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Yamareco

記録ID: 212407
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

木曽御嶽山(王滝口)

2012年07月27日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:31
距離
9.2km
登り
980m
下り
963m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

07:00駐車場発
07:38金剛童子
07:53八合目石室避難小屋
08:20一口水
08:39九合目石室避難小屋
08:57王滝頂上(小休止)
09:30剣ヶ峰着(休憩)
09:57剣ヶ峰発
10:50二の池本館
11:00黒沢十字路
11:20王滝頂上(小休止)
12:15八合目石室避難小屋
12:56駐車場着

総移動時間…約5時間20分
(標準コースタイム…約6時間15分)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
長野自動車道-塩尻IC-国道19号-県道20号-道の駅三岳(車中泊)-県道256号-田の原天然公園駐車場
コース状況/
危険箇所等
修験者の山、且つ百名山だけあって、道はよく整備されており、平日といえど登山者は多く、特段危険箇所はない。
ただ、剣ヶ峰からのお鉢巡りは、他と違いロープのガイドもなく、切り立った火口縁のザレ場を歩くため、強風時や濃霧等悪天時はやめた方が良いかも。

山道自体は基本的にガレ場歩き。浮石を踏んで転倒している人もいたが、しっかり注意すれば問題なかろう。
何だかんだ言っても3000m峰である。酸素は薄め。ゆっくり登ると良い。

登山ポストは、登山口鳥居とトイレの間の小屋の中にある。

NTTドコモの電波状況だが、基本的に概ね良好。さすが独立峰。

最寄のコンビニは、木曽福島駅近くのセブンイレブン。
自販機なら駐車場までの道中に何台かある。

下山後、入った温泉は国道19号から分かれる国道361号沿いの「せせらぎの四季」(700円)。
駐車場からの御嶽。
途方もなくデカイ!
2012年07月27日 06:23撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 6:23
駐車場からの御嶽。
途方もなくデカイ!
登山口脇の見取図。
2012年07月27日 06:59撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 6:59
登山口脇の見取図。
登山口の鳥居。
2012年07月27日 07:03撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 7:03
登山口の鳥居。
しばらくはこんな砂利道。歩きづらい。
2012年07月27日 07:08撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 7:08
しばらくはこんな砂利道。歩きづらい。
樹林帯から振り返ると、遠くに木曽駒・空木が!
2012年07月27日 07:14撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 7:14
樹林帯から振り返ると、遠くに木曽駒・空木が!
大江権現。
明治9年までは、これより上は女人禁制だったらしい。
2012年07月27日 07:20撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 7:20
大江権現。
明治9年までは、これより上は女人禁制だったらしい。
あかっぱげ。
2012年07月27日 07:32撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 7:32
あかっぱげ。
金剛童子。
2012年07月27日 07:42撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 7:42
金剛童子。
ふと南西方を見る。
2012年07月27日 07:43撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 7:43
ふと南西方を見る。
角度が結構あるように見える。
2012年07月27日 07:52撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 7:52
角度が結構あるように見える。
八合目石室避難小屋。
風雨を凌げる程度で狭い。
2012年07月27日 07:57撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 7:57
八合目石室避難小屋。
風雨を凌げる程度で狭い。
綺麗なハイマツ。
2012年07月27日 07:59撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 7:59
綺麗なハイマツ。
振り返ると、眼下に登山口、遠くに中央アルプス!
2012年07月27日 08:01撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 8:01
振り返ると、眼下に登山口、遠くに中央アルプス!
雪渓登場。
2012年07月27日 08:16撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 8:16
雪渓登場。
九合目石室避難小屋。
八合目とほぼ同じ。
2012年07月27日 08:44撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 8:44
九合目石室避難小屋。
八合目とほぼ同じ。
王滝頂上山荘が大きく見えてきた。
2012年07月27日 08:55撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 8:55
王滝頂上山荘が大きく見えてきた。
すっかり雲の上。
2012年07月27日 08:55撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 8:55
すっかり雲の上。
頂上山荘玄関。
2012年07月27日 09:00撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 9:00
頂上山荘玄関。
王滝口頂上奥社。
飲食禁止と書いてあった。
2012年07月27日 09:01撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 9:01
王滝口頂上奥社。
飲食禁止と書いてあった。
奥社を過ぎたところから。
右奥が剣ヶ峰、左の山肌からは音を立てて火山ガスが出てる。
2012年07月27日 09:03撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 9:03
奥社を過ぎたところから。
右奥が剣ヶ峰、左の山肌からは音を立てて火山ガスが出てる。
八丁ダルミ。
まごころの塔(左)、御神火祭斎場(右)
2012年07月27日 09:06撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 9:06
八丁ダルミ。
まごころの塔(左)、御神火祭斎場(右)
剣ヶ峰への階段。
ここが実は正念場。
2012年07月27日 09:30撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 9:30
剣ヶ峰への階段。
ここが実は正念場。
鳥居をくぐると神社奥社。
2012年07月27日 09:31撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 9:31
鳥居をくぐると神社奥社。
そして剣ヶ峰山頂。
奥には二の池、更に雲の向こうには…
2012年07月27日 09:33撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 9:33
そして剣ヶ峰山頂。
奥には二の池、更に雲の向こうには…
乗鞍岳(左)、槍ヶ岳(中央奥)、穂高連峰(右奥)!
2012年07月27日 09:45撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
7/27 9:45
乗鞍岳(左)、槍ヶ岳(中央奥)、穂高連峰(右奥)!
一の池(左半分)と二の池(右)。
いやぁ、雄大な眺め!
2012年07月27日 09:32撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 9:32
一の池(左半分)と二の池(右)。
いやぁ、雄大な眺め!
火口原の一の池。
奥には雪渓が。
2012年07月27日 09:32撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 9:32
火口原の一の池。
奥には雪渓が。
物凄い綺麗な二の池。
2012年07月27日 09:47撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
7/27 9:47
物凄い綺麗な二の池。
山頂の鐘。
2012年07月27日 09:47撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
7/27 9:47
山頂の鐘。
頂上の神社左脇からお鉢巡り開始。
三十六童子の石碑があちこちに。
2012年07月27日 10:02撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 10:02
頂上の神社左脇からお鉢巡り開始。
三十六童子の石碑があちこちに。
地獄谷。
落ちたら死ぬな…
2012年07月27日 10:05撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 10:05
地獄谷。
落ちたら死ぬな…
お鉢の西端のピークを登ると…
2012年07月27日 10:11撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 10:11
お鉢の西端のピークを登ると…
継母岳がとても綺麗に見える!
2012年07月27日 10:17撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 10:17
継母岳がとても綺麗に見える!
一の池と剣ヶ峰(右)
2012年07月27日 10:22撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 10:22
一の池と剣ヶ峰(右)
お鉢から見た摩利支天山。
2012年07月27日 10:28撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 10:28
お鉢から見た摩利支天山。
雲が映る二の池。
2012年07月27日 10:42撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 10:42
雲が映る二の池。
雪渓が残っている。
2012年07月27日 10:51撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 10:51
雪渓が残っている。
二の池本館側から。
2012年07月27日 10:54撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 10:54
二の池本館側から。
黒沢十字路の案内板。
2012年07月27日 11:05撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 11:05
黒沢十字路の案内板。
剣ヶ峰のトラバース道。
2012年07月27日 11:08撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 11:08
剣ヶ峰のトラバース道。
途中、雪渓トラバース。
滑ったら死ぬので、少し緊張。
2012年07月27日 11:16撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 11:16
途中、雪渓トラバース。
滑ったら死ぬので、少し緊張。
下山時は一時的にガスが。
2012年07月27日 11:37撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 11:37
下山時は一時的にガスが。
一口水。
水は何処?
2012年07月27日 11:55撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 11:55
一口水。
水は何処?
物凄いチョロチョロ…
2012年07月27日 11:55撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 11:55
物凄いチョロチョロ…
駐車場には大型バスもたくさん止まっていた。
2012年07月27日 13:04撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 13:04
駐車場には大型バスもたくさん止まっていた。
帰りの御岳湖沿いの県道にいた、ニホンザルの群れ。
2012年07月27日 14:26撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
7/27 14:26
帰りの御岳湖沿いの県道にいた、ニホンザルの群れ。
帰りに寄った温泉「せせらぎの四季」
2012年07月27日 15:53撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
7/27 15:53
帰りに寄った温泉「せせらぎの四季」

感想

日本百名山21座目。

御嶽(木曽御嶽、御嶽山とも)は、全国の「御嶽」の中では最高峰、火山では日本第2の山で、遥か昔は富士山と同じくらいの高さだったらしい。
独立峰で、滝が多い、古くから山岳信仰の対象で、日本三大霊峰の一つらしい、非常に神秘的な山である。

事実、登山中にも白装束の一行が、遥か遠くまで聞こえる掛け声を掛けながら登っていたり、焼印だらけの金剛杖を持つ登山者がいたり、至る所に石像・石碑があったりと、今までとはちょっと異なる雰囲気で、興味深かった。
また、孫を連れての登山者が多かった気がする。

道の駅で車中泊をし、王滝村から県道256号を車で登る。
快晴で、道中には石碑やら神社やら物凄い数があり、信仰の山だと感じる。時間にゆとりがあれば、そっちメインで回っても充分楽しめそう。

スキー場の施設が見えてきたらもう駐車場近く。田の原天然公園駐車場はかなり広大。

駐車場からは、ほぼ直線の砂利道をしばらく歩く。
砂利は歩きづらいなぁと思っているとやっと大江権現付近で山道らしくなる。
が、簡易階段であったりロープが張られ、信者の道迷いを防止しているから安心。

大江権現からは標高稼ぎ。
駐車場から剣ヶ峰まで約900m登るわけで、独立峰だから途中下る箇所は皆無といって良い。
ただ、ハイマツ帯からの山道は気持ち良いの一言に尽きる。
日差しも雲も展望も空気も修験者の声も、何もかもが心地よい。
振り返ると、駐車場とその奥に木曽駒等の中央アルプス、そして写真に収められなかったが、ちょうど1年前登った甲斐駒ヶ岳まで見えた!

登山者は当然のように関西弁が多く、これもまた「遠くに来たな」と感じさせてくれた。
「何処から来たの」とかの遣り取りが適度で、これまた心地よい。

標準コースタイムよりだいぶ早く王滝頂上に着いた。
王滝頂上から、荒涼とした八丁ダルミを経て、さらに登り詰めて剣ヶ峰だが、剣ヶ峰直下の階段が一番つらかったかもしれない。

剣ヶ峰からは期待以上の展望。北アルプスも視野に収まった。
当初の予定通り、お鉢巡りに出る。きっと私と同じように、時計回りの方が体力的に幾分楽だと思う。
ただお鉢巡りのコースは今までの登山道よりは危険。
ガイドロープはないので、濃霧時は存分にルートを外してしまうだろう。そして道を外すと結構急斜面で危険。
だが、お鉢巡りはした方が良い。思わず見とれてしまうほど継母岳(ままははだけ)の眺めが素晴らしいからだ。

日本最高所の湖である二の池へは、角度のある九十九折れの下り。
二の池は本当に綺麗なエメラルドグリーン。

帰りは黒沢十字路を経て、八丁ダルミへの剣ヶ峰のトラバース道。
途中雪渓歩きがある。50mもないが、滑ったら止まらないので慎重に歩く。

下りは膝と浮石に気をつけながらサクサク下る。
山荘が充実しており、絶えず登山者・修験者と擦れ違うため、ルートを外れなければ(ロープの外へ意図的に出ない限りは外れないが)、誰かしらがいるので安心して登れる。

一回では堪能できないようになっているので、色々な登山口から試してみたくなる山。また、山の存在感が半端ではない。
あちこちから眺めてみたり、登ってみたり、数多くの滝を散策したり、信仰対象として散策したり、色々な楽しみ方ができそう。当然登り応えも眺めも素晴らしい。

このまま車で移動し、翌日は乗鞍岳へ登るべく、乗鞍高原へと車を走らせた。
剣ヶ峰から乗鞍岳を始めとした北アルプスが見られて興奮した。
乗鞍岳山行記録http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-212700.html

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1/5
体力レベル
3/5

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