噂通り平ヶ岳の尾根は果てしなく長かった〜でも山頂は天国でした
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,710m
- 下り
- 1,710m
コースタイム
トータル 9時間38分 ピーク2141m 累積標高差12804m 総距離22km (長〜い)
登り 5時間7分 6440m
下り 3時間58分 6364m
天候 | 快晴。真夏日。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道352は新潟方面は通行止めとなっている。駐車場そばの清四郎小屋でビール、ドリンク、バッジなどが買える。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、鷹の巣駐車場に。 前坂からヤセ尾根まではいきなりの急登で体力を消耗する。 ところどころ岩場にはロープが掛けてある。 ヤセ尾根は切り立っており、風が強かったり、疲れているときは滑落に注意。 台倉清水あたりからは木の登山道が多くなるが滑るところもあるので注意。 白沢清水は枯れていた。台倉清水は流れているが薄くて汲みずらい。距離も長いので水だけはしっかり持とう。 バッジは清四郎小屋。 下山後すぐなにか飲みたければやはり清四郎小屋。 車でR352を行く場合、尾瀬御池か檜枝岐村までドリンクはない。 温泉は檜枝岐村の駒の湯かアルザ尾瀬の郷というところに露天風呂とプールがあり特別料金あで850円が500円になっていた。7時まで。 |
写真
感想
日帰り出来る範囲ではもっとも長いのではないかという人もいる平ヶ岳です。コースタイムは12時間を超えます。山頂に山小屋も無く、テン場もわずかしかないため、本格的な登山好き、健脚、特に百名山をやっている人の比率が非常に高いと思われるマニアックな山です。
実際、日本百名山の深田さんはこの山に3泊かけて登ったとあります。藪こぎも大変だったとか。
今は登山道も整備されて、木の登山道も多くありますが、やはりアプローチがどうしようもなく長い山です。
前日、会津駒ヶ岳を登り、平ヶ岳を眺め心を馳せました。
疲れを取るために、温泉に入り、早めに鷹の巣駐車場に到着、清四郎小屋で買ったスーパードライを飲んで早めに車中泊。8時には寝たから4時半起床でも睡眠たっぷり。
平日の朝ですが、鷹の巣駐車場に止まっていた車は5−6台ほど。1−2台は前日テント泊をした模様。それ以外に清四郎小屋泊の2人組もいました。
前日、温泉で知り合った方から、トマトときゅうりもいただき、気合を入れて、朝5時45分に出発しました。結局僕は休憩を含めて9時間半程度の行程。これで登った人たちの中でおそらく2番めの速さ。一番早い方でも7時間、遅い人はやはり12時間かかっていると思います。
いきなりとんでもない急登、ヤセ尾根は限りなく長いです。ヤセ尾根から見た平ヶ岳は限りなく遠く、果たして日帰り出来るのか不安になる感じでした。
ただ最後の急登を終え、姫ノ池に到着すると、天気がドビーカンだったこともあり、そこは天国。
広い緑の草原に池塘とボードウォークが尾根に続き、高山植物が咲き乱れています。
回りは、見事な越後三山、尾瀬の燧ヶ岳、至仏山、奥白根、巻機山、谷川岳、昨日登った会津駒ケ岳などまさに360度の山、山、山。
まさに日本は島国というよりも山国だと実感する景色でした。
とくに、尾瀬の主峰、燧ヶ岳は行程を通して、トレッカーを励ましてくれる素晴らしい山でした。
長い行程の山は、やはり景色で報われるのが1番。どうかこの山は天気が良さそうな日を選んでくださいね。
当日、全国的に真夏日。とんでもない暑さでした。山頂付近の水場で補充し1リットル持っていた水が帰りは脱水気味になったために不足し、熱中症気味でフラフラ状態。
そんな状態でヤセ尾根を下るので滑落でもしないかと心配しながらの帰還でした。
前坂までおりて、飲んだ川の水の旨かったこと。忘れられません。
とにもかくにも日本百名山46座目登頂でした。
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