荒れ具合…最低地上高20cmある車なら花抜峠登山口まで普通に走っていける。
ネット上では、「大峰台高の谷はヌメりが多いのでゴム底よりフェルト底が吉」と書いてる人らを見受けるが、少なくとも この日に行った この谷は、ゴム底でフリクションがヨカッタ。枯葉が多いところがあって そこは滑ることもあったが、これはフェルト底でも同じように滑ると思う。
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